・魔術考察。


・・・まぁあのなんというか。
小説中の説明では分かりにくい部分もあるでしょうし・・・


○魔術についての考察、その一 ~魔術ってなんぞや?~

私の小説においては、魔術というのはあくまで科学であり、未だ全容を掴むことができない軍事機密とされています(その軍事機密は堂々とここに暴かれている訳ですが)。
体内に存在する、体力と対を成す魔力。
その魔力が、普通の人間より多い人間というのが魔術を使えます。
大概は魔術を習得するために特殊戦闘員養成学校とやらに行く・・・というかほぼ強制的に入れられるわけですが。
血液型や遺伝子等にタイプがあるように、魔力にも型が存在します。
属性と呼ばれるその型は、炎、風、氷、雷、光、闇というベタベタなものから、全、理などの万能タイプが存在する、とされています・・・ってかしました。
全ての人間にはこういった属性が存在し、それが最も顕著に表れるのは性格です。
そして、魔術にも属性が存在し、自分と同じ属性の魔術ほど威力が高まります。
例えるならば、炎属性MAX、100%な人は炎属性の魔術の威力が通常の2倍、炎50%、風50%なら、炎属性と風属性が1.5倍、それ以外は通常値、みたいな感じです。
ちなみに、全属性は全てが1.2倍ぐらい、理属性は全てが2倍ちょいぐらいです。

呪文の詠唱というのは、現象を起こす際の自己への暗示、だとしています。
エンジンのスターターキーではありません。

また、魔術は魔力を構成して行使するものとしているため、魔力の量によって威力も違ってきます。

まとめとして例えるなら、魔術が車、威力が速度、属性がエンジンの種類、魔術属性が車種、魔力がガソリン、魔力を込める量がアクセルを踏む強さでしょうか。
車とエンジンの相性が良い、アクセルを強く踏む、などの行為で速度が出て、そこに魔術師の技術があって発動に至るわけです。
さて、これを見るとあからさまに詠唱というのが邪魔っけですよね。

魔術を行使し現象を起こすにあたって、魔術師は魔力の量を調整、構成し、現象を強く念じ、発動します。
詠唱というのは、"構成し、現象を強く念じ"ることの補助をするのです。
例えば、超ド級にデカい炎弾を撃つとしましょう。
魔術師は、込められるだけの魔力を込め、理想とする炎弾を頭に描きながら構成し、そして炎弾を具現します。
頭に描き、具現するためには、強い意志のチカラ・・・ここで言えば「デカい炎弾を出して、あのコースに撃つぞ!」ってなもんでしょうか・・・と、その炎弾、そして軌道を明確にイメージすることが必要です。
そのイメージや意志を言葉としたのが詠唱です。
故に、詠唱というのは魔術師が連想することができればいいわけで、そのために詠唱は魔術師によりそれぞれ異なります。
魔術の威力というのはイメージ力と意志の力ってのが関係してくるわけです。
上に挙げた「魔術師の技術」っていうのは、この二つの力と体力ですね。
だから、とてつもなく強い人間は・・・そうですね。
理属性MAX、魔力の量も半端無く、度胸、経験も十分、魔術を発動しつづけるだけの体力があり、頭の回転が速く、言語能力に長け、想像力や精神力などが非常に強い人ってことになりますね。



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