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マフィア界の掟の番人「復讐者」の牢獄から逃げ出した、柿本千種と城島犬。だが、彼らを逃がす為囮となった骸は、再び捕われ、牢獄の奥深く・冷たい水の中に拘束されていた。ある時、骸の特殊な能力で二人に届いた、新たな命令。「もう一人の僕を探しなさい」その命令に従い日本に戻った千種と犬の前に、不思議な少女が現れ・・・。「復活」の小説第2弾です。本編より先に買ってしまった!だってぇー、表紙が私を呼んでるんだもーんが!!!かけられてたビニールを外す際にミスってしまい、ザンザス様のお顔に傷がぁぁぁーーーッ!うわぁ、かっ消されてしまうぅーーーッ本編はまた4本収録。↑の千種・犬がクローム髑髏(凪)と出会う、「mono・CHROME(モノクローム)」。クロームの「凪」って本名好きです。無表情もカワイイ♪巻頭のピンナップも素敵。骸って凪のことを「僕のかわいい人」って呼びますが、どう見ても骸×凪よりは犬×凪ってカップリングだと思うのはワタシだけでしょーか?挿し絵の犬ちゃんがツナにしか見えないのはナイショw「爆弾少年(バンビーノ)」は、獄寺の少年時代のお話。家出してイタリア中をふらつき、ケガをしたところをバーのピアノ弾き親父に助けられ、色々あった末にボンゴレに流れ着くまで。バーの常連客な老紳士がステキですwこの人って「穏健派」の言葉通り優しい人だと思うのですが、どうして一番大事なものには伝わらなかったのでしょうね。・・・っと、それは獄寺の話には関係ないか。思いきりネタバレなので、↑一応反転させときましたw「恋するしっぽ」は、本編で入院中の雲雀に一目惚れしちゃったイーピンの、その後のお話。雲雀に近付きたくて一生懸命なイーピンだけど、行動すればするだけ・・・(笑)タイトルページのちび雲雀が、相変わらずカワイイ。白ツリ目wイーピン、「復活」キャラでは最初から好きなんですよ。雲雀とイーピンの師匠がそっくりらしいのですが、挿し絵の師匠の胸元・・・おしゃぶり?!気のせい?「女にはやさしくするもんだ」って、リボーンが渋いです。おいしいトコ取り!んで、最後に表題作の「X-炎(イクス フィアンマ)」。リング戦前、XANXUS(ザンザス)が氷の中から蘇り、ヴァリアーを率いて最初に起こした行動(事件)とは・・。ボスはあんまり動いてません。しゃべってるだけ。動くのはほとんど鮫と赤ん坊。でも、なんか二人ともやけにかっこよく書かれてない?特にマーモン。リング戦とは大違いw巻頭ピンナップの裏面も、ヴァリアー幹部6人。すっげーカッコイイ!もう1冊欲しい、飾りたいw雷と晴は置いといて、他4人がぁ・・・窒息しそう☆カバーの鮫もめちゃくちゃ素敵だしあー、次に水族館行ったら絶対鮫のぬいぐるみ買ってこようっと。(だから、関係ねーだろぉ゛!)家庭教師(かてきょー)ヒットマンREBORN!隠し弾2X-炎(イクス フィアンマ)著者:文/子安秀明 イラスト/天野明集英社 ジャンプj-BOOKS 2008年2月発行
2008/04/15
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窓ガラスは割れ、壁には無数の落書き、近隣では悪い噂の絶えない荒れ放題の黒曜中学。生徒会長・日辻は少しでも学校内を変えようと、副会長の樺根と共に毎日校舎裏の落書きを消していた。そんなある日、やたらとケンカに強い城島・柿本を率いる六道骸という転校生が現れ・・・.はい、「復活」のノベライズ第1弾です。買っちゃいました♪今更と言われようと何だろうと、今、「復活」大ブームの真っ最中なワタシですw(って、一昨日も書きましたね)本編主人公のツナの兄貴分で、キャバッローネ・ファミリーのボス・ディーノが、10代目を継ぐ決意をするまでの少年時代の物語「跳ね馬爆走!(スタンビート)」。獄寺の姉・ビアンキが、殺しの依頼でヨーロッパの古城を訪れ、Dr.シャマルと再会する「殺し屋二人 -古城より愛をこめて-」。リング戦のため日本を訪れた暗殺部隊ヴァリアーのベルが、暇つぶしに並盛をうろつき、ハルと出会う話「コロシヤクエスト」。あと、表題作の「骸・幻想」の4編収録。タイトルは「骸」なのに、ページ数としてはディーノさんが1/3以上を占めているという・・・。小説は、3番目の「コロシヤクエスト」が一番楽しかったです。ベルさん・・・アナタ、何シニ日本キタ・・・共演が、天然少女ハルちゃんと山本・父というオソロシサwこんな組み合わせ、絶対アリエナーイ!!ディーノさんの話には、ほんの一瞬スクアーロも登場。この二人が一緒に学んでるなんて、どんな怖い学校じゃ(^^;「殺し屋二人」は、一番矛盾を感じてます。ビアンキ、一体何歳?!本編では確か17だったと思うのだけど。30代なシャマルと同世代とも思えるような、アダルトな会話のオンパレードです。「骸・幻想」は、時間を遡って黒曜編前の骸達の話。当然、骸は(犬・千種も)ひたすら「悪」です。イラストの骸の流し目がス・テ・キトビラのチビ骸もかわいいです。つい、その日の新聞にダンナと似顔絵勝負?してしまいました(アホな夫婦)。巻頭のピンナップは、片面が子ディーノ+リボーンで、裏面が骸&雲雀。キャーキャーキャー、どっちも素敵カバーを外した中は、カバーのセリフ部分が日本語になってます。一応カバーには、私の好きなキャラ・ベスト3が揃ってるんだな。(骸・雲雀・スクアーロ。でも、本当は骸は+10がいいのだが)2のカバーはスクがでっかくいますよね。早く買わねばw家庭教師(かてきょー)ヒットマンREBORN!(リボーン)隠し弾(シークレット・ブレット)1 骸・幻想著者:文/子安秀明 絵/天野明集英社 ジャンプJブックス 2007年3月発行
2008/04/02
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サルバドール・ダリの熱心な心酔者として有名な宝石チェーン社長の死体が、別荘のフロートカプセルから見つかった。が、その顔からはトレードマークのダリ髭が消えていた。更に、容疑者の中にはアリスのサラリーマン時代の友人が。大学助教授で犯罪学者の火村と推理作家アリスが、殺人事件の謎に迫る!!最近ジャンプ関連と絵本が続いたので、たまには小説を。今、「マジックミラー」と「暗い宿」を平行して読んでるんですが(^^;)、今日のご紹介はコチラ。画家サルバドール・ダリの「髭」と、特殊な液を満たした装置の中に体を沈めて瞑想?するフロートカプセル、という奇妙な状況が絡んだ殺人事件のお話です。美術品にあまり興味のない私(これでも元・芸大生★)、読んでる間中「ダリって誰?(なまって読みましょう)」と言い続けて、ダンナをゲンナリさせました・・・(--;)図書館で借りて読んで、後から文庫を購入したのですが、文庫版のカバーイラスト・・・これは苦手ですぅ。ダリについての蘊蓄も、やはりあまり興味持てず。フロートカプセルも、あまりに特殊な状況過ぎて、一般人にはついていけません(^^;他にも変な人(あえてどんなとは言いませんが)が容疑者として浮かび上がったり・・・とにかく舞台となる宝石チェーン自体が不可思議で、奇妙の連続でした。我らが火村先生は、33才を迎えたばかり。まだ若い(?)。誕生日にアリス(男です、念のため)とふたりでフランス料理。・・・、だから腐女子にいらん詮索されるのよw食事しながらの軽口の応酬シーンは気に入ってます。口悪いセンセだねぇ。寝言を言ったり口笛吹いたり、最初のイメージとちょっと違った印象も見せてくれます。アリスが小説を書き始めたきっかけの事件も載ってます。本人達の恋愛要素が少ない火村シリーズで、アリスの貴重な過去の恋物語が明らかに。相手の子の心理は理解できませんが・・・。ダリの繭 著者:有栖川有栖角川文庫 1993年12月発行
2008/02/21
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マンションの入り口で誰かの視線を感じ、立ち止まった「彼女」の目の前に、ドスン!という音と共に降ってきた黒い塊。確かに死んだはずのその塊が動き出し、再びマンションの屋上から身を投げ・・・。珍しくトラブル抜きで八雲の元を訪れた晴香だったが、直後に別の女性が現れ、飛び下り自殺を繰り返す幽霊の話を持ち込んだ。助けを求められあっさりと承諾する八雲。そして、後藤刑事にもその余波と、もう1つの事件が・・。3冊目が読み終わりました。今月中に4冊目・・・は無理かな?来月、欲しい新刊がいっぱい出るしなぁ。飛び下り自殺繰り返し幽霊と、人が次々消える事件、それから過去に後藤刑事が関わり苦い思いをした事件。それらが徐々に浮かび上がり、ゴチャゴチャと入り乱れます。レギュラー以外の男性キャラがみんな胡散臭くて、誰を信用したらいいのかわからず・・・男性不信になりそう(--;)って言ったら大袈裟過ぎ?!真っ赤な左目で霊を見ることのできる八雲に対し、両目の赤い霊媒師が出現(2巻までに出てきた人物とは別人)、八雲の心にちょいとばかし波風を立てていきます。コイツも胡散臭かった。けど、この人の事件に対する立場までは読めませんでした。晴香はせっかくトラブルを持ち込まなかったというのに、アレコレと使い走り状態(^^;まぁ、八雲との距離はずいぶん縮まったみたいで、それはそれで彼女には幸せなんでしょーかw被害者の父親の元を訪ねたシーンとか、その後八雲に会うシーンとか、晴香の良さが出てて好きですね。後藤刑事も相変わらず横暴で、ムチャクチャやってます。どんどん行け行けーッ、石井も引きずり回せーッ(笑)何をやっても憎めないコンビ(?)です。ところで、最後に気になったことがひとつ。飛び下り幽霊は解決したんでしょうか?どこにもそういう記述がないような・・・見落としてるだけ???心霊探偵八雲3 闇の先にある光 著者:神永学文芸社 2005年7月発行
2008/01/24
