ケルトの夢

ケルトの夢

ゴスフォード・パーク

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これは見事な群集劇です。

1932年11月、英国の美しいカントリーサイドにあるマナーハウスが舞台。
登場人物は、館の主人夫婦とそのお客様たち、お客様を迎えるたくさんの召使と、お客様が連れてきた従者やメイド…

「英国映画を代表する役者をそろえた」という粒揃いの役者陣に、USAから1人ライアン・フィリップが参加。この配役の妙も効いています。

ロバート・アルトマン監督。米映画です。




物語は、まさに、マナーハウスで起こる殺人…絵に描いたような英国ミステリーです。

そして、映画の視点は、「階上」…主人と客、と「階下」…使用人たちに分かれて描かれ、対比の妙と、そしてやがて人間関係が錯綜していきます。

当時の大邸宅で実際に働いていた人に時代考証を依頼したとかで、調度品などの再現が興味深く、使用人の役割や動作なども相当正確なようです。


執事、女中頭、料理長、それぞれの権限もおもしろいところ。圧巻はマギー・スミス演じる伯爵夫人でしょうか。

豪華な英国貴族の生活が大好きな人にも、複雑な人間ドラマが大好きな人にもお勧め!

私は遅まきながら、この作品でライアン・フィリップの大ファンになりました(笑)


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