全241件 (241件中 1-50件目)
「安西先生…!! 日記が書きたいです……」ということで、1年ぶりに更新してみようかと。ちょっと先日、横浜まで生観戦に行ってきたので。今年は、セ・リーグの本拠地でDH制を採用するということで、交流戦では守るところのなかったペーニャも久々の出番。初回、そのペーニャが加賀美からいきなりペニャって3点先制!4回にはTが右翼席上段まで持っていく、と。みんなで、ホームベースをちゃんと踏むか確認し……。8回にはまたまたペニャった!打球は左翼席の上を特急のように通過していき、場外へ。推定150m弾。あまりの当たりに打球を追ってしまい、まともに撮影できんかった……。実は試合前、この球場なら出るんじゃないかと息子には言っていたのだ。「多分、場外まで飛んでいくぞ」と。投げては、ディクソンが淡々と6回を投げ……。馬原、佐藤達、比嘉と繋いで完勝!まァ、セ・リーグ最下位とパ・リーグ首位だからね!……。そう「首位」なのである。「進撃」だなんて、パクリ根性丸出しのキャッチフレーズ、ベタンコートの貧打ばかりが印象に残ったオープン戦、そして、2年連続開幕戦延長12回サヨナラ負けと、ろくでもない予感しかしなかったのが、まさかの“快”進撃である。一体、その要因はどこにあるのか?1番は西の急成長だろう。開幕8戦8勝。ピンチを背負っても、ちゃかちゃか投げ急ぐことがなくなったことで、自分の間合いで勝負できているというか。とにかく崩れない。キャプテン・坂口の「きっと、大丈夫」という言葉がお気に入りらしく、帽子の裏にそれを書き込んでいる。「きっと」の部分が大事だという。好調の要因、次はペーニャかな。今季序盤、オリックスはよく左投手と対戦したのだが、左キラー属性を持つこの怪物がいたことは幸運だった。開幕前、李大浩がいなくなったと言ってみんなは騒いでいたけれど、実は結構、このトレードもどきは間違いなくこっちのwin。彼は、広い球場では成績がガクンと落ちる傾向があったし、塁上に出たら最後、各駅停車になってしまう。一塁の守備では、勝負所でのミスが目立つ場面もあった。その点、ペーニャは当たればスタンドイン。走塁も意外と積極的で、先日の横浜でもタイムリー内野安打を稼いだ。基本、DHだから守備で迷惑をかけることもない。因みに、李大浩の名物だった本塁打後のパフォーマンスも心配なし。名前の「Wily」と勝利の「win」を示す2Wサイン。駿太とのコンビは結成25年目のベテラン漫才師のようだ。そして、何よりチームの雰囲気を盛り上げてくれるのがGJ。普段の明るいキャラクター。そして、原拓が拙い走塁をした時に激怒した、あの闘志。もうペーニャに関しては、ハイタッチでもして、味方の肩をそのパワーで脱臼させないことを祈るのみだ。ノーモア門田。優勝を逃したあの悲劇。好調の要因、最後は森脇采配を挙げたい。貧打の去年から一転、何とか点を取ろうと動いている。劇的に増えた盗塁。バスターやスクイズも増えた。交流戦前、ソフトバンクとの首位攻防戦では、積極的に選手を動かしたことで、伊藤のサヨナラ犠飛を呼んだのだ。あとは投手起用でも、去年とは違う。試合が始まった直後でも、スパッと先発を降ろす。中継ぎにしても、去年より無理をさせていない印象だ。というのも、佐藤達、比嘉に馬原が1枚加わったことが大きい。去年のようにあと1イニングを任せられなくて自滅……、というパターンが減っている。まァ、勝負弱い一面もまだ残ってはいるけれど。何にしても、このチームは発展途上。秋にはもっと強くなっているように思う。そう期待して……、きっと、大丈夫。その頃には、素っ気ない森脇監督のインタビューも変わっているさ。
2014.06.01
コメント(3)
ご無沙汰である。故障者続出で最下位に終わった去年。最終戦で西がノーヒッターを達成しても、日記更新のモチベーションは上がらなかった。今季初の生観戦・ヤクルト戦も12対2と大敗。やはり、モチベーションは上がらなかった。…あまりに酷くて途中で帰ったわ。与四球数2桁って。松葉、鴨志田、松本、小松(怒)しかし、この週末の生観戦で気が変わったッ!1泊2日横浜の旅、みごと連勝である。まずは土曜日、最大のポイントは7回裏であろう。スコアは9対8とオリックスがリード。6回途中から登板していた比嘉を続投させるか、8回に登板予定の佐藤達を前倒して2イニング行かせるか、という場面だったのだが、マウンドを託されたのは…今季から古巣復帰のベテラン・平井だった。エース・金子(8失点)が作ってしまった大荒れの流れ。6回裏には対右打者用決戦兵器の比嘉も打たれた。平井もまた、大苦戦を強いられてしまう。松 本 ⇒ 安打宮 崎 ⇒ 死球石 川 ⇒ 犠打モーガン ⇒ 死球(微怒)一死満塁のピンチを背負った平井。続く打席には、3割超の打率を誇る金城が入る。金 城 ⇒ 三邪飛助かったあああああ!しかし、この後の打者が問題なのである。打率3割5分超、本塁打は既に23本。前日、報ステで特集されたばかりのブランコ。この試合でも、金子から一発を放っている。佐藤達の前倒しも頭をよぎった。でも、ベンチは動かない。平井で勝負だ。はたして、結果は…三振んんんんん! とことん落ちるボールを振らせた。この後、佐藤達と平野佳がまあ、順調に抑えて勝利。苦労人・山本カズサクが本塁打を含む4打点。7回表、起死回生の逆転2ランを放った李大浩が、今季初めてお立ち台に呼ばれた。一方、DeNAのA級戦犯は金城だろう。2回表には守備で伊藤の当たりを後逸して1点を余計に献上。更に4回裏と7回裏、2度の決定機凡退は、スタンドで一揆が起きそうな雰囲気だった。結局、4時間以上の長丁場。最後まで付き合ってくれた娘は偉い。☆☆☆そして、日曜日の試合である。西対三嶋という前回対戦と同じ組み合わせ。あの時は糸井とカズサクのソロ2発で勝てたが…5割復帰。勝負を分けたのは、2つの暴投だった。1つ目は1対0とDeNAリードの4回表。この回、李大浩&糸井が連打を浴びせ、無死二・三塁。ところが…カズサク ⇒ 三振後 藤 ⇒ 三振瞬く間に二死二・三塁となってしまう。続く打者は3割打者・伊藤…なのだが、次が西なので敬遠策は常套手段である。なんかね、それっぽい匂いはあったさ。でもさ、本当に敬遠球を暴投するとはね!これで同点。鶴岡が「オイオイ」と三嶋の首根っこを掴んでマウンドに向かって行ったのが(爆)で、2つ目の暴投というのが7回表。この時も、DeNAが1点をリードしていたが…1)二死から坂口がノリの焦りを誘って二塁打。2)深江の打席で、吉川が暴投。3)ボールを見失う捕手・鶴岡。4)坂口、一気にホームを陥れて同点。しかも、この深江が普通の遊ゴロを快足で内野安打にし、3番・リーグ打点王のバルディリス。5)2ラン♪これぞ“ベイスボール”であろう。因みに、深江の遊ゴロを内野安打にしてしまったのは、この春、試合中にちょうちょを追いかけるという伝説を作り、座禅で復活してきた梶谷である。☆☆☆これは球場が盛り上がった。中畑の猛抗議。何気にこの時のスクイズ失敗は助かったなあ。着ぐるみたちによる茶番。セカパカダンス。今季、李大浩が本塁打を打つと、何人かでカメラに向かってポーズをします。それにしても、デーやんは横浜で4戦4発。交流戦の“風物詩”坂口の固め打ち。今日は4安打。で、ヒーローはもちろんバルディリス。1つ素朴な疑問。イニングが始まる時、ボール回し後、一塁手が投手にボールを渡すわけだが、ブランコはいつも右足を前にダーツ投げをしている。あれって、何か意味があるのだろうか?
2013.06.09
コメント(1)
今日は横浜スタジアムでの生観戦。チケットが格安6割引で手に入ったため、内野指定S席なんて贅沢をしてしまった次第である。ほうら、ベルたそが手の届く距離に!しかも、試合の方も……。大勝\(^o^)/これで今季、生観戦3戦3勝。あまりに暑く、数年ぶりに球場でビールを飲んだ。マスコットの連中、大変だったろうなァ。<1点目>二死一・三塁から後藤がセンター前へ。秀逸だったのは、技術よりもむしろ談話の方で……。「久しぶり過ぎてコメントが浮かびません」試合前までの交流戦打率、たった.143。後藤に1本出たことで、いつもとは違う試合展開になったともいえよう。それにしても三浦は、勝手にバタバタしていた印象。あと、登場曲『リーゼントブルース』が頭から離れん。<2~4点目>神宮の時と同様、4回に失点を喫した西。なんとか筒香の犠飛による1点に抑えた直後、5回表のことだった。またもスケールズがシュアな打撃を見せ、野中が送るという形でチャンスメイク。そして、バルディリスの打球が三遊間を破っていく。すかさず勝ち越しッ!そして、李大浩。なんと、生観戦での本塁打率100%。試合終盤以外でも打つんじゃん!実質、試合はこの2ランで決まった。大反省中にも見える1枚(↑)。バルディリスの適時打は、私が“マニアの読み”で、李大浩の本塁打は、妻が“女の勘”で見事予言的中。<5~9点目>試合が壊れたのは、8回表のことである。四死球で一死満塁とした後、代打・日高が適時打、スケールズが犠飛、野中は下園の拙い守備もあって三塁打、更にバルディリスも適時打を放って一挙5得点。日高は広島戦でのサファテ打ちもあって、代打の切り札感が増してきた。スケールズも3安打1四球1犠飛の大活躍と、坂口の穴を埋めてくれている。野中は古巣相手にいいところを見せられた。まァ、こうなると平野・岸田も休めるわけで。最後はマクレーンが2イニング行って、試合終了。今日は、出場した選手全員が見せ場を作ってくれた。……大引を除いて。1週間以上安打が出ていないけど、大丈夫?Please crick here !!
2012.05.27
コメント(1)
余勢を駆って、今日も生観戦へ。まァ、昨日ほど興奮はしなかったけれども、接戦をモノにしたどォォォォォ!明日は早朝から金環日食らしいので、今日は手短に書くぞ~!<最初の1点、バルディリスの本塁打>相手が館山ということもあり、序盤はいつも通り点が入らないと思っていたので、「こんなにも簡単でいいの?」という感じ。追い込まれてから、エライ甘そうなボールが来た。滞空時間が長く、しばらく放物線に見惚れた。そんな本塁打だった。ってか、昨日の途中退場は結局何だったんだ?<先発・西>オーナーに一喝されてから、勝ち星はつかないものの我慢強い投球を見せている。今日も、素晴らしい出来だったのではないか。特にスライダーが冴え渡っていた。残念だったのが、4回。2死球の影響か、相川に対して押し出し。この1点がなければ、次の回も投げられただろうに。<勝負所の5回>『動くが負け』なんて著書を書いた岡田監督が、随分と早いタイミングで仕掛けたものだ。6番・バル ⇒ 死球7番・川端 ⇒ 安打8番・鈴木 ⇒ 犠打ということで、一死二・三塁。次は9番・西という場面だったのだが……。岡田監督、代打・北川を送ってきたのだ。西をこうもスパッと諦めるとは。昨日、ロマンを引っ張った小川采配とは対照的。でもさ、北川を消費しなくてもよかったのでは?一塁が空いたこの状況では、四球に落ち着く可能性が高いわけだし、出塁した場合には別途代走を立てなくてはならない。しかも、北川ではスクイズなどの奇襲も匂わせにくい。案の定、結果は四球⇒代走・中村。で、次が1番・森山なわけである。森山……。奴は俊足の自覚がないのか、昨日から簡単に内野フライばかり打ち上げやがる。当然、代打である。Tの登場に、左翼席が沸いた。一死満塁。打った。打球はショート・森岡のもとへ。併殺打……!?ところが、ヤクルトが今日もやってくれた。なんと、ファンブル。1点勝ち越しだァァアァァ!川端の強攻が成功したことも含め、連敗時にはなかった勢いを感じる。昨日の勝利には、それほどの力があった。<塚原、プロ初勝利なるか?>5回の投球は素晴らしかった。しかし、6回になって妙に崩れたね。ホームベースの随分手前で1バウンドするボールが目立ち、一死満塁のピンチを招いたところで降板。初勝利は持ち越しとなった。<今日のMVPは香月でしょう>この6回のピンチで登場したのが、昨日、延長11回を呼び込む好投を見せた香月だ。今日1安打、1押し出しの相川に対して、フルカウントまでもつれ込むも……。二飛。最後、見送られたら2つ目の押し出しという高めの直球。ヤクルトにとって、あの1球が大きな分水嶺だった。<平野、元気ですか?>明日は試合がないし、昨日はやられたし、そもそも、今季は球速があまり出ていないし、「正直どうなの?」という意味で、2イニングかな?今日は、やはり球速的には物足りなかったけれど、無難といえば無難な内容であった。<李大浩が開眼したかも>今日も最終回、2ランを放った。右中間に弾丸が突き抜けていく感じの。押本自慢の直球を打ったというのもいい。ウイニングショットを叩ける4番は頼もしいからだ。しかし、4安打4得点だものなァ。確かに、最悪の流れからは脱出できたっぽい。Please crick here !!
2012.05.20
コメント(2)
遅ればせながら、今季初の生観戦である。今年もついつい薄着で出掛けてしまい、神宮球場の左翼席で震える羽目になってしまった。9回表の時点では2時間半ほどだったのが、まさか延長11回、4時間近くの熱戦にもつれ込むとは。今日は久しぶりだし、あえて!長々と書くぞ。試合前のスタメン発表。オーダーには意外な名前が並んだ。1番・森山、2番・野中、3番・大引、4番・李大浩、5番・バルディリス、6番・安達、7番・川端、8番・鈴木、9番・木佐貫。坂口が前節の巨人戦で右肩脱臼してしまったため、森山、野中という快速コンビを1・2番に。普段2番を打つ大引は3番に置き、更に6番に新人の安達を初めてスタメンで使ってきた。……アレ!? キャプテェェェエェン!?貧打、拙守、故障者続出という三重苦にあって、現在、チームは泥沼の6連敗中。はたして、この打線で打開できるのか!?そんな中で始まった試合。先制点は2回、ヤクルトだった。二死から、まさかのロマンかよ!投手とは思えない技ありの一打orzその後も、田中に安打を許して満塁。しかし、ここで崩れ切らないのが今年の木佐貫だ。森岡をフォークで屠り、最少失点に抑えると、以後、危なげない投球を見せていく。問題は、やはり打線だった。3回、先頭の川端がチーム初安打を放つも、続く鈴木が初球をゲッツー。4回、これまた先頭の野中がファールで粘り続け、せっかく内野安打をもぎ取ったのに、3番・大引は2球目をあわやゲッツーの三ゴロ。走ることも、送ることもせず、俊足の走者を殺した上、更に次の4番・李大浩が注文通りのゲッツー。6回には、数少ないポイントゲッター・バルディリスが、何やら足を痛めたらしく、ベンチに引っ込んでしまった。あまりの酷さに苛立って、怒って、呆れ果てて……。「馬鹿か!!!!!」思わず声に出てしまったよ。ってか、左翼席で吐かれる嘆息がどれだけ多かったか。ところが、遂に流れが傾く。7回裏、木佐貫が二死満塁のピンチを凌いだ直後=8回表。岡田監督が1枚目のカードを切ったのだ。代打・後藤。5球目を引っ叩き、初めて二塁を踏んだ。普段ならここで適時打待ちの岡田監督だが、川端には犠打。一死三塁。48の自滅技“鈴木に代打を出さない病”が発病する恐れもあったが、代打・北川。低めの球を上手く掬い上げると、打球は距離十分。見事、犠飛で同点である。よぉし、これでわからなくなったァ!しかし、懸念はあった。今年、平野がよくない。去年のような絶対的な信頼感が感じられない。案の定、先頭打者に安打を許すと、畠山にフェンス直撃の二塁打を打たれ、勝ち越されてしまう。Bs 000 000 01S 010 000 01残すは9回表。ヤクルトはバーネットをマウンドへ。前列で観戦していた親子が、席を立った。その隣で観戦していた4人組も諦めた様子だった。でも、この試合はここからが長かった。先頭は代打・T。しかし、怪我で試合から長らく離れており、まともに打てるかは疑問符が付いた。投ゴロ。次は野中。実はここまで自分の持ち味を生かすべく、逆方向に転がそうという姿勢は好感度が高かった。三遊間を抜ける安打。一死一塁。相手は外国人投手だ。揺さぶれ、揺さぶれ!左翼席からは「走れ」コール。大引、あっさり見逃し三振。二死一塁。残るは、李大浩のみとなった。ポンポンとストライク2つ。野中は何故か走らない。我が家も観念した。ところが、李大浩は伊達じゃなかった。カウント3-2から、6球目を強振!打球がこっちに向かってくる、向かってくる。ほぼ真後ろ、3メートルくらいだろうか、通路に着弾!Bs 000 000 012S 010 000 01左翼席、狂喜乱舞である。敗北まであと1球という土壇場からの逆転劇。いやあ、いい試合だったなあ。誰もが、そう思った。……に違いないのだが、岸田が。勝利まであと1球と追い込みながら、藤本に同点打orzBs 000 000 012S 010 000 011今季初の生観戦は延長戦へと突入した。延長10回表、オリックスは押本を攻め立てる。まず、先頭の後藤がセンター前へ。すると、川端がまたも犠打成功。打席には、鈴木に代わって守備に入っていた斉藤。……だったのだが、初球を内野フライ。一体、鈴木といい、斉藤といい、何を考えているのか。頼むから“進塁打”って言葉を覚えてくれよ。案の定、次の中村が安打を打っても還って来られず、代打・荒金も遊ゴロに倒れて無得点。引き分け規定の3時間半まであと13分。マウンドには、香月。今、ウチの中継ぎの中では、最も安定感があるかもしれない男。三者凡退! 時間も、まだ残っている。Bs 000 000 012 0S 010 000 011 0延長11回表ッ!ヤクルトは左腕の日高を送り出してきた。野中、右飛。大引、またも右飛。あっという間に二死である。またしても、李大浩頼りの場面となった。しかし、次の打者はバルディリスの代役・山崎。臭い所ばかりを投げてくるのは容易に想像できた。はたして、結果は臭い所どころか、明らかなボール球を4つ投げて四球。んん?ここで、ヤクルトベンチは日高を降ろし、増渕を登板させてきた。んんん?一緒に観戦していた家族には、大胆にもこう宣言してみた。「チャンスが出てきた。山崎が繋いだら、勝つ」増渕は球威で勝負するタイプで、決して制球力の良い投手ではない。更に、この場面を想定して万全な準備をしてきたか?繋ぎさえすれば、今日2安打の後藤だ。初球、ファール。2球目、ボール。3球目、ボール。4球目、ストライク。追い込まれた。そして5球目。泳いだバッティング。力ない打球がショートへと転がる。ショートゴロ・オブ・ザ・ショートゴロである。しかし、山崎が全力疾走。アレ、ショート荒木の動き、緩いぞ?一塁ベースを踏んだ後にヘッドスライディング。判定は、セーフ!!!!????繋いじゃったよ。後藤だァァァァァ!とはいえ、二塁走者は鈍足の李大浩。単打では得点できるかどうか微妙である。……とか思っていたら。また捕手が敬遠気味に構えているゥゥゥゥゥ!んんんん?「今、打席にいるのは打率.240台だぞー」「正気かー」「次の打者は打率.290台だぞー」「しかも今日2安打だぞー」「流石に三塁からなら李大浩でも還って来るぞー」いろいろ野次ってみたのだが、ヤクルトバッテリーは考えを改めない。二死満塁。じゃあ、仕方がないよね。川端、やっちゃいなYO。ってことで……。右中間真っ二つ。走者一掃。Bs 000 000 012 03S 010 000 011 0普段はウチがやるような自滅でしたな、ヤクルトさん。ということで、最後はミンチェが〆て試合終了。いやァ、野球はまさに2アウトからだわ。素敵な笑顔だったね、今日のヒーロー。今日も好投が勝ち星に繋がらなかったけど、試合後に笑顔が見られてホッとした。流れを変えたのは、間違いなくキャプテン。今日はベルが来ていて、ウチの子に手も振ってくれたよ。因みに、我が家に帰って録画を見てみたら、李大浩の大ファールと本塁打のシーン、家族全員ガッツリ映っていた。バーネットは今季初失点だそうで。Please crick here !!
2012.05.19
コメント(2)
正月番組で、2人のオリックスOBを見かけた。1人は“番長”清原和博である。『芸能人格付けチェック』に出演。出番は100万円のワインを飲み当てるのと、100g1万円の牛肉を食べ当てるのと。いやァ、流石は「持っている」男だったね。まず、ワイン。どちらも不味くて答えは微妙と言いながら、正解。次に、牛肉。「牛の味がした」という根拠で選んだ答えは、またしても正解。……食べたのは、どちらも牛肉だったのだが。GACKTとの2ショットも実現させた。2人とも歯が白くて、眩しかった。さて、もう1人のOBというのが、“パンチ”でお馴染み佐藤和弘である。『とんねるずのスポーツ王は俺だ』に出演。石川遼や池田勇太らが打ったショットをグローブでキャッチするのだが、池の上に設えられた浮島で捕るため、時にはドボン!なんてこともあるわけで……。47歳、どんだけ体を張っているんだと。「この頑張っている男は、元オリックスなんだ」そう息子に伝えた。ブーマーの映像に食いつく規格外の6歳。パンチにも興味を示すかと思いきや……。無反応、だと?待て、倅よ。オリックスファンとして、パンチを知らんとは何事ぞ?ドラフトは“大豊作”と言われる1989年組。野茂英雄、佐々木主浩、与田剛、佐々岡真司、潮崎哲也、西村龍次、葛西稔……。そんな錚々たる面子と並び、1位指名だった。野球の成績は同期の1位には及ばなかったが、プロ在籍も5年と短い方ではあったが、彼には他の誰にも負けない特長があった。指名挨拶の電話を受け取り……。「上田監督だよォ、佐藤です、はじめまして。 会社の方と相談して決めることですけれども、 自分の心はひとつです!」更に、初めてのキャンプを終えると……。「マラソンで例えれば、ヨーイドンでスタートした 直後にコケちゃったというところですね」パンチ節はなおも続く。「あっちこっち擦りむいて、やっとのことで 起き上がって国立競技場を一周して外へ出たら、 もうロサ・モタ(ソウル五輪金メダル)の姿が見えない」演歌好きなパンチパーマの兄ちゃんが、1文節ごと噛みしめるように、マラソンの例え話をするのだ。そのキャラクターは瞬く間に全国区となり、オープン戦で安打を打った際には、「ところで、ロサ・モタは今どこ走ってんだよ」と、一塁塁上で落合博満にツッコまれるほどであった。余談だが、パンチのマラソン例え話は、亜細亜大時代の恩師・矢野祐弘総監督が、よく野球をマラソンに置き換えて説教していたことに影響されたのだという。1年目、1990年。42試合。2年目、1991年。46試合。3年目、1992年。35試合。4年目、1993年。3試合。5年目、1994年。23試合。一軍と二軍を行き来するような代打要員。特に、真ん中の3年間、土井正三政権下では干された。それでも、この間、知名度はチームで一番だったと思う。 “さとうかずひろ”というどこにでもいそうな名前の男が、だ。転機は5年目の1994年だった。キャンプ中の出来事……。パンチ「岡田(彰布)さん、一緒にカメラの前で、 今年復活にかける、と言いましょう!」岡田「復活って、俺はそうやが、お前、ええ時あったんか」結局、パンチは「ええ時」がないまま引退した。パンチはこの年から就任した仰木彬監督にタレント転向を勧められたのだ。因みに、登録名を「パンチ」にしたのもこの年だ。そして、チームの主役の座を明け渡したのも。“すずきいちろう”という、スタンダードすぎて逆に珍しい名前の男に。そう、イチローのことだ。最後に、パンチの影響力を示した事例をもう1つ。それは1990年、西武の契約更改でのことだった。球団代表に「いくら欲しい」と訊かれ、「心はひとつです!」とパンチ語録を使った奴がいるらしい。その名は、清原和博。この一言により、清原はプロ5年目で年俸1億円の大台を突破したのだった。☆☆☆今年の年賀状でござる。Please crick here !!
