北海道トマムはパウダースノー・・・晴天です！

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2008.02.23

北海道トマムはパウダースノー・・・晴天です！

テーマ：スキーのコト、雪のコト、はなしましょう(4136)

カテゴリ：野外授業　スポーツ編

　先日、某新聞社による好きなゲレンデアンケート調査で、断トツに北海道ニセコが１位です。
次いで志賀高原、山形蔵王温泉、苗場、白馬八方尾根と続き、ベスト１０で私が滑っていないのは３箇所だけ、そんなことで今回は突然の北海道アルファリゾートトマムスキー場にご案内です。

　日高山脈の大自然に包まれた滞在型スノーリゾート地、ＪＲ石勝線（札幌－帯広・釧路を結ぶ）が開通してからの開発で近郊に人家が少なく、集客はもっぱら大都会の東京・大阪・名古屋地区や札幌エリアから？・・・になります。交通の便は千歳空港を降りてＪＲ南千歳駅へ、そこから帯広・釧路行き特急で１時間余で到着、ニセコとは比較にならない利便性があります。

　ゲレンデはトマム山（１，２３９ｍ）を中心に、トップ１，１５１ｍ、ボトム５４０ｍ、標高差６１１ｍ、リフト１１本の全１７コース、最大斜度３５°、最長滑降４，５００ｍの林間コース、そして何よりはシベリアから吹く冬嵐によってもたらされる、軽くて乾いたパウダースノーが楽しめるということです。
ですが寒い最中の高速防風乗り物、キャビン×１本、クワッド×１本は一寸寂しい思いです。

　朝の気温は－２０℃前後、日中でも真冬日、風を切って滑ると頬に痛く刺して来ます。
寒いだけに夜間・早朝に地均しされたゲレンデは、キュキュと鳴き砂のような乾いた音を立てるパウダースノー、また、ポールを立てての回転滑降は上手になった気分にさせられます。
若者はスノーボート、壮年がスキー、そして半分ぐらいが外国人スキーヤーとは驚かされます。
オーストラリアから５，６０才台の熟年夫婦が長期滞在、東アジア（韓国、中国）からは若者中心に短期間の観光ツアー。北海道のゲレンデはエキゾチック、この１０年間で様変りしたようです。

　頂上からの眺望は絶景、北北東方面に十勝岳・トムラウシ・大雪山系を望むことが出来ます。
それもこれも日頃の行いが特別良い人？だけに送られる晴天プレゼントが決め手、滑るにしても晴れていなければ面白さは半減してしまいますからね。
寒い朝方の山頂は、ダイヤモンドダストがキラキラ朝日に輝いて出迎えてくれます。

　目をゲレンデに移せば、下から見上げた景観とは違った、施設を含めた全景を見せてくれます。
上級コース、昔のメッチェンが上手なスラローム姿を発見、スキー歴５０年超のベテランとか！
自転車乗りと同じでスキー技術も忘れることはありません。が、道具は時代と共に変わり現在はカービングスキー全盛、と共に技術も進化しています。従来は曲りたい方向の反対の足を踏張ったものが（外足荷重）、カービングスキーは曲りたい方向に身体を傾けるだけで（内足でのコントロール）、板が勝手に曲ってくれ踏張る必要がありません。人生も外足を踏張る時代は終り、定年後は楽な気分でカド（エッジ）を立てず、女房（内足）の言うことを聞くのが最良なのだそうです！

　ゲレンデは白樺、だて樺、エゾトド松などの樹木に覆われ、その間を縫っての林間シュプールはルンルン気分、春への備えからなのか枝先は赤く燃え出し、梢越しの青空に映えています。
１日１５本前後のリフト乗車、こんな瞬間でも季節の移ろいが感受出来るゆとりを持ちたいもので、長男満４才、次男３．５才の時に、初スキーに連れ出したのが最近のように思い出されます。
家族旗にもある『テニス＋トレッキング＋スキー』α音楽、いつまで可能やら生涯挑戦です。

　ゲレンデと同じく朝・昼･晩共に国際色豊かなレストラン内、ここはシドニーか上海か？そんな印象です。それにもう一つ、レストラン施設を街とした配置アイディアはベスト、でもスキー人口の減少の悲しさか、空店舗が目立ちました。ゲレンデ内店舗のメニューも、一工夫が欲しい感じです。

　稜線に沈む夕陽に珍しいサンピラーを見つけ、寒天の星座では一番美しく見える、オリオン座、カシオペア座、大熊座が青く輝き存在感が、宇宙の荘厳さに手の届く間近かさの体験です。
そんな感激の後は、宮崎シーガイアのようなＶＩＺスパハウスの露天風呂で白樺林を正面に見ての寛ぎ、アイスビレッジの氷の教会・グラス工房・バー･体験ホテルなどで楽しむのもベストです。
ＶＩＺスパハウスでは室内外温度差４０ｄｅｇを感じ、アイスビレッジは札幌雪祭り以上の技発見！
次回は坊ちゃんも入った？あの愛媛県松山市の道後温泉を予定しています。

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