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前回の事件の後、次はトラブル抜きで・・と八雲と約束した晴香は、川で少女の霊を見てとり憑かれた、という真由子の相談を受けたが、八雲に話すべきかどうか迷っていた。同じ頃、過去の事件解決から「未解決事件特別捜査室」なる新部署を任されてしまった後藤とオカルト好きな新人・石井は、娘が幽霊にとり憑かれたという警察署長直々の依頼を受け、八雲の元を訪れる。ふたつの霊はなぜ現れたのか?その口が語る言葉の意味は?八雲が真相解明に乗り出す-。ぷはぁーッ、昨日一気読みしましたw字が大きいんで、グイグイ読めちゃいますね。シリーズ2冊目です。今月中にもう1冊はいきたいなぁ。中身は1巻と違い、長編が1本。前回よりオカルト色が強めな気も・・。場面がコロコロ展開するんで、最初の方が少々読みにくかったです。新登場・若手刑事の石井がカナシイ。「ひぃっ!」と叫びまくり、ホモ扱いされ、何度も痛い目に。まさに踏んだり蹴ったりの役どころ。ついでに、ヒロイン・晴香に一目惚れ。相手が八雲じゃ勝ち目はナイでしょー!!でも、後藤刑事じゃないけど、面白そうだからガンバレーw八雲は、相変わらず周囲に対し素っ気無い態度。そんな彼も従姉妹には優しいみたい。そして本当は晴香にも???従姉妹ちゃんは八雲以上に不思議な子でした。超能力系?!それから徐々に語られつつある八雲の過去と家族関係。語られなくても、この辺は想像がつきやすいものですが。初登場と言えば、神父さんの格好した人とネズミが出てきますが、両方ともその後どうなったのでしょう?ちと気になる。んで、今気に入ってるのは後藤刑事と八雲の叔父さん(笑)えぇ、えぇ、八雲は好みのタイプに近いですが、最初からヒロインの割り当てがキッチリ決まってる奴にはイマイチ食指が動かんのよ。後藤さんも叔父さんも一応妻帯者なんだけどね。八雲を飄々とあしらう会話シーンが楽しいんだな。検視官の畠さんも味のあるキャラですよね。それから、時々放たれる叔父さんの場違いな一言w素敵です!もっと八雲達を脱力させて下さい!!これぞ大人の魅力・・・何、ソレ(笑)心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの 著者:神永学文芸社 2005年3月発行
2008/01/17
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冒険気分で大学奥の廃屋に忍び込んだ後、原因不明の高熱に侵された友人を助けるため、心霊現象に詳しいと言われる八雲を訪ねた晴香。八雲の無愛想な言動に腹を立てる晴香だが、秘密の過去を言い当てられ・・・。昨年一年ずーっと読みたいと思いつつ、後回しになってました。年末にようやく購入(つーか、ダンナに買わせたw)、なのに山積みの本に押され、また後回し・・・。読んでみて後悔、あぁ、もっと早く読んどけば良かった(^^;こーゆーのは大好きです!左の瞳が赤いゆえに母親に捨てられ、他人を信用できない八雲。赤い瞳が映すのは、死者の魂。そんな彼に、最初は半信半疑・反発しながらも徐々に信頼を置いていく、八雲曰くトラブルメーカーな晴香。2巻以降も晴香はトラブルを持ち込むようで、はてさて2人の関係はどうなるやら?事件も気になるけど、ソッチもかなり気になりますw(やーね、ワイドショーと井戸端会議が好きなオバハンみたい★へ?私はどっちも好きじゃありませんよ・・・ホントに)事件としては、第3話のが面白かったかな?1話はすぐ犯人が断定できたし、2話はオカルト色が強めで。幽霊がワサワサ出てくるのも嫌いじゃないけど、個人的にはどちらかと言えば推理色の強い方が楽しいです。少女誌でマンガ連載もされてるそうで、小説の第2話にあたる「トンネルの闇」だけは偶然にも雑誌で読んでます。他の何かを読むついでだったんで、印象はそんなに深くないのですが。小説読んだ後だと、晴香のイメージが若干違うかな?ま、読み返してみないと(小説も先を読まないと)なんとも言えませんが。あとこの作品、元々は「赤い隻眼」というタイトルで出されたものの、あまり売り上げが良くなく、改題・改稿して再出版したそうですが、それ、大成功ですね!タイトルだけ見ても、「赤い隻眼」じゃ私買わなかったと思ふ。なるほどなぁ・・・・・・。心霊探偵 八雲 赤い瞳は知っている 著者:神永学文芸社 2004年10月発行
2008/01/11
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下宿のばあちゃんの紹介で、春休みに三重県の小さな島に旅行に出かけた、大学助教授の火村とその友人で推理作家のアリス。ところが、船の手違いで別の島に辿り着いてしまう。無人になりかけたその島で、唯一人の住む家を見つけたが、そこに集まった人々はどこか奇妙な雰囲気でふたりを迎え・・・。今年最初の読書感想文ですw一昨年からハマりにハマって、図書館で借りるだけでは飽き足らず、とうとうほとんどを掌中に収めた(?)有栖川作品でスタートです。(と言いつつ、コレは借り物ですが)手違いで孤島に降り立った火村助教授&アリスが、島で遭遇した数日間の出来事。もちろん殺人事件も起こります。島に集まる人々はみな同じ目的を持つ仲間同士と思われ、時に非協力的でもある中、部外者であるふたりは犯人探しを初めとする謎に挑みます。解決に向かうまでの道のりには、相変わらず勘違いや落とし穴が。アリス、いつも以上に回り道が激しいのでは?まぁ、ちょっぴり天然ボケっぽく先走るアリスがいるからこそ、火村先生の鋭さが際立つのでしょうけど(^^;それにしても今回は、火村先生も危なっかしいです。そんな事はないとわかっていても、集まりのメンバー達にやり込められてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしましたよ。気に入ったのは、大人の集まりになぜか参加する2人の小学生と火村・アリス両名がキャッチボールする各シーン。火村vsアリスのキャッチボールも好きだな♪しかし、先生。子供に変化球をせがまれて「俺は曲がったことが嫌いだ」とは。実はコレ、この本で一番気に入ったセリフだったりします(笑)あまりの助教授らしさに、ナマで聞かせていただきたいもんだわ。もちろん、左手にはグローブを嵌めたままw乱鴉(らんあ)の島 著者:有栖川有栖新潮社 2006年6月発行
2008/01/02
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アルバイト先の書店のレジに、毎週土曜の夕方、決まって50円玉20枚を握りしめて訪れる男。彼は急いだ様子で硬貨を差し出すと、千円札との両替を求め、受け取るや否やさっさと姿を消してしまう。彼はなぜ毎週土曜に書店を訪れるのか?そして、なぜ毎週50円玉が20枚・・・?プロ作家と一般からの公募作が、この謎に挑む!!図書館で借りました。しかもその直後に、ダンナに文庫版を買ってもらいましたwとりあえず文庫で全部読むこととして、図書館で借りた方は問題編と有栖川有栖氏の部分だけ読みました。若竹七海さんの体験を元に、13人のプロ・アマ作家が謎に挑む推理の競作アンソロジー。参加しているのは、法月綸太郎依井貴裕有栖川有栖笠原卓阿部陽一黒崎緑いしいひさいち(以上プロ・掲載順)佐々木淳(のちの倉知淳)高尾源一郎谷英樹矢多真沙香榊京助高橋謙一(剣持鷹士)(以上一般公募入選作)すみません、過去に私が読んだことあるのって1人しかいません。なので、著作シリーズのキャラとか出てきてもさっぱりコメントできません(>_
2007/12/27
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地響きがする-と思って戴きたい。そんな書き出しで始まる、7つの奇妙な物語。地響きの原因を探るうち、深みにはまり行く暑苦しい世界。「どすこい」と言えば・・・そう、アレ、アレですよ。アレとふざけた結末がアナタを呼ぶ!!クイーン・有栖川有栖と同時進行で読んでたうちの1冊。発行当初図書館で借り、かなり気に入って実家の妹に買わせ、さらに最近自分でも購入してしまいました。とにかく気に入ってる1冊です。ああ、ノベルスと文庫も揃えたい・・・(やりませんが)。「地響きがする-と思って戴きたい。」この一節が頭に残って離れないワタシ、自分の育児本(同人誌)の冒頭でもしっかり使ってますwそちらのタイトルは「どすこい(萌)」。なぜ「(萌)かっこもえ」か?それはオタクだから・・・じゃないんだよ。正当な理由があるのだが、まぁこの際置いておくとする。無断使用?この本の場合はどうだろう?著作権とか問われるかなぁ。そもそもこの本自体がねぇ(笑)なぜなら、ここに登場する7つの物語。「四十七人の力士」「パラサイト・デブ」「すべてがデブになる」「土俵(リング)・でぶせん」「脂鬼(しき)」「理油(りゆ・意味不明)」「ウロボロスの基礎代謝」・・・ね?!ピンと来る人はすぐピン!と来たはず。どっかで聞いたタイトルばかり。ひとつタネを明かすなら、「脂鬼」はもちろん「屍鬼」のパロ。中身は、似ているようで全然チガウ。 村人はどんどん死んでいく。死んでいくのだが・・・ブヨブヨと。怖いんです。ホラーのようでホラーでない。読後にドッと疲れて死ねるかも・・というコワさ(^^;まぁ、京極氏も書いてます。「原作には一切関係がない・・・はず」と。ならば、私も言い切ってしまいましょう。私の育児マンガも「原作には一切関係がございません」すべてがパロになる・・・はい、怒らないで貰いたいwどすこい(仮)かっこかり 著者:京極夏彦集英社 2000年2月発行↓これはノベルス↓さらに文庫・全部タイトルが微妙に違うw
2007/12/19
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推理作家の大家・真壁のクリスマスパーティに誘われ、北軽井沢にやってきた推理作家のアリスと、その友人であり大学助教授の火村。ところが、家の周囲を焦茶色のサンタクロースがうろつき、招待客の部屋には意味不明の悪戯が。そして、2日目の晩、2つの密室にそれぞれ死体が・・・。先月からやたらと活字に飢えてます。冬コミが近い上に、参加申込すらしてないからなぁ。本に浸りたーい!という欲求の現れかもwで、なぜか3冊同時に読んでました。その中の一冊。(1冊は先にご紹介のエラリー・クイーン。もう1冊は明日にでも)なぜにこのラインナップ?順不同で紹介してますが。これは先日「人喰いの滝」で書いた、火村助教授のシリーズ1作目。北軽井沢の別荘で起きた殺人事件に挑みます。語り手は、推理作家で火村の友人の有栖川有栖(アリス)。作者や江神(学生)シリーズのアリスとは、一応別人。初心に戻って?1作目を読んでみると、不思議な感じがしますね。今はそうでもありませんが、この話では火村を「探偵」として認識させようとする記述が目立ちます。今はそれより「フィールドワーク」って言葉の方がしっくり来ますよね。助教授の口も、最近より悪いかもwアリスとの掛け合いが・・と言う訳ではなく、全体に。若いから?きっと若いからですね?!(本作では32歳)好きな場面は、次々と出現する「白い悪戯」のとこ。爆弾処理の特技(!)をお持ちだなんて、素敵ですわ、助教授(笑)火村ファンがよく取り上げる、アリスとの出会いの階段教室の場面も良いですが・・・私もよく授業中描きましたが、あんな風に覗き込まれたらさっさと取り上げるか言い訳しますよ。描きかけが一番照れるしー(^^;あと、作中に出てくる(タイトルにもなってる)46番目の密室トリックの謎には、実はあまり興味ありません。私、トリックそのものより事件の背景に酔っちゃうタイプなので。それより興味あるのが、同じく作中登場の本、「ロックド・ルーム・マーダーズ」。ピラニアに巨大蛸・・・どんな密室だ?!英語の本なんですよねぇ、たとえ運良く入手できても、私には一生解読不能な最大の「密室」になりそうですorzオマケ:「孤島パズル」、いつのまにか鈴木有布子さんがまた漫画化してるようです。コミックスが楽しみ♪46番目の密室 著者:有栖川有栖講談社文庫 1995年3月発行