2012.01.12
コメント(2)
前々回の続編である。野球選手の名前に意味をつけよう!今日は“野手編”ということで。まずは捕手陣。ヒダカ【hidaka】=意外性があること。語源:「エイッと振ったらピョーンと入った」 サヨナラ本塁打。あとリード。ツジ【tsuji】=指名されること。語源:千葉では渡辺俊介、大阪ではマクレーン。用例:かつては前田が金子にツジっていた。フミヒロ【fumihiro】=ケガをしても出場すること。用例:“スペランカー”多村がフミヒロ。 明日はおそらく槍が降るでしょう。サイトウ【saitoh】=ポロリのこと。語源:やたらと投球をこぼすことから。 極稀に女性の水着が不意に外れることも指す。イトウ【itoh】=大病やケガを乗り越えること。備考:背番号は61⇒54⇒22と早くも3つ目。 そのうち『出世魚』を意味するようになるかも。ヨコヤマ【yokoyama】=ブログ要員のこと。注意:自分でブログを開設してはならない。 あくまで他人のブログにのみ出演すること。次は内野手。ミツタカ【mitsutaka】=スロースターターのこと。語源:春先はいつも2割そこそこ。秋は4割。 転じて『帳尻合わせ』を意味することも。ヤマサキ【yamasaki】=気配を消せること。注意:「地味」とはニュアンスが違う。 地味ならば誰でも隠し球が出来るわけではない。オオビキ【ohbiki】=神通力を持っていること。語源:神社に生まれたおかげか、試合中、 円陣で声出しを担当すると、何故か勝つ。キタガワ【kitagawa】=笑顔のこと。語源:応援歌の一節「えーがーおーできーめろ」♪ 笑顔で「僕の顔を食べなよ」と言える男だ。バルディリス【baldiris】=見た目とは裏腹なこと。語源:俊敏な守備からは想像できないほど鈍足。用例:雨の中、不良が捨て猫を拾う行為がバルディリス。カジモト【kajimoto】=ユーティリティのこと。語源:内外野を守れる上、スイッチヒッター。 転じて『使いやすい人材』の意味も持つ。最後に外野手。モリヤマ【moriyama】=モミアゲが長い人のこと。注意:カツキとの誤用に注意。 モミアゲと髭を繋げた場合がカツキ。アカダ【akada】=『ワンピース』大好き人間のこと。用例:実話だが、妻はアカダである。 特にチョッパーグッズには目がない。シュンタ【shunta】=三乗のこと。語源:史上初の外れ外れ外れ1位から。用例:立方メートル=シュンタメートル。サカグチ【sakaguchi】=全力疾走すること。用例:“番長”清原がサカグチ。 明日は槍が降るでしょう。ティー【T】=肉をたくさん食べること。語源:2月9日“ニクの日”生まれから。 ティーパーティーはお茶会ではなく、焼き肉会。ヨシダ【yoshida】=同期と比較されること。語源:鳥谷、青木という左打ちの同期がいることから。 あまり気分のいいことではない。フカエ【fukae】=足が速いこと。用例:ナムコスターズのぴのは、とてもフカエ。 同義語にノナカがある。タケハラ【takehara】=珍しいこと。語源:左投右打の野手ということから。用例:今時、キン消しなんてタケハラ~。☆☆☆シリーズ・我が家の一角。我が家の“神棚”である。Please crick here !!
2011.12.09
コメント(0)
もう4~5年くらい前になるだろうか。野球選手の名前に意味を持たせようと、いろいろ書いたことがあった。例えば……。イチロー【ichiro】=安打を放つこと。トマソン【Thomasson】=無用の長物。キヨハラ【kiyohara】=肉体改造をすること。今回は、オリックスの選手で考えてみよう。マニアックなファンなら、全部わかってくれるはずだ。では、投手陣から。コンドウ【kondo】=オール平仮名で話すこと。用例:ことしは むすめが ばるでぃりすを おぼえました じつわですキサヌキ【kisanuki】=街を1人で歩くこと。注意:街を歩く際、存在感を出してはいけない。 あくまでもノーオーラで。フルカワ【furukawa】=ドラフトで競合を避けること。語源:09年ドラフト、岡田監督のコメント。 「菊池とは一言もいうてへん」から。ヒラノ【hirano】=素敵な外角低め快速球のこと。用例:実況「ヒラノ決まった! 見逃し三振んんん!」カツキ【katsuki】=モミアゲと髭を繋げること。注意:口髭はなしで。キシダ【kishida】=雨男のこと。語源:NTT西日本時代、ドーム球場の試合が 台風で中止になったことから。チヒロ【chihiro】=カルピスで美白になること。用例:A「奥さん、本当に肌がキレイですね」 B「チヒロの賜物ですわ」テラハラ【terahara】=思わず打球に足が出ること。用例:野球だけでなく、バレーボールでも使える。 実況「強烈なスパイク~! 拾った、テラハラ~!」イハラ【ihara】=勝利投手一歩前で逆転されること。注意:本来の意味は以上のものなのだが、 最近は早々にKOされる時も用いられる。コマツ【komatsu】=長すぎるWBC後遺症のこと。備考:15勝を挙げ、新人王を獲った08年から3年。 今では、二軍のローテーション投手。ヒガ【higa】=牽制が巧すぎてボークを取られること。語源:今年8月に起きた事件から。 岡田監督曰く「比嘉の牽制は給料が取れる」カモシダ【kamoshida】=ユニフォームを貸すこと。語源:今年9月に起きた事件から。 借りたスンヨプはこの日V打を放つ。フィガロ【figaro】=アクロバティックな投ゴロのこと。用例:実況「高く弾んだ打球、見事にフィガロりました」ヨシノ【yoshino】=30代半ばで球速が上がること。語源:10年の契約更改、本人のコメントから。 昨年から今年で、防御率は27.00から1.19に!ノブエ【nobue】=四球と怪我を繰り返すこと。備考:1年以上戦線離脱中。ナカヤマ【nakayama】=高速で瞬きをすること。注意:テンパっているのかと思いきや、 大胆な投球を見せることもある。マクレーン【maclane】=チェンジアップ頼みのこと。注意:チェンジアップが通用しない、 或いはストライクゾーンが狭いと炎上。ニシ【nishi】=ニコニコすること。用例:A「あの人、ニシってていい人そうよね」 B「でも友達止まりって感じじゃない?」ザッと思いついた分。記事によると、現在行われている秋季キャンプ、“内海2世”山田が岡島の投法に挑戦中だという。もしかすると、来年にはヤマダ【yamada】なんて単語も追加できるかもしれない。あと、コバヤシ【kobayashi】ネタもあるっちゃ、ある。ドラフト本を見ながら指名すること。または「チェリーはもういい」と言うこと。野手編は、また次の機会に。☆☆☆シリーズ・我が家の一角。各種オリックス関連のキャップ(一部)。実使用、ラロッカの折れたバット。Please crick here !!
2011.11.11
コメント(2)
中日がセ・リーグ連覇を果たした今月18日。パ・リーグのCS進出をかけた争いは、オリックスファンにとって悲劇的な幕切れを迎えた。最終戦、ほぼ確定だと思っていた3位の座を西武に明け渡してしまったのだ。西武は、68勝67敗9分。オリックスは、69勝68敗7分。勝率にして、僅か1毛差だった。おかげで私は、実に様々な人から同情され、挙句「4位くん」なる仇名まで頂戴してしまった。後藤と金子が神がかり的な活躍を見せた9月。こんな結末は、全く予想していなかった。大一番と言われていた今月4~6日、最後の直接対決も、1勝2敗と負け越したが、3ゲーム差も離れていたため、余裕綽々だった。では、4位転落を覚悟した日はいつか。それは、最終戦の前日・17日である。この日、オリックスは試合なし。1.5差で追う西武は、最下位・ロッテと戦った。ここでロッテが勝てば、オリックスのCSは決定。ところが、試合はというと……。延長11回、2対2の引き分けorzこれで3位と4位は1差となり、オリックスは1位・ソフトバンクと、西武は2位・日本ハムと最終戦を戦うことに。オリックスがCSを逃す条件は、「オリックス負け+西武勝ち」の場合だけ。しかし、10月に入った途端、オリックスは投手陣の疲労が色濃く、坂口、T、バルディリスのバットも湿りがち。内野手の梶本が外野手としてスタメン出場し、勝負所でも代打を出せないという苦境が続いていた。逆に、西武はというと、なかなか負けない。更に、とんでもないニュースも舞い込んでいた。最終戦、オリックスと戦うソフトバンクは、最多勝を狙ってホールトンを先発させると明言。対して、西武と戦う日本ハムは、同じく最多勝を狙うダルビッシュの先発を予定していたが、本人が登板を辞退。勝負は、最終戦前に半ば決まっていたのだ。迎えた10月18日。ダルビッシュの代わりに先発したのは、今季未勝利の吉川だった。西武のベテラン・西口の粘投。オリックスのエース・金子の乱調。ソフトバンクの勝ち頭・ホールトンの快投。こうして唯一恐れていたパターン、「オリックス負け+西武勝ち」は実現した。それにしても、ロッテさんよィ。あくまでも私見だが、去年、4位と0.5差という僅差でCSに進出できたのは、オリックスのおかげじゃないか。最終戦で、オリックスが何故かスタメン起用した“バイナム”というシーズン僅か4安打の外国人。守っては致命的な失策、打っては好機での凡退と、どれだけロッテ側を喜ばせたか。Googleで「バイナム」と打ってみるがいい。検索候補には「バイナムのおかげ」とか、「バイナム ロッテ」とか出てくるから。だからね、あの17日の試合はね、「去年の感謝を忘れるな!」とロッテを応援したよ。去年と同じく舞台は千葉、先発・成瀬……。ああ、もう! 最後に。最終戦にエース・金子を立てるのをわかっていて、なぜ前日に「勝負あり」と書くのか、不思議に思った方もいるかもしれない。それは、去年のCS争いも金子で力尽きたこと、10月に入り、勝ち運に見放されていたこと、この2つのイメージがあったからだ。だからこその他力本願、そして八つ当たりなのだ。Please crick here !!
2011.10.27
コメント(6)
延々と“0”が続く展開。解説を福本豊がやっていたら、再びあのフレーズを聞けたかもしれない。「たこ焼きみたいやね」そして、延長10回にやっと入った1点に……。「たこ焼きに爪楊枝がついたな」やはり、金子と岩隈の投げ合いは楽しい。「最後に金子が勝つからだ。勝つから楽しーんだ」とは『スラムダンク』の仙道彰が使った言い回し。まァ、この試合に限っては、両者勝敗付かずだったが。9回無失点、9奪三振という快投を見せた金子。最大の危機は6回表、一死一・三塁という場面だった。打者・山崎は、こういう場面に強い。配球を絞り込んで振ってくるからだ。しかし、金子・鈴木のバッテリーは、その4番を翻弄。的を絞らせず、空振り三振!圧巻だったね。ただ昨日、ヒーローに選ばれたのは金子ではない。たこ焼きに爪楊枝をつけた男。アーロム・バルディリス。カウント0-2と追い込まれ、続く3球目だった。4番手・青山の落ちないフォークは、ほっともっと神戸のガランガランな左翼席へと弾け飛んだ。打った瞬間、それとわかる当たりだった。ホームインする直前、ヘルメットをポンと後ろに放り捨て、ナインからはサヨナラ劇恒例のウォーターシャワー。しかし、どこか憂いの表情。そんなバルディリスに坂口は歩み寄り、両手の人差し指を天に向ける。そして、バルディリスも右手の人差し指を天に……。なんか様子がいつもと違うな、と。いつもだったら、ジャンピングハイタッチでしょう、と。その理由はヒーローインタビューで明らかになる。実は前夜遅く、バルディリスの祖父が癌で他界したそうだ。急遽、帰国することになった母を空港に送り届けるなど、一睡もできずに臨んだ一戦だったという。「でも、こういう大事な試合でチームのためにも しっかりしようという気持ちだったから、 勝利に貢献できて嬉しい」声を震わせ、熱くなった目頭を押さえる姿。彼にとっても、我々にとっても忘れられない本塁打となった。それにしても、試合後の星野監督。「フフフ、……ふぅー」って。☆☆☆因みに今、オリックスは乱打戦の末、敗戦間近。伊藤が西武戦で骨折させられちゃって、昨日は鈴木が走られまくっちゃったので、今日のスタメンマスクは辻だったのだが……。先週、ノーヒッターを阻んだ牧田が、今日も“中山キラー”ぶりを発揮して大爆発。一方、バルディリスも昨日の勢いそのままに大爆発。でも、負けそう。あ、負けた。Please crick here !!
2011.09.14
コメント(0)
岡田政権になって最長。このブログを始めてから最長。なんてったって、2001年5月以来10年ぶり。8連勝!である。昨日はもう、金子の投球に尽きる。スピード良し、キレ良し、コントロール良し、緩急良し。この日の解説者、元楽天打撃コーチの駒田氏は、試合中盤、金子の完璧ぶりについてこう評した。「楽天打線は、全ての球種が打てていない」最終的には、楽天を「頑張れ!」って応援していたぞ。では、その一方的な試合を振り返る。まずは1回。岩隈、金子の両エース、無難な立ち上がり。駒田氏は金子のストレートがキていると見るや、「楽天はもうこのストレートの対策を考えている」と、2番・内村の打席で宣言。しかし、結末はというと、ストレートどころか全球種を打てなかったんだけどね。2回。先頭のTが一二塁間を抜く球足の速い安打。バルディリスの打席では岡田監督が動き、エンドラン。そのおかげで併殺は免れ、一死二塁。スンヨプの当たりは、二遊間へのゴロ。二塁手・内村が弾く。松山コーチの手はぐーるぐる。でもね、全く間に合わないんだ。T、本塁で憤死。次の赤田に任せとけよ!とも思ったのだが、相手が岩隈だからこその賭けだったのだろう。結局、この回は無得点。しかし、3回。オリックスはまたもチャンスを作る。伊藤 ⇒ 三振由田 ⇒ 四球坂口 ⇒ 二塁打と、一死二・三塁の状況。迎えた大引は早々に2ストライクを取られたが、3球目のフォークを見極め、4球目……。激甘のスライダーをセンター前へ運んで2点先制!駒田氏は試合後、ターニングポイントしてこのタイムリーを挙げていた。個人的には、もう1つ。由田への四球を挙げたい。実はこの日、岩隈が与えた四球はこの1つ。一方、金子は無四球。拮抗した実力を持つエース同士の投げ合い。9番打者に与えたたった1つの四球が、勝負を分けたのではないか。オリックスはこれで3試合連続無四球。連敗中、岡田監督が何度も嘆いていた「無駄な四球」がなくなっている。因みに、この由田の打席、駒田氏は「セ・リーグの話をしていいですか」と、自身が横浜時代に体験したエピソードを語っており、ターニングポイントとしての印象は薄かったと思われる。4回。金子の快投は続く。4番・山崎に投じたカーブは、完全にタイミングを狂わせた捕邪飛。素人目には見事な配球、見事な緩急と映ったが、解説の駒田氏は山崎の方を絶賛。「あの球をフルスイングできるとは。 どうして仕留められなかったのかと思っているはず」5回。オリックスが追加点。赤田 ⇒ 内野安打伊藤 ⇒ 犠打由田 ⇒ 内野安打これで、一死一・三塁。1番・坂口はポップフライを打ち上げることなく、ニゴロ。この間に1点が入って楽天を突き放す。次の大引もセンター前に安打を放つも、今度は松山コーチの手がピタリ。突っ込んでいても面白いタイミングだったがなァ。6回。オリックスが更に追加点。T ⇒ 中安打バル ⇒ 中飛スン ⇒ 右安打実はこの回、駒田氏はスンヨプの打撃に苦言を呈していた。「低めの球になぜ手が出るのか不思議」野球を何年もやっていたら、目線の何センチ下までがストライクゾーンと、体が覚えているはずだというのだ。つまるところ、打つ際の姿勢が良くないのではないか、と。なるほど、現役時代は背筋をピンと伸ばしたフォームが印象的だった駒田氏ならではの指摘。でもさ。あなたも高めのクソボールをよく振っていたじゃない。なぜ手が出るのか、こっちも不思議に思っていたよ。しかもこの打席、スンヨプは低めのフォークに何度も食らいつき、最終的には巧く拾い上げてみせた。まさに、裏目解説……。これで、またも一死一・三塁。で、赤田がニゴロを打ってその間に4点目と。実に嫌らしい点の取り方。先発が6回を3失点以内で投球を終えると、QS(クオリティスタート)と記録されるが、岩隈はこの試合の前までQS率が9割超!そんな安定感MAXの投手をKOしてしまった。やるじゃない。byロッキー羽田。9回。金子は6イニングぶりに出塁を許す。一死から、オリックスではやたら打つ松井稼。「反撃の狼煙を上げる2ベース!」と、楽天贔屓の実況は大興奮していた。しかし、次の高須。チェンジアップを叩きつけた。高く弾んだ打球。決して鈍い当たりではない。しかし、後藤はジャンプしてそれを素手で掴み、一塁へ!間一髪アウト!打球に追いつきはするものの、結果は安打という内村の守備とは違うのだよ。因みに、この好守について駒田氏は……。「今年のファインプレーの中で一番のプレーかも」嬉しいけど、褒め過ぎだろ。まァ、これで走者は三塁に進んだが、岩村が一ゴロとなり、金子の完封が成立。お疲れ様でした、と。これで3位に浮上したオリックス。今日の先発は、中山と井坂。まさか中山、エース級と投げ合うと好投するけど、それ以外の投手だと途端にダメになるとか、そんな桜木花道属性は持っていないよな?Please crick here !!
2011.09.07
コメント(2)
おおぅ、もう2カ月か……。オリックスの話題から長らく遠ざかっている事実に気が付いた今日この頃である。ってことで、今回は空白の月日を埋める企画。名付けて「この夏のBsメモリーTOP5」!5位。オリックスの夏、人事の夏。去年に引き続き、コーチの入れ替わりが。福間投手コーチ、更迭。正田打撃コーチ、引責辞任。で、代わりに昇格したのが、小林宏と小川博文。タイガースの縁で入って来た2人が消え、ブルーウェーブOBの2人が一軍へ来た形だ。注目は、小林さん。2年連続の緊急昇格だが、流石は現役時代、先発、中継ぎ、抑えをこなした男。早速、1つ大きな仕事をやってのけた。中山の再生である。この2試合は粘り強い投球を見せ、涌井、和田に投げ勝っている。その裏には、小林さんのこんな助言があったという。「力任せの“エイヤ”はやめろ」去年後半、ダルビッシュに投げ勝つなど、3連勝。「8割の力で投げるコツを覚えた」と言っていた中山。実はあの時も、小林さんの存在があったからかもね。……でも、私は知っている。1995年の日本シリーズ、伝説のオマリーへの14球。最後に空振りを奪った球は「エイヤ」と投げたでしょ。因みに、人事関連ではラロッカが駐米スカウト就任。……あれ、ドネルスはどうなった?育成契約だったバイエスタスが、支配下選手登録され、背番号が117から65に「昇格」された。あと、べロスとか、マトスとかいう謎の外国人を、ファームの試合で見かけるようになった。4位。オリックスの夏、降格の夏。発動条件は、岡田監督の“温怒計”が沸点に達すること。その呪文の名は「十日間強制隔離」という。で、今回それを喰らったのが、T。確かに、バットの湿り様といったら酷かったのだが、いないならいないで、試合前の期待感も激薄。打率0割台の日高が、3番DH?守備の人・山崎浩が、3番ファースト?内野手の梶本が、外野でスタメン起用?ある日なんか、4番・竹原、6番・スンヨプ、8番・辻って……、いつの時代のロッテよ?一軍から姿を消したTはというと、二軍でステップ打法を試していたという。“打撃ソムリエ”新井さんがどう修正したのか。3位。オリックスの夏、帳尻の夏。先月半ば、上位2チームに6連敗を喫した。疑惑の判定によるサヨナラ押し出し、疑惑の判定によるタッチアップの離塁ミスなど、何が何でも勝てない雰囲気がそこにはあった。しかし、今度は同じ相手に6連勝。相手が守備や走塁でミスをしてくれたり、アウトっぽいのがセーフになったり、たとえ先制点を奪われようとも、今度は不思議と勝てる雰囲気がぷんぷん。降格していたTも戻って来て2本塁打。会見拒否を続けていた岡田監督も13日ぶりに喋った。現在、7連勝中。どうにも今年は“トントン”になる流れらしい。それを体現しているのが、キャプテン・後藤だ。前半戦はあんなに低調だった打率が、いつの間にか、例年通りの数字になっている。盗塁と本塁打も徐々に増えてきた。そうそう、Tの代役として4番も務め、史上9人目の全打順本塁打も達成したっけ。古屋英夫、松永浩美、田中幸雄、堀幸一、小川博文、井口資仁、五十嵐章人、吉村裕基といった面々が成し遂げたこの記録、9分の4がオリックス絡みとなった。どうでもいいが、後藤のお立ち台。そのシュールな第一声がクセになりそうである。2位。オリックスの夏、復刻の夏。近鉄バファローズデー、あれは複雑であった。阪急ファンにとっては、敵のユニフォーム。応援しようとしても、違和感は拭えない。正直、去年のブルーウェーブデーに比べると、感動具合には天地ほどの違いがあった。しかし、この2カードを勝ち越せたことは評価したい。<8月12日 Bs8-6L>終盤に追い上げられ、なおも二死満塁。打席には勝負強い平尾を迎えるが、岸田が何とか三振を奪ってゲームセット。ふい~。この試合、バント嫌いで知られる岡田監督が、監督生活953日目にして初めてスクイズを成功させた。<8月14日 Bs4-2L>9回裏、二死満塁のチャンスを原の好守に阻まれ、10回裏も、早々に二死を献上した。マウンドには、守護神・牧田。バルディリスが安打を放ち、二死一塁とするも、「焼け石に水」と引き分けを覚悟していたのだ。ところが。スンヨプが!サヨナラ本塁打だと!?シンジラレナーイ(ヒルマン)!<8月26日 Bs3-1M>実はマクレーンが“かもめキラー”だったということが発覚。それと、7回に勝ち越し打を放った代打・荒金がGJ。拙攻が続き、とことん重苦しくなっていた雰囲気の中、しかも、しこたま右足首を痛めた状態で決めてくれた。直前、ファールフライを落球したカスティーヨにも、「GJ」という言葉を贈りたい。<8月28日 Bs6-4M>サンデー晋吾を相手に、3本塁打をかまし打ち勝った。また打った選手というのが、竹原、スンヨプ、バルディリス。……3分の2が元ロッテかーい。特に竹原は、正田コーチの教えで打撃改造。ミートポイントをかなり前に変えたと聞いている。それって、金森コーチと真逆の教えでそ(・∀・∩)ということで、近鉄では4勝2敗。因みに、ユニフォームを替えても西口、俊介は打てなかった。1位。オリックスの夏、マスコットの夏。今年1月、新たなマスコットが発表された時、正直、妻の反応は今ひとつだった。「ネッピーとリプシーの方がカワイイ」と言っていたし、今もブル&ベルのぬいぐるみを買いはしない。しかし今、その新マスコットにオファー殺到だとか。しかも、何故かベルの方だけ。記事によると「ベルだけでお願いしたい」という申し込みも多く、ブルがしょげているらしい。先月4日には『報道ステーション』までもがベルを取り上げた。当日の朝日新聞、番組内容の紹介欄には……。「プロ野球は6試合が予定されている。 今季からオリックスにマスコットが仲間入り。 名前はバファローベルで、 ベルは勝利の鐘を鳴らすという意味がある。 果たしてパ・リーグ首位のソフトバンク相手に、 勝利の鐘は鳴らされるのか。プロ野球を熱く伝える」こんな文章が掲載された。番組を見てみると、子供たちは軒並みベルばかりを絶賛。ブルはというと『マルモリダンス』を一緒に踊っていても、カメラには映してもらえないという悲惨な役回り。泣けた(TωT)因みにGoogleで検索をしようとする時、入力の途中で検索候補がズラーッと並ぶじゃない。試しに「ばふ」と打ってみるがいい。一番上には、半分は優しさで出来ているあの頭痛薬。そして、その次には、なんとバファローベルがランクイン!世の中の「ばふ」の中で、2番目かよ!バファローズ、つまりチーム名でさえ7番目。バファローブルはというと……、候補にすら入ってねえ。泣けた(TωT)ベルが注目されるようになったキッカケは交流戦の時、つば九郎にセクハラをされたことだとか。以降“萌えキャラ”として人気が出てきたという。確かに、リプシーよりもぶりっ娘アクションが目立つが……。でもさ、みんな覚えているか?あいつ……。ウシ型ロボットなんだぜ?Please crick here !!
