とりあえず利用

「とりあえず」利用する人たち

 楽天の全体的な傾向として、ページの管理人が初心者中の初心者ってのがあります。「とりあえず」パソコンを手に入れた、「とりあえず」ネット環境を手に入れた、やりたいことはないが「とりあえず」ホームページを開いてみた、みたいな感じの方です。そういう方に、楽天でのページ作成ってのはとても便利なんですよ。文字の入力さえできれば、ページを開設することができるわけですから。
 俺はそのこと自体は問題視していません。ただ問題はその次で、何も勉強しないで、 まるっきりの初心者のまま いきなり飛び込んでくることを心配しているんです。

 少し前に比べ、インターネットを利用できる環境を手に入れやすい状態になってますよね。一昔前ならパソコンはかなり高価で、軽い気持ちで手に入れるようなものではありませんでした。今でも高価ですけど、昔ほどではありません。インターネットの接続状況も同じです。昔だったら細い回線に高い接続料…今では一ヶ月1000円単位の値段で繋ぎ放題です。
 昔だったら、パソコンを手に入れるにしてもネット環境を手に入れるにしても、それなりの覚悟が必要だったんです。値段が高く、お金がかかるからです。それなりの覚悟が必要だった時代、パソコンを購入する人はそれなりの知識がある人・勉強した人だったんです。インターネットではなくパソコン通信と呼ばれていた時代があるそうなんですが、その時代の通信料はすごく高かったため、利用する人はそれなりの財力か必要性、または知識がある人だけでした。
 つまり、当時のパソコンを利用した社会に「全く」知識の無い人が来る事はなかったんです。パソコンの知識が抱負な所謂「オタク」が多かったんですよ。何らかの形で、それなりの知識がある人しかパソコンの社会に入ってきませんでしたから。
 しかし、今はネット人口が増えました。ある人はネット社会が低年齢化したというし(昔でも低年齢の利用者はいましたが、ここでいう低年齢化は「知識」が乏しいという意味)、またある人はネット社会が 一般化 したといいます。あまりにも普通の人が増えたため、それなりに困った人が増えたと。手軽になりすぎて、何も学ばずに始めてしまう人が多いようなんです。
 ちなみにこんなことをいっていますが、俺がネットを始めたときも何の勉強もせず入ってきました。ただし、最初はページをもたず、書き込みもせず、ただ見てまわるだけでした。俺は自分が学ばずにネット社会に入ってきた自覚があったので、まずはネット社会の中で学ぶことから始めたんです。そして「今はただひたすら学ばなければならない時期だ」と感じていたので、発言などは全くしませんでした。まわりを見てやっていいこと・いけないことを覚え、ネット社会の常識を学んでいきました。勿論、今でも学ぶことは多いですが、初心者だからこそ学ばなければいけないこと・最低限必要なことは一通り学んだと思っています。そう思ったからこそ、他の人のページで発言したり、自分のページを持ったりしているんです。

 人から注意されて学ぶのも「あり」なんですが、注意される前に、見て学ぶこともしませんか? 注意されてからでは遅いことだってあります。それが著作権問題だったりするわけで。著作権保持者ではない第三者が注意してくれている間はいいですけど、最初に注意しにきた人が 著作権保持者 だったら…?
 …怖いですね。



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