2007/12/18
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大学生の三知也は、古本屋で偶然手にした1冊の本により、10年も昔のある事件を思い起こす。父と2人移り住んだ街で出会った、病弱な少年・俊生と、無気味な雰囲気で掴み所のない彼の祖父・古屋敷氏、「びっくり館」とあだ名された彼らの屋敷。そしてクリスマスの晩、屋敷で起きた古屋敷氏殺人事件。その第一発見者は、他でもない三知也自身であった・・・。図書館で借りました。珍しく綾辻作品。別に避けてる訳じゃないんですが、読む本の作者が普段つい限定されがちな私なので、まだあまり読んでません。講談社のミステリーランドシリーズ?はこれで3冊目。(他は、有栖川有栖氏の「虹果て村の秘密」と乙一氏の「銃とチョコレート」)子供(小学生高学年以上かな?)でも大人でもという趣向のようで、文字も大きく、そんなにひねくれた表現もありません。内容もスルスルッと読めました。具合悪い時の待ち時間でしたが、案外あっさりと。10年後から10年前へ、も一度10年後へ・・というのは若干読みにくかったですが。殺人事件自体はそんなに驚くようなものでもなく。「びっくり館」についても、うーん、まぁこんなもんかと(^^;(壁の箱は実物を見て、開けてみたいです!)それより一番びっくりしたのは、最後の最後、え?なんでこんな終わり方なん?!釈然としないところで放り出されたように感じたのは私だけでしょうか・・・。びっくり館の殺人 著者:綾辻行人講談社 ミステリーランド 2006年3月発行
2007/11/17
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英都大学推理小説研究会の望月(モチ)・織田(信長)・有栖川(アリス)・有馬(マリア)の4人は、ふらりと姿を消した部長・江神の行方を追い、木曽山中の神倉を目指していた。そこには、今話題の宗教団体「人類協会」の総本部があり、江神もその「城」の中にいると思われた。が、アリス達は中に入れず、江神との接触も計れず。江神は本当に無事なのか?そして、「城」で起こる事件とは・・。3日かけて一応読了。待ちに待ったというか、ほとんど諦めてた江神シリーズ最新刊。長かったですー、本編も、前作からの期間も(^^;とにかく文字を追ってザッと読んだだけなので、細かいうんちくやら何やらは後程ゆっくり検証したいと思います。で、感想。特に細かく言うことナシ(--;)そこそこ面白かったけど、個人的には「孤島パズル」が一番好き。それは超えられなかったなぁ、と。あと、江神さんの扱われ方もちょっと不満。有栖川キャラの中では彼が一番のお気に入りですが、なんか今回は読後に物足りなさが・・・。なんだろ?その辺も気力があれば、後程探ってみます。モチ&信長の掛け合い漫才も物足りないと言えば物足りない。でも、今回はまたエラく無茶苦茶しましたねーwマリアも勿体無いなぁ。せっかくの紅一点なんだから、もっと盛り上げてあげればいいものを。・・というか作者さん、女性キャラの動かし方がイマイチかなとも。(あくまで私の私的な感想とか好みの範疇ですので、お気に触った方には「ゴメンナサイ」です)アリスは・・・好きですw作家の方も学生も、語り手としては好きなタイプですね。「山伏」の青野も好きなので、有栖川先生の語り口自体が全体に好みなんだと思います。あと、物語終盤に出てくる「読者への挑戦」。わかりませんって!いつものごとく。どーせ私の脳細胞眠っちゃってます(T_T)・・・自慢することじゃありませんが。推理については「おおっ、そーなんですか!!」と丸飲みな私。少しは推理物も齧ってるつもりですが、全く頭に残ってないのでやはり探偵にも推理作家にもなれませんね。江神シリーズは、あと1作予定があるそうです。それと短編が少し。短編でいいからもっと読みたいなぁと思いますが、江神さんを始めモチ&信長コンビも卒業となると、EMCで続けるのは難しいかもしれませんね。あ、最後にもうひとつ。前作にも出てきたのかもしれないけど、今回一番頭の中をクルクルと駆け巡ったこと。江神さんは1961年生まれだった・・・。んで、アリスは1969年・・・。ダメージって訳じゃないけど、私の中で何かがクルクル・・・・・・。女王国の城 著者:有栖川有栖東京創元社 創元クライム・クラブ 2007年9月発行女王国の城
2007/10/16
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大学1年の有栖(アリス)は、推理小説研究会の夏合宿で、部員のひとり・望月の実家のある和歌山県南部に出かける。その夜、鉄道事故が起こり、興味を持ったアリス達は翌朝事故現場見物に出かけ・・・。図書館の児童文学の棚に新しく入っていた短編集。新作か?いや、そんなの聞いてないし・・・と思ったら、収録作4本のうち2本は別の本で読んでました(--;)一応フリガナは多いけれど、文章は普通に難しい(変な表現★)。幼児&小学生だらけの部屋に置くには、ちと難解な本では?で、収録されてる4作品は以下の通り。学生アリスの↑の話「やけた線路の上の死体」は、時間としてはデビュー作「月光ゲーム」の前の事件になるのかな。江神さんがちょちょいッと事件を解いちゃいます。これは読んだことがありませんでした。「ローカル線とシンデレラ」は、「山伏地蔵坊の放浪」収録作から。山伏シリーズはタイトルに引いちゃって、読むのは結構遅かった私。読んでみたら胡散臭さいっぱいで面白かったけどね。でも、実際にこんな山伏がいたら、やっぱり敬遠しません?w表題作「動物園の暗号」は、「ロシア紅茶の謎」収録の作家アリスシリーズ(というか火村先生シリーズというか)。あー・・・、コレも読んでなかった。図書館に「ロシア紅茶」置いてなかったんだよね。最近また少し有栖川作品が増えたので、あったら読もうっと。「落とし穴」は、「ジュリエットの悲鳴」収録作。この中では唯一○○シリーズではない作品。また、この作品では謎解きや名探偵?が主人公ではなく、犯罪をこれから行おうとする側からの視点で描かれています。こうやって並べて読むと、やはり私は江神さんが好きだなぁと思ふw火村先生も好きだけど、江神さんのつかみどころの無さとそれに関わるアリスの語り口が気に入ってるんですよね。そして、待望の江神(学生アリス)シリーズ最新作が先月発売!!長かったですねー。あきらめてましたよ。タイトルは「女王国の城」、江神さんが事件に巻き込まれるの?サイン本通販は気付いたのが遅く、書店に並ぶのを待ってたけどウチの近所は全然その気配がない。一般書店売りしてない訳じゃないよねぇ?待ち切れずに一昨日とうとう通販申込、近日中に届く予定です。楽しみ♪♪♪関係ないけど、今日は息子が社会見学で松本方面へ。松本城の他、ケチャップ工場やお米関連の施設を回るそうです。今年は田植えや稲刈りの体験授業もあったし、産業の勉強もしてるから、その一環ですかね。普段の登校よりも5年生だけ早い集合で、それに合わせて早起きしてお弁当を作ったので、母はもう眠いです・・・動物園の暗号 著者:有栖川有栖岩崎書店 現代ミステリー短編集3 2006年12月発行
2007/10/12
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夢幻01さん、買っちゃったよー(笑)いやはや、我が家の本棚2冊目の本格BL小説(^ ^;夢幻01サンの日記で見て、設定に興味を引かれて購入。BL小説読むのはすごーく久し振りです。独身時代、J9系で好きだった作家さんが創作でBLものを書いてて、それの流れで1冊買ったことはあるんだよね。それ以来w別にBLは好きでも嫌いでもないんだけど、作家で選ぶから出会いがなくて・・・。で、この本はアタリでした♪その興味を持った設定・・ってのが、主人公達の勤める会社。玩具メーカーで売り込みの仕事をする主人公の、相手役の仕事がプラモの設計!!「王様(キング)」と呼ばれる程のカリスマ設計士なんですよ。で、仕事熱心な「キング」が、他企業から転職してきたばかりの主人公の顔だち(アウトライン)の綺麗さに魅かれ、声をかけるところから物語が始まります。まぁBLだから、基本はその二人の恋愛話なんですが、そっちは結構あっさりめ?私はラブコメって印象だったんだけど。(いや、でもやることはしっかりやってるよ)それ以上に、プラモ設計の話や仕事請け負いへの情熱等がじっくりと描かれていたのが面白かったです。主人公はプラモはとても好きだけど、手先が不器用で下手くそ。だから自分ではほとんど作らず買い専門(^ ^;でも、亡くなった父親との大事な思い出も持っている。この辺も良かったなぁ・・。私の場合は本だけど、買い専な人の気持ちもよくわかるしね。ただ一つ困ったのが、帯の文句。私、貧乏性というか、ついてる物は捨てない人なんだけど、(別に「帯つきを集めてる」って訳じゃなくて)この帯だけはちょっと・・・・・・ハズカシイでも捨てるに捨てられないんですよねぇ。はぁ・・・。ところで、我がブログのカウンターも本日10万人を突破致しました。記念すべき10万人目は↑その夢幻01さんでしたー、パチパチwおめでとう!&いつもありがとうございますこれからも本の話や「どうぶつの森」、子供の事など、色んなお話をしましょうね♪そして、ご来訪くださった全ての皆様に・・・ありがとうこれからもよろしくお願い致しますm(_ _)m王様は美男がお好き 著者:文/鳩村衣杏 絵/かすみ涼和海王社 ガッシュ文庫 2007年7月発行
2007/08/09