2011.09.05
コメント(2)
この2日間、周囲からよく言われたこと。Aパターン「日焼けスゴイですね」そう、実は日曜日にゴルフデビューをした。もう何年も前、イチローが言っていたけれど、30を過ぎれば、ゴルフが似合う年齢らしい。遂に自分にもその時が到来したのか。最近は、職場で同年代の奴らが、やたらゴルフの話題で盛り上がっていて、ゴルフクラブ一式を揃えたのである。中古なら妻も許してくれるだろうと、諸々で4万円。ユーティリティなんかは、たったの1980円。ってことで、日曜日にコースデビューをして、4番Hで初ボギーを出して、前半を73で回って、でも、後半は崩れてトータル157になって。日焼けがヒリヒリ痛んでいるというワケ。で、もう1つ話しかけられたというのが……。Bパターン「オリックス、強いですね」そう、実は強いのである。だって、3試合連続サヨナラ勝ちですよ?特にここ2戦は1回表に先制を許すも、9回裏に2点を取って逆転という……。100 000 000 1000 000 002x 2こんな形だった。まずは、日曜日。後藤 ⇒ 二塁打(ヘッドスライディング!)T ⇒ 三振(見逃しは喝!)兵州男 ⇒ 左安打(バット折れるもポトリ)荒金 ⇒ 左安打(初球を思い切りよく!)サヨナラの瞬間はゴルフの帰り道。我がウィルコムは、圏外と電波1本を往来して、1対1のまましばらく速報が更新できず、妙にドギマギさせられたという。攝津には、お気の毒。森福、1球でご苦労さん。それにしても、ヘスオは漢字表記にした途端、やたら活躍しているんだけど。もしかして、画数的にそのままの方がよくね?そして、今日である。後藤 ⇒ 左安打+失策(10球粘った!)T ⇒ 二塁打(レフト越え!)スン ⇒ 敬遠(ヘスオの代打)赤田 ⇒ 左安打(球団史上初の3試合連続!)サヨナラの瞬間はパチンコ屋。最近は連戦連勝中だったが、お気に入りの機種が減らされていて、しかも、回らなくなっていたという。塩見には、お気の毒。スパイアー、一死も取れずご苦労さん。それにしても、口火を切ったのはまたも後藤。そして、決めたのはまたも伏兵。またも移籍組。Tが打った瞬間、やたら喜んでいたのは、あれァ、入ったと思ったんだろうな。中村勝広の奥義“ぬか喜び”って奴だ。因みに、3戦連続でサヨナラのホームを踏んだ森山。プロ野球史上初の記録だそうで。おめでとう。Please crick here !!
2011.07.05
コメント(2)
GW(激怒ウィーク)に並ぶ2大憂鬱、“大坂夏の陣”の季節がやって来た。赤いユニフォームに身を包み、外国人でさえも漢字表記の選手名にするなど、凝った演出をする反面、如何せん勝てないという。3年前から始まり、過去2年は1勝5敗。「西軍敗北」という歴史通りの結果に終わっている。今年の相手は、リーグ首位を走るソフトバンク。実は去年、3タテを喫しただけでなく、亜力士(カブレラ)を引き抜かれた相手だ。オリックスは前カードの西武戦で、借金生活に戻ったばかり。更に失望を味わうのか。そんな心配をしていたのだが、杞憂だったらしい。昨日は兵州男(ヘスマン)が2本の3ランなど、9得点を挙げて山田を成敗!そして今日も……。H 100 000 200 3Bs 000 030 001x 4あのソフトバンクの空色ユニフォーム、「チャンピオンブルー」と名付けられながらも、実はインケツカラーなのか。それとも、オリックスのより深みを増した赤、「リベンジレッド」が実は強者のカラーなのか。なんか、勝ち越してしまいました。杉内の通算100勝を阻み、“守護神”ファルケンボーグを成敗!近藤はフルカウントになるケースが多かったものの、四球ではなく三振を量産。鷹殺しの本領発揮か、それとも斉藤の好リードか。5回の攻撃も見事だったなァ。松中に先制本塁打を喫し、1点を追う展開。先頭・李承●は1-2と追い込まれた後、詰まりながらショート横を抜けていく安打。続く英火(バルディリス)も、外角のボール球をバットの先で拾い上げ、ショート後方へ落とす技ありの一打を放つ。これで、無死一・三塁。斉藤は伊藤や鈴木と比べ、そこまで打撃は酷くない。三振以外なら同点の好機だ。と思っていたら、オヤオヤ0-2じゃないですか。それでも……。吊り球に理想的な軌道でバットが振り出される。打球はセカンドへと飛んでいく。OK、役目は果たした!と思った刹那、セカンド・本多がバウンドに合わない。打球はライトへ。無死一・二塁。大引は当然バント。しっかり1球で仕留める辺りは流石だった。早くもチャンステーマが鳴り響く。打席には“マルチ安打は当たり前”坂口。その打撃は、超絶技巧だった。坂口から見てストライクゾーンの一番遠い角、外角低めから更にボール1個分遠い速球。サウスポーが投げるなら、尚遠く感じるであろう球を、なんと、レフト線へキレイに弾き返した!一気呵成の3得点。しかし、7回である。球数の多かった近藤を下げ、平野を投入したが、まさか長打力のない長谷川に同点2ランかよ、と。確かに、いつもよりは物足りなく見えた。解説の中沢さんも一発の匂いを感じ取ったか、出会い頭の可能性を仄めかしていた。しかし、この回からマスクを被っていた鈴木よ。君はここ数試合で何本被弾されたのよ。これは、またも勝負所で鈴木に打席が回って来て、そして代打を出さずに負ける例のパターンかと、そう思っていたのだ。ところが、9回裏一死走者なし。英火が、快音を響かせる。グングン伸びる打球はセンターの頭上へ。実況が思わず「入りました!」と誤るほどの大きな当たりだった。長身・ファルケンボーグの角度ある速球をよくぞ!瞬間、我が家は騒然となる。「まずは、代走だ」送り出したのは、英火と同じ内野手の山崎ではなく、(内野も守れるが)外野手の森山だ。9回表、既に岸田を投入したことといい、ここで決める!という意思が見えた。「よし、じゃあ次は代打だ」ベンチには坪井、赤田、荒金スカイウォーカー。でも、やっぱり出さないィィィィィ。打席には、そのまま鈴木。下の名前はイチローではなく、フミヒロだ。そのことを岡田監督はわかっているのかと疑った。しかし!2球目、奇跡が起きる。当たった!良い角度で飛んでいった!!レフト前に落ちた!!!駿足・森山は余裕で生還し、サヨナラァァァァァ!!!!まさか、今季初の劇打が鈴木とは……。本当、酷いこと思ったり書いたりしてスイマセンでした。お立ち台で、はにかむ男前。インタビューが終わった後、記念撮影を忘れ、そそくさと帰ろうとして広報やブルに止められる、そんな初々しさも見せて。明日は、今季初の同一カード3連勝を狙う。攝津も成敗したれ!☆☆☆因みに、一昨日『報ステ』で取り上げられ、「若い者に追いやられるなら本望だが、まだまだ負けない」と素敵な笑顔を見せた田口。今日が42歳の誕生日だった。おめでとう。Please crick here !!
2011.07.02
コメント(0)
金曜日は息子の誕生日だった。つーことで、チョコレートで恒例のお絵描きを。因みに先月、娘の誕生日にはミニーマウス。今回は本人の希望もあって、コチラ(↓)Tシャツのイラストと、娘の手元に注目。そうですね、T-岡田ですね。因みにこの日、オリックスは天敵・成瀬を遂に攻略し、息子にナイスな誕生日プレゼントを贈ってくれた。土曜日も、近藤が今季初先発を初勝利で飾る。開幕2試合目以来の貯金1である。但し、息子が珍しく「行かない」と言い、生観戦はなし。で、今日である。早起きして行きましたわ、遥々千葉へ。Tが一発かます気がする。夫婦でそんな予感がしていた。まずは結果から。口惜しい負け方。その一言である。ロッテは懐かしのピンクユニに身を包み、あの懐かしき弱小オーラを纏っていた。ところが。フィガロの様子がおかしい。試合前の投球練習からして暴投している。霧雨が辺りを漂っていて、その影響なのか。試合が始まった後も、何か苦労している。早く点を取ってやって欲しい。しかし、俊介の前に凡打の山山山山。試合は両チーム無得点のまま7回を迎えた。場内には『SKY』が響き渡る。先頭の北川が打った。一塁を回った。……コケたァァァァァ。立てない。歩けない。今季はまさか絶望……?この霧雨だ。人工芝で滑ったのか。福浦も守備の時に滑ってコケていた。代走・森山。で、盗塁して刺される、と。こうなると、試合は動くわけで。その裏、あっぷあっぷのフィガロが、とうとう先制点を献上した。南が折角バントを失敗してくれたのに、代打・里崎に与えた四球でチャラ。これで満塁となり、代打・金澤に犠飛を許したと。但し、前日、前々日と勝ちパターンの中継ぎを惜しみなく投入したので、続投は仕方なかった。問題は8回である。小刻み過ぎる継投の結果、2失点。吉野は休ませたかったのではないのか。それでなくとも、最近は球速が落ちていたのに。しかも、最近の福浦ったら、威力のあるストレートを投げる投手に対しては、力ないフライを上げる傾向があったのに。嗚呼、もったいない。そして、9回の攻撃である。予感通り、Tが本塁打を打って。森山が四球を選んで。……スンヨプは三振だったけれども。バルディリスが安打で続いて。代走・山崎にして。……。何故に鈴木を打席に立たせるかァァァァァ!?結局、ボール球を振りまくって三振なわけで。何度、同じ失敗を見せつけられたか。代打・田口じゃないの?或いは、代打・荒金でも良かったし、代走に梶本を出して、代打・山崎という手もあった。向こうは、里崎と金澤を迷わず投入したでしょうよ。こっちには、まだ伊藤が残っていたでしょうよ。結局、大引に適時打は出たものの、坂口に1本出ず、ジ・エンド。はァあ。アウトレットで買い物して気晴らしをして、その後、京葉線を途中下車して仕事に向かった。そしたら。会社に到着後、すぐに妻からメール。東京駅でTと伊藤に遭遇し、一緒に写真を撮ったとか。なんだとォ!Tに始まり、Tに終わる。そんな週末だった。☆☆☆球場で少し面白かったこと。的場の登場曲はAKB48の『ヘビーローテーション』。まず、風体も年齢もAKBじゃないだろう、的場よ。で、出場試合数的にもさ、決して『ヘビーローテーション』じゃないだろう、的場よ。Please crick here !!
2011.06.26
コメント(4)
昨日は、家族で横浜へ生観戦に出掛けた。息子の幼稚園は開園記念日だかで休み、今やすっかりオリックス贔屓の義母もいて、先発が安定感抜群のフィガロで、何より相手が負ける気のしない横浜。旧ノリユーザーからしてみると、ちゃんちゃらおかしい補強をしている横浜。試合の後、仕事が入っていようとも、待ち時間の長い湘南新宿ラインに乗ることになっても、「まァ“鉄板”だし」という思いが背中を押したのだ。結果はというと……。想定外。“鉄板”じゃなかったのかよ。まァ、岡田監督は納得の引き分けらしいけど。■スタメン発表にどよめく坂口、森山、後藤、T、赤田、バルディリス、大引、伊藤、フィガロ。森山、赤田ってことは、田口は?昨日、Tを休養させたことといい、どうもベンチも横浜を“鉄板”だと思っていた節が。因みにこの日、田口を見るためだけに来た同僚は、「田口を見に来たのに」というタイトルの、悲しいメールを送って来ていた。■一発攻勢に沸く相手先発はサイドスローの加賀。不思議な出来で、四球が絡んだわけでもなく、連打が出たわけでもないのに、点が入った。まずは2回、バルディリスがドンと。3回には、フィガロが!相変わらず打撃センスの欠片も感じさせないスイングながら、驚きの125m弾。6年前、JPが東京ドームで打ったっけ。あの、山口が清原に危険球投げた試合。あの時も、4対4の引き分けであった……。■連打に凹むまさか、その裏に4失点も喫するとはね。初登板以外はずっとQS(6回3失点以内)と、抜群の安定感がウリだったのに。最初は、この外野陣は本当に間が抜けないなァ、などと余裕をかましていたのだが、最後、内藤に打たれた頃には……。「我々が見に来た途端、連勝が止まるわけ?」とヤキモキドギマギしていたという。■反撃に心を持ち直すそれでも、相手はやはり“鉄板”横浜。4回にはTの130m弾がバックスクリーンへと飛び込み、5回には坂口・二塁打の後、森山がセンターへ。あっという間の同点。伊藤を即座に鈴木へと替え、フィガロも4回降板。総力戦の覚悟が伝わってきた。さァ、ここからだ。■停滞に落胆するしかし、ここからなかなか点が入らない。6回には大引・四球、鈴木・安打で、二死一・二塁のチャンスを作るも、代打・荒金スカイウォーカーが江尻から三振。7回には後藤・安打、T・四球で、同じく二死一・二塁とするも、今季初スタメンの赤田が牛田から三振。対する横浜も6回、鴨志田相手に四死球2つ、加えて暴投もあって一死一・三塁となったが、代打・ノリは三振。続く石川も古川から三振。勿論「ここでノリなのか」と喜んだ次第である。しかし、向こうも7回の代打・スンヨプには、同じ気持ちだったかもね。それにしても、何故“スンヨプ”の部分だけ小さい?■最終回の攻防にどよめく9回表の時点で、21時10分くらいだったか。可能なら、この回で勝ち越したいところ。しかし、山口俊を前に“救世主”田口は右飛に倒れ、昨日5安打・今日2安打の坂口もニゴロ、巨人戦で沢村から殊勲弾を放った北川もニゴロ。Tまで回したかった……。この時点で試合時間は3時間半まであと10分ほど。岸田がスパッと抑えれば、或いは……。渡辺直 ⇒ 三振(よしよし)石川 ⇒ 三邪直(バルディリス!)しかし、ここから金城、村田が人工芝ならではの内野安打2つ。嫌~な雰囲気が漂う。外野席からはわからなかったが、どうも岡田監督が直接マウンドへ行ったらしい。スレッジ勝負。1球目 ⇒ 147km/h・見逃しストライク2球目 ⇒ 148km/h・ボール3球目 ⇒ 149km/h・ボール4球目 ⇒ 147km/h・空振りストライク5球目 ⇒ ???km/h・ボール6球目 ⇒ 148km/h・ファール7球目 ⇒ 148km/h・ファール1球ごとにどよめく両翼スタンド。そして、8球目だった。149km/hのストレートが唸る。空振り三振。魂の全球ストレート勝負。その瞬間、飛び出したガッツポーズがこれだ。結局、試合は時間切れのため、延長戦には入らず。くそ……、勝ちたかったな。■余談だが因みに、TBSラジオのマスコットの方が、ホッシーより子供たちにはインパクト大だった模様。Please crick here !!
2011.06.16
コメント(2)
今日の阪神戦、壮一朗がTVの前で叫んでいた。「けーろー、けーろー、たいがーす!」本当は「KO、KO」が正解なのだが、ふと「ん、ちょっと待てよ」と。阪神は平均年齢が高いから、ある意味、その掛け声も正しいのかもしれない。「敬老、敬老、タイガース!」なんか、相手に同情したくなる試合だった。Bs 522 100 220 14T 200 010 000 3オリックスは今季最多安打&最多得点で、今季初の5連勝。4位に浮上した。逆に、阪神は遂に2桁借金で最下位転落。得点経過を見ると、その悲惨さがわかる。<1回>坂口 ⇒ 中安打田口 ⇒ 右安打(犠打一転強攻)後藤 ⇒ 左飛(三進)T ⇒ 本塁打(3点)バル ⇒ 死球スン ⇒ 中安打大引 ⇒ 四球鈴木 ⇒ 左安打(1点)金子 ⇒ 投失(1点)先発は去年のチーム勝ち頭・久保。もう、本当に「どうなってんの?」って出来で。しかしね、後藤の決して深くない左飛で、坂口が三塁にタッチアップしたのを見て、金本の肩は致命的だと悟ったわけで。敬老、敬老、タイガース\(Tロ\)(/ロT)/<2回>後藤 ⇒ 右安打T ⇒ 二塁打(1点)バル ⇒ 四球スン ⇒ 三振大引 ⇒ 右安打(ポテンで1点)途中から小嶋が出たが、状況は変わらず。<3回>坂口 ⇒ 四球田口 ⇒ 遊ゴロ(全セーフ)後藤 ⇒ 三振T ⇒ 遊ゴロバル ⇒ 四球スン ⇒ 右安打(2点)<4回>鈴木 ⇒ 二塁打金子 ⇒ 犠打坂口 ⇒ 三振田口 ⇒ 二塁打(1点)金本をいたぶらないよう、外野への打球は全て右方向。敬老、敬老、タイガース\(Tロ\)(/ロT)/金子は初回こそ無死満塁のピンチを招き、2失点を喫したが、いずれも内野ゴロの間の失点。5回の1失点も、Tの拙守がなければ、防げたかもしれないものだった。回を追う毎にストレートで空振りを奪えるようになり、何球かは150km/hに迫る球速が出ていた。<7回>坂口 ⇒ 左安打田口 ⇒ 中飛後藤 ⇒ 左安打T ⇒ 投ゴロバル ⇒ 右安打(ポテンで2点)<8回>大引 ⇒ 四球鈴木 ⇒ 右飛森山 ⇒ 三安打坂口 ⇒ 三塁打(2点)7~8回の4点は、若竹から奪った。因みに7~8回、こちらは近藤が登板。球速は心配なく、2四球もいつも通り。結果、無失点ということを考えれば順調だろう。まァ、それでも今日は緊張感のない展開。金子も、近藤も、真価を見極めるには、もう1試合見たいところではある。一方、打線はこれで4試合連続5得点以上。完全に貧打からは卒業した!……と思う。さて、明日の予想先発はメッセンジャー、或いは、下柳なのだそうだ。敬老、敬老、タイガース\(Tロ\)(/ロT)/Please crick here !!
2011.06.05
コメント(0)
オリックスの面々は、心優しい男たちばかりだ。連敗に苦しむ相手には勝ちを与え、記録を達成しそうな相手には脇役に徹する。だからね、ファンは嫌な予感がするわけよ。……今回の広島みたいな相手は。6連敗中? 44回連続無得点中?そろそろ、ウチが止めちゃうんじゃないの?……みたいな。でも、広島は予想を上回る泥沼だった。<昨日>Bs 130 200 000 6C 000 000 201 3なんと、全米ドラフト1位のバリントン陥落!後藤が2安打3打点、坂口が4安打と、スロースターター2人が大活躍し、2番に入った救世主・田口も、2打数2安打で打線の潤滑油となった。投げては中山が6回無失点で、今季初勝利。長いトンネルを抜けた。結局、広島の連続無得点記録は50回まで伸び、セ記録を更新。日本記録は59回だったが、そこは持ち前の優しさで止めてあげた。……ケガ明けの近藤が。試合後、実況のコメントが引っかかった。「記録は止めたので、次は連敗を止めたい」……まさか、ね。でも、広島は予想を上回る泥沼だった。<今日>Bs 004 000 100 5C 020 000 000 2なんと、去年の沢村賞投手・マエケン陥落!3回も7回も、大引の長打がキッカケとなった。よくよく考えてみると、入団以来、広島戦でやたらと打っている印象が……。ロッテ以外にも得意チームがあったのか。伊藤、西への連続四球が分水嶺だったね、マエケン。西は5勝目を挙げ、久しぶりの勝ち星。実況には散々「崖っぷち」と連呼されていたが、「カープの方が崖っぷちでしょ」ってね。それにしても、この試合は実況以上に解説が面白かった。達川光男。現役時代は広島一筋。引退後は監督まで務めた。守っては捕手として“ささやき戦術”を駆使し、打っては当たってもいないのに死球を主張する。指揮を執っていた時は“晃豊”と、改名までした男。つまり、広島が勝つためには全力を傾けてきた人生だ。試合開始すぐ、彼は広島優勢になると、いきなり「よし!」と力強い一言。「解説者は応援団になってはいかん」そう自分を戒めながらも、広島LOVEは隠せない。3回、オリックスに逆転を許すと……。「あの三ゴロがね」と、前の回で打席に立った際、アクシデントがあったかもしれない説を披露し、マエケンをフォロー。更に。「デーゲームの広島、これから暑くなりますからね。 これは打撃戦になりますよ」多分、不甲斐ない広島打線への檄だったのだろう。……結果論で言うと、打撃戦の兆しすらなかったが。5回には立ち直ったマエケンに対し……。「4失点しても4回、5回をしっかり抑える。 これがマエケンのマエケンたる所以ですね」打撃戦って言った舌の根も乾か……、ウホン。次の名言はその裏、広島が円陣を組む映像が流れた時。達川氏の見立てはというと……。「内はコントロールできていないので、狙い目は外」しかし、ヒントも虚しく3者凡退の広島貧打線。そして6回裏、オリックスはスンヨプ、ヘスマンの両外国人が凡退したのを受け、森山とバルディリスをレフトとサードに入れた場面では……。「オリックスは守りに入りましたよ」「ちゃああああんす!」と言わんばかりの口調。おそらく、この交代の正解は、守備固め以上に“打てないから”だと思うのだ。そして多分、達川氏もそれはわかっていたはず。コメントの真意は、おそらく広島打線に奮起を促すため……。まァ、それでも点が入らない広島貧打線。最終回、岸田が登板すると、決め球のチェンジアップに対し、達川氏は……。「フォークですね」あれもきっと、フォークくらいの落差だと思え!というアドバイスだったに違いない。やはり、広島貧打線は無得点だったけどね。広島LOVEの達川氏には辛い試合展開。しかし、一貫して広島の選手を褒め続けるその姿勢は、清々しささえ感じさせた。……。まァ、でも……。……いい加減にしとけョ(-。-;)Please crick here !!
