マイソール





++++ マイソール ++++



山の上の小さな街、メディケリとお別れして今度は大都市マイソールです。
移動は当然のことながらタクシー。
本当にこの元ヒッピーのおっさんの旅のスタイルはすっかりと変わっちゃったようです。



今までのタクシーの移動で大体の相場はつかめてきたので
これからは私が値段交渉することにしました。
今までは彼が勝手にチャーターしてきたので
全部言い値で乗ってきたのですが
ケチな私が交渉するとなるとそうはいきません(笑)



ちょっとあと200ルピーまけなさいよ!!
なーんて言いながら半分この交渉楽しんでたりして・・・
いつもの半分くらいの値段で交渉成立したよ。
やっぱりお財布は男に任せちゃいかんねー。



マイソールまでの道のりの途中でチベット人居住区に寄りました。
本当はここに一泊したかったんだけど、
“孤独な惑星”に載っているいくつかの電話番号全部つながらないのよ。

あまり記述もなくてそんな辺ぴなところに行っちゃって
宿が見付からなかったら恐いのでタクシーの運転手に1時間だけ
居住区で自由時間を作ってくれることも交渉の中に入れた。



実際に行ってみたら結構たくさんゲストハウスがあったので
やっぱり来ちゃえば良かったねーなんて二人で話した。

チベットの方たちは日本人そっくりなので近くにいてなんだかほっとする。
チベットのお寺はカラフルでとても綺麗でした。



さて、車はマイソールに着きました。
舗装された道路とか大きな建物とかがすごく久しぶりな感じ。
私はタクシーの中で待っていて旦那がいつものようにホテルを決める。



実はホテルの部屋に入ってからこの旅行始まって初めてけんかしちゃいました。
だって段々とホテルの値段があがってくるんだもん!!
私の中では最高でも1000ルピー前後がマックスだったんだけど
今回のホテルは1500ルピー(3800円くらい??)。

日本の価値観で考えると大した値段じゃないんだけど、
私はすぐ現地の物価に頭がスイッチしてしまうので1500って
何事だよー!!となってしまいました。



しかも私は一ヶ月旅行の予定なのでこんな調子でタクシーだホテルだってお金を使っていたらインドがいくら安くたってお金がもたない!!



しかしその後彼がものすごくシュンとしてしまったので
とりあえず残り少ない彼との時間は彼の好きなようにさせることにしました。

彼の言い分、
「だって次いつインドに来られるか分からないんだから
思いっきり楽しみたいし時間も短縮したい。」
っていうのも分からないでもないし・・・・



朝、目が覚めても旦那はまだ寝ているので
窓からの景色を楽しんでいたらとうとう見ちゃいました!!

ホテルの前は芝生や木が生えたちょっとした広場になっているのですが、
(公園と呼ぶには汚すぎる!!)
一人のおっさん周りをきょろきょろ見回してするっとズボンをおろししゃがみました。




そう!朝のお勤めです(笑)
終わった後は近くの小川で器用にばしゃばしゃと水をかけて
何事もなかったようにするっとズボンをあげました。



その後しばらく見ていたら3人の男性がお勤めに来ました。
この小川の水、屋台の食器洗いにも使われているという噂。



それが原因か分かりませんが私、急にお腹の調子が悪くなってしまいました。
下痢もしていないし、吐き気も無いのですが胃がキリキリ痛むのです。
腎臓か肝臓か分からないけれど背中もすごく痛みます。



我慢できない痛みではないのでとりあえずお水をたくさん飲んで
ゆっくり過ごすことにしましたがこれを境に
インド料理が受け付けなくなってしまいました。

幸い大きな街なのでインド料理はお休みして焼きそばやサンドイッチを食べました。



マイソールはサンダルウッド(白檀)が有名な街です。
リキシャに乗ってサンダルウッドのオイル工場に行くことにしました。
工場の中に入ると昔おばあちゃん家で嗅いだ懐かしい白檀の香り。



オイルを製造している部屋はサンダルウッドオイルの強い香りがしています。
出来立てのオイルを早速手首につけてくれました。
すごく良い香り!!私が今まで嗅いできたオイルって
もしかしたらあまり質が良いものじゃなかったのかもしれない!



残念ながら工場に併設しているオイルのお店は閉まっていて
この新鮮なオイルを購入することは出来ませんでした。
街で売っているオイルはなんかインチキ臭い
不純物が入ったような匂いがするので買うのはやめました。



この街は他に特にこれといったものも無いので一泊だけして
バンディープル国立公園というところに行くことにしました。
もちろんタクシーは私の交渉で・・・・・



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