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劇団の看板女優・伶奈は最近、彼女を付け狙い、「君が好きになった」とたびたび電話をかけてくるストーカーの姿に悩まされていた。相談を持ちかけられた劇団員の真亜子と脚本家の亀井は、「ハチヤ」と名乗るそのストーカーから伶奈を守ると約束する。ところがある朝、そのハチヤと思われる男が他殺体で発見され・・・。作家アリスシリーズの・・・第何弾?大体の作品タイトルに国の名前がついてて、国名シリーズなんて呼ばれたりもするんですが、本書はまるで関係ないタイトル。アリスじゃないのかと思って、後回しにしてました(^^;あ、アリスと言っても「不思議の国」みたいな可憐な少女じゃありませんよ。34歳の、作者と同姓同名の推理作家(男)。犯罪心理学者で大学助教授の肩書きを持ち、警察の依頼で毎回見事な推理も披露する火村の友人兼助手でもあります。表題作他短編3本収録。「白い兎」はちと長め。事件を目撃しちゃった話が2本とダイイングメッセージと鉄道(時刻表)がらみの表題作・・・って分類は少々乱暴かしら?!今回は早い段階でほとんど犯人が解りました。で、ちゃんとビンゴでもね、毎度思うけど私は探偵にはなれないなアリバイ崩しやトリックを暴くのはまーるでダメです。「もしや、こうか?」と思っても見当違いばかりでした。まぁ、そんな簡単に私なんぞに暴かれちゃうようじゃ、「本格推理小説」は名乗れませんよね。白い兎が逃げる /著者:有栖川有栖光文社 カッパ・ノベルス 2003年11月発行
2007/04/12
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真夏のある日、経営コンサルタント会社社長の村越が殺された。犯行現場は自室を隣に備えたオフィス、発見者は女性秘書。大学助教授の肩書きを持ち、犯罪研究に明け暮れる火村に呼ばれ、学生時代からの付き合いの推理小説家・有栖川有栖も現場に到着。村越の写真を見たアリスは、それが高校時代の級友であると気付く。村越は高校の頃、優等生数人とサークルを作っており、殺害当日もその仲間と集まるはずだった。容疑者とされる仲間達、室内に散らばっていた細かい光る粉、そして仲間達が揃いで持つスイス時計。・・・犯人はいったい誰なのか?買おうかなと思いつつ、図書館で借りてる「アリスガワアリス」。作家アリスシリーズは4冊しか置いてなかったのが、今年に入って3倍くらいに倍増!早速借りてきました。表題作を含む4つのお話の短編集。ダイイング・メッセージに首のない死体、密室に犯人当て。話の中に散らばった謎を集めて、トリックやオチを推理する。・・・のは苦手で(^^;)ハナから拒否しちゃってるワタシ、数はまぁまぁ読んでますが、推理小説マニアには程遠いですね。今回ももちろん、犯人なんて全然わかんない(自慢にならんって)。ダイイング・メッセージと首なし死体はそれなりに理解したけど、密室の作り方は読んでも実感わかないし(だから密室はキライなのよ)、犯人当て(↑の紹介文)は・・・どうしてですかぁーーーッ?!!ダメです、名探偵にはなれそうにありません探偵にくっついて歩き、「へぇっ」とか「スゴイです、先生」とか言うのなら、案外向いてるかもしれませんが。有栖川有栖のアリスシリーズは2種類あって、こちらは助教授・火村が活躍する「作家アリス」シリーズ。作者と同姓同名の人物が、火村の助手というか推理の聞き役として登場します。もう一つの「学生アリス」は3冊しか出てないのよね。で、当然今後読み進めていくのは「作家アリス」の方。火村助教授、結構好きです♪頭がキレて観察力バツグンの名探偵!ついでに猫好きイメージとしては・・・ちと老けた黒髪の三蔵(最○記)?口も少々悪いしねぇ。・・・でも猫好き今回は出てきませんでしたが、下宿先のおばあちゃんと一緒に確か3匹飼ってたはず。拾ってきちゃったりもするのよね。犯人に対しては容赦ナシですが、根は優しいんじゃないかと。今まで日本の名探偵では内田康夫氏の浅見光彦がベストでしたが、最近は助教授に押され気味wあれ?どちらも34歳の独身かな?浅見さんは32・3?忘れた。でも、本当の現在のベストは「学生アリス」んとこの江神氏なんですよー。うがぁっ、もっと読ませろぉ!!!(語ると長くなりそうなんで、以下自主規制)スイス時計の謎 著者:有栖川有栖講談社ノベルス 2003年5月発行
2007/03/13
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高校生の麻衣は、学校で起きた事件をきっかけに、心霊現象の調査事務所「SPR」のアルバイトとなり、数々の事件に遭遇。調査員として調査に挑むようになる。ある日、事務所に翠という女性がイトコの広田を伴い訪れ、母とともに手に入れたマイホームで起こる、不可解な事象の調査を依頼する。早速調査に向かったSPRメンバーだが・・。陸抗さんからお借りしたゴースト・ハントシリーズの〆の2冊組。めんどかったので(陸抗サン、ごめん)ご紹介予定ではなかったのですが、読み終えたらちょっと書きたくなりました。これが一番好きだわ。シリーズで。先に悪霊シリーズとして数冊出ており、そちらで一旦物語は完結。SPR所長のナルの謎などもほとんど解明されたんですよ。で、謎のなくなった状態から始まった新シリーズ。・・・なんだけど、どうやら読者さんには物足りなかったようでこの2冊でストップしています。恋愛要素が減ったとか、前作と違って麻衣の一人称ではなくなったとか、色々理由(不満な点)が出たそうですね。うーん、そう言われればそうか。読んでて気付かなかったよ。というか、私の小野作品の入り口が、そもそも「屍鬼」だったもんで(^^;続いて読んだのが「黒祠の島」「東京異聞」だったかな?それからようやく「十二国記」。だから、コミックス版の「ゴースト・ハント」をお借りした時、「え?!これ、小野不由美???」と驚いたくらいそーなんです、メッチャ暗い方から入ったんです。明るいシリーズが意外でした。なので、これは結構読みやすかったですね。私の性に合うのかもwストーリーは・・・ラストが切なかったです子どもができてからかな、こういう家族愛みたいなのに弱いです。昔はサラッと読んだり、お気楽に書いたりしてたのにね。で、「コソリ」についてはどーなったんでしょーか?いや、犯人じゃなくてね、語源の方。どこかに書いてあった???悪夢の棲む家 ゴースト・ハント 著者:小野不由美講談社 X文庫 上巻1994年3月・下巻1994年4月発行
2007/03/08
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世界最高の機能を持つ、巨大コンピュータ・ギガント。その性能のお披露目に使われたのが、256人が同時にプレイ可能なバーチャルRPGゲーム「ダンジョントライアル」だった。万国博覧会での披露を前に一般向けの試写が行われ、「俺」は「ゲイル」の登録名で、盗賊の姿を借り参加。戦士二人の仲間になり、女戦士「リリス」をリーダーに仲間を探しながら、地下5階へと続くダンジョンを進んでいた。ところが途中あるはずのないバグが現れ、「ゲイル」も徐々にダンジョン内に異変を感じ始める。彼らの心を襲う恐怖・・。ゲームの終わりは本当に来るのか-?陸抗さんからお借りし、先日ご紹介した「タイム・リープ」が面白かったので、古本で見つけて購入。昨日、美容室にいる間に一気に読んでしまいました。仮想現実の中に意識や知覚(臭覚以外の)を丸ごと飛ばし、体感できるRPGゲームの世界。そういえばこの前、ジャンプ連載の「銀魂」でやってたな(笑)あれと似たよーなもん。いきなり棺桶に入ったりはしませんが。「ゲイル」くんの一人称で進む物語。現実の本人がどんな人物かは全然明かされず、ご想像にお任せ。ゲーム内の「ゲイル」はイラストも含めて気に入りました。割と読みやすい主人公ですね。ストーリーもテンポ良く。「体質勝負」とか戦士「シェイン」の配置とか、少々気になる設定はありましたが、普段RPG中心にプレイしている私がチャレンジしてみたくなる程度には、よくできてるかと。(ゲーム系の小説って大抵ノリが合わなくて、ほとんど読めないんですよー)第一回電撃ゲーム大賞の金賞受賞作にして作者のデビュー作。大賞受賞作品を差し置いての商品化だそうです。なるほど。で、サクサクッと読破。しかし、しかーし!!!ここで終わりーーーッ?!やめてくれ。消化不良起こしたゾ★そうそう、昨日は髪切ったんですよ。そりゃもうスッパリと。こんなに短くなるのは10年ぶりくらい?・・・予定外に短くされてしまいました(--;)まぁいいけどね、一応頼んだヘアスタイルには近いし。ご存知の方はご存知、「あの日」の「あの御方」の・・・、「アレ」を全体に少しずつ短くした感じです。で、お風呂上がりに発見。真ん中分けにしてペッタリなで付けると、NANAのでき上がり!マンガのというより、映画の中島美嘉のあんな感じ。私ずーっとロングでポニーテールとかしてて、短くって言っても数年前に三蔵のコスした時・・・あれも後ろはかなり長く残したからねぇ。首がやたらスースーしてます。風邪ひかなきゃいいけど。って、今年はもう春ですね(^^;クリス・クロス 混沌の魔王 著者:高畑京一郎メディアワークス 電撃文庫 1997年2月発行
2007/02/21
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高校生の翔香は、自分の唇に誰かが触れるのを感じ、目を開けた。目の前には同級生の若松和彦。だが、なぜ彼が自分と一緒にいるのか(しかも彼の部屋に)?翔香には全くわからない。目覚めれば自分の部屋。なぁーんだ、夢かと苦笑しつつ、学校に行ってみれば、いつもの教室にいつもの若松。しかし、翔香が月曜と思ったソコは、火曜の朝だった。なぜ、自分だけ月曜の記憶がないのか?不安になった翔香は、自分の日記に不思議な記述を見つける。「若松くんに相談なさい」だが、翌日話し掛けた若松は予想以上に冷たく、なかなか翔香の話を信じてくれない。そして、翔香はまた時間を跳んだ・・・。陸抗さんにお借りした本の中にありました。うん、これ面白いよ。好みです(^o^)bSFファンタジーみたいなジュブナイルみたいな、ミステリーみたいな・・・最終的にはラブコメかも?!女子高生が主人公の小説って自分では全然買いませんが、(そもそも私のセレクトって片寄ってるし)たまに読むと初々しい気分になりますね(笑)翔香の記憶の謎解きってのも、推理ものみたいで面白い。理論とか何とか難しい部分は、少々読み飛ばしちゃいましたが。行ったり来たりが最初わかりづらかったけど、最後まで読むとなんとなくわかってきます。本文中にもあるけど、「パズルのピースがはまった」感じ。何より、若松クン。気に入りました頭が良くてキレ者で、人当たりは×というクールなお人。イラストは・・・ちょっと何とも言えませんが、ストーリー上の彼はかなり好みですw結局私の好みってココに落ち着くのよねぇ。(“一角”だけがどーにも別枠ですね、いやドーちゃんもか)という訳で陸抗サン、このテのキャラに心当たりありましたら、またぜひご紹介くださいませ♪ジャンルは問わず、ズボッとハマるかもしれません。タイム・リープ あしたはきのう 著者:高畑京一郎メディアワークス 電撃文庫 1997年1月発行