2011.06.04
コメント(0)
ただでさえ腕立て伏せは苦手なのに、背中に何故か松岡修造が乗っかって、意味不明な発言を繰り返す。具体的に何を言っていたのかは覚えていないが、とにかくツッコミ魂を刺激されまくる言葉の数々。そんな責め苦を受け続ける、夢を見た。☆☆☆さて、土日は家族で長瀞方面に行って来た。川下りをしたり、蕎麦を食べたり、わらじカツを食べたり、いちご狩りをしたり、和同開珎発掘に因んだ神社に行ったり、陶芸教室でオリジナルBs湯呑を作ったり……。深夜の秩父温泉、大浴場を1人占めしたり。ホテルの本棚から『ゴリラーマン』を拝借し、実に1時間、ダラダラホクホクと。これは極楽というヤツですよ、皆さん!中日相手に連敗しようと、気分は上々。温泉とは、かくも癒される場所なのである。この2連戦ではTが1試合2発を放ち、チャンホが二軍行きを命じられたらしい。今年の目玉・韓流コンビが全滅した、と。代わりに合流して来たのは、なんと金子だ。木佐貫も落ちた今、嬉しい誤算ともいえる早期復帰。しかし、一体どこまで戻って来ているのか……。☆☆☆で、火水は仕事で釜石方面へ。遊びに行ったわけではないので、隙を見てはケータイで速報をチェック。「そうかそうか、横浜め」とほくそ笑む2日間であった。火曜日。投げては寺原が古巣に恩返し。カブレラの応援歌に変更された途端、当たりが止まっていたヘスマンに待望の一発が出て……。ビッキーが攻守で貴重な働き。更に、一軍復帰の後藤も2安打をマークした。結果は、2対1の勝利。因みにこの日は、夕食時に震度4が襲来した。店全体に「ドン!」という衝撃が来て、暫くの間、近くを電車が走っているかのように「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!」という音と揺れ。東京では味わうことのなかった数秒間だった。水曜日。相手は、寺原のトレード相手・山本省だったわけだが……。決していい当たりではないのに安打が続き、5回もたずに降板するという去年もよく見たパターン。1点目⇒後藤の当たりは、投ゴロかと思いきやセンターへ。2点目⇒Tの併殺打崩れ。3点目⇒Tの打球は遊撃手後方へフラフラポトリ。この日から一軍復帰したバルディリスは好守と、4点目となる押し出し死球をゲット。坂口には今季1号が飛び出した。内角低めのボールを掬い上がる技ありの一打だった。なんか、打線が形になって来たんじゃないの?坂口、田口、後藤、T、北川、ヘスマン、バルディリス、伊藤、大引。5~6番にもう少し怖さが欲しいのと、代打で使える人材が足りないが、以前よりは得点の匂いが漂ってきた気がする。投げては、フィガロはいつもの出来で2失点。前日も一発を浴びるなど、疲労の見える岸田はベンチを外れたが、吉野⇒香月⇒平野と繋いで5対2の勝利。横浜には2008年以来12連勝中だとか。……君たちね、ノリを獲るくらいなら筒香を使いなさい。そうそう、近藤も一軍に合流したってね。金子と同様、一体どこまで戻って来ているの?Please crick here !!
2011.06.01
コメント(0)
5連敗中のヤクルトがそろそろ勝つ確率と、3連勝中のオリックスがそろそろ負ける確率と、どっちが高いと思う?そりゃあ、今日の降水確率(50%)より、負ける確率の方が高いということは承知していたさ。それでも、わざわざ仕事をズラし、雨具の用意をして、懐を寂しくしてまで、リーグ最下位のチームを応援してしまう。今季4度目の生観戦。結果は、やはり予想通りだった。あっちは由規でしょ。こっちは木佐貫でしょ。どちらがより安定しているか。で、あっちはストライク先行の投球で、8回13奪三振1失点の好投をして。で、こっちはボール先行の投球で、塁を埋めて、打たれて、2回で降板して。勝敗の差は明々白々である。打線も、互いに5安打4四死球ながら、チャンスでの振る舞いに差が出てしまった。特に5回は「ウチの方が拙攻だぞ!」と、ヤクルトにアピールしているかのようだった。中山 ⇒ 3-1から四球坂口 ⇒ 3-1から四球投手が四球を選ぶのは、あの寺原以来。左翼席も一際沸いた。2点ビハインドで無死一・二塁、打者は梶本。当然、犠打で一死二・三塁の形を想像するわけだ。しかし、初球は見逃して1ストライク。2球目は、強振して一塁側へファール。3球目は、ド真ん中を空振り三振。へなへなへなへな。続く田口も、あろうことか3球三振。この日は、由規に全く合っていなかったなァ。へなへなへなへなへなへな。スンヨプも、3-2からスライダーが来て、何を思ったか見逃して三振。へなへなへなへなへなへなへなへな。ついでに、1試合を通してヨレにヨレまくっていた応援団の鳴り物にも……。へなへなへなへなへなへなへなへなへなへな。何だか、今日は梶本が三振を喫した時点で、その先の流れが決まってしまったような、そんな気がしてならない。☆☆☆今日は5回にマスコット同士の対決があった。バットを額に当てて、5回ぐるぐる回って、数メートル先のゴールを目指す。さァ、勝負の行方は……?ってか、燕太郎を見るに、本当は誰も三半規管狂ってないだろ!ヤクルトのマスコットがゴールしそうになると、つば九郎が妨害をして、結局はベルが1着となった。茶番か!☆☆☆今日のヒーローインタビューは3人。由規と、2安打の福地と森岡。福地が「5月も終わろうかというのに、遅くなりましてすみませんでしたーーー!」と、語気を強めれば……。森岡は「9年目の森岡ですけど、お立ち台初体験でーーーす!」と、絶叫。由規も「毎回勝って、このお立ち台に上がれるように、僕も頑張りまーーーす!」と、2人に合わせた。何だか、青臭くて良かった。☆☆☆試合前、ブルがスタンドにプレゼントを投げ入れてくれたのだが、壮一朗がそれをゲット。何を貰ったかというと……。スワローズのオリジナルTシャツだった。もらった本人は、通っている野球教室で、1人巨人のではなくオリックスの帽子を着用し続けている男。複雑な気分らしい。Please crick here !!
2011.05.26
コメント(2)
近頃、3歳になったばかりの娘が、田口の画像を見て「たぐちちょー」と言い始めた。そして、来月6歳になる息子はその上を行く。中継を見ていて覚えたのだろう。なんと、選手の名前を漢字で読めるらしい!田口とか、大引とか、北川とか、作りの簡単な漢字だけかと思いきや、後藤とか、駿太とか、複雑なものも読めた。さァ、そんな2人と妻を連れて今日は神宮へ。今季“3”度目の生観戦は、“3”戦連続で4対1というスコアとなり……。チームは初の“3”連勝。フィガロも自身“3”連勝。決勝打を放ったのは“3”番・田口だった。まさに“3”尽くしのヤクルト戦。今日は、選手毎に振り返ろう。坂口:ミート力が素晴らしく、4安打。 5回の三塁打は見応え十分だったし、 8回の安打は勝ち越し点に繋がった。梶本:8回、三塁手・宮本の猛チャージにもめげず、 見事に犠打を決めてみせた。 先日、広島戦のミスを引っ張らなかった。 残念だったのは、初回の盗塁死。 カウント2ー1、球種はスライダーで、 捕手・川本の送球は1バウンドしたのに、 余裕のアウトとは是如何に。 ベンチもベンチである。 先発・山本斉は制球がバラバラで、 走らせなくても四球を取れそうだったのに。田口:8回、橋本からライト前へ決勝打。 打ちそうな雰囲気プンプンであった。 田口は今日を終えて出塁率5割、 得点圏打率4割と、絶対の信頼感。スン:初回、四球を選んで1日1出塁の役目を 終えたかと思ったら、8回に打点1。 しかも、変則左腕・久古から打つとはね。 早々に追い込まれたが、 暴投で田口が三進したことで息を吹き返したか。ヘス:4回打席に立って2度出塁したが、 トドメを刺したかった8回に三振したのが残念。T:2試合連続でスライディングキャッチを披露した。 打つ方は“上向き”と伝えられているが、本当か? 初回、初球を振りに行ったが、仕留め損なったな。 あの打席は、山本斉が暴投してくれて先制。 正直「助かった」というのが本心ではないか。 ソフトバンクに行ってしまった康雄さんに、 頼りたい。頼っちゃダメなの? 8回、右翼線への打球は安打ではなく失策だったか。 森山も憤死して打点1も付かなかったしなァ。大引:3三振と酷い出来。特に初回、 4四球と乱れた相手先発に引導を渡せなかった。 何だか、いつも外に泣かされている印象だ。 イメージでは外を見逃してカウントを稼がれ、 外に勝負球を投げられ、空振るシーンが目立つ。伊藤:前田から伊藤に正捕手が戻って、 チーム防御率がググッと上がったと思う。 守ってはフィガロ、平野、岸田を好リード。 打ってはプロ入り初本塁打を放った。フィギー:6回一死までノーヒットノーランに抑えた。 最近、貧打に喘いでいるというヤクルトでは、 攻略は難しかろう。 代打・ホワイトセルに打たれた本塁打は、 左翼ポール際で、神宮ならではのものだった。 結局、8回途中で降板して1失点。 これで5試合連続自責点1以下。 但し、打つ方はセンスの欠片も感じられなかった。森山:8回、スンヨプの代走として登場した。 Tの当たりで一塁から一挙本塁を狙うも、憤死。 再三再四の牽制でスタートが遅れたか? それとも、森山の足だからこそのクロスプレー? セーフにも見えたがなァ。平野:8回二死から登板。いきなり青木に安打を許すも、 田中浩がフルカウントからボール球を打ってくれて、 事なきを得る。 神宮のスピードガンはやはり速く、 球速は152km/hも出ていた。岸田:クリーンアップを2K含む三者凡退。 連続失点を止めた。つーことで、何だか余裕漂う勝利だった。一方で「これは負けたなァ」と思った瞬間も。燕太郎がブレイクダンスをした直後、「君も何かやれるのか?」と振られたブル君。「よおし」と見せた精一杯のアクロバティックだった。……運動能力はネッピー級らしい。☆☆☆ここからは、その他の雑談。ラッキー7の時、左翼席で大ブーイングが起きた。だって『SKY』を歌っていて、これから一番盛り上がるよ~って所で、ぶちっ。そりゃあ、みんな怒るよ。☆☆☆相手の主砲・バレンティンがとんでもない。打率は3割4~5分で、本塁打は13本。オリックスファンたちの間では、こんな声が上がった。「来年からはジャイアンツだな」☆☆☆試合時間は2時間44分。1回表終了時は22分も経過していたのに。Tシャツ1枚ではとっても寒かったので、ペースアップは大歓迎であった。☆☆☆神宮球場は試合後、選手がグラウンドを歩いて退場していく。その際、岡田監督にファンの声が飛んだ。「後藤を上げて!」☆☆☆昨日、新ユニフォームが到着した。Please crick here !!
2011.05.25
コメント(0)
今季2度目の生観戦、東京ドームへ。先発は巨人=スーパールーキー澤村に対し、オリックス=巨人相手に11度先発して、未だ勝ち星のないという寺原。その内容を一言で表すなら“ザッツ・セ・リーグ”!勝負を分けたのは、打者・寺原だった。ということで、時系列で振り返ろう。<試合前>上野動物園に来たパンダに1日先駆けて、名前が決定した我が球団の新マスコット。バファローブルとバファローベル。彼らを初めて生で見ることが出来た。左翼席前に来たベルの方を撮影。家に帰って確認したところ、この時、我々一家はまたTV中継に抜かれていた。<序盤1~3回>12球団随一の貧打を誇るオリックス打線は、予想通り、澤村の前に沈黙しまくった。速いわ、コーナー突かれるわ、もうお手上げ。そして、寺原はというと、初回にいきなり失点。○2番・藤村が三塁手・ヘスマンを狙って セーフティバント。バルディリスだったら……。○その藤村が、伊藤の強肩をかいくぐって盗塁成功。○坂本四球、ラミレスニゴロ。○二死から阿部慎に巧くライト前へ。しかし、この日の寺原は、ストレートに威力がある“当たり日”。勝ち運に恵まれていない澤村相手なら……。<中盤4~6回>4回表、オリックスに初安打が生まれる。突破口を開いたのは、信頼感抜群の3番・田口。その後、スンヨプも続いて無死一・二塁。1日0~1出塁のスンヨプについて、我々の隣に座っていた夫婦が……、「今日の役目は終わったから、代走で」どこも同じような会話をしているんだなァ、と。しかァ~し、ヘスマン&Tが、連続見逃し三振。またいつもの拙攻かよ(ノ´Д`)ノガッカリ感が漂いまくった、その時だった。大引がしぶとく三遊間を抜いた。1対1の同点だ。そして、昨日2安打の伊藤。こういう場面でいつも思うこと……。もう1点が欲しい!でも、空振り三振(ノ´Д`)ノ因みにこの頃、妻と子供たちはスタンド裏へ。バファローブルを追いかけ、写真撮影をしていた。“あと1本が出ない病”は5回表も発症した。二死一・二塁でスンヨプ。例の如く空振り三振を喫するのだが、カウント3-1でストライクを振らない4番に、どんな価値を見出せばいいのだろう。隣の夫婦曰く「スンちゃんの打席はリプレイ」要は、いつも同じ内容ということだ。<7回>この回、オリックスは寺原の打席を迎えるが、代打はなし。まァ、二死で走者もいないし、平野&岸田を出したら6連投になるし、岸田は2試合連続失点中だし……。寺原、続投。一方、巨人は一死から二塁打が出てチャンス。田中め、この日は随分と寺原に合っていた。で、迎えたのがここまで11Kの澤村。原監督は、高橋信を代打に送り出す。しかし、結果は右飛。緩い球でタイミングを外したバッテリーの勝ちだ。そして、うるさい紺田も遊ゴロに打ち取り、7回も無失点で切り抜けた。<8回>澤村に替わり、マウンドには久保。一死から、田口が牙を剥く。二塁打!更に、役目を終えたと思われていたスンヨプがなんと、振り逃げによる奇跡の2出塁目。一死一・三塁。しかァ~し、ヘスマン&Tが、連続空振り三振。またいつもの拙攻かよ(ノ´Д`)ノ流石に負けを覚悟した。案の定、寺原は先頭の藤村に安打を許す。「をいをい、また走って来るんだろうな」とか思っていたら、原監督は坂本に犠打の指示。テンションが思わず上がる。ありがたい。ラミレスは……、三振!阿部慎には敬遠気味の四球でOK。で、長野を……、三振!ここに来て、ストレート勝負ではなく、落ちるボールで料理したバッテリーに拍手である。<9回>何だか得をした気分で迎えた9回だが、打順は下位。3時間半までには30分ほど時間があり、決着は延長戦と想定していた。しかし、試合は二死から劇的に動き出す。この時、驚かされたのは寺原が打席に立ったこと。ここまで120球。まだ引っ張るのかと。せめて、振らずに体力を温存してくれと祈ったが……。粘る。寺原が粘るのだ。ストレートに何とか喰らい付き、フォークを見極め、なんと9球目には四球をもぎ取ってみせた。ヘスマン君、T君、ついでにスンヨプ君。見たか?続く坂口も奮い立たずにはいられまい。追い込まれながらもバットを振り抜く。打球は越智の右踵を直撃し、内野安打。岡田監督は何故か、8回の守備から2安打の梶本に代えて、山崎を2番に入れていた。昨日、奇しくも決勝打(本来は遊ゴロ)を放ち、延長戦に終止符を打った男。原監督は越智を替えない。予感が漂う。1球目、ボール。越智の荒れ様、山崎の傾向から、早打ちはないと思っていた。ところが。2球目、ボールは阿部慎の構えた位置とは逆へ。振った。当たった。飛んで来た。「マジで?」を3回くらい叫ぶ。入っちゃったYOOOOOOOOOO!辺りは、この日初めて会った人同士がハイタッチ。こういう展開で、よくあるのは一発での決着だ。その場合、主力に怪我人続出とはいえ、有利なのは巨人のはずだった。しかし……。まさかの山崎。それはまさに、寺原が自ら引き寄せた得点。投手も打席に立つ、セ・リーグならではの展開だった。その裏、最後の力を振り絞った寺原は、見事な投球を披露してくれた。146km/hストレート。御見逸れしました。今季“2”度目の生観戦は、“2”戦連続で4対1というスコアとなり、シーズン“2”度目の“2”連勝。“2”番に入っていた背番号“2”の山崎が、“2”戦連続でのヒーローインタビュー。まさに“2”尽くしの巨人戦だった。Please crick here !!
2011.05.23
コメント(2)
毎週、火曜日が辛い。月曜終わりは仕事の関係上、朝帰りが多いこと。1週間で最も早い時間帯に会議があること。しかも、火曜の仕事はその会議だけであること。そして、木佐貫に勝ち星が付かないこと。昨日などは、まさに“泣きっ面に蜂”だった。実は今、腰痛が酷い。コルセットが手放せない。それでも、会議に行った。しかし……。誰もいない。急遽、中止になったという。無駄足! サボるのが正解だったか。それでは、野球中継でも見ようと、社内に残り、TVの前に陣取る。木佐貫好投! オリックス先制!ダルビッシュ相手に投げ勝っちゃうのか?しかし7回、稲葉に被弾……。平野が前倒し登板するも、逆転……。もう見ていられなくなり、席を立つ。どうせ、どんな体勢でも腰は痛いと考え、パチンコ店に向かった。結果は、1万4千円負け。蒼天が余計だった。後ほど、9回に追い付いたこと、岸田が打たれて負けたこと、際どいコースを突き過ぎたこと、疑惑の内野安打があったことを知った。1点を惜しんで前進守備をして、それを破られて傷口を広げるパターン。捕手はもう1人残っているのに、何故か貧打の鈴木に代打を出さず、チャンスを潰してしまうパターン。共に炸裂したらしい。更に、一塁を森山が守る緊急事態も……。帰り道は、雨の中。まさに、裏目恨めしTuesday。そして今日、水曜日。幾らか気分は晴れた。F 000 000 000 0Bs 000 010 00× 1寺原、今季2度目の完封!とにかく、ストレートの威力が抜群だった。どんなに粘られようとも、どんなにピンチを迎えようとも、ぐいぐいと。122球、捩じ伏せ勝ち。1~2回は危なそうな雰囲気だったが、解説の野田さんによると、相手投手(武田勝)が良かったため、テンポが良くなり、流れに便乗できたとのこと。坂口の守備も大きかった。初回、二死一・二塁で小谷野の打球。一直線に背走し、掴んでみせたわスパイダー。最終回も、二死走者なしで稲葉の打球。これも一直線に背走し、飛んでみせたわスパイダー。伊藤の強肩も炸裂した。8回、田中賢を迎えて、代走・村田を一刺し。やはり、捕球から送球までが速い。腰痛の身になって、改めて君のパフォーマンスに脱帽だよ。打っては、少ないチャンスをよくモノにした。Tの粘り勝ち安打、竹原の移籍後初安打、バルディリスの読み勝ち安打。この後、伊藤が淡白に打ってしまったこと、最終回、下山が二塁打を打って、坂口が還せなかったことが残念といえば残念。まァ、でも勝ったからいいよね。明日はフィガロではなく、チャンホの予告先発。なお、木佐貫が気分転換に一時降格した模様。Please crick here !!
2011.05.04
コメント(2)
GW(激怒ウィーク)以前からダメだったので、GW(激怒ウィーク)に入ったことに気付かなかった。「貧打」「淡白」「見殺し」「拙攻」書き飽きた。あの駄試合後、緊急野手ミーティングが行われ、スンヨプやバルまで出席したらしいが、翌日の試合、つまり一昨日も酷いものであった。出塁しても送れない、還せない。俊介は誰が見ても調子が悪いのに、無得点。俊介はよく凌いだ? 違うな、打てないだけだ。中継ぎから何とか2点を奪い、逆転勝ちしたが、13安打13残塁の事実は爽快には程遠く、坂口のバックホームが逸れていれば負けていた。で、昨日は仙台凱旋の楽天に1点止まり。空気を読んだ? 違うな、打てないだけだ。試合後、岡田監督は激怒してTを槍玉に。ベンチの責任もあるとは思うが。そして、今日である。スタメン発表の際……。1番・森山?坂口は? 3番?じゃあ、後藤は? 4番?……アレ、Tは?って感じなわけよ。昨日はホームランを100本打ったら許すって岡田監督は言っていたのに、スタメン落ち。そんなの、空気が更に重くなるだけではないか。6回に代打で出たが、やっぱり三振。見逃して、見逃して、ボール球を空振って。昨日までと同じ中身かよ、と。9回に二塁打を放ったのが明日に繋がるか。それと、伊藤を起用しなかったのは何故か。前田を使ったとて、2回にはバント失敗。それどころか、聖澤には余裕で盗塁を許し、中山とのコンビは5回途中までしか続かなかった。大引も、ベンチに座っているだけで飼い殺し。山崎が3割近い打率を残しているため、使いにくい状況なのはわかるのだが、これではキッカケを掴めまい。それに、山崎には決定機で勝負弱い印象があるし。う~ん、頑張っている選手もいるよ?北川は連日マルチ安打と固め打ちを始めたし、バルも安定して打っているし、坂口もようやく調子を上げてきた。但し、北川は骨折の影響もあって走れないし、バルも一撃で試合を決めるまでの力はない。更に、坂口は時々凡ミスがあって、今日も好走塁で二塁を陥れておきながら、直後、牽制に誘いだされてチャンスを潰した。では、二軍で他に使える奴はいないのかと、ファームを覗いてみると、あちらも貧打。唯一、ヘスマンならと思っていたが、ここ2日は代打として登場するも快音響かず。因みに昨日、ロッテから竹原を金銭で獲得したが、三振の多い打線に粘りを与える存在には思えない。何だか、金田や具が防御率1・2位になりながらも、大きく負け越していた時代を思い出す。中継だと、5回途中にハイライトが入るじゃない?普通は得点経過を繋ぐのだが、オリックスの打線が脆く、先発が頑張るため、今ひとつ見せ場のないものになるわけだ。序盤大量失点⇒チーム防御率5点台の時代よりはマシなのかもしれないが、ツマラナイ。明日は笑顔の新星・西が登板する。Please crick here !!
2011.04.30
コメント(0)
息子の幼稚園があったが、遅刻してでも「行きたい!」と言うので、QVCマリンフィールドまで足を伸ばした。今季初の生観戦。予想では、30分の遅刻。しかし、新木場駅で最後の乗り換え。快速のタイミングには合わず、仕方なく各駅停車に乗ろうと思ったが、時間を過ぎても電車が到着しない。強風のため、スピードが出せないとのこと。ケータイで速報のページを開く。1回の攻防、0対0。2回の攻防、0対0。よし、そろそろ海浜幕張駅だ!と思ったら……。車内アナウンス。海浜幕張まで行けない?1つ手前、新習志野駅で降りろという。仕方なくタクシーに乗り込み、球場へ。ケータイの速報を見ると、ロッテに次々と点数が入っていく。4対0。段々テンションが下がっていく。更に。球場に到着した途端、駐車場の前で門前払い。後で知ったが、液状化現象の影響か、タクシー乗り場を閉鎖中していたようだ。結局、少し離れた場所に止めてもらって、徒歩で球場入り。1メーター分の損。「もう帰ろうか」「ここまで来て?」そんな葛藤が襲う。それでも、チケットを買った。こんな展開だし、一番安い外野自由席にしよう。外野が遠い。しかも、強風で歩きにくい。ここまでのアクシデント連発も含め、超次元的な存在に「来るな」と言われているかのようだ。速報ではオリックスが1点返した模様。よし、まだわからないかも……。球場内入った! その時、チラリと見えたモニター画面。Tがうなだれている。反撃は、終わっていた。そして、席に着いた直後の場面が、コレだ。ダイヤモンドを廻るサブロー。それを見つめるT。その後も、酷いものだった。昨日と同じく四球から大量失点。里崎の一体何が怖いのか、寺原! バックも、強風のせいか、ポロポロとフライを落としまくり、3失策。わざわざTのTシャツを着ていった息子は、Tに振り返ってもらおうと必死に叫んだが、風にかき消され……。崩れる小林雅と高宮の移籍組。打線は、目の前で1本の安打も打たなかった。あまりにも攻撃が淡白で、応援歌を最後まで演奏できないこともしばしば。そして終盤、応援団が送ったヤケクソなエール。「な~んで~もい~いか~ら塁に出ろ!」しかし、あっさりと3者凡退。「何でもありませんでした」とオチて、スタンドに少々の笑いが生まれた。最後の最後、北川の代打で駿太が登場するも……。力ないサードフライ。見る価値の一切ない駄試合を見てしまった。おそらく、道中に何度も警告をしてくれていたのだろう、超次元的存在の親切心に気付くべきだった……。Please crick here !!
