違反逮捕者2

著作権違反の逮捕者

著作権法違反の容疑で逮捕者 がでました。新聞記事を丸々転載するわけにもいかないので、簡単な説明を。

 2002年9月2日、インターネット上でタレントの写真集を無断掲載していた東京都に住む38歳・無職の男性が、著作権法違反の容疑で逮捕された。広告収入が目的で、3年間で約950万円を稼いでいた。
(もっと詳しく知りたい方は探してみてください。)

8月31日の日記 で取り上げた例えがそのまんま…。アイドルの写真集の画像を無断使用ってやつですね。
 広告収入が目当てだったそうですが…3年で950万円稼げたら、これだけでもある程度の生活ができます。
 広告収入というのはかなり大変らしく、かなりの人が見てくれないと収入らしい収入がないんだそうです。そんな中、950万円も稼いだということは、それ相応の数の人間が逮捕された男性のサイトを訪れていて、なおかつそれ相応の数の人間が広告をクリックしていたということでしょう。
 では、なぜその逮捕された男性のサイトに多くの人が訪れていた(と考えられる)のか。
 簡単なことです。お金を払わないと見られない写真集の画像が、無料(もしくは有料だが少額)で見られるからです。
 この男性のページが存在していたことで、売れるはずだった写真集が一体どれだけ「売れなくなっていた」のか、そのページが写真集の出版社やプロダクションに与えた「見えない損害額」は一体どのくらいなのか…とても興味深いものがあります。

 しかし… 38歳 って…していいことといけないことの区別もできないんでしょうか。それとも、ばれないとでも思っていたんでしょうか。
 そういえば、楽天内で著作権を侵害していると思われる人、 30歳越えてる人 も多いなあ。中高校生とかもいたり、大学生でも違反してる人はしてるけど。その違反を注意されても全然理解しない・できない・しようとしない人も多くて。違反してるんじゃないかと注意すると、注意された人が 「掲示板を荒らされた!」 被害者面で あちこちで大騒ぎしたり。30歳越えててそんな反応をされてる人を見たときは、笑いを通り越して呆れたものです。その人が小学生でも呆れますけどね。
 こういうことは 「知らなかった」 じゃ済まない問題ですし、何より、物事のルールも知らない人がネット社会に出てくること自体どうかと思います。…年齢とかの問題じゃないんですね。その人の 良識と常識 の問題のようです。

 何度も言ってますが、楽天内でも数多く同じタイプの著作権違反を見かけます。堂々と 「私はファンとして、純粋な活動をしているの!」 なんていっていても、結果的には他人が著作権を持つものを勝手に利用しているのに、「純粋なファンとしての活動」だなんて随分と笑わせてくれますね。本当にファンなら、そのタレントの営業妨害になるようなことはされないと思いますが?

「ファンサイトなんだから利用してもいいでしょ」
 …すみません、公式画像の利用を許可しているプロダクションはほとんどないはずです。

「なんでファンサイトを訴えたりするのよ」
 …公式画像を無断で掲載するなんて、著作権所有者から見れば、あなたのやってることは営業妨害みたいなもんですよ。

「ばれなきゃ大丈夫!」
 …ファンを名乗っていながらその台詞はどうかと思います。

「出版社、芸能プロダクションが著作権を持っていますので、当ページの画像の無断転載を禁じます」
 …これ以上笑わせないでください、笑い死にしそうです。



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