2007/01/30
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この店、本当にやってるの?営業中の札は出てるけど、どー見てもやってるようには思えない。気になるけど、入れない。勇気が出ない。そんなお店、ありませんか?お客さんがいるようには見えないお店、店員がアヤしいお店、これで本当に経営成り立つの?なんか今アノ生き物が走っていったような・・・でも、ちゃんと営業許可証貼ってあるよ?そんな飲食店を訪ね歩き、注文してしっかり完食・・という、アブなくもオカしい企画の不思議な本。陸抗さんからリクエスト付きでお借りしました。そういえば以前、ビンボー脱出系?の番組でこういうのあったな。まるっきり流行ってないラーメン屋や定食屋。中に一歩踏み入れば、至る所に荷物の山!どこで食事せーっちゅうんじゃ?!と言う程、テーブルもカウンターも荷物で埋まってるの。で、店主が揃いも揃ってやる気ゼロ。掃除はおろか、食材の仕込みもいい加減。煮込んだと言えば聞こえはいいけど、ただただ煮詰まっただけの何日も放っておいたダシ汁とか、冷凍庫に入れっぱなしですっかり冷凍ヤケし変色した肉類とか・・・オイオイ、いったいどういう基準で許可もらってるの?!調理・片付け一切苦手な、ダメ主婦の私でも逃げたくなる。ほんっとにこんな店ってあるんですねぇ・・・。で、著者のお二人、まずはご近所からナゾのお店に直撃!いきなり危険なお店を引き当てます。メニューを開いて注文し、一口・ふた口・・・さて、この店は生きてる?死んでる??園や学校ではノロで大騒ぎだったこの冬・・・、いやぁ、店が死んでちゃマズイでしょ。(でも死んでる・・・?)ダンナはまだ最初の方しか読んでないのですが、絵を見てひとこと、「○○ちゃん(私の妹)に似てる」・・・ははは、私も思った。擬人化ならぬ擬猫化されたこの4コマ、キャラやちょっとしたセンスがウチの妹の描く絵に似てますwそんなところに親近感(笑)でもねぇ、陸抗サン。私、ゲラゲラ笑うというより青くなったよ。年末のおなかの痛みが蘇ったわさあなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します著者:文/菅野彰 マンガ/立花実枝子新書館 ウンポコエッセイスペシャル 2007年1月発行
2007/01/24
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小学生のあすかは、11歳の誕生日に母の帰りを待っていた。しかし、成績の悪いあすかを嫌い、優秀な兄ばかりを可愛がる母は、いくら待っても帰ってこない。泣き疲れて眠ったあすかの耳に届く、母と兄の笑い声。そして、ふと漏らした母のひとこと。「あすかなんて、生まなきゃよかったなあ」その日、あすかは声を失った-。TSUTAYAのポップや生協のチラシで、やたらと目に付いたこの作品。宣伝されてるのはマンガ版でしたが、絵がどうも気に入らず。でも「内容は気になるなぁ」と思ってたところへ小説が目に留まりました。元は児童文学で出版されてたんですね。それが子どもから大人へ、小説からマンガへ…と広まり、大幅に加筆され大人向けの小説としてさらに出版されたそうです。TSUTAYAにも、児童文学と両方置いてありましたが、子ども向けはどこかのお子さんが購入した方がいいかな?とか、せっかくだから加筆分のある方を…等と思い、大人向けを購入。帯に「100万人の魂を泣かせた」とあり、アマノジャクな私は「そんなんで泣くもんか!」と思ったのですが……泣かされました(T_T)物語の核は、あすかを中心とした家族の崩壊と再生。…って書くと少々大げさですが、のっけから兄の「おまえ、生まれてこなきゃよかったよな。」のセリフで始まるように、あすかは家族からのけ者にされています。が、傷ついてさらに自分を傷つけ、ついに倒れたあすかを介抱するうち、あすかの心の痛みに気付く兄。あすかの失声に気付き、助けようとする担任や祖父母。少しずつ味方が増え、あすかは強くなります。そして、母の心にも深い傷があったことを知ります。大人になってしまうと、価値観ってなかなか変われませんよね。あすかの両親も自分の価値観が大事で、変わろうとはしない。変われることにすら気付かない。ここで母の側に登場する、何でもズバズバ言う年下の上司。彼女が母の価値観やあすかへの虐待を厳しく非難することにより、母に変化が訪れます。この人、子ども向けでは出てこなかったそうで、確かに大事なこと話してたり物語をわかりやすく進めたりしてますが、私には少々嘘くさくて、余計な存在のように感じられました。現実世界じゃこんな都合のいい設定の人、いませんよね?あすかの他にもいじめっ子・いじめられっ子や、養護学校の重度障害児、人の生死に関わる問題まで広く描かれています。広過ぎてそれも少し嘘っぽいですが(あすかの周囲ばかり色々あり過ぎ)、主人公をあすか一人に絞ってるので、ま、しかたないか。いろんな問題をギュッと濃縮して、一つの方向へと導いてくれる、冷たくて暖かな心の物語だと思います。今苦しんでいる子どもと大人に、この本のような“道”が開けると良いのですが…。ハッピーバースデー 著者:青木和雄・吉富多美金の星社 2005年4月発行 ↑左が今回紹介の大人向け、右が児童書版。マンガ版は画像がありませんでした。
2006/11/25
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只今、ダンナの実家に来ています。で、じぃじ(義父)の本棚で見つけた本。この作者、ウチでとってる夕刊で、今小説連載中だわ。主人公は死神。どっかの漫画みたく、ノートを落としたり敵と戦ったりはしません。人間界にやってきて対象となる人間となんらかの形で接触、何度か話をし、1週間後くらいに死ぬのに「適している」か否かを報告するのが仕事。…「可」となると、翌日に事故等の死因で人間が死ぬのを見届ける。音楽好きで、仕事の合間にCDショップの試聴コーナーに入り浸ってる、そんな死神の仕事ぶりを描いた、短編が6本。時間の関係で半分までしか読めませんでしたが、人間の使う比喩をまともに受け止め、とぼけた受け答えをする死神…、なかなか面白いです。そういえば夕刊の小説も、そういうセリフのやり取りがよくあるな。じっくり読み直したいので、図書館で探そうかな?(じぃじも移動図書館で借りた本なので、借りてくるわけにもいかなくて(;^_^A午前中ダンナと池に釣りに行ってきた子供達、疲れて昼寝してるので、起きたらばぁばも一緒に娘のランドセルを見に行ってきます。今日買うかどうかまだ未定。娘、ピンクが欲しいんだって。でも、色の濃さで母と意見対立中★死神の精度 著者:伊坂幸太郎文芸春秋 2005年6月発行
2006/11/05
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女子大生の愛奈は、ある日のランチタイムに自分をずっと見つめていた行きずりの男に、ホテルの部屋で犯される。それは愛奈自信が望んだこと。痛みや屈辱に耐えた後、愛奈は男の喉元にカッターナイフを突きつける。男との行為・殺人・そして極端な“やせ”願望。周囲に真面目と思われる愛奈のそれらは、夫との不和により壊れた母との異常な関係の延長だった。一方、異様な金銭欲を見せる夫についていけず、苦い離婚を経験した精神科医の知子は、最近続けて起こる猟奇殺人に目をつけていた。自身も拒食症になりかけながら、女子大生の間で“やせ”ることに執着し、他人と比較し続ける中で拒食症に陥る現象が広がっている状況を知る。連続殺人の犯人は見つかるのか?以前の患者だった刑事・松井の助力の元、知子は事件を追いかける-。………という訳なんですが、あーーー、疲れました★図書館でミステリー系の本を探してるとき、「和田はつ子」さんの名前に聞き覚えがあるなぁと思い、借りてみました。そうそう、同作者の別シリーズを、以前シン@偽哲学者さんが紹介してらしたんですよね。それで面白そうだなぁと思ってて。が、初っぱなから愛奈のアレやコレやの行動が度肝を抜いてくれ、性的描写や名称がバンバン出てきて、「ひゃぁー!」って感じでした(^^;)作者さん、女性なんですよねぇ?2女の母?うーん、それにしては露骨でリアルです。私には、事件そのものより描写の方がコワイです。文自体が読みにくいわけじゃないのですが。愛奈と母親(家族)との関係や、知子周辺の話はまぁOKですが、愛奈の心理・行動や女子大生達の拒食といった部分は、同性としても嫌悪感を覚えました何より「拒食」!!わからんよー。私、食べるの大好きだからねぇ(それで今夏は3kgも太った)。女性として“やせたい”“キレイに見せたい”気持ちはわかる。私だってできるだけ体型維持したいし(出産すると大変でねぇ)、体重だって落としたいと思うさ。だからって、アヤしい薬に手を伸ばし病気になってまでやせようとは思いませんね。この本に出てくる女子大生達、恐すぎるよ。他人まで利用し、蹴落とす、その哀れさ…。母親が自分の痛み分けのように、娘を束縛する姿も怖いです。(この辺は、ストーリーとしてはそれほど嫌いではありませんが)自分は太りながらも、娘にはもっとやせろと言い続ける。普通は逆、その怖さ。あー、ウチの娘はプクプクしててかわいいワ(←親バカw)ママに捧げる殺人 著者:和田はつ子河出書房新社 1994年4月発行←こちらは文庫版
2006/10/20