2011.04.27
コメント(2)
金曜日、歓迎会の2次会でカラオケに行った。歌ったのは2曲、飲んだのは林檎ジュース1杯、食べたのはポテト1本に唐揚げ1個。それなのに、払ったのは1万円。更に外は雨。中山を見殺しにした昨日が、丁度こんな良くない感じの試合だった。球団公式HPの“PLAY OF THE DAY”は、二死満塁で銀仁朗から奪三振というシーン。つまり、危機を脱したことを褒めていると。でも、ここは凌げたけど、負けたからね。5安打以上打てない打線に、何か気の利いた名前を付けてやって、“激怒ウィーク”以来となる自虐造語で、ファンの失笑でも買ってやろうと思っていた。その矢先だった。L 000 000 021 3Bs 000 004 10× 5またしても西が、素晴らしい笑顔で、素晴らしい投球で、得点を呼び込んだ。7回96球無失点。被安打1で三塁を踏ませず。おかわりに死球を与えても、爽やかに頭を下げるだけで微塵も臆せず、気持ち良く腕を振って後続を断つ、その度胸。更に、解説の山崎慎太郎によると、スライダーでストライクを稼げる点がイイと。その秘密はマウンドの立ち位置にあって、プレートの左端、一塁側を踏んでいることで、右打者の外角に対して“点”ではなく“線”でゾーンを捉えられるらしい。かつての西武投手陣に多かったスタイルとのこと。あとは単純に低めへの制球力に二重マル。そして、そんな西に触発されたのが野手陣。特に今日のヒーロー・後藤への効きは凄かった。5回、浅村へのライナーに対してジャンプ一番!6回には執念の内野安打をもぎ取り、北川の犠打で二塁から一気に生還!捕手・上本が本塁を空けた一瞬の隙を見逃さず、大胆にも突っ込んできた。中継では満面笑みの岡田監督。相手先発・平野は不振のTにストレートの四球を与えたところで、既に歯車が狂い始めていたが、この走塁で完全に切れてしまった印象。その次はTに輪をかけて不振のスンヨプに、完璧な当たりを右中間に運ばれる始末。西武ベンチ、堪らず藤田をマウンドに上げるも……。こいつはバルディリスの“お客さん”である。ガツンと2ラン。先程の岡田監督とは、実に対照的な表情の久信。7回には、Tに二死からタイムリーが出るオマケも付いた。楽勝ムード。これぞ、西の“WKFK効果”。WKFK=笑う門には福来る。いやあ、久々に見る価値のある試合であった。……どうでもいいが。西にはもう1つ、特殊能力があるのだろうか。今日もあった“ベンチでの祈り”。=終盤は必ず競る。平野は栗山に2点タイムリー。岸田に至っては、おかわりに被弾し、なおも走者2人を出し、天敵のブラウンという場面までもつれ込んでしまった。球数的にも完封を狙えたはずだし、さっさと経験させておくべきだと思ったが、実はこの2人、今週は1度しか登板していない。ということでの調整登板。そういえば、前回も久しぶりの登板でキレを欠いた。そんなところにも貧打の影響が!と感じさせられた。☆☆☆最後に1つ、仮説というか妄想。笑顔がとても素敵な西だが、実は裏の顔があったりして。おかわりに当てて、申し訳なさそうに謝りながら、実は「ふっふっふ、これで踏み込めまい」平野と岸田がピンチで、祈るような表情を見せながら、実は「ふっふっふ、これで僕の好投が際立つぞ」なんて、笑顔の腹黒キャラ。多分違うけど、そっちの方が楽しく観戦できそう。Please crick here !!
2011.04.24
コメント(0)
早くもGW(激怒ウィーク)の装いである。打線が打てない、還せない。そして、先発が力尽きる、中継ぎが傷口を広げる。今季から球団公式ホームページでは、本拠地開催の際、その日一番のプレーを動画でアップしてくれるようになったのだが、見せ場が少な過ぎて、正直苦しそうなチョイス。以前にも書いたが、GW中は余暇を楽しむべきだ。そこで、相手が分の悪そうな日本ハムだったし、この3日間はパチンコを打つことにした。……あの競馬のヤツ、楽しいねえ。駿太のプロ入り初安打と初打点を見逃したのは残念だったが、下した決断は正しかった。それで、今日。大阪ドームはコリアンデー?正直、あまり期待はしていなかったのだ。チャンホ、2回連続で試合を作れるのか、と。スンヨプ、スタメン復帰確実じゃん、と。まァ、どっちみち仕事だし……。そしたら。L 000 000 000 0Bs 011 000 00× 2チャンホ、立ち上がりこそ四球が目立ったが、7回まで何だかんだと無失点。途中、捕手・鈴木がブラウンにぶちかまされ、負傷退場してしまうアクシデントも、むしろ冴え渡る投球術で淡々と投げ続け、終わってみれば108球と経済的。とりあえず、評価を「走者が出たらおしまい」から「そこそこ安定感のある先発」に修正しよう。スンヨプも安打を放ち、浅い中飛ながらも激走。山崎に打点1をプレゼントした。ということで、相変わらずの貧打を披露しながら、調子の悪い西武打線にも助けられ、何とか連敗ストップ。実は隠れたMVPは伊藤かな?いわゆる“他人の旦那”を引き継いでナイスリード。平野・岸田とも今季初めてバッテリーを組んで、少し心配したが、何とか無失点で凌いだ。……。あァ、他に書くことがない。安打4本、チャンスにもう1本は出ず……。なので、ちょっと小噺を。先日、同僚の女性(30)が興奮気味に話しかけてきた。彼女は、熱烈な嵐ファンで、中でも二宮くん派。そこが頂点にいて、2番手にシャルケの内田篤人。「長らく空いていた3番手をようやく見つけたんです」誰かと尋ねたら、なんと駿太だという。嵐、内田、駿太。どんな並びだ、君のクリーンアップは。実は駿太のルックスについては、数日前に夫婦で意見が真っ二つに分かれたばかり。夫はアリに1票、妻はナシに1票。因みに妻は、オリックス内だと平野が好み。駿太よりは伊藤の方がいいと語っていた。その意見を嵐、内田、駿太の女性にぶつけてみると……。「うそ、私、伊藤はないですわ」同じ女性という生き物なのに、ここまで分かれるかね。Please crick here !!
2011.04.22
コメント(0)
配牌の時、邪魔な字牌が幾つかあったなら、そして、その中に『西』があったなら、集めよう。そんなことを思わせてくれた試合だった。西勇輝、弱冠ハタチ。プロ初勝利おめでとう!Bs 000 000 040 4E 100 000 000 1君は何だ、何であんなに楽しそうに投げるんだ?有り得ないくらいの拙攻を繰り返し、昨日は中山を見殺しにした味方打線。今日だって、たった1点も返せそうにない。見ているこっちは、イライライライラ。それでも、西は笑って投げていた。エース・金子ばりのボールを投げ続け、楽天打線をキリキリ舞いさせた。相手先発の戸村とは、表情が対照的。神様がいるとしたら、どちらを勝たせたいか。そりゃあ、断然西でしょう、と。8回のあの4点は、あの笑顔が生んだものだ。先頭坂口、7球目をレフト前へ。TVの前にいる我々家族には、まだ得点のニオイはない。セオリーなら、続く森山はバント。しかし、今季はいくら送ろうが得点に結び付かず、アウトの無駄遣いになることが多過ぎる。岡田監督も何か思うところがあったのか、この試合途中から盗塁、強打と打つ手を変えていた。ならば、ここはエンドランか、と。我々の予想も、采配もズバリ!稼頭央の逆を突く内野安打で無死一・二塁。ここで3番・後藤。春先に弱いとか、ここ3試合は1割以下とか、そんなことは言っていられない。2球目、振った。当たった。打球は、大広のミットをすり抜けていく。坂口が生還した。同点。楽天は、8回も美馬に任せたのが裏目。片山を登板させるも……。Tが外のスライダーに喰らい付く。胡散臭くも、芸術的に大広を越えるループ。二塁から激走、森山。速い速い速い。逆転した!貧打線の中、孤軍奮闘を続ける主砲。たった2球で追い込まれながらも、しぶとく勝利打点を叩き出した。仮に、同点止まりなら、勝ちはなかった。北川のタイムリー、スンヨプの犠飛も、生まれることはなかった、と思う。平野、岸田と先輩たちにバトンを渡し、祈るようにその投球を見つめていた西。岸田が勝利を確定させた瞬間、愛妻・伊藤と熱い抱擁を交わしていた西。「これが若さか」と。攻略できそうだった相手投手に「東北の皆さん、やりました」って連日言われて、「もういいでしょ」って、あの笑顔で、あの投球で、言ってくれたように思えた。☆☆☆▽伊藤は、またも省エネ投球を実現。 打撃も一昨日の代打の経験を活かすような中身。 昨日も今日も四球の選び方が良くなったと思う。 昨日といえば、聖澤の盗塁を阻止したのも二重マル。▽スンヨプは酷いな。常に最悪の結果で打線を切る。 とりあえず、縦の変化球を投げておけば振る。 バットは止まらない。同じ打てないでも、 駿太を出してくれた方が生産性があるように思う。▽一昨日の夜、夢にルパンの仮装をした森山が出て、 そしたら試合でスタメンになっていた。 駿太はどうする? 今は精神的にも一息必要なのか。▽併せてスタメン落ちしていたのが、大引。 3球三振が目立つなど、迷っている感じがあった。 今年は積極的に早いカウントから手を出すのを 新たな取り組みとして意識しているというが、 逆にそれが枷になっているようにも見える。 まァ、金子の打撃もどっこいどっこいで、 ならば、守備的にも将来的にも大引を使って欲しい。 少なくとも、昨日、息の合った大引・後藤コンビなら、 あのショートライナーはゲッツーになっていて、 直後、稼頭央に走者を還らせることもなかったような。▽昨日の悔しさをついでに書くなら、 8回一死一・三塁で森山という場面。 我々家族はスクイズを願っていた。 強攻して、最悪なことに森山でゲッツーになるとはね。 そもそも、立ち上がりは良くなかった永井を さっさと打っておけよ!という話だが。 ▽今日も森山、伊藤、坂口と3盗塁。 野中の本塁突入もアウトになったが、いい判断だった。 走塁革命は着々と進んでいる。Please crick here !!
2011.04.17
コメント(4)
“カノジョじゃなくなってもトモダチ”って女性、時々聞くじゃない?長らく理解できない感覚だったのだが、ここ数年「もしかして」と思う。あくまで個人的印象であるが、田中将大という投手が近いのではないか……。2006年高校生ドラフト。オリックスにとって、マーは意中の人だった。甲子園のスターで、関西出身。球団再建を担う逸材として期待していた。しかし、抽選で当てたのはライバル・楽天。こんな時は「逃した魚は……」となりたくないので、抑えられたくない、負けたくないと思うもの。それなのに、マーに対しては、負けても湧き立つような悔しさを覚えない。今日もそうだった。3対2と負けたが、「こんちくしょう!」とはならなかった。一体、どうしてなのか?考えてみると、この投手はいつも完璧ではない。ほどほどに見せ場をくれる。特に、Tと坂口には甘い。なんか、試合に負けても勝負で勝った気になれる。今日も、Tは3安打2打点。安打が止まっていた坂口にも1本出た。そして、マーは相手先発の力を引き上げてくれる。ここまで課題だらけのパクが7回途中3失点。それは、その不思議な力があってのことだと思うのだ。あと、負けてもあまり悔しくない理由は、彼の人柄もあるのかもしれない。ピンチを切り抜けての雄叫び。今日は3回あった。ウチの貧打線を相手にも「抑えて当然!」って顔をしない。WBCでチームのマスコット的存在となったのも、何となくわかる。人柄自体に愛嬌があるのだな。ってことで、明日明日。以下、今日の試合で思ったこと。▽パクの7回途中3失点は数字上合格。 しかし、失点の中身はあまりよろしくない。 稼頭央の本塁打は球威不足で、 あとの2点は逆転直後の先頭打者に ストレートの四球を与えてからのもの。 そこから山崎に三塁打を打たれたのだが、 あれって長打を警戒して外一辺倒だったわけで、 何故にあんな激甘スライダーか。 そもそも、1打席目に外のカットボールを 巧くライト前に運ばれているのだから、 細心の注意を払って然るべきだった。▽相変わらず、坂口の守備範囲に惚れ惚れ。 だが、決勝点となった岩村の犠飛は悔やまれる。 岩村の打球は、走者・山崎ということを考慮すると、 返球次第では刺せるくらいの深さだった。 それを見越して、わざわざTは坂口に捕球を譲った。 しかし、返球は大きく一塁側に逸れ、ジ・エンド。▽8回、先頭の森山が内野安打で出塁し、 代打・金子で送った後、一死二塁。 大引を下げるのはまァ、いいのだけれど、 送った代打が伊藤って悲しいよね。 2ボール1ストライクのカウントから、 完全なストレート待ち。若いね。 このクラスは、ここでも変化球なんだよ、伊藤くん。 本来なら、あそこは日高。 昨日の敗戦がなければ、采配も違っていたのか。 もう代打の切り札キャラで定着した方が、 いろいろな方面で幸せなのではないかと思った。▽中継ぎは今日もいい仕事をしてくれた。 特に去年、密かに球速が上がったという吉野。 左殺しの一番手となっている。▽今日も後藤がバッテリーの間隙を突いて盗塁し、 得点に直結させた。ビバ、走塁改革。Please crick here !!
2011.04.15
コメント(0)
遂に息子のジャイアンツアカデミーが始まった。先月の入校式は、節電中の東京ドームで行われ、ジャビットと記念撮影。集合写真を見ると、巨人の中に、ブルーウェーブの帽子が約1名。親子で“したり顔”である。この分だと、練習初日も同じ状況だと思ったのだが、妻の報告によると、もう1人異分子がいたようだ。どこの球団かを尋ねたら、なんと!オリックスだったという。巨人の中にオリックスが2人。あとはゼロ。東京で見られた珍百景。さて、今日の試合である。5対3で負けはしたものの、今後の糧としたい。先発のフィガロは2回の5失点だけが残念。ストレートに威力があることはわかった。あと一息で化けそうな雰囲気はある。但し、まだ弱点も多い。引き出しが少なく、狙い球を絞られやすい。結果、今日は早いカウントで叩かれる場面が目立った。カウントを稼げる変化球が欲しいところだ。スライダー、チェンジアップは投げていたが、精度は低く、抜けることもしばしばだった。フィールディングもよろしくない。バントされた際の連携にかなりのぎこちなさあり。このフィガロ、ソフトバンクのような大味打線ではなく、日本ハムやロッテといった嫌らしい打線を迎えた時、或いは、伊藤や鈴木と組んだ時はどうなるのか。あと福間コーチ、ベンチに帰る度に話しかけていたが、一体、どんなアドバイスをしていたのだろう?因みに女房役は伊藤ではなく、日高だったわけだが、どんな意図があってのことだろう?かつての中嶋みたいに、外国人専用とか?いつもリードに苦言を呈される日高だが、あの2回は責められまい。とにかく逆球、抜け球、ボール球。一応、変化球も要求したが、首を振られていた。今日の試合でボロボロになったのは、駿太。二死一・三塁の場面、二死満塁の場面で、いずれも三振に終わってしまった。プロの変化球に戸惑いがありそうなのと、ストレートに力負けしているのと。まァ、我々ファンも我慢して育てていくことに同意したわけだから、打てなくとも文句は言うまい。とにかく今は経験値を増やしていくのみだ。あと残念だったのは、スンヨプだ。1打席目のアレが二塁打になったことも残念だが、2打席目以降、再び三振製造機になってしまった。彼を筆頭に、今日もチームで8三振。どうだか。一方、よかったことを探してみると……。まずはTの本塁打。山田にやられたまま終わるのも今後に響くし、何より最初の1本が早いに越したことはない。あとは守備陣で幾つか。かなり浅めの守備位置から縦横無尽に駆け巡り、打球を掴み取った坂口の守備範囲。後藤は、何やら不思議なプレーを披露していた。城所に盗塁された場面、余裕セーフと見て、捕球した直後に素知らぬフリ……。走者が「もしかして、逸らしたの?」と思い、離塁した瞬間をタッチしてアウトにしたのだ。あれが狙ってのプレーなら、新境地。真相は如何に?後藤は更に横っ飛びのファインプレー、バルも流石の守備力を見せてくれた。さァ、明日は“がんばろうムード”一色の楽天が相手。先発は、マーとパク……。片や佐藤義則が手塩にかけて育てた怪腕、片や走者が出た瞬間に得点を与えそうなベテラン。トランプの「大富豪」なら、2に3を当てるみたいな。取れたら、限りなくデカイが……。Please crick here !!
2011.04.14
コメント(2)
日曜日、家族で散歩に出掛けた。上野御徒町下車で有名などら焼きを買い、これまた有名な羽根付きたい焼きを買い、神田明神から湯島聖堂へ。そして、東京ドームでジャンプショップに寄り、神楽坂から新大久保を抜けて東中野まで。距離にして、実に10km。5歳と2歳がこれを歩き切ったと言ったら、おそらく“散歩人”地井武男も驚くだろう。楽しかった休日。しかし、暫くはこんなことも出来なくなるかも。だって、オリックスを見たいもの。H 000 000 000 0Bs 001 000 04× 5今季初勝利は、新戦力・寺原の完封劇。何だかスルスルと、これでいいの?という感じで。もしや、伊藤のリードってイケてる?この日も106球。2試合連続で節約配球だ。前半は敢えてカーブを隠す工夫もしていたようだ。得点圏に走者を進められたのは、3度あった。初回、本多に二塁打を打たれ、打者・内川。ぽーんと、右翼へフライが上がる。駿足・本多は、もちろんタッチアップである。「見せ場だ!」……そう思ったね。駿太から絶妙のワンバウンド返球が三塁へ。かなり余裕ありきのタッチアウト。本多の「うそーん」という表情が、凄さを物語る。『遊戯王』風に書くなら……。「リバースカード、オープン!」『レーザービーム!』次の危機は3回、二死二・三塁で本多という場面。バッテリーは強気の内角勝負。バットが折れ、微妙な打球が二塁手と右翼手の間に飛ぶ。そこにビュンと走り込んできたのは、またも駿太。『遊戯王』風に書くなら……。「リバースカード、オープン!」『ランニングキャッチ!』今日、本多は駿太をとことん引き立ててくれた。最後の危機は5回、一死二・三塁で川崎という場面。バッテリーはここも内角を上手く使った配球で、一ゴロに仕留める。ここで、信じ難い事態が!打者走者にタッチしたスンヨプがなんと三塁に送球。タッチは……、アウト。まさかの無失点。スンヨプの判断も良かったが、何故にオーティズは飛び出していたのか?なんか、いろいろと申し訳なく思ってしまった。もともとオーティズはオリックス暗黒時代の外国人で、しかも、昨日の試合で小久保に死球を当てていなかったら、スタメン起用ではなかったのだ。一方で「ざまあみやがれ」とも思ったが。何が「まだオーティズもいますからね」だ、秋山監督よう。YOYOYO。とにかく、守備の充実が目立つ完封だった、と。攻撃の方は、随分と重苦しかった。伊藤⇒安打、駿太⇒犠打、坂口⇒安打と、先制点は意外とあっさり奪えたが、追加点が遠い。ホールトンは左打者の内角に力のある速球とスライダーを自在に組み合わせ、オリックス打線に気持ち良く振らせてくれなかった。3回は結局3・4番が連続三振で1点止まり。5~7回も得点圏に走者を出すも、無得点。そんな嫌な雰囲気が吹き飛んだのが、8回だった。ソフトバンクは1点ビハインド、一死一・二塁という緊迫した状況で、何故か金沢ではなく、吉川を先に投入。ここで北川というのは、オイシイ展開なわけで。予想通り左翼前に運び、これで勝負あり。更には、スンヨプも特大の3ラン!打席で何の意図も感じられず、反応も出来ず、ストライクと凡打ばかりを献上していた新戦力に、吹っ切れるキッカケを与えてくれるとは。この雰囲気、去年の開幕ダッシュを思い出す。☆☆☆その他、ちょっと思ったこと。▽伊藤くん、昨日は打てる気がしないなどと書いて、 大変失礼した。今日は2安打を放った。▽Tがプロ入り初盗塁。 無警戒だったバッテリーの隙を突いた。 今日は代走・野中も盗塁を決めており、 機動力野球を印象付けた。 高代&佐竹両コーチの功績だろうか。 本屋敷コーチのブログにも、 走塁について何度か書いてあったし、 意識は上向いていることは確か。▽伊藤と駿太で3犠打。どれも巧いバントだった。▽今日も9回で三振9個。 四球が多いわけでもないしなァ。▽カブレラは本当に体が重そうだ。 2ストライク後もらしくない淡白さ。▽明日の先発も、新戦力が登場する。 チャンホでの1敗が確実視されるだけに、 フィガロには頑張ってもらわないと。 何となく好投しそうな予感はあるが。 立ち上がりがポイントになるかと。Please crick here !!