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11歳の少年リンツは、ある日父と散歩中、父に聖書を買ってもらう。いわく付きの古い本で、それからしばらくして父が亡くなる。巷では、富豪の家から宝物を盗んでは赤いカードを残していく、怪盗GODIVA(ゴディバ)が人々の話題になっていた。記者見習いの知人から、カードに描かれた風車の絵の話を聞いたリンツ。それが、聖書の表紙に隠されていた地図に描かれていたものと同じと知ったリンツは、怪盗ゴディバに繋がるものであると思い、ゴディバ捜査で人気の探偵・ロイズに手紙を送るのだった-。最近よく名前を見かける、乙一サンの作品。実は私はこの人の本は初めて。評価を見ると、好評・不評が分かれているようで…私にはまぁそこそこ楽しめましたね。ただ、読みにくかった点がひとつ。それは漢字。“ミステリーランド”シリーズは「子どもも大人も楽しめる本」というコンセプト?らしく、児童文学の棚に収まってたのね。だから、難しい漢字がひらがななのはわかるんだけど、この本は簡単な…小学一年で習うようなものがひらがななの。例えば、「ちかみち」とか「あるく」とか「こんかい」とか。でも、「必需品」や「胡椒」や「衝撃」は漢字。あれこれ漢字変換するのが好きな私は、たびたびイラッとさせられました。話は…といえば、途中で怪盗の正体はわかっちゃいました(^^;)ま、よくある美談だね。ロイズがあーゆー性格だってのもいいんじゃない?あれ?ロイズはその後どうなっちゃうんだろね?ちょっと知りたい気も…。探偵ということで、最初は某“L”が頭に浮かんだんだけど、すぐに別のイメージに…なぜか「BLACK CAT」ってマンガのある人物のイメージになっちゃいました。全然違うっつーの★リンツが移民系だってことで彼をイジめ、ロイズの嘘を暴く少年・ドゥバイヨルも、最初はジャイアンのイメージ。彼はどちらかと言えば見た目はイイ方なんですよね?どっかにそういう記述があったような…。でも、どんなに変換し直しても、せいぜい「MOTHER」のポーキーくらいにしかならなかったのでした(--;)表紙のネコは、ちょい不気味だけど、まぁかわいいかな。本文中の挿し絵は…ハハハ、お母さんが怖いよー。今後図書館で見かければ、また借りてもいいかな?と思う位には好印象だった、乙一作品初体験でした。銃とチョコレート 著者:乙一講談社 ミステリーランド 2006年5月発行←ランキング参加中、ポチッと押してね♪
2006/09/13
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地球から遠く離れたシェル星系を治める、王家シェルダン。その第一王子であるアスリアは、王族だけが受け継ぐ地球の記憶に幼い頃から憧れを抱き、いつか宇宙に出る日を夢見ていた。そして、16歳の誕生日、周囲が聖誕祭の騒ぎに包まれる中、以前から準備を進めていた小型宇宙艇で、こっそり宇宙へと飛び立った。(要するに、家出だ)…つもりだったが、いきなりトラベラーと呼ばれる交易商人の船に衝突、アスリアの小型艇は大破してしまい、脱出を余儀なくされる。艇を放棄し、衝突相手の船に乗り移ったアスリア。そこにいたのは、ぶっきらぼうで口の悪いトラベラー・ジェラルドと、優しく落ち着いた物腰でアスリアを気遣うジェラルドの相棒、コンピュータのユーラルだった-。ボーイズラブ系でもご活躍の、結城惺サンのSFファンタジー。同人誌から書き続けたデビュー作「MIND SCREEN」1巻のすぐ次に出たこの作品。実は「M・S」シリーズより好きだったりします。ブライガーの小説書きさん達の中では一番好きな作家さんで、イラスト担当の鶯鳴(おうな)純サンも結構好きなんですよ。この方達の影響で、私も浜田省吾を聞き始めました♪本作品にもそんな雰囲気が漂ってて…ジェラルドについて文中ではそういう表現はありませんが、鶯鳴サンのイラストでは、しっかりハマショー(笑)あとがきで作者サンが、「(アスリア&ジェラルドは)同人誌で書いていた元キャラがいて…」と書いているのですが、その作品はモロ、浜省&町支サンがモデルでしたからね。ドタバタ・ファンタジー?だった話がとても楽しく、結城サンの大ファンになった私、この本も飛びつくように即・購入でした。ジェラルドがかっこいいよー!!こんな人に「あなたを守ります!」って言って欲しいよー。あー、アスリアがうらやましい。でも、この作品はボーイズラブじゃありませんよ。アスリアとジェラルドの絆が軸にはなってますが。最初の話では、何も知らないアスリアに対し意地悪な口をきくジェラルドですが、2話目以降は主従関係となっていきます。(アスリアが主ね)アスリアに対し敬語で話すジェラルドもまた良し。二人を優しく見守る、人間以上に人間的なユーラルも良し。そして、二人の「約束の地」へと…はい、シリーズ名も浜省ですね。でも、私の中では、ジェラルドの声のイメージは決して浜省ではないんだよなf(^-^;)宇宙(そら)を見る瞳 約束の地(プロミスト・ランド)1 著者:文/結城惺 イラスト/鶯鳴純角川書店 スニーカー文庫 1992年7月発行【古本】宇宙を見る瞳/結城惺←ランキング参加中、ポチッと押してね♪
2006/09/07
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…じゃなくて、昨晩のテレビドラマの方です。これ、原作読んでるはずなのですが、内容をさっぱり覚えてませんでした。2度楽しめるってやつ?(ただの記憶力低下かも)岡部警部が活躍するミステリーもの。個人的には浅見光彦の方が好きですが。岡部…実は初めて読んだ時、ちょうど数年前の“日の丸飛行隊”の時…と言ってわかるでしょうか?原田や船木らスキージャンプの。あの時期で、ほら、チームに同姓の選手がいたでしょ?そのイメージがこびりついちゃって(^^;)小説の“岡部”さんとスキーの“岡部”さんじゃ、全然違うんですけどね。だから、今回マッチ(近藤真彦)が演じると聞いて、イメージ違うなぁと感じちゃったんですよ(おバカ)。あ、ちなみに私は、近藤真彦といえば「=マッチ」の世代です★たのきんではマッチが一番好きだったけど、先に歌手デビューしたトシちゃんのレコード買ってもらっちゃったために、マッチのは買ってもらえなかったという苦い?思い出が…。(いや、でもすぐに別の人に移ったし…気まぐれな子供時代ネ)話がズレまくりましたが、マッチの岡部警部は、外見的にはそこそこ良かったんじゃないかと思います。私の中のイメージとは違うけど。(当たり前)演技は………あんまり昔と変わってないね。それなりに歳月の分だけ老けたんだろうけど、そうは見えなかったところがあの演技のせいなのか、精神的な若さから来てるのか?わかりませんが(笑)ま、水谷豊の浅見さんよりは受け入れやすかったです。少年隊の植草かっちゃんも出てましたね。彼の方が老けた感じした。話は、最初の部分を(TVつけたらまだバレーボールやってて油断して)見逃しましたが、うーん、なんでこんなに岡部の恋愛に対する鈍感さを何度もクローズアップするかな?そんな話だっけ?(忘れてるけど)ヒロイン英(ゆかり)役も、なんかほぇーっとした演技だった気も。犯人はわかりやすかったですね。今後もマッチで岡部シリーズやるんでしょうか?作品数が少ないのですぐ終わってしまいそうですが、「死者の木霊」などもおさらい兼ねて映像で見てみたい気がします。再現できるかなぁ?←ランキング参加中、ポチッと押してね♪
2006/09/02
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3日で一気に読み終えました。これで無事図書館に返せるわ。たくさんのキャラが登場し、様々な謎が広がった上巻。………下巻読んでもスッキリはしませんでした(--;)ひとつ…いや、ふたつ一応決着がつきましたね。マルフォイの役目と、ハリーとダンブルドア校長の個人授業。ダンブルドアはハリーに、“憂いの篩”でいくつかの過去の記憶を見せてくれますが、それらは全てヴォルデモートにつながるもの。トム・リドルがその名を捨て、ヴォルデモートとなる姿が描かれます。そして、隠れてコソコソ何かを企むマルフォイ。過去の記憶を見終えたハリーと、マルフォイの企みが最後には…。うーーーん、なんでこんなに“大事な人”が死んでしまうんでしょうね?またもやハリーは“死”と向きあうことになります。しかも最終7巻では、仲良し3人組のうち二人が死ぬとか???必要性ないじゃん! とか思ってしまう私は甘いでしょうか。さらにスッキリしないのが、ハリー達の恋愛事情。ロン…なんだよ、その別れ方!男ならしゃっきりせんかッ!!ハリー…えーーー?!いつからそうなったの、ヒロイン?映画のイメージを思い浮かべると、余計に納得がいきません。そりゃぁ、まぁ、ハリーの自由だけどさぁ?一組だけホッとしたのが、ビル&フラーのカップル。最初はハリー達同様、フラーって女性が苦手だったのですが、ビルが大怪我した後のフラーの態度!あっぱれです。認めざるを得ませんよね。幸せになって欲しいものです。このまま7巻で完結を迎えるのかと思うと、気にはなるけど、作者の人柄をちょっと疑ってもみたり…(^_^;)せっかくのクィディッチという競技も6巻では面白みがなかったし、マルフォイや騎士団メンバー達もこんな扱いではかわいそう。ハーマイオニーだって全然活躍の場がなかったり。広げた(広げ過ぎた?)風呂敷をどうやって畳むのか、それが一番の謎だったりもします。(少なくとも「ダレン・シャン」みたいにガッカリするような終わり方は避けて欲しい…)さて、我が家は本日これからダンナの実家に行ってきます。1泊2日…自分で食事の支度をしなくて済むのが嬉しいですね。週明け月曜が、いよいよ息子の夏休み最終日。昨夜遅くまで両親が手伝い、ようやく自由研究の新聞を作り上げました。なんだか、如何にも“小学生の親”という感じです…ハリー・ポッターと謎のプリンス 著者:作/J.K.ローリング 訳/松岡佑子 静山社 2006年5月発行←ランキング参加中、ポチッと押してね♪
2006/08/19
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ようやく上巻が読み終わりました。20日に返さなくちゃいけないのに、下巻は読み終わるのでしょうか?!ピンチかも…5巻で予言が告げられ、闇の魔法使いヴォルデモートを倒す“選ばれし者”ではないか?と噂の立ったハリー・ポッター。ハリーの周囲では、名付け親シリウスが死に、魔法省大臣が失脚、魔法学校校長ダンブルドアが謎のケガをするなど、様々な変化が起こっていた。そして、ハリーを激しく憎むスネイプ教授の元を、ヴォルデモートに心酔し、ハリーをことごとくライバル視するマルフォイの母が訪れ…。長いです★上巻だけで500ページ近く。しかも謎だらけ。1章から並べるだけで、新しい魔法省大臣の目的は?とか、スネイプはダンブルドア校長を裏切るの?とか、マルフォイの役目とは?校長とハリーの課外授業は何を???新しいキャラクターもどんどん増え、名前を覚えるのも一苦労。中でも、ダンブルドアと共に“憂いの篩”でハリーが見た過去の、登場人物たちが興味深いです。これが後にどう関わってくるのか?上巻の最後の方では、ハリーの良き理解者・ロンとハーマイオニーが大げんか。あららららー、この二人、どうなってしまうの?ハリーの新しい恋も気になるし…ただ、彼の心の動きにはあんまり同情できない私です。ハリーって結構暗いとこあるし、ね。ところで、ハリポタといえば…親バカですがウチの息子クン、映画のハリーとちょこっと似てます(笑)顔の形があんなで、髪形もほぼ同じ、メガネをかけてて…。同級生にも以前「ハリポタだぁ!」と呼ばれてました。これでもうちょっと賢そうな顔をしててくれればねぇ(--;)ハリー・ポッターと謎のプリンス 著者:作/J.K.ローリング 訳/松岡佑子 静山社 2006年5月発行←ランキング参加中、ポチッと押してね♪