2011.04.13
コメント(0)
我が家では、室内でよく“やきゅう”をする。3mくらい離れた場所からボールを投げてやって、5歳の息子が玩具のバットで打つ。狭いリビングに結構な勢いの打球が飛び交う。時には、2歳の娘に直撃する。すぱーん。「ごめんごめん」と軽く謝るだけの兄、何事もなかったかのように1人遊びを続ける妹。傍から見ると、異様な光景に違いない。今日も、そんな光景が自然と繰り広げられた。そう、2011年のプロ野球が遂に開幕。居ても立ってもいられまい――。さて、我らがオリックスはというと、地元・大阪で昨季のリーグ1位を迎え撃った。H 100 000 100 000 2Bs 000 000 011 000 2イヤ、開幕前まではね、故障者祭りだわ、話題の韓国人たちは低調だわ、明るい話題はもう駿太くらいだわで、もう筆を執る気力も起きなかったわけである。ところが、今日の試合は……。満足だァァァァァァァァァァ!以下、思ったことを徒然と。▽開幕投手・木佐貫と和田について。2人とも松坂世代で、2003年の新人王。しかし、今やその差はかなり開いてしまっており、勝ち星で2倍、推定年俸は5.5倍……。更には味方打線も、和田が圧倒的有利とあって、誰もがソフトバンク勝利を疑わなかっただろう。しかし、である。木佐貫が素晴らしい投球を見せてくれた。和田と互角の投げ合いを演じ、9回2失点。球数を要するタイプだが、115球は見事だ。4回の無死満塁は多村⇒左飛、松中⇒二併で無失点、5回の一死三塁は川崎⇒三振、本多⇒遊飛で無失点。ソフトバンクが、よくフォークに手を出してくれた。イヤ、それも木佐貫のストレートがキレていたからか。今日は随分と見逃しを奪っていた。内川、細川と新戦力に打点を献上したわけだが、カブレラは抑えてやったぜ。他球場ではダルやマエケンや成瀬や岩隈ら、錚々たるメンバーが崩れたというのに、この九州男児は静かに仕事を果たしてくれた。まさにエース・金子の穴をしっかりと埋める活躍。個人的にはマン・オブ・ザ・デイ。▽捕手・伊藤の抜擢について。高卒1年目から将来を嘱望されていた正捕手候補。今年、首脳陣はどこまで我慢できるか。プロのスカウト曰く、多くの場合、捕手を獲得する際に最大の指標となるのは「肩」なのだそうだ。伊藤は、その武器を持っている。8回、本多をストライク送球で刺したのは、チームにとって非常に大きな収穫だった。近年、オリックスは走られ放題だからね……。今日は、リードも頑張ったのではないか。木佐貫のストレートがキレていたおかげでもあるが。今日の打撃を見る限り、まるで打てる気がしないが、暫くは我慢だ。今は守備だけで一杯一杯だろう。因みに、伊藤はプロ4年目とまだ若いが、かなりの苦労人だ。去年までは椎間板ヘルニアにより、選手生命の危機に立たされていた。今日、檜舞台に立てたのは驚異というか奇跡。実はその裏には、あるトレーニングジムの存在がある。車椅子テニスプレーヤー・国枝慎吾も通うJ-Workout。なんと、ここの特殊なメソッドは、下半身不随だった国枝を歩けるまでに回復させた。去年、辛いリハビリを経て二軍戦で復活を遂げた時、伊藤は大粒の涙を流したという。プレーできる喜びを知る者は、強くなる。と思う。▽2本の本塁打について。前々から知っていたことだが、このチームは得点の取り方があまり上手くない。加えて、和田の出来が完璧で連打は期待できない状況。序盤はマジでノーヒッターを喰らうかと思っていた。それだけに、よくぞ。しかも、飛ばないボールで。1本目、8回のバルディリス。おそらく、去年ほどの打力は戻ってきていない。全く期待していなかっただけに、嬉しい一発。そして、値千金の2本目、9回の後藤。残留してくれてありがとう。昨季の開幕2戦目も9回一死からの同点弾だった。キャプテンをベンチで迎える仲間たち。坂口が熱い抱擁をした直後だった。「僕とも抱き合っておきますか」と言わんばかりの木佐貫。少し遠慮しがちな2人。その姿を見た妻が、ハマっていた。重量打線のソフトバンクは0本で、貧打を心配されたオリックスが2本。野球は難しい。▽12回裏の攻撃について。ファルケンボーグ攻略未遂である。しかし、多くは望むまい。今日は下馬評も、試合展開も負け試合。この結果に持ちこんだ執念を褒めてあげたい。Tの二塁打、去年までのボールなら、或いはスタンドに入っていたかも……、とか。無死二塁、野中バントではなく、代打・日高だったらどうなっただろう、とか。一死三塁、バルがバットに当てていたら、とか。ジェダイの教えに背くであろう悪しき感情だ。みんな、執着はよくないぞ。▽勝利の方程式について。今日は10~11回を平野が、12回を岸田が無安打で乗り切った。更に、鈴木が抑え捕手として起用されていた。それにしても、平野は大丈夫かね。2イニング目も行くとわかって、やや嫌な感じがしたのだが。ストレートの球速は140キロ台半ばと今ひとつで、空振りも奪えなかった。そして、あの“ふっくら”とした外観は、体重が戻ったと考えるべきか、それとも……。▽困り果てた打線について。昨日『報道ステーション』でスタメンが発表された時、なんか切なくなったんだけど。秋山監督に「まだオーティズもいますからね」と自慢された時、強がれなかったんだけど。「ウチにだって、まだヘスマンがいるわ!」って。まァ、繋がりそうもない打線である。左右のバランス的に仕方なく起用された2番・大引。本来は下位でこそ数字を残す傾向にある。改造中の打撃でどこまで飛躍できるか。5番・北川は流石の打撃を見せるが、如何せん骨折の影響で走塁ができない。今日も二塁到達もやっとで、すぐに代走を送られた。6番・スンヨプはバットをボールに当てられない。12回に敬遠された時は、心底「ラッキー」と思った。森山をスタメンで使い、スンヨプを代打に使う方が、もしかして効果的ではないのか。7番・バルはまだ本調子ではなく、8番・伊藤は捕手業で手一杯。9番・駿太は張本以来52年ぶりに高卒外野手として開幕スタメンを飾ったものの、和田には軽く捻られた。次を打つ坂口との差が、どうしても目につく。但し、対応力はありそうなので、使い続けて欲しい。3打席目で代打を送られたのは残念だった。をいをい、計算できるのは1、3、4番くらい?因みに、今日は12回で15三振。無死または一死で、得点圏に走者がいる場合でも、これだけ三振が多いと、見ている方は辛い。相手投手も、慌てることなく投げられるだろう。飛ばないボール、弾まない人工芝。そのために、このオフは駿足を集めたのだ。大物打ちは代打でいい。試してみてはどうか。Please crick here !!
2011.04.12
コメント(0)
田口とイチローの名前を併せ持ち、ここまで5年間、オリックス三昧で育ってきた息子・壮一朗くん。そろそろ頃合いと思い、4月から野球を本格的に始めさせることにした。で、地元のチームを妻が探してくれたんだが……。何の因果か巨人のアカデミーが浮上してきた。まァ、プロの教えだからね、信用度は高いわけで。でも「じゃあ、是非に!」と行かないのが、我が家。だって、巨人って。はァ、オリックスは? ない。……だよねε~(-、- ;)ゞ聞くところによると、巨人のキャップ支給。入校式は東京ドームでジャビットとの記念撮影あり。ジャ、ジャビットってのは、アレだよね。(↑)コレ。……ウチの息子をどうする気だ、と。まァ、そこら辺は複雑だが、やはり入校は決めた。そして昨日、入校に関する説明会。巨人のキャップをくれると聞いた壮一朗が、「ねえねえ」と話しかけてきた。何と言ったか。「いりませんって言おうよ」自らの教育ぶりに感嘆してしまった。流石は純粋培養。新・黄金時代←意味不明。隣の妻は、父親のニヤけた顔を見たことだろう。後に、キャップは他球団のものでもOKという情報を聞き、更にニヤけたのは言うまでもない。説明会で流れた映像の中で、入校したての幼児たちがどんな様子で教えられているかが一瞬映っていた。正直、壮一朗にとって物足りなさそう。投げることも、捕ることも、そして“打つ”ことに関しては、特に。それでも、やはり親というのは、何かしら心配事が頭を掠めるわけで。足が遅いし、体も硬いしで、いろいろ苦労しないだろうか、とか。説明会にゴツイ外国人が来ていたけど、あんなのと張り合ったらどうなるんだ、とか。自分がちょっと巧いからって大口を叩き、周囲に疎まれやしないか、とか。退屈とか、なかなか巧くならないとかで、飽きてしまわないか、とか。まァ、でも、同じ幼稚園の子も何人か説明会に来ていたそうだし。目指せ、未来のプロ野球選手!我々、親の方も覚悟しなきゃね。☆☆☆光原がロッテへと移籍した。1年目に防御率5点台ながらも7勝を挙げ、勝ち運のある投手と思いきや、以降はいろいろ上手くいかなくて、2年目以降は勝ち星がたった1つだけ。その唯一の勝利が、桜耶の1歳の誕生日だった、というのが最大の思い出かな。代わりにやって来る斉藤という捕手は、肩とルックスがウリらしい。去年は的場の控えとして、下剋上に貢献したとか。打撃が弱く、捕球に難ありとの噂もあるが、はたして。Please crick here !!
2011.01.30
コメント(8)
“新・黄金時代”とやらで、いろいろ変わった。チームカラーは、ネイビー&ゴールド&ホワイトの3色。少しブリュワーズに似ている気もするが、恐れていた色ではなかったし、むしろカッコイイと思う。一方、ネッピー&リプシーの後釜、マスコット。チームカラー以上に戦々恐々としていたのだが……。このようなデザインになった模様。ほう。カワイイ系の路線で来たか。まァ、これなら、そのうち愛着も湧いてくるだろう。湧いてくるとは思うのだが……。気持ちが新鮮なうちにツッコませてもらおう!……時空を越えたウシ型ロボットの兄妹?……なんか聞いたことあるゥゥゥゥゥ!言うまでもない。ネコ型ロボットのあの兄妹である。Akinatorに聞いたら、混同されそうだな、オイ。おかげで、名前を応募しようと思っているのに、○○えもん&○○ミちゃん系統ばかりが浮かぶ。しかし、コイツら……、ウシ……、なのか?だって、壮一朗の第一声が「トナカイ?」だぞ?よくよく見てみると、牛と草食動物のオリックスを掛け合わせた架空の動物とのこと。……もうその時点でウシじゃなくね?そもそも、背番号がネッピー&リプシーと同じかよ。永久欠番にしてくれよォォォォォ!で、イラストだと目立たないが、実物の角。めっちゃ金色なんだよね~。……牡牛座の黄金聖衣を思い出すんだよ。もっと言うと、アルデバランが星矢にやられる場面を!自分、ネガティブなんでしょうか?☆☆☆そういえば、一昨年の年末は1年を振り返ったのに、去年は忘れていた。ということで。1月、田口のオリックス復帰に浮かれ模様。壮一朗が自ら前髪をバッサリと切ってしまったので、仕方なく人生初の坊主頭に。2月、小瀬の転落死にかなりのショック。この頃は“瀬戸内のランディ”に大きな期待を寄せ、カブレラの優等生ぶりに死亡フラグを感じ取っていた。バンクーバー五輪では、信成の靴紐事件が印象的。テリーマンを思い出した。3月、河口湖に旅行し、金子のイラスト絵皿を作成。そして、開幕からの猛ダッシュ。浮かれ祭り。この月は、書道ガールズ達にも会って来た。4月、ロッテに3タテを喰らい、勢いが止まる。以降も苦しい戦いぶり。しかし、その中で奇跡も。鈴木さん、4安打6打点。あまりにも鮮烈だったのか、年末にこんな夢を見た。ある日の新聞。元トレーナーの事情通だかが、どの選手がどの期間に禁止薬物を摂取していたか、大々的に長々と告発しており、一覧も載っていた。4月のある時期、そこには鈴木さんの名が。妙に夢の中で納得した自分がいた。……スマン、鈴木さん。この月、趣味のダーツでは念願のAフライトに。夏場から崩れていくんだけどね……。5月、GWという名の激怒ウィークに諦観。初の名古屋生観戦では連敗を喫した。しかし、Tがノーステップにより覚醒。更に、感動のがんばろうKOBEデーがあった。6月、中日相手に7点差を大逆転。勢い余って、交流戦で「アレ」してしまった。個人的には、初の広島生観戦で色々冒険したのと……。壮一朗の誕生日ケーキに、徹夜で田口のイラストを手書きしてあげたのが思い出か。W杯、こんなに試合を見なかったのは初めてかも。7月、千葉の養老渓谷で家族サービス。オリックスはなかなか波に乗れず、前半戦は借金1。8月、オールスター後は調子が良かったのに、またもロッテ戦で勢いを止められる。……真夏の摩周湖。しんどかったなァ。9月、極端に少ない更新。何してたんだっけ?きっとダーツの調子が最悪だったので、日々リベンジに燃えていたのだろう。手負いのTが代打満塁弾を打ったっけなァ。10月、同じく極端に少ない更新。理由はきっと同じに違いない。パチスロの『蒼天の拳』にもハマっていたかも。オリックスは5位でシーズンを終了。11月、ドラフトでの衝撃外れ劇。突如として湧いたネッピー&リプシーの引退。12月、例によってフィギュアスケートに苦しめられる。去年は、特に「村上佳菜子」と何度キーを打ったことか。そうそう、ダーツが復調してよかった。忘年会でのくじ引き、豪華景品を獲得できず。ドラフトか忘年会か、どっちか当たって欲しかった。こう振り返ってみると、あまり新しいことに挑んでないなァ。2011年は何かを始めたり、変えたりしないと。☆☆☆オリックス、ブランド一新により、HPも新マスコットを参考にカラーを変えてみた。Please crick here !!
2011.01.09
コメント(2)
以前、ゴールデングラブ賞のニュースがあった時期、3年連続で同賞を獲得した坂口は言っていた。今年最高のプレーは名古屋で出た、と。生で見たよ!名付けて“スパイダーキャッチ”だって。☆☆☆さて、昨日の続きである。▽土井健大(戦力外通告)履生社高出身で、Tの1年後輩。それだけに“なにわのミニラ”と呼ばれた。入寮時、大量のプーさんグッズを持参し、話題になったのが印象的だった。サーパスのベンチを鼓舞し続けた元気者。来季は巨人と育成契約を結んだ。そういえば、土井とキューバ自主トレを行っていた長田もチームを去ったっけ。谷との交換で、鴨志田と共にオリックス入り。しかし、今季途中で引退を発表した。かつては“篠塚2世”と期待された逸材だが、何とも唐突なリタイア宣言だった。▽仁藤拓馬(現役引退)我が家に直筆サインカードあるわ。土井とは同期で、いわゆる“ハンカチ世代”なんだよね。一昨年は後半に一軍入りしたが、登板機会がなく、去年も開幕一軍入りしながら、チャンスを掴めなかった。去年、梅村も現役引退しちゃったし、あの年の高校生ドラフトで生き残っているのは、なんと、延江だけになってしまった。その延江も来年は全休らしいし……。▽グレッグ・ラロッカ(自由契約)さすらいの死球王。シーズン日本記録保持者であり、『当てたロッカ』なんてグッズも販売された。とにかく、大好きな選手だった。その思いは、3年前に熱く語ったことがある。⇒ラロッカ(当日記では珍しく、個人名がタイトルに!)彼には近年、可愛らしい息子が生まれてね。ヒーローになると、よくグラウンドに連れて来て、抱っこしてあげていた。電車通勤、牛角大好きなど、庶民派の外国人だった。▽フェルナンド・セギノール(自由契約)「何故、シェルドンを残して、セギノール解雇?」と思ったのは、もう8年も前か。カブレラが故障がちだったこともあり、セギノールの加入には期待したのだが、調整もろくにないまま試合に出させて、大失敗。その後、カラバイヨを使い始めて出番はなくなり、何しに来たのかわからなくなってしまった。▽ジョン・レスター(自由契約)確かに、球威は半端なかった。今年の春先、極寒の西武ドーム。3者三振締めは幾つかの意味で救われた。ただ、安定感がなかったなァ。レスターが1年抑えとして機能してくれていたら、今年のペナントも違う結末になっていたかもしれない。▽フレディ・バイナム(自由契約)二軍で規定打席到達⇒シーズン終盤に一軍昇格⇒打っても守ってもダメ⇒秋もチームに帯同……。って、何でだァァァァァアアアァァ!と思っていたら、交渉難航⇒交渉打ち切り。若手の出番を奪ってきたことに対し、空気を読んでくれたのだろうか。清原の背番号5、バイナムのおかげで次の選手が重圧を背負うことなく付けることができるな。▽アレックス・カブレラ(自由契約)今月末までは交渉を続けるとのことだが、ローズの時みたいに多分ダメだろう。カブレラは、とんでもない化け物だった。生観戦するとほぼ100%一発を放つ。本塁打を打つ瞬間の写真を何枚撮ったことか。これは息子の誕生日ケーキ。彼が最初に覚えた応援歌はカブレラだった。人物としては、とってもお茶目さんだったな。チームメイトをいじってみたり、塁上で相手選手にちょっかいを出したり。今年はキャンプの時から模範的で、バルディリスの面倒は見るわ、Tに打撃指導するわ。あまりに優等生で死亡フラグかと思ったものだ。まァ、いつまでも彼に依存しているわけにもいかんし、いなくなることで思わぬ効果が生まれるかもしれんし。ポジティブになるしかないよな。……ソフトバンクになんて行っちゃダメだよ。Please crick here !!
2010.12.12
コメント(2)
オリックス、2年連続で全員一発更改だとか。そこで鈴木さん、名言出た。「僕は試合に出られる怪我は怪我じゃないと思っている。 阪神の金本さんも骨折しても出ていましたから」鉄人査定により、年俸は推定4000万円だと。☆☆☆さて、昨日の続きである。▽相川良太(戦力外通告)この男は同い年でね、何かと思い入れがあった。縁なのだろう、生観戦でよく出くわし、よく打った。西武戦での、顔面死球ってのも忘れられない。素質は、仰木さんも認めていた。入団時「3年で二岡を超える」と言っていたほど。けど、残念かな、とにかく波が激しいのと、怪我が多いのと、巡り合わせが悪いのと。最盛期は、2006年の後半だろう。本塁打率が凄まじかった。しかし、翌年はミックスモダン打線の被害者に。ノリに頼るなら、相川を使い続けて欲しかった。因みに、ブルーウェーブ最後の本塁打は、相川が放ったものだそうだ。▽本柳和也(戦力外通告)この男も同い年でね、しかも誕生日が2日違い。ドラフト9巡目という下位指名、身長172cmという小柄な体型ながら、負けん気の強そうな投球が小気味よかった。一番の思い出は、2004年4月のロッテ戦。この試合、千葉で生観戦したのだが、覚えているだろうか。川越、720日ぶり勝利の日だ。あの時、本柳は翌日先発予定ながら、「途中で帰れない」と最後まで見守り、涙を流したという。川越もまた小柄な投手。本当に熱い男だった。▽大久保勝信(現役引退)この男も同い年でね、遂にチームから同い年絶滅。……と思ったら、イ・スンヨプが入って来たのだが。大久保も怪我に泣かされた野球人生だったなァ。輝けたのは、新人王を獲得した2001年、それとKKOで一世を風靡した2005年くらい。第2の人生はどうするのだろうか?まァ「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打を打たれた投手」と言えば、新たな環境でも、コミュニケーションの取っ掛かりになるだろう。▽塩崎真(現役引退)日本一になった年のドラフトで入団。本当は4位指名の予定だったのだが、近鉄に礒部を横取りされたことで3位に。思えば、あの期(杉本友、谷、佐竹、栗山)は、誰もが即戦力という贅沢なドラフトだったが、結局、最後までチームに残ったのは塩崎だった。入団当初は守備が良くなくてねェ、打撃フォームもコロコロと頻繁に変えていたっけ。でも、守備も打撃も次第にモノになって、チームに欠かせないユーティリティプレイヤーに。実は、ブルーウェーブ最後の4番打者。斉藤和巳には滅法強かった。▽清水章夫(現役引退)2008年、歌藤&萩原⇔清水&木元というトレードでオリックスへやって来た。この年、防御率は良くなかったのだが、何故か勝ち運があったように思う。今年は、左肘の故障に苦しみ、黙々とリハビリに取り組んでいた。そんな中で生まれたのが、“AKIO”という練習メニューである。10mの距離を往復する20mのシャトルランで、1.4秒以内で走るメニューらしい。清水自身はチームを去っても、発案者・清水の名はチームに残り続ける。▽ネッピー&リプシー(現役引退)まァ、先日も書いたことだけど、寂しいよね。実は我々夫婦、結婚指輪の裏側には、“NEPPIE”、“RIPSEA”と、それぞれ名前を彫っている。ということで。彼らの名前も我々が死ぬまで残り続ける。……。またまた眠いので、つづく。Please crick here !!
2010.12.11
コメント(0)
斎藤佑樹、公開入団会見。対戦したいのは「打率の低い打者」だとか。さては、鈴木さんへの挑戦だな?☆☆☆動きの激しいオフである。弱小球団が強くなるための“血の入れ替え”だと理解したいが、一方で寂しさを覚えることも事実なのである。そこで考えたテーマ。今回は“回顧”であり、“懐古”であり、……一部の人は“解雇”。今季、チームを去って行った人々の思い出だ。では、さっそく思い付いた順に。▽山本省吾(横浜へトレード)実は先日、息子がプロ野球チップスで山本のカードを当ててね。ブルーウェーブの復刻ユニを着ていると。あの試合、今年一番の感動だったかも。しかも、父は父で直筆サインカード持っているし、何かとカードでの縁があった投手だった。まァ、交流戦以外は散々試合を壊したからね。安定感がウリなのに、実は不安定という。セへの移籍は、彼のためにも良かったかも。交換相手は寺原。素質は誰もが認めるところ。あとは故障がちなスペランカー体質と、尾花さんに指摘された野球への姿勢。鍵を握るのは、来季から一軍昇格の本屋敷コーチか。彼のメニューはとにかく厳しいらしいから。▽喜田剛(横浜へトレード)シーズン途中、長谷川と共に移籍してきたばかり。一番の思い出は、広島での生観戦。試合前、ツイスト打法の練習をひたすらしていたっけ。まァ、彼の場合は守るところがなかなかね。交換相手の高宮は、逆指名での入団ながら、まァ、ここまでの成績は酷いわな。しかし、左腕。しかも、サイドに転向して日が浅い。清川コーチの手腕が問われるところ。▽一輝(横浜へトレード)青波の生き残りで、とても練習熱心な選手だった。2008年、交流戦からラッキーボーイ的存在となり、2位躍進に一役買った。08年、09年と生で本塁打を目撃。時々見せる拙守も、今となっては愛らしい。しかし、バルディリスが怪我したらどうするんだ?俊足の野中とお化けスライダーの桑原。どっちか絶対にモノになれよな。▽菊地原毅(広島へトレード)同じ左腕の小島と交換で古巣復帰。かつてはシーズン最多登板の記録保持者だった。最盛期は05年。神がかっていたなァ。加藤、大久保と形成したKKOは無敵を誇った。あァ、小島もサイド転向したばかりだね。▽大村直之(戦力外通告)村松とのトレードで去年オリックスへ。う~ん、正直あまり印象が良くなかったんだよなァ。迫力不足、勝負弱さも目立ったし、守備もちょっと。今年なんかは、出番激減で僅か2試合。但し、去年のオフ、大減俸を受け入れ、その分を「球場のトイレ改修に回してくれ」とフロントに掛け合ったのは二重マル。▽濱中治(戦力外通告)岡田監督の著書に書いてあったのだが、阪神時代、夫婦仲の悪化が原因で、毎日コンビニ弁当を食べていた選手がいた、と。そして、トレードで放出した、と。多分、君のことだよね?移籍当初はカブレラとのハイタッチが怖かった。右肩は古傷。門田のように脱臼するかもと。でも、杞憂だったね。思い出に残るのは08年、西口から打った満塁弾。生で見た中では去年8月の東京ドームか。カブレラ、フェルナンデス、ローズと共に一発。意外と球際に強く、好捕も何度か。う~ん、今年、あの苦しんでいた時期に救世主になってくれていれば、放出はなかったかもな。……。とりあえず眠いので、つづく。Please crick here !!
2010.12.10
コメント(0)
後藤の残留を喜んでいたのも束の間、あまりに辛い“さよなら”である。……うん、カブレラもそうなんだけどさ。ネッピーとリプシーが今季限りで、なんと引退!いつも球場で出迎えてくれていた、あの2人が!いなくなってしまうだとォォォォォ!何でも、オリックス・バファローズ改造計画だとかで、ユニホームやロゴまで一新されるというのだが……。青・黄・赤のカラーにこだわらない?報知によると、金色などが採用される見込み?これね、当方としては由々しき問題よ。だって、普段装備している物、ほとんどBs系だもの。34歳にしてイメチェンを迫られるのかよ!と。しかも、しかァァァもゥゥゥ!バファローズの愛称はそのまんま。シーズン途中に囁かれた愛称変更の噂は一転、「親から貰った名前と思って使っていきたい」と、オーナー直々に明言されてしまった。イヤイヤ、親からじゃなくて、むしろ千葉茂から貰った名前だからァァァァァ!※千葉茂は長嶋茂雄以前に巨人の背番号3だった選手。 近鉄の監督も務め、愛称が“猛牛”だったことから、 チームも“バファローズ”と名称を変えた。来季のユニホームには、胸の部分に“Buffaloes”の文字が入るとか。ってか、勇者⇒青波⇒牛。前にも書いたけどさ。どんなジョブチェンジだァァァァァ!狩る側から、いつの間にか狩られる側だからね。阪急からのファンとしてみたら、耐えられない。以下、これまでアップした画像で別れを偲ぼう。まずは、とってもフォトジェニックな姿を。時にはJOJOっぽいポーズまで取ってくれた。ファンへのサービス精神は100点満点。ヒーローのエスコートも彼らの仕事。攻撃の時にはベンチ前まで出ていって、仲間の奮起を促すこともあった。負けて落ち込むリプシーを慰める男前。遠征もよく行っていた。我々夫婦の披露宴にも駆け付けてくれた。対戦相手のマスコットが遠征して来たら、花を持たせてあげるという“おもてなし”。まさに、マスコットの鑑だね。始球式だって、ちゃんと空振りしてあげる。アクロバットだってやれるさ。時には仮装もする。昔は上半身裸だったのに、いつからか、浴衣まで着るようになっていたなァ。幼かった息子を抱っこしてくれたっけ。娘と一緒に写真を撮れなかったことが心残りだ。イヤイヤ、こちらこそありがとうだよ。また球場で会えるかなァ。愛らしい新マスコットと共演できる日がいつか来ると嬉しいのだけれど。……最後に。誰も心配していないとは思うのだが、ハンドルネームは変えません。Please crick here !!
2010.11.30
コメント(2)
先週、ドラフト会議の生中継を見たのである。ある意味、オリックスは隠れた主役だった。今年、オリックスは5位に沈んだ。開幕直後のロケットスタート、交流戦優勝など、随所に強さを見せながらも後半3位争いから脱落。その原因の1つは、間違いなく“層の薄さ”にあった。そんなタイミングでやって来た、大豊作の噂漂うドラフト会議。特に大学生は大石達也、斎藤佑樹、澤村拓一など、ビッグネームが目白押しという状況。これは絶対にモノにしないと……。迎えたドラフト当日。報道では、競合覚悟の“大石指名”が有力だという。しかし、待て。去年は雄星指名の噂から一転、古川秀一の単独指名。「誰も雄星とは言うてないやん」との岡田節も炸裂した。今年も大石の名を明言したわけではない。ならば、上位指名の報道もあった伊志嶺翔大1本釣りか。緊張の1位指名。横浜、楽天、広島が大石を指名し、その次……。「第1巡選択希望選手、オリックス、大石達也」大石、キタァ――! でも、6球団競合!この時の心境、思いの強さを競馬新聞的に表すと……。◎「どうせダメでしょ」と諦観。○「せめて横浜か、広島に。パはやめて!」と懇願。△「どうして1本釣りに行かなかったんだ!」と不満。×「でも、確率6分の1なら」と期待。って感じか。ダメなんだね、オリックスは。歴史的にクジ運に恵まれない。野茂英雄や福留孝介を引き当てた近鉄の良さをこれっぽっちも受け継いでいない。で、あのナベQのガッツポーズが生まれるわけだが。見たら岡田さん、封筒からクジを出す前に喜ばれちゃってる。あァ、なんて消化不良な。イヤ、しかし、ドラフトの醍醐味はここから。今年大ブレイクのT-岡田だって、外れ1位での指名だったわけだし。オリックスは、おそらく予定通りだろう、手薄な野手を補強するために伊志嶺で来た。キャンプ地である宮古島出身。我が球団とは馴染みが深い。ところが。同じ名前が千葉ロッテのところにも!オイィィィィィ!即戦力外野手、去年沢山獲っただろォォォォォ!クジを引いてみたら……。「やっぱり」という結果に。見たら岡田さん、封筒からクジをなかなか出せず、またしても隣のリアクションで結果を知る、みたいな。3年前の大社ドラフト、クジ引きを2度外したオリックスは、この場面でコリンズ監督が書店で売っているドラフト本を見て、外れ外れ1位を決めていた。しかし、今年は人材豊富!こうなったら、次のスター候補を獲るしかない。Tの母校・履正社高の大型遊撃手、T-山田こと山田哲人だ。よし、予想通り指名したぞ……、って。ヤクルトの小川さんが苦笑いしとる!まさか、まさか。「第1巡選択希望選手、東京ヤクルト、山田哲人」マジでェェェェェェェェェェ!鬼か、ヤクルト! 大半のオリックスファンは、「大石は外しても、T-山田さえ入ってくれれば」と、心の底では思っていたはずなのだ。案の定、クジを引いたら……。小川さんがまたも苦笑い。見たら岡田さん、封筒の口を広げてパタンと閉じている。……見えちゃったんだな、2枚折りになったクジの中身が白紙だって。つまり、3度とも封筒からクジは取り出さなかったと。ぐふゥ。この時点で、1巡目を残すのはオリックスのみ。一体、誰を指名するのだろうか……。ところが!ここで、生中継が巨人に指名された澤村の会見にスイッチ。まだウチの指名が残っているんだけどォォォォォ!どんだけオリックスに冷たいのだろうか。結局、史上初の外れ外れ外れ1位は、前橋商の後藤駿太に決まった。足と肩があり“群馬のイチロー”と呼ばれているという。“なにわのゴジラ”の次は“群馬のイチロー”か。「まァ、それでもいいか」なんて思っていたら、球団公式HPで、熊野スカウト部長が……。「阪神の金本タイプ」オイ、どうすればいいんだァァァァァ!終わってみると“大豊作”と言われた今年のドラフト、オリックスは“ハンカチ世代”を1人も指名しなかった。指名後、落胆を隠さなかった岡田さんだが、本当の答えが出るのは、まだまだ先のこと。数年後、このドラフトが“笑い話”になっていることを祈る。☆☆☆因みに、この生中継は数人で見ていた。外れ外れ外れ1位が決まった後、「チームで後藤が2人に」とか話していたら、近くにいた楽天ファンが……。「イヤイヤ、後藤(光尊)はFAでウチがもらいますよ」途轍もない地雷を踏んでくれた。Please crick here !!
2010.11.02
コメント(4)
『とめはねっ!』という書道漫画で、「散らし書き」なる技法が紹介されているのを読み、ふとインスピレーションを受けた今日この頃である。「散らし書き」とは、行の始めや終わりを不揃いにしたり、字や行の間隔・大きさを変えたり、敢えて余白を作ったりする書き方のこと。実はこれ、書の起源である中国にはない技法だ。漢詩など中国の作品を見てみると、基本的に行も字も均一だし、余白もない。では、なぜ日本ではこんな技法が生まれたのか。そのヒントは、例えば龍安寺石庭にある。即ち“非対称(アシンメトリー)の美”。日本人には、非対称の構図を「美しい」と思う“感性”が脈々と受け継がれているという。……という話を読んで、オリックスファンは思うのである。「なんだ、金子千尋じゃん!」と。年々オリックス事情に詳しくなっていく妻曰く、「身だしなみに厳しい岡田さんがよく許しているよね」という、アシンメトリーの髪型。美白も相まって、いとをかし。この金子について、今年は周囲からよく褒められた。涌井、岩隈、杉内といった他球団のエースにも投げ勝ち、リーグ最多の17勝。まァ、確かに凄かったけどね。しかし、敢えて書かせてもらおう!金子は元から凄かった、と。最速150km/h超、空振りが奪える直球、多彩な球種&その全てでストライクを取れる制球力、スクランブル登板の類にも対応できる使い勝手の良さ、長いイニングを投げられるスタミナ。これらは、今年いきなり身に付いたものではない。07年、8月半ばに先発転向し、6連勝でシーズン終了。08年、初の2桁勝利を挙げ、チームの2位に貢献。09年、先発も抑えもこなし、11勝4S。今年の活躍を予感させる材料は既にあったのだ。金子は83年、新潟県に生まれた。高校は長野商(長野)に進学し、2年春には甲子園出場。現同僚の平野佳寿擁する鳥羽高(京都)に敗れている。この頃から、身体能力の高さには定評があった。打撃フォームがイチローを髣髴させると伝えられたことも。高校卒業後、金子が進んだのはトヨタ自動車。3年目に抑えとして開花すると、ドラフト上位候補として一躍注目を浴びるようになった。そして04年、自由獲得枠として指名したのが、オリックスだった。ところが、その発表後、あるトラブルが起こる。金子の右肘に故障が見つかり、オリックスが指名の取り消しを連盟に訴えたのだ。前代未聞。取り消しがまかり通るなら、横浜高の涌井秀章を獲得するとの情報も流れた。しかし、訴えは却下。もしもあの時、連盟の判断が違っていたら……。“非対称(アシンメトリー)の美”をここまで実感することはなかったのだろうな。以下、金子に関するプチ情報。▽ 球場で金子を応援する時は黄色いタオルを用意し、 ぶんぶん振り回すべし。因みに、電光掲示板には 1人「金子千尋」とフルネームで表示されるが、 あれは今季途中、金子圭輔が移籍してきたため。 「金子千」だとバランスが悪く思えたのだとか。▽ 金子の持ち球は本当に多い。ストレート、スライダー、 チェンジアップ、シュート、カッター、フォーク、カーブ。 それと今季、ダルビッシュ有の特集がTV放送されて以来、 市民権を得た「ワンシーム」も操る。 実は、金子も以前から投げていたそうだ。▽ カルピスLOVE。カルピスウォーターではなく、 原液から作って飲む。酒が飲めないので、 勝ち試合の後はカルピスで乾杯するとか。しかも、息子と。 「美白の秘密はカルピスにあり」と本人は言う。Please crick here !!
2010.10.12
コメント(2)
前回、浮かれることなく〆たのが良かったのか?何だか、風が吹いてきている。オールスター後は7勝1敗1雨天中止。遂に、3位へと浮上した。何がツイているかって、相手先発である。順番に並べてみよう。ケッペル、木田、ダルビッシュ、ラズナー、川井、田中、許、平野、野上。この中で、日本代表クラスの投手は2人、ダルとマーだけなのである。予想通り、マーには負けた。しかし、ダルを雨で回避できた。これが大きい。ドクター・ボンベが雨を降らせてくれたのだろうか、なんと、1回途中に雨天中止!一死一・三塁のチャンスで打ち切られたが、実は山本が初回だけで30球以上も費やしており、仮にあの場面で点が入っていたとしても、“ぬか喜び”になっていた可能性は低くなかった。あと、ツイているというのは、日程の妙。楽天と西武って。現在、最下位に喘ぐ楽天は、オリックスにとってリーグ唯一の貯金箱。しかも、両監督は阪神と広島の前監督で、選手や勝ち星を搾取する側と献上する側だった。既に心理的優位に立っている気がするわけで。で、西武はというと、今がどん底。故障者続出でソフトバンクに首位を明け渡し、大久保コーチのトラブルまで発覚した。どちらも、勢いは感じられない。ということで、6試合を振り返る。Bs 001 104 000 6E 000 040 000 4木佐貫が5回に突如乱れるも、坂口の3打点あり、北川の盗塁あり、赤田&荒金の代打成功ありで逆転勝ち。Bs 010 401 200 8E 000 020 120 5Tの2本塁打などで常にリードする展開。終盤、平野と岸田を出す羽目になったが、小松が7回途中3失点、無四球と試合を作った。Bs 000 000 200 2E 012 000 00× 3序盤の拙攻が響き、マーをKOできず。打てる遊撃手と捕手が恋しくなった試合だった。山本は中2日とはいえ、またも序盤で崩れた。ってか、3連戦でルイーズに打たれ過ぎ。L 100 000 103 5Bs 024 000 00× 6T、バル、後藤、Tと4発叩き込み、許をKO。金子は3年連続2桁勝利を達成した。しかし最終回、岸田がまたもブラウンに被弾……。L 020 020 100 00 5Bs 030 000 200 01x 64時間53分にも及ぶ熱戦だった。近藤が5回もたずに降板し、6回表、二死満塁の好機で後藤が三振、その裏に追加点を取られた時には、負けを覚悟したんだがなァ。よくぞ押し返した!殊勲はバルディリスと金子圭の新戦力2人だろう。バルは負けを覚悟した直後の7回、この日2本目となる本塁打を太陽からかっ飛ばした。二死一塁で次の打者が鈴木。一発しか望みはないという中での同点弾だった。金子圭は打撃不調の山崎に代わり、スタメンへ。2回には同点となる三塁打を放ち、移籍後初打点を挙げた。しかし、何よりの見せ場は8回の守備だ。二死満塁、打者・中島。平野が投じた4球目、打球は高くバウンドし、ショートの前へと跳ねていく。突っ込んでくる金子圭。ショートバンドを絶妙に捌くと、刹那一塁へ。ひと呼吸あって、アウトの判定。まさに間一髪。勝利フラグが立つほどの超絶美技だった。あと、中継ぎはよく踏ん張ったのでは。岸田はブラウンをしっかり抑えたし、10~11回に登板した香月も安定していた。この試合、幕切れは呆気なかった。工藤が登板すると、代打・荒金、後藤、カブレラが3連打して無死満塁。最後のオイシイ役は、Tが持っていった。生まれる前から現役だった、超ベテランから放ったサヨナラ打であった。L 000 130 000 4Bs 013 120 20× 9前日、オーティズが守備時に負傷し、本塁打王争いはTの独壇場となった。この日も2本をブチ込んだのだが、特に2本目は物凄い当たりだった。今日、一緒にお立ち台に上ったカラバイヨが、感想を聞かれて「気持ち悪い」と言ったほど。因みに、Tはこの試合で打点もトップに。カラバイヨはというと、本塁打含む3安打。正田コーチのユニーク打撃練習、“テニスラケットでティー打撃”の効果で、手をこねる悪癖を修正しているのだとか。その成果が表れたのだろうか、内角のボールを巧く運んだ良い本塁打だった。あと、実はこの試合も金子圭の活躍が光った。打っては二死から先制適時打。守っても5回、高山の遊ゴロを好捕し、西武に同点/逆転を許さなかった。この金子圭、そして森山は走れるのがイイ。他球団は「オリックスに小細工はない」と思っている。彼らが塁に出ることで、打線に幅を持たせたい。まァ、とはいえ、この試合で最も言いたいこと。それは……。「伊原くん、4点差じゃ不服かね」横山にマスクを被せるという配慮までしたのにね。これで、またも初勝利は「おあずけ」となった。☆☆☆さて、明日からは3位攻防戦が始まる。ロッテも7連敗中と失速しているが、流石にそろそろ勝つ頃だろうか?ウチの球団は、こういう時に勝ち切れないしなァ。とにかく、春先みたいに3タテなんてやめてね。Please crick here !!
2010.08.05
コメント(2)
ここ数年、野球カードを1箱だけ買うことにしている。もちろん、他球団には興味がないので、BBM社のオリックスカードを、だ。1箱=1パック7枚×20パック。中には、必ず直筆サインカードが入っている。今年引き当てた“お宝”は……、中山だった。因みに、これまでは吉田修、山本省、仁藤。どうにも投手に縁があるようで。☆☆☆ペナントレース、後半戦が幕を上げた。我が球団は日本ハム相手に白星を重ね、今季初めて連勝を5まで伸ばした。それでは、神戸で行われた2試合を振り返ろう。今回の切り口は――、“お立ち台”。<火曜日>F 100 000 100 2Bs 020 021 10× 6▽金子、中田に一発を喫するも、月間MVPへと驀進。▽T、センターへ弾き返す同点打。四球も2つ。▽後藤、左翼席へバースデーアーチ。▽カラバイヨ、適時打含む2安打。▽カブレラ、センターから右方向へ4安打の固め打ち。▽北川、好機で3度凡退も、最後に帳尻を合わせる一発。という内容で、対ケッペル2連勝を飾った。この試合でお立ち台に呼ばれたのは、金子と後藤。印象的だったのは、あの後藤が饒舌だったことだ。「32歳のバースデーホームラン」との振りに……。「ありがとうございます、はい」とニヤリ。「見事な一発の手応えは?」との振りに……。「いい風吹いてくれました」とニヤリ。「金子投手のピッチングは?」との振りに……。「今日はいい金子くんでした」とドヤ顔。褒められた金子も恐縮しっ放しで、何だか2人の微妙な距離感が垣間見えた瞬間だった。何だか、後藤が上機嫌だと、こっちが嬉しくなるね!因みに、加藤大輔もこの日が誕生日だったのだが、二軍の試合でさえ出番なし。アーメン。<水曜日>F 000 000 010 1Bs 100 040 00× 5▽近藤、珍しくケッペル以外と対決。あわや完封の快投。▽T、前日に続くセンターへの適時打。▽森山、ライトで美技。打っては3安打と大当たり。▽二遊間、後藤と山崎が好守連発。▽坂口、スタメン復帰で見事な本塁打。▽平野、最後のフォークはエグかった。ということで、雨中の決戦。前回抑えられた木田に、借りを返した。お立ち台に呼ばれたのは、モミアゲ2名。=近藤と森山だった。以下、球団の公式ツイッターから抜粋。近藤投手「しょかいのもりやまさんのふぁいんぷれいで のっていくことができました」 ……??? 平仮名?近藤投手「ほんとうに、かんぷうというのはむずかしいですね」それが近藤独特の口調を表現したものだと気付くのに、さして時間は必要なかった。……マスコット扱いか、近藤は。因みに森山、アナウンサーが「初めてのお立ち台」と振ったところ「実は2回目です」と切り返し。心の中で「猛打賞が初めてでは?」と思っていたのだが、こちらも4年ぶりらしい。失礼しました。それにしても、この2試合は外野のやりくりが大当たり。大村の2000本安打は遠のくばかりだ。アーメン。☆☆☆今回の日記、こう感じた人もいるかもしれない。「まだ日本ハム戦は1つ残っているじゃん!」そうなのだ。3連戦を総括した方が楽なのだ。では、そうしなかった理由は次のうちどれだと思う?A たまたま今日が暇だったから。B 明日の先発がダルビッシュだから。C 明日は雨天中止の可能性が高いから。まァ、Bだわな。勝つ可能性が高くない=5連勝の喜びが薄れ、“お立ち台”という切り口も使えなくなる。何、戦う前から諦めるな?だって、見てみなさいよ、彼の持ち球を。ストレート、カーブ、スローカーブ、スライダー、高速スライダー、カットボール、フォーク、チェンジアップ、高速チェンジアップ、1シーム、2シーム、SFF、シンカー、ナックル、更には、新魔球のジャイロカット。ファミスタのスペックでは表現できないほどの数だぜ?そして、つい先日もこんな武勇伝が。ダルの奴、松茸をたらふく食ったことを呟いたら……。「この不況で贅沢できない人は多いです。 皆のあこがれのあなたは口に気をつけなければ。 いまだにONといわれているのはその点でしょう。 どうでもいいか。。。君は(笑)」と難癖をつけられたのだ。しかし。「他人と比較しても良い事はほとんどない。 こんな事書く時間があるなら 自分が成長するための時間に使って欲しい」と、即座に撃退。イヤイヤ、恐るべき強者よ。しかも、投げ合うのは立ち上がり激悪の山本。なかなか期待は持てんよね。だからこそ、この言葉が浮かんだんだ。アーメン。Please crick here !!
2010.07.28
コメント(0)
延長でもないのに4時間18分。なんて地球に優しくない試合なんだ。ラズナー、松崎も悪かったけどね、木佐貫の責任も大きいよ。全イニング先頭打者出塁だもの。まァ、どうにか連敗を止めたから良しとするけど。E 001 013 000 5Bs 003 101 03× 8何というか、ベネズエラ感謝祭?カブレラ、先制打&本塁打含む3安打!カラバイヨ、一軍合流即本塁打! バルディリス、8回二死満塁から決勝打!久しぶりに試合をTVで見たけど、カブレラは一時期よりだいぶ我慢ができていた。これが2試合、3試合と続いてくれると、春先のような期待が持てるのだが。カラバイヨの一軍抜擢には驚かされたなァ。更に、まさか本塁打まで放つとは。ボニチを引き合いに出したのは失礼だったかな?明日はスタメンとの噂があるが、果たして。そして、バルディリスはよく決めてくれた。ベネズエラフラグが立ちまくっていたので、北川が四球を選んだ時点で打つとは思ったが。ということで。外国人が目立った試合ではあったのだが、個人的にインパクトが強かったのは後藤だ。初回、ラズナーに当てられると、嶋に詰め寄り、「どういうことだ、オマエ。あァ?」両軍、ベンチから出て来て一触即発となった。確かに2者連続の死球だから、怒って当たり前。しかし、まさか後藤がああも激昂するとはね。一匹狼、或いは求道者。それが奴のイメージだ。凡打しても、失策をしても、首脳陣に怒られても、感情を押し殺し、黙々と己を磨くのみ。お立ち台でのローテンション、わかるよね?ザ・東北人ってーの?その後藤が、怒ったのだ。これはクララが立つくらい大変なことよ。ベネズエラ3兄弟がいくら活躍しようとも、あのインパクトには勝てないわ。因みに2年前、後藤はお立ち台で小松と例の“お約束”をやってしまったことがある。あのインパクトも忘れられない。そうだな……。ケンシロウが駄洒落を言うくらい?☆☆☆因みにオリックス、12球団で最も死球が多いとか。個人で見ると、ラロッカが9個で1位、バルディリスと荒金が8個で2位、北川が7個で5位、Tが6個で9位。これはどう解釈すべきなのだろうか。Please crick here !!
2010.07.19
コメント(0)
もう終戦かなァ。ホタルを見たり、満天の星空を眺めたり、温泉で漫画を読んだり、象に乗ったり、ダーツを練習したり、麻雀を打ったりして、しばらくの間、試合から離れていたら、何だか取り返しのつかないことに。H3日 ●1対3 保谷寮長急逝。小松号泣。 4日 ○9対1 近藤シェフ、鷹料理を振る舞う。L6日 ●6対7 「えらいことをしてくれた」 7日 ●7対11 5位転落で監督会見拒否。 8日 ○6対0 金子2試合連続完封。F9日 ●2対4 黄金聖闘士・木田に白星贈呈。 10日 ●2対5 黄金聖闘士・ダルに白星贈呈。 11日 ○5対1 近藤「鷹のつもりで」ハム料理。M13日 ●0対1 木佐貫を見殺し。古木始球式。 14日 ○5対0 金子3試合連続完封。 15日 ●1対3 バル2度の拙守で長谷川殺害。H16日 ●1対6 夏の陣第一夜、山本討ち死に。 17日 ●2対9 夏の陣第二夜、小松討ち死に。 18日 ●2対4 夏の陣第三夜、近藤討ち死に。かつて、長州力はしばしばこんな表現を使った。「プロレス界に非常ベルが鳴っている」あァ、交流戦優勝の時に書いておくべきだった!非常ベルが鳴っているどころか、もう大火事だ。特に“夏の陣”ね。岡田城、落城。炎上。焼失。あ~あ、今年は選手会の希望で、わざわざ赤いユニホームを着て戦ったのにね。それにしても、この噛み合わない歯車。やはり、6日の西武戦で全てが狂ったのだろう。8回、3点差を逆転し、北川が小躍り。9回、守護神・岸田を投入。普通、これで終わったと思うじゃない?二死二塁、カウント2-1。あと1球。あとは、ひたすら低めに落ちる球って思うじゃない?しかし、ブラウン相手に何故か高めのストレートで空振りを狙いに行き、逆転2ラン。この回の頭、わざわざベンチから吉原コーチが日高を呼び寄せ、何か指示を与えていたわけよ。全く効果ないじゃないの、と。そして、またも悪循環よ。翌日もフルボッコ⇒正捕手ベンチへ⇒貧打に⇒正捕手戻す⇒またも炎上⇒正捕手二軍へ。打線も、途端に得点の匂いがしなくなった。象徴的だったのは15日。1点を追う8回二死満塁で、山崎が一邪飛。監督には「お前で決めろ」と言われたが、逆の意味で試合を決めてしまったという。辛いのは、代打に田口を出せない、監督が「坂口に繋げ」と言えない状況だったこと。だって、2人とも調子が悪くてアテにならない。後日、彼らは赤田の後を追うように二軍へ落ちた。もっと質が悪いのは、カブレラだ。釣り球と外のボール球に翻弄され、打率は急降下。いっそ、4番をTに任せた方がいくらかマシなのだが、健康である以上、スタメンから外すわけにもいかない。これ、浮上できるの?☆☆☆疑問に思ったことが2つ。▼BCリーグの群馬からフランシスコ・カラバイヨを獲得。 年齢は26歳で、球団は育成志向を打ち出している。 彼らはジェームズ・ボニチの失敗を覚えているのか?▼13日の始球式に上半身裸の古木が登場。 何故に千葉マリンスタジアム? 何の縁もないじゃない。Please crick here !!