2006/08/17
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昨日、本当は夏コミ新刊の原稿を仕上げるつもりで座ったのに、なぜかデスノ小説を一気に読み終えてしまったあくびサンです。だーかーらー、こんなことしてる場合じゃないってのに!図書館から、ハリポタの予約順が回ってきたと電話もあったのですが、今借りてきても読んでられない(--;)ということで、引き取り期限ギリギリ…とは言わないけど、とりあえず日曜まではそのままにしておこう、と思ったのでした。(ズルイ?!)さて、本題。…なんですが、先日はこの本に関してはネタバレしないでおくと書きましたが、どーしても言わずにはいられないッ!!という訳で、以下、一言…最小限かつ最大?のネタバレ。Lの話じゃないじゃんッ!!ついでに、竜崎ってダレですか 私ね、“ふたり”出てきた時点で、ああ、これはどっちかが“チガウ”な…と思ったんですよ。んで、姿見せないアッチがアレかと。逆でしたね。バカな読みでした★でもねぇ、逆だとやっぱり「Lの話じゃないじゃんッ!!」どこが「Lの伝説」なんだよ(T△T)主人公、結局最後まで南空ナオミじゃん。かなり消化不良でした。Lの本名カードを入手するまでは死ねません…あくびサンが解析マニュアル入手を決意した瞬間でした。箱付きは高いのであきらめ(指人形、欲しいよぉ!!)、本だけを購入することにします。これって、楽天ブックスでは予約受け付けてないよね?(箱付きはあるけど)発売日近くなったらあるかしら?DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件 著者:文・西尾維新 原作・大場つぐみ マンガ・小畑健集英社 2006年8月発行←ランキング参加中、ポチッと押してね♪
2006/08/04
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午前中夏コミの荷物を作ってて時間がなかったので、今日“読んだ”一冊はナシということで…ごめんなさい!でもね、届きましたよ、「DEATH NOTE」「ANOTER NOTE ロサンゼルスBB連続殺人事件」ですよ。荷物を作り終え、夏休みな息子と昼食。生協の商品を取りに行こうとしたら、郵便受けにささってました。(入って…じゃなくて、文字通りさしてあった!)開けてビックリ、装丁がスゴイッ!凝ってますねー。めちゃシックで、かっこいいです。しおりヒモまで…!!まだプロローグ部分しか読んでないので何とも言えませんが、これはかなり楽しめそうです(^_^)v西尾維新氏の作品ってのも初めてですし。いつもはガンガン・ネタバレするあくびサンですが、今回はバレないよう気をつけねば!本体から「バラすなよー」オーラが出てる気もするし★いや、まさか語り手がアノ人だとは…おっとぉ、言いたくなっちゃう(笑)とりあえず、最初に出てくるのがナオミだってことまでかな?バラしてもよさそうなのは。あと、Lのイラストがもっと欲しかった(T_T)………ココまでにしときます自主規制。気になる人は、トップページ上部のリンクからぜひ購入してね♪私、デスノは雑誌で読んだだけでコミックスは持ってないんだけど、「公式解析マニュアル」だけでも買っちゃおっかなー?!さて、もう一つ。昨日届いたジャンプの懸賞当選品。「魔人探偵 脳噛ネウロ」のボールペン。ただのボールペンじゃないよ、ボタンを押すと闇の中に逆さネウロが!そう、ライト付…のイラストタイプなんですね。確かネウロとムヒョと一護があって、一護とネウロで応募したらこっちが当たりました。(ネウロはダンナの希望)早速ダンナに狙われてます。たぶんそのうち持ってかれちゃうな。まぁ、いいけど。次はDグレのTシャツ欲しいなぁ。当たるといいなぁ。そして、あくびサンはいそいそとハガキを出すのでしたp(^_^)q←ランキング参加中、ポチッと押してね♪↓壁に映る逆さまネウロ…
2006/08/01
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ゆっくり楽しませていただきました♪Dグレ小説版。いやぁ、面白かった。コミックスが暗かった分、こちらでほのぼのした感じ。収録は3編。千年伯爵の童話風「1000の悲劇」。ラビと探索部隊ダグの物語「四十九番目の名前」。そして、教団のハチャメチャパーティーを描いたコメディ、「黒の教団親睦パーティー」。千年伯爵の話は…よくわかんなかった★子どもを背負った伯爵のカットは、かわいかったケド。明るいんだか、暗いんだか…?ま、ほのぼの(どこが)。ラビの話は…うーん、暗いシリアスだけど、まぁDグレにしては普通のお仕事もの…かな?11歳のメイドさん・コレットはかわいかったけど、145ページのラビのイラストはイマイチ。親睦パーティーは…変です!!壊れた神田が是非見たいゾミランダさんもいい味出してます。カバー外した中のイラストは、親睦パーティーと連動。口絵カラーの裏にも、あら、アレン&ラビ&神田。…何バカやってんだか(--;)挟み込んであるチラシには「ラビの過去と謎が明らかに!」と書いてありますが………わかんなかったさー!!全然明らかになってないじゃんま、私としては8巻よりは絵も内容もこっちのが楽しめました。これから息子のクラスの懇親会(昼食会)&授業参観なので、出かけてきまーす。ではでは…。D.Gray-man reverse2 著者:原作/星野桂 小説/城崎火也集英社 ジャンプJブックス 2006年7月発行←ランキング参加中、ポチッと押してね♪
2006/07/06
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ヤラレタ!! -読み終えて最初の感想がソレでした。遊歩55さんのブログで紹介されてた本を図書館で見つけ、早速借りてきたミステリ好きの私。先程ようやく読み終えたのですが、こ、これは…ヤラレました。なんという結末。うだるような暑さの中、ひとりベンチに坐っている「彼」。彼は心に大きな穴を抱え、決して得られぬとわかりつつ助けを求めていた。一方、警視庁捜査一課課長の佐伯は、このポストには珍しいキャリア組。連続幼女失踪事件を指揮していたが、ひとりが遺体で発見される。警察の焦りとは裏腹に、事件に関する有益な情報は乏しく、捜査は難航する。果たして、幼女失踪の真相は?「彼」に救いは訪れるのか-?ふたつの物語が交互に展開し、思わぬ方向で絡まっていきます。新興宗教や、家族・恋人との複雑な心模様。そして迎える、せつないラスト…。これは予想できませんでした!はぁぁ…(ため息)。普段、内田康夫や有栖川有栖などを読む私には、全然違ってちょっと新鮮な感じもしましたし(探偵出てこないしね)。北村薫氏の解説によると、この作品は鮎川賞(長編推理)候補だったとか。惜しくも選からは漏れましたが、最終選考まで残り、無事出版の運びとなったそうです。当時、作者の貫井さんは25歳…ええーっ!?その若さでこの文章書いたんですかぁーっ?!!解説読むまで、私ゃてっきり、いい年のオジサマかと思ってたよ。今、詳しいストーリーについても、誰かにとっても話したいのですが、北村氏曰く「(ネタバレは)殺人の動機になる」ので書けません(^^;)が、それほど面白い本である!と言っても過言ではないでしょう、ウン。ミステリ好きな方(そうでない方も)、ぜひご自分の目でお読みになることをオススメします。で、一緒に「うがぁーっ(ネタバレしたいーっ)!!」と叫びましょう(笑)あ、間違っても最初に解説を読んではいけません。↑ああ言いつつ、北村氏がこっそり一部バラしてます(--;)慟哭 著者:貫井徳郎東京創元社 1993年10月発行←ランキング参加中、ポチッと押してね♪
2006/06/29
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大学生の吉田一彰は、学校に通う傍ら運輸倉庫の荷積みと、会員制クラブ「ナイトゲート」の二つのバイトをこなしていた。ナイトゲートに潜り込むことには、目的がもう一つ。それは、子どもの頃駆け落ちした母の相手が以前働いていた工場の、元・従業員(外国人労働者)達の足取りをたどること。ある日、店を出た一彰は、一人の男に出会う。一彰の視線の中、路地裏で突然優雅に舞い始める男-李歐。この出会いが、二人を長い運命へと導いた…。同著者の1992年の作品「わが手に拳銃を」をベースに、新たに書き下ろされた一彰&李歐の物語。映画化された「レディ・ジョーカー」が何度も新聞で批評され、「高村薫」という作家を知り、初めて図書館で借りたのが、「わが手に拳銃を」でした。カッコよかったぁ…。李歐の表現にうっとりしましたね。なんていい男。男の一彰がどんどん魅了されていくのも、うなづけます。「男にとってかっこいい男」というのでしょうね。…でも、私も作者も女だからそう感じるのかもしれませんが。一彰も李歐も決してゲイではなく、本書もボーイズラブ系ではありませんよ、念の為。どちらかと言えば裏社会…かな?(あー、「BANANA FISH」の英二&アッシュ辺りが近いかも。アッシュは李歐と違って“善の人”だけど)最初は普通の大学生だったはずが、拳銃に取り憑かれ、犯罪者として警察にマークされる存在となる、一彰。一方、李歐はバリバリの(?)悪党(^^;)殺人も盗みもスパイ工作もなんのその。終いにゃ、あちこち追われてフィリピンのゲリラにまで…。なのに、カッコいいんですよ。憎めない。要所要所にその美しさが書かれていて、どんな美形か見てみたいもんです。(ドラマ化?されてるようですが、そちらの役者さんは私の中のイメージとはかなり違ってたノダ、ゴメン!)ところで、2作品両方を読んでみると、それぞれにいい所と気になる所が出てくるもんで…足して2で割って欲しいんだなぁ。「わが手に…」では、一彰の息子クンが最後の方で手に大怪我をして、それが最終的に彼の妻との埋められない溝になるんですね。これが少々やり切れなかった。「李歐」ではそれがなくなり、妻とは死別することになる。私としては、こっちの方がすんなりと受け入れられるかなぁ。おかげで、一彰が中国に渡る経緯も受け入れやすくなったし。逆に、最初の別れの場面は「李歐」より「わが手に…」の方が好きですね。大学研究室助手の妻・敦子の扱いも、「李歐」は何だか不自然な気が…。どっちも李歐の良さは変わりませんが(笑)読み比べてみるのも、面白いかもしれません。オススメの一冊(二冊?)です。李歐 -りおう- 著者:高村薫講談社文庫 1999年2月発行←ランキング参加中、ポチッと押してね♪