2010.07.18
コメント(0)
“女心と秋の空”という言葉があるが、ウチの妻も例外ではなく、気分屋さんだ。その妻が今朝、急に所沢へ行くことを思い立った。ということで、今日は久しぶりの生観戦。家族にとっては名古屋以来の遠征である。ところが、1時間以上かけて行ったのに……。蒸し暑さMAXの中、声援を送ったのに……。あっさり負けやがった。先制したのは西武だった。1回裏、片岡の先頭打者本塁打。まァ、近藤だから想定内とはいえ、片岡には2日連続だぞ、と。ややイラッとする感じの立ち上がりだった。しかし、オリックスもすぐさま反撃。カブレラが三振を喫した後、Tと北川が連打して一死一・三塁。打席には、打率急落中のバルディリス。「次が鈴木だけに何とか1点!」という場面だったのだが、結果は二飛。瞬間「この回は無理か」と思ったのだ。……ところが。あのバントの苦手な鈴木がッ!2アウトからセーフティスクイズをッ!成功させやがったァァァァァ!多くの人々がその快挙に驚く中、1人“したり顔”の人物が隣にいた。妻だ。何となくこの策が読めていたらしい。“女の勘は鋭い”という言葉があるが、天晴れ。試合は1対1のまま進んでいく。近藤は走者を出しながらも、要所を三振で切り抜ける。一方の許はコントロールが完璧で、突け入る隙を与えてくれない。そんな中で迎えた6回表。オリックスは2番からの好打順。「取られる前に取りたい」という攻撃だ。すると、一死から後藤とカブレラが連打。打席にはTが入る。結果は、内角をズバッと突かれて三振。2打席目と同じやられ方だった。それでも、まだ一死一・二塁。北川が残っている。しかし、細川がボールを弾くと、後藤が三塁に暴走。一瞬にしてチャンスが潰えてしまった。……そういえば、昨日も山崎がいらんタッチアップでアウトになっていたっけな。こうなると、失点するのが“流れ”というもので。その裏、近藤は先頭の中島に二塁打を打たれ、最終的に石井義の犠飛で失点した。それにしても、Tの守備はナメられていないか。送球が緩慢で不正確。だから、二塁を狙われる。中島の当たりはシングルに留めておいて欲しかった。7回の攻防も対照的だった。オリックスは一死からバルディリスが安打、代打・日高も続いて一・二塁とする。ここで岡田監督、山崎に代えて田口。西武は許を諦め、藤田を投入する。「ゲッツーだけはやめてくれよ」それだけを祈り続けていたのだが、声に出した瞬間、打球はサードの正面へ。……男の勘は鋭くなくていいのに。で、その裏には原に今季2号を打たれ突き放される、と。で、8回表。長田がマウンドに上がったところで、「最後のチャンス」との直感があった。すると、先頭の坂口がよく粘って四球をもぎ取る。荒金は凡退したものの、後藤が3安打目を放つ。一死一・三塁。けれども、カブレラが続けない!次はT。しかし、頭にちらつくのは2つの三振。内角をかなり意識させられてしまっている。早々に追い込まれる。やはり厳しい……。ところが!散々粘り倒してタイムリー。Tにとって、非常に価値のある打席だった。1点差。しかし、北川がライトに打ち上げて3アウト。で、その裏には平野を投入するも、石井義に今季2号を打たれ突き放される、と。結局、伏兵の本塁打ばかりを見せつけられ、試合終了。最大の見せ場は、実は鈴木のスクイズだった。ホント、西武戦を生観戦すると、片岡か、中島か、石井義の誰かがお立ち台に立つ。今日なんか、全員に活躍されているじゃないか、と。試合後、妻は言った。「今日は負けると思っていた」“女の勘は鋭い”という言葉があるが、そういうことは早く言ってくれ。☆☆☆不完全燃焼だったので、帰りは池袋行きではなく、本川越行きに乗り込んだ。“小江戸”川越の町並みでも見ようと思ったのだ。到着した途端に『時の鐘』がゴ~ン。奇跡的なタイミングだった。Please crick here !!
2010.06.27
コメント(2)
所沢での西武戦が始まった。岡田監督曰く「西武にナメられとる!」ようで、向こうに満足感ばかりを与えてしまっている。ということで、ちょっとした遺恨が生まれた2試合を振り返る。<金曜日>Bs 020 001 000 3L 005 110 00× 7所沢には行く気になれば行けたけど、前日、6万勝ちしたパチスロの誘惑に負けた。最初に速報をチェックした時は涌井から2点を先制していて(≧ω≦)だったが、直後、あっさり逆転されて(#`Д´)って感じに。山本が持ち前の粘りを微塵も発揮できなかった。強いて良かった点を挙げるなら、昇格したての中山と西が好投したくらいか。まァ、古川も含めてまだ大事なところを任せるまでには到っていないとは思うのだが。なお、この試合は初回と2回に死球を2つ貰った。これが、翌日への伏線となる。<土曜日>Bs 300 040 000 7L 000 002 110 5太平洋クラブを相手にしたこの日、打線には幾つかの変更があった。小松の昇格に合わせてセギノールが降格、6番には北川が復帰したのと、お馴染みの“福島出身バッテリー”結成のため、鈴木が8番に入ったのだ。実はこの2人、この混戦を語るには、なくてはならない存在だった。試合経過を辿ってみよう。◆ 初回、いきなり5連続単打+犠飛で3点を先制。 苦手の帆足相手に珍しくアドバンテージを得る。◆ 対する小松は、1回、2回と危機を招きながらも 粘りの投球で無失点に抑える。 帆足も立ち直り、4回まで試合は膠着した。◆ 動きがあったのは5回、オリックスの攻撃。 この日、帆足が与えた2個目の死球で、 岡田監督がキレまくった。 前日から数えて計4個。怒りはごもっとも。 でも、おそらく打算もあったことだろう。 4番・カブレラ、5番・Tで試合を決めたる!と。 両軍入り乱れての乱闘未遂。 渡辺監督自ら岡田監督と正田コーチを制止する姿に、 何故か心を揺さぶられた。 ……昔はチャラい男前だったのが、 今は包容力のあるシヴイ中年になったんだなァ、と。◆ カブレラは釣り球で三振を奪われるも、 Tが気後れの見える帆足のボールを右腕1本で一閃。 思惑通りの一発をかましてやった。◆ 更に北川が連発! 帆足から7得点は記憶にない。 この時点で7対0と楽勝ムードだったのだが、 結果的には、この7点目が大きな意味を持つことに。◆ 5回裏、先頭の片岡が放った打球は二遊間へ。 これを後藤が逆シングルで好捕、 すぐさまジャンピングスローで刺してみせた。◆ 不穏な空気が流れだしたのは6回。 4月2日以来というG.G.の本塁打が出てからだ。 この回は原の三塁打、代打・上本の二塁打で、 更にもう1点を追加される。7対4。◆ 二死二塁で片岡。打球は山崎の頭上へ……。 しかし、ハイジャンプ! 何とか2失点で切り抜けたのだった。◆ 7回から、岡田監督は1週間ぶりの登板となる 平野を投入した。しかし、これが大誤算。 先頭の栗山に安打を打たれると、 四球を挟んでまたもG.G.に打点を献上。 山崎の判断ミスで二死満塁とした後は、 カウント2-1から押し出しの死球。 あわや逆転という窮地を招いた一因は、 捕手・鈴木の守備にある。 何故か、決め球にフォークを使わない。 この試合、鈴木は何度も低めのボールを逸らしている。 だからこそ、平野の鋭いフォークを要求しなかった。 そう思えるのだ。 ならば、一時期のように日高を抑え捕手として 使えばよかったということになる。 7回表、二死一・二塁の状況で代打していれば、 追加点も望めたかもしれない。◆ 更に苦しかったのは8回。 平野を続投させたはいいが、片岡に一発を浴び、 続く栗山にも安打を打たれてしまう。 仕方がないので、岸田が前倒し登板。 2点差のまま、何とか試合終了まで乗り切った。 最終回も、塁上には2人の走者がいた。 まさに薄氷を踏むような勝利だった。◆ 試合後の両監督、岡田監督は激怒し、 渡辺監督は「粘りがあって良い試合」とご満悦。 終盤3イニングを2人で回さなくてはならない というのは、流石に厳しいなァ。☆☆☆それにしても、サッカーが盛り上がっている。以前、この日記で書いたことだが、諦めない心、熱さが滲み出ているのがいい。しかも、その上で勝っている。変貌の象徴は、大会直前に正GKに抜擢された川島だ。川崎Fに来るまで、浦和のテストを落ちたり、名古屋で楢崎の控えでベンチを温めたりと、茨の道を歩んできた苦労人。オランダ戦、そしてデンマーク戦での失点後、ピッチを殴りつけて悔しさを露わしていたが……。もうアラレちゃんみたいに地球を割りそう。うん、何かイイよ。因みに今、川島くらい悔しい思いをしているのは、フジテレビの関係者だろうなァ。大会前、日本の突破を予想できなかったのだ。歴史的視聴率を望める試合を、嗚呼、放送権放棄。代わりに中継を担当するのがTBS。実は昔、岡田監督を就職試験で落とした局だ。で、去年は岡田監督に『スパサカ』で激怒されたり、試合後のインタビューを拒否されたり、悶着だらけ。なんとなく……、遺恨。Please crick here !!
2010.06.26
コメント(0)
なんか、アレしてしまった。石毛政権後では初めての2文字。“日本生命セ・パ交流戦”という名の“パ・リーグ初夏の貯金まつり”。その頂点に……。オリックスが立ってしまったのだ。「我々が弱かったのではない。 オリックスが強かっただけだ」とでも言いたげな、広島の西武叩き。そして、ヤクルトの楽天叩き。うむ、岡田監督も満足しておるわ!では、最後の4試合を振り返ろう。<水曜日>G 230 000 022 9Bs 000 200 000 2金子がまたも大量失点を喫し、連勝ストップ。最近、彼は「申し訳ないです」が決め台詞と化しているが、そして、遂にはブログの更新まで止まってしまったのだが……。大丈夫か? とっても心配である。それにしても、原監督は思い切るなァ。4回途中、1点を返されただけで黄志龍をスパァッ!なお、この試合からカブレラが復帰した。<木曜日>G 200 000 000 2Bs 000 010 03× 4先発の小松が、前日と同じく初回2失点。しかし、その後はボールやフォームの緩急を巧く使い、巨人打線に的を絞らせなかった。1回表終了後、吉原コーチが日高を連れてベンチ裏に消えていく場面があったが、あそこで何かが修正できたのだろうか?2回、俊足の鈴木を仕留めた後藤の好守と、3回、小笠原の併殺打は大きかった。打線の方では北川だろう。5回、特大ファールを打ち直す形で本塁打。8回には“雷神”越智から同点打を放ってみせた。何でも、背筋を伸ばすようにしたのが、飛躍の秘密とか。38歳にして、なおも進化。素晴らしい。バルディリスの勝ち越し打もGJ!復帰即お立ち台とは、持っているね。2本とも、前進守備ならではの安打。勢いのあるチームとは、こういうものかもしれない。しかし、一塁コーチの米村さん、184cm、81kmという恵まれた体格からめっちゃ力強いハイタッチをかましていたけど、くれぐれも気を付けてな?ホラ、門田(肩脱臼)の例もあるんだから。因みに、原監督はこの日も藤井を5回でスパァッ!続投の方がやりにくかったけどなァ。なお、岸田はこの試合でプロ入り初セーブを挙げた。そして、シモヤマン、おかえりなさい。<土曜日>YB 100 000 000 1Bs 003 040 00× 7ブルーサンダー打線2010が大爆発。遂に打率ベスト10入りした後藤が3安打。で、踵重心を意識した途端、カブレラがドーン!Tも左中間スタンドに低い弾道でドーン!クリーンアップが三浦を粉砕した。投げては山本がよく粘ってくれた。初回こそ村田に先制打を打たれ、更にスレッジにも繋がれたが、金城をピシャリ。3回も、一死一・三塁から村田をゲッツー。これで一軍復帰後4連勝とな。LHKの継投も盤石だった。ってか、カスティーヨの守備はザルだな(笑)因みにこの日、同率で並んでいた西武を広島が叩いてくれたおかげで、優勝マジック1が点灯した。<日曜日>YB 100 100 000 2Bs 301 201 00× 7で、この試合である。尾花監督が先発に指名したのは、初モノの加賀ではなく、何故か清水直。こんなに相性の良い相手をぶつけてくれるなんて、どんだけダンディ?……とか思っていたら、やはりな展開に。1回、カブレラがあっさり同点打を放ち、Tがバックスクリーンにドーン!3回、またもカブレラがタイムリー。4回には“清水直キラー”の1人、下山がタイムリー。木佐貫は決して良くなかったけど、相手が交流戦最下位の横浜で良かったね。しかし、Tは大阪で連日お立ち台に立ったわけだが……。何か、忘れていなかったか?ホラ、たむけん直伝の……。「オッカダーン!」まさか……、お蔵入り?まァ、いいや。とにかく、おめでとさん。勝ちパターンの確立、打線の固定、7点差からの大逆転劇、猛打21得点などなど、非常に中身の濃い1カ月であった。願わくば、この勢いが秋まで続きますように。Please crick here !!
2010.06.13
コメント(2)
@神宮球場、売り子と観客とのやりとり。観客A「生ビール750円って高いなァ、オイ」売り子「でも、東京ドームは800円ですよ?」@マツダスタジアム、日曜日の試合に負けて。観客B「早くも借金11って、弱いなァ」観客C「でも、下にはまだ2チームもいるよ」……以上は今年、実際に球場で耳にした会話である。人間とは、己の酷さを誤魔化すために、より酷い対象を探し出して自己防衛する生物なのだ。しかし。昨日、福山を訪れた広島ファンたちは、どんな会話を交わせたのだろう?<月曜日>Bs 201 508 140 21C 031 030 201 10オリックスが遂に交流戦首位に立ち、最大7つあった借金も完済したというこの試合。なんと、純国産の打線が大爆発!本塁打5本(後藤、T、荒金、北川×2)!安打25本(坂口5安打、北川&日高4安打など)!6回には日本タイ記録の10者連続安打!気付けば、交流戦でのチーム打率は.303で1位。1試合平均得点6.25も1位になった。……時はキタ。マスコミ各位に通達、通達ゥゥゥゥゥ!約20年ぶりに“ブルーサンダー打線”解禁ッ!打線は所詮、化学反応であるからして、“机上の空論”だということは承知しているのだが、それでも、想像せずにはいられない。“ブルーサンダー打線2010”の完成形を。1(中)坂口<左>2(右)荒金<右>3(二)後藤<左>4(一)カブレラ<右>5(左)T-岡田<左>6(指)北川<右>7(三)バルディリス<右>8(捕)日高<左>9(遊)大引<右>この威圧感、左右のバランスはどうだ。守備力だって損なっていない。控えには田口、ラロッカ、喜田、赤田、山崎。二軍には下山なんて人材も眠っているぞ。更に、両打ちの大砲・セギノールが近日来日!6番に入ったら、層は更に厚く……。うむ、岡田監督も満足しておるわ!……あとは、投手だなァ。金子のスーパーエース化、交流戦明けに必要となる6枚目の先発、終盤1イニングを任せられる(可能なら)左投手、最小限のビハインドのまま我慢できる中継ぎ。課題は山積している。広島から移籍の長谷川が力を取り戻すのか、新人の古川が1989年の酒井みたいな活躍を見せるのか、サイドスロー転向の鴨志田が才能を開花させるのか、イップス疑惑の延江がキャンプ時の輝きを思い出すのか、レスターが1996年のフレーザーみたいに突然良くなるのか、或いは、更なるサプライズ補強があるのか……。実は今日、星野コーチが自律神経失調症悪化のため、休養するというニュースが伝えられた。代役の小林コーチがどんな提案をしていくのか。……まァ、先のことを考えるより、まずは巨人戦ってね。最後に、福山を訪れた広島ファンたちへ。ヤクルトなんて、ロッテに10者連続安打を喫した挙句、2点しか取れなかったんだぞ。ついでに横浜も2桁失点。だから、まだマシだ! ……と、思って下さい。しかし、去年のウチといい、野茂臨時コーチは“投壊”の召喚が得意なのか?Please crick here !!
2010.06.08
コメント(0)
風邪、徹夜、長距離移動と、三重苦に悩まされている今日この頃。新築2年目のマツダスタジアムに到着。中は、MLBを思わせる作りになっていた。天然芝、数々の趣向を凝らした観客席、内野席からグラウンドまでの距離……。あとは、このダッグアウトね。なんとなく、この光景を見ていたら、ラロッカの後頭部が懐かしくなってきた。で、試合の結果はというと……。勝ったとも。……しかし、決して名勝負ではなかったなァ。そう、今日は流れのままに勝ててしまった。広島の先発は、謎のドミニカ人左腕・ソリアーノ。立ち上がり、オリックスは3者凡退に抑えられる。変化球はそこそこのコントロール、何より球が速い。しかし、1回が終わった直後、スタンドで話していたのは……。「走者が出たら、どうなるんだろうね?」早速、その場面がやって来た。2回、二死から日高が四球を選ぶと、想像以上の脆さが露呈されたのだ。貧打の塩崎&木佐貫にも四球。絶望的にセットポジションが下手(≧ε≦)続く大引の当たりはニゴロだったのだが、東出が弾き、内野安打にしてくれた。これで1点。4回も、東出が出血大サービスしてくれた。塩崎の併殺打を悪送球で一塁セーフに。走者が残り、ソリアーノはまたも木佐貫に四球。流石に大引も二塁打を打つよね、と。これで更に1点。ソリアーノはこの裏の打席で代打を出された。以降も、広島は細かいミスを積み重ね、それが、ことごとく失点へと繋がっていく。5回、フィオが荒金の打球を判断ミス。スタートが遅れて安打にすると、2番手・大島はもうプッツン。後藤に打たれたり、Tに死球を与えたり、北川と日高にそれぞれ1打点を献上したりした。6回はベテランの健さんが先頭の大引を四球で出してくれるというサービス。送って、右打ちして、外野に打ち上げて、また1点。で、8回はコレ(↓)である。永川の暴投でまた1点。勝手に点が舞い込んできたという試合だった。んで。苦しんだ広島投手陣とは裏腹に、木佐貫は飄々と7回まで投げてくれた。苦労したのは初回と4回。初回、唯一の失点を喫したのは、二死三塁で4番・栗原という場面だった。あの決め球にストレートを続けたのは、裏の裏は表だったってパターンだろうなァ。まァ、でも、この1点に留めたのは大きかった。二死満塁、石井琢の遊直は抜けたら致命的だった。球運の差というか、何というか。4回は、無死から廣瀬に死球&フィオに安打。ところが、ここも石井琢なのである。エンドランなんかで揺さぶられたら堪らん!と、密かに思っていたのだが、広島・野村監督の指示は、堅実なバント。しかし、木佐貫のコントロールが悪くて出来ない!カウント1-3。結局、強攻に切り替えて一ゴロ。一死一・三塁へ。なんか、ここも球運の差だったような気がする。そして。続く石原のところでスクイズしておけば、同点だったのにね……、三振。代打・天谷も全くフォークに合わず、三振。実質、今日はこれで終わり。7回くらいからは広島側に空席が目立ち始めた。久しぶりだなァ、大引のお立ち台。実は練習時から動きのキレは良かった。対して、打撃練習のパートナー、Tは珍しいことに柵越えがほとんどなかった。そしたら、試合でも快音は響かず。まァ、4番の沈黙を敵さんのミスでカバーした、と。☆☆☆その他、今日の写真。ネッピーとリプシー、広島に来る。5回にはビジターの応援席に出没していた。オリックス打線の猛攻もあり、大盛り上がり。……その頃。“男前”鈴木さんはダッグアウトで、あんにゅい。こちらは試合前の喜田剛。なんと、ツイスト打法を特訓していた。ツイスト打法とはバットにボールが当たった瞬間、腰を逆に捻ることで体の開きや体勢の崩れを修正、対応力向上に効果ありとされている打法だ。……流行っているんだねィ。☆☆☆因みに今日の午前中は宮島へ。電車の切符でフェリーに乗るのは、日本でここだけなんだとか。干潮の時間で、鳥居の根本丸見え。野生の鹿も風景に馴染み過ぎている。有名な厳島神社。この島には、他にも寺社仏閣が多数ある。流石にロープウェーで弥山までは行かなかった。あとは島中「穴子」「牡蠣」「もみじ饅頭」だらけ。JRのポスターみたいっしょ。もちろん、広島のシンボルにも訪れた。Please crick here !!
2010.06.06
コメント(4)
チームより先に広島入り。んんん、人生初の広島なのである。日高の先制3ランを見届けてから家を出て、新幹線で移動したので、到着は夜。路面電車に乗って銀山町で降りたら、なんと“とうかさん”なる祭りで大賑わい。そんな中で、お好み焼きを食べ、やたら野球に詳しいマスターのいるバーで飲み……。衝撃の言葉を聞くことになる。カウンターの隣に座っていた広島ファンがポツリと言った。「今日、RCC(中国放送)で中継していたんだけど、 中継で野次を拾っていて『迎なんかいらんのじゃ~』って」イタタタタタタ、耳が痛ひ。『蒼天の拳』の霞拳志郎みたいに、「迎に文句があるのか。迎の文句は俺に言え!」……なんて言えるはずもなく。「一応、ウエスタンの三冠王も獲ったことあるよ! 広島のみんな、愛してあげて!」と、心の中で叫ぶしかなかった。☆☆☆さて、仕事だの移動だのをしているうちに、甲子園での阪神2連戦が終わった。<金曜日>Bs 000 000 011 2T 000 211 20× 6上昇気配かと思われた小松がピリッとせず、コツコツと点を重ねられた。打線も、苦手の下柳相手に沈黙し、まさしく“完敗”だったようだ。しかし、北川、喜田が古巣相手に活躍したこと。それと故障で出遅れていた古川がプロ初登板し、3番からの好打順を無失点に抑えたこと。この2つが収穫だったのではなかろうか。<土曜日>Bs 000 300 312 9T 000 300 100 4先日、ダルビッシュ相手に勝ち星を挙げた鶴が先発。しかし、連敗しないのが今のオリックス。終盤に突き放し、関西ダービーを勝ち越した。それにしても。先述の通り、日高の3ランまでは見たのだが、まさか、その直後に新井&ブラゼルの連続本塁打で追いつかれていようとは。で、新幹線に乗っている間というのは、普段でも遅いウィルコムの通信速度が、更に遅いわけ。「よし、もうすぐスコアが表示されるぞ!」ってところで自動更新されて、また画面真っ白というのを繰り返し……。次に速報を確認できたのは、京都の手前くらい。9回表だったヨ……。実に4イニング分、携帯電話の画面とにらっめこか、と。まァ、甲子園は過去1度しか勝っていない鬼門だそうで、勝ててよかったね、と。後で見たら、後藤が勝ち越し打含む4安打。Tも後藤の勝ち越し打に続き、二塁打を放った。3四球というのも、4番らしくていいじゃないか。日高も3安打4打点。やはり鈴木とは違う。赤田はあまりの不安定さにスタメン落ちしたが、途中出場で貴重な追加点を挙げた。迎の交換相手、喜田は今日も代打で1安打。移籍後初打点のオマケまで付いた。岡田監督の談話によると、山本の出来は上々。これで、一軍復帰以後は3連勝である。そして、今日は平野が2イニングと岸田が1イニング。レスターが遂に方程式から外された。旧KKOが不甲斐ない今、誰を新たに立てるのか?さァ、明日はいよいよ本番。まずは晴れること、そして勝つこと!……折角、遠くまで来たのだから。Please crick here !!
2010.06.05
コメント(2)
全241件 (241件中 1-50件目)