2006/06/28
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左足親指の巻爪?がはがれ、先週から肉の部分が腫れて痛いの何の!!あまりに治りが遅いので、娘を園に送ってから、ようやく病院に行きました。キズを一目見て先生、「キレイにはがしたねぇ」…キレイと言われても嬉しくないッ腫れて盛り上がった肉をグリグリと切られ、薬を塗ってハイ終わり。明日も行くんだって…泣きそう★待ち時間に読んでたのが、この「上海迷宮」。名探偵・浅見光彦シリーズの…はて、何作目だろう?実家の母や妹が先に浅見シリーズにハマり、探偵好きのあくびサンも「よし、チェックしてやろう」と読み始めたら、しっかりハマりました。テレビドラマや映画でも有名ですよね。個人的には「榎木孝明」氏の浅見が気に入ってるんですが、(年齢的な話もあり、今は中村俊介クンに変わってます。榎木氏は兄上役)母は「辰巳琢郎」氏が良かったそうです(こちらも今は「沢村一樹」氏)。飛行機ギライのルポライター浅見は「海外旅行はしない」と思ってたのに、「旅と歴史」編集長が持ってきた仕事は「上海取材」。断ったはずが、今度は兄の知人経由で、上海で起きた殺人事件解決の依頼が回ってきた。依頼人は中国美人の「曾 亦依(ソウ・イイ)」。彼女はフェリーによる船旅を提案、断る理由のなくなった浅見は、2件の依頼を受けることに。更には、亦依の友人の殺人事件も絡んできて…。なんだかすっかり中国づいてるあくびサンです。まーた黒社会(ヤクザ)が出てきたよー。今度は大陸側だけど。ただ、この本で書かれている黒社会の説明は、昨日紹介した篠原作品とはかなりイメージが離れています。内田作品の方がずっとダーク篠原作品のボスちゃん達なんて、その辺のゾクの兄ちゃん達に見えてきます。ストーリーはそこそこ面白かったのですが、てこずったのが登場人物の名前。中国語なんて読めません「ペー・リジェ」なんて、字が出てきませんよ。それにしても、こんな解決で戸塚署(日本)の刑事さん達は納得するのでしょうか?気の毒かも…。「上海迷宮」 著者:内田康夫 徳間書店 2004年5月発行←ランキング参加中、ポチッと押してね♪
2006/06/07
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図書館の有栖川作品の制覇を企むあくびサンですが、「山伏-」というアヤしいタイトルに、ちょっと避けてたこの本。予約したアリスシリーズ最後の1冊が、2年以上も同じ人物に貸出中(それって返す気ないってこと?!)なんで、仕方なく借りてみました。読み始めると…あら、面白いじゃない?やっぱりアヤしいけどある地方都市の小さなスナックに、「地蔵坊」と名乗る山伏がやってきた。その日偶然居合わせた5人の客は地蔵坊の話に大喜び、以来、週末になると彼の話を聞きに集まるのが恒例となった。そして、今夜もまた、地蔵坊の遭遇した「事件」の話が始まる-。基本は、地蔵坊が放浪中に出会い、解決した殺人事件。他の客達はそれを聞いて、地蔵坊が「どう解決したか」を推理する。結局は地蔵坊の一人勝ち…という感じもしますが。この「事件」というのが、やたらアヤシイ!客達もみな、アヤシイ・アヤシイと言いながらも、酒の肴に楽しんでる様子。しかも、週末に1本のご披露…そんなに事件って落っこってるの?!聞き役の中心は、レンタルビデオ店経営の青野さん。彼が地蔵坊に話し始めを促し、地蔵坊の去った後にマスターと感想?を交わす。その最後のマスターとの一言二言が、またクスッと笑いを誘います。それにしても、バットマンとダースベイダーの共通点って………?(気になる方は、ぜひ第2話をご覧下さい)補足データ 山伏地蔵坊の放浪 著者:有栖川有栖東京創元社 創元クライム・クラブ 1996年4月発行←ランキング参加中、ポチッと押してね♪
2006/05/25
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魔震によりこちらの世界から切り離され、妖人妖獣がはびこる呪われし街<魔界都市・新宿>。魔界都市が舞台の話は何種類かあり、こちらは超・美形の人捜し屋サン・秋せつらが主人公のシリーズ。キャラとしては魔界医師メフィストの方が好きなんだけど(なんかオチャメだしさ特に“僕・せつら”といると)、物語としてはせつらが主人公の方が気に入ってます。「魔王伝」では、宿命のライバルとも言うべき強敵・幻十が、魔界都市を支配すべく15年の眠りから甦る。せつらvs幻十の戦いが繰り広げられる一方、メフィストの病院にも奇妙な母娘が現れ-。もう初っぱなからエロいです(まぁ、菊地秀行作品ですから…)いきなり熊が女性に乗っかってるし、美貌のせつらサンを見てヤクザ系のお兄ちゃん・お姉ちゃんはいきなりコロッとヤラれちゃうし(詳しい表現は避けさせていただきます★)それだけ「せつら」という人はスゴいんだなぁ…と(笑)末弥純さんのイラストからも雰囲気は伝わってきますが、きっともっと想像もつかないほど「美しい」のでしょう!しかも、とても強い!指先をチョチョッと操り、相手を打ち払っていく。カッコイイですー!!普段は茫洋としたせんべい店店主というのも、なかなか良い設定。私、おせんべ大好きなので、ぜひ買いに行きたいわ♪魔界都市の住人にはなりたくないけど…補足データ 魔王伝(1) 著者:菊地秀行祥伝社ノン・ノベル 1巻は1986年7月発行
2006/05/14
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私、高校時代は宝塚歌劇のファンでした。誰のファンって言うと年がわかってしまいますねー(^_^;)ま、「もさく」サンや「なつめ」サンということで…わかる人はわかってね。「レディ・アンをさがして」は、藤田和子サンの漫画「ライジング!」の劇中劇として登場。有名な「ローマの休日」を下敷きにした、アン王女と人気作曲家ラルフの物語。マンガでは、アン王女を主人公の仁科祐紀、ラルフを男役の先輩石原花緯が演じてました。祐紀が娘役を認めさせたヒット作。「ライジング!」…好きだったなぁ…本書も、当時のテイストを残しつつ、小説風味の台本というスタイルで書かれています。読んでてつい、祐紀&花緯の顔が浮かんできちゃうのよね特にラストシーンはジーンと来ます宝塚ではないけれど舞台化もされたみたい。そっちはチェックしてないけど。ヅカ・ファンの方、ぜひ読んでみて下さいね♪補足データ レディ・アンをさがして 著者:氷室冴子角川文庫 1989年1月発行 ↓楽天で「レディ・アンをさがして」を探したら売切れだったので、 画像はその頃の話を収録してある(であろう…たぶん)「ライジング!」
2006/04/12
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昨夜遅く、「NANA-ナナ-」のTVアニメが始まり、あんまり時間が遅いのでやめとこうと思ったのに、ついつい本に夢中になって起きてたのとダンナがTVをつけたのとで、結局見てしまった。…ネムイで、その時読んでたのが「六番目の小夜子」。NHK教育でドラマ化されてたのは知ってるけど、そっちは見ておらず、ずっと気になってたので図書館で借りてきました。ある高校で3年に一度、誰かが「サヨコ」役になるアイテムをこっそり受け取り、誰にも知られずに1年間演じきる。が、この年複数の「サヨコ」が現れ、それに気付いた関根秋(シュウ)が探っていく-というお話。とても美しい転校生・沙世子の正体や秋との関係など、謎が色々出てきてつい引き込まれたんだけど、なんとか最後までたどり着いて…アレ?結局災い(?)を招いた「サヨコ」って誰?沙世子は何がしたくて何をしたの??担任・黒川の最後の回想は………???私、頭ワルイかもしれません。そりゃ、いいとは思ってなかったけどサ。うーん、消化不良。かと言ってもう一度読み直す気にもならんし。チャンスがあったら、ドラマでも見て復習しよう。ちなみに、これが恩田陸さんのデビュー作だそうです。「NANA-ナナ-」、来週はどうしようかなー?(あ、主人公の声がポケモンのハルカと同じだったのは笑った。ドタバタ系の女の子に合うね、あの声)補足データ 六番目の小夜子 著者:恩田陸新潮社 1998年8月発行 ↓こっちは文庫判
2006/04/06
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ダンナが「珍しいじゃん、SF借りてくるなんて」と言って、私が借りてきた本を先に読み始めた(T_T)いつも借りてるミステリー作家さん達の本が全て貸出中で、さらっと読める本ないかな?と児童書関連の棚を見てたところ、目に飛び込んできた1シリーズ。手に取ってさらに、その表紙にインパクトの強さを感じました。ダンナが一晩で読み終えてしまい、やっと私に戻って来て…一気に読了。SFと言っても、宇宙が…とか変型メカが…とかではなく、コンピュータ犯罪もの。あ、結局、犯罪者がいてそれを追う刑事さんがいて、いつもの探偵物とほぼ同じパターンだわ☆基本は2人の少年と1人の少女のお話。コンピュータが何もかも管理している社会で、一人の少年がそれを全て攻撃=壊すウィルスプログラムを完成、実際に使う日を遊び感覚で待っている。もう一人の少年は、事故で入院することにより自分の出生の秘密に気付き、偶然?そのプログラムを起動してしまう。また、少女は不正にアクセスした銀行のシステムから、ウィルスの一部を手に入れる。さらに、それらを追いかける、保安局の女性捜査官。ウィルス「終末の日」は世界を滅ぼすのか-とまぁ、大体こんな話。あっちこっちに場面が転換して、頭の切り替えが少々大変だったけど(私だけ?)、読み始めればどんどん読み進められる本ではあるな。巻頭の人物紹介をちゃんと読まずにいたあくびサンは、最初捜査官を「男性」だと思ってて、途中で「あれ?言葉遣いが…?」。主人公は出生の秘密を知ることにより、とんでもない形で事件に関わってしまう少年トリスタン…だと思う。3人の中では彼が一番普通?で、とりあえずあくびサンも彼を応援しています。アカウントとかハンドコムとか専門用語が出てくるたび、ページ上に解説が出るのがやっぱり子供向け?『ザ・ネット』なんて11回も出てくる(数えたんかい!)2巻も早く借りたいーっ、でも今日は月末の休刊日補足データ 2099恐怖の年・1-終末の日- 著者:ジョン・ピール訳:唐澤則幸 偕成社 2003年3月発行
2006/03/31
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