いやあ、昨日深夜に書こうと思ったんだけど、急に「飲み会」が入っちゃってね・・・・
「恐山」の関係の飲み会なんだけど、いま「法話を聞く会」っていう企画をしてるんですよ。
「善男善女」を集め、曹洞宗大本山永平寺から講師を招いてね・・・お釈迦様のお話を聞くんですけど・・・私、司会と「曹洞宗の歌」の歌唱指導の係りなんですって!
「楽譜」を渡されたんですけどね、作曲は「森田公一」さんなんですよ。
それと、CDも一緒にもらって聞いたら、歌も「森田公一」さんでしたけど、まさか「宗教の歌」まで作ってると思いませんでした!
ちなみに、恐山がお金を出して全国発売してる歌もあるんですが、こちらは「吉幾三」さんの、「約束 君に逢いたくて」っていうCDですけど、フォーク調で、今までにない「吉幾三」さんの魅力を引き出してると思います。
東京でしか流れてないリフォーム会社(?)のCMで、吉幾三さんがCMソング歌ってたでしょ?・・・あんな感じかな?
恐山では、「恐山だけの盆踊り歌」を依頼したんですけど、フォーク調ですから、ちょっと予定外だったですけどね。
さて、落語「死神」の続きですけど・・・・・
「貧乏から脱出する方法」っていう本を書いて、これがベスト・セラーになるんですけど、印税が手に入る前に、出版社の社長の持ち逃げされちゃって、けっきょく一銭も手に入らなかった私・・・
さらに追い討ちをかけるように、本の印刷会社からは印刷代の請求が私本人に来て、それが全部借金ですよ・・・・・・
いちおう、ベストセラー作家ですからね、「講演会」の依頼は来るんですけど、本のタイトルが「貧乏から脱出する方法」でしょ?・・・・講演会に来る聴衆が、全て「貧乏人」!
だから講演のギャラも、「雀の涙」っていうより「ミトコンドリアの涙(?)」くらいなんですよ。
「こりゃあ、しくじったなあ!・・・どうも、あの出版社の社長、おかしいと思ったんだ・・・・だってよう、背後霊が”弁天小僧だぜ?」
「アア、あの背後霊ってそうだったんですか・・・よく存じ上げなくって・・・」
「あいつは大泥棒ってことになってるけど、呉服屋に女装して行き、詐欺をしようとしたんだが、ばれて開き直り、少しばかりの金をもらって帰ったんだよ・・・
でも実は、・・・・それは二重三重の罠になっててな、さらに大きな金を騙し取った詐欺集団の一味だったんだよ。」
「へえ、そんな悪人が背後霊だったんですか・・・」
「マア、しょうがねえなあ・・・・でも、一時の夢は掴んだんだから、そろそろいいんじゃないか?」
「なにがですか?」
「何がってオメエ!・・・俺も忙しいんだよ・・・そろそろ死んでくれてもいいころじゃないか?」
「そんなあ!・・だって私、この目でその儲けを見てないんですから!」
「そういやぁ、そうだなあ・・・・・」
っていうんで次の手段を模索するんですよ・・・・・
「あのう、死神さん・・・今回のことなんですけど・・・私に貧乏神はもうついてませんよね?・・・・ということは失敗する理由もなかったはずなんですけど・・・なんで失敗したんですか?」
「そりゃあ、オメエ・・・長年、修学旅行の添乗員のように、貧乏神を引き連れて歩いてたからなあ・・・ちょっとは匂いが染み付いて・・・アアそういうことだったんだあ!!」
「ということは、私から”貧乏神の匂い”が消えるまで、儲ける事は出来ないって事ですよね?」
「マア、そういうこった!」
「じゃあ、決めた!・・・私、死神さんのマネージャーになりますよ。・・・・自分で儲けられないなら、死神さんに稼いでもらって、それで金を掴みますよ・・・・・」
「おいおい、そんな無茶な話しってあるかい!・・だいいち、死神にマネージャーって・・・・」
「死神さんは、要領が悪いでしょ?・・・だって私をあの世に連れて行こうとしてから、もう一年、その間、一人もあの世に連れてってないでしょ?」
「ああ、この前も携帯メールで、閻魔様からお叱りだよ!」
「死んだ人を、いっぱいあの世に連れて行けばお給金も上がるんでしょ?」
「そうだなあ、基本給が上がるしボーナスもつく・・・・・」
「私、死にそうな人探してきますから、それと、私のように無駄な時間を作らないよう、スケジュール管理もしますから・・・お願いしますよ!」
っていうんで、私、死神のマネージャーになりましてねえ・・・・・
毎日、お亡くなりになりそうな方を探しまして、そこへ死神さんを連れて行く・・・途中からは大きな病院の看護婦さんと契約しましてね、亡くなりそうな方をいつでもピックアップできるようにしてたんですよ。
おかげさまで、「死神」さんの成績もうなぎ上りでねえ・・・・よかったんですが・・・・
他の「死神」も真似を始めましてねえ・・・・・マネージャーつきの「死神」が増えちゃいまして・・・
こりゃあ、なんとか「大量の霊」を集めなくっちゃな・・・ってことになりました。
で、当時ね・・・まだまだベトナム戦争真っ盛りで、・・・・
「そうだ!ベトナムに行こう!」ってことになりましてね。
「アメリカ軍」とか、「南ベトナム政府軍」とかにコネを作りまして・・・・あちこちの情報を掴みまして、そこに行っては10人、コッチに来て20人・・・マタマタ成績があがってきたんですよ!
でも情報を貰うだけじゃ間に合わない・・・・・自分でスパイのような仕事につきましてね・・・自分から情報を探り出すようにしたんです。
でもねえ・・・「相棒の死神」が、もともとトロイくせに業突張りでね・・・・・
「それじゃあ足りない」って言いはじめるんですよ!
困った私は・・・今度は逆スパイも始めちゃったんですよね。
「ベトコン」のところに行って、「米軍」と「政府軍」の情報を流したり、新型兵器なんか、お土産に持ってったりしましたからねえ・・・・・
で、・・・・・「死神からのお手当」、「米軍、政府軍からのお手当」、「ベトコンからの情報料」なんて、思った以上に高収入になったんですよ・・・・・・
もう、ウハウハ状態でねえ・・・・・
そんな時、「死神」が、こういうんですよ。
「もうそろそろ、面白い目も見たことだし、いいんじゃねえか?」
そこへ、「米軍」のミリタリー・ポリスが、私のところに来るんですよ。
「オマ、エヲ~、ダブルエ~ジェントトシテ~、タイホシマ~~シュ~」
何も、ここまで来て片言の日本語でなくてもいいですよね・・・・・・
「お前を、二重スパイとして逮捕する」って言ってるんですよ。
ばれないように、うまくやってたつもりだったんですけどねえ・・・・・どうしてばれたんだろう?
答えは、私が逮捕されてる横で、報奨金を受け取ってる「死神」を見てわかりました。
「スパイは死刑」・・・・・戦時下の軍事裁判ですから、これは当たり前!
逮捕された翌日、私は壁の前に立たされました。
目の前にはライフルを構えたアメリカ兵が・・・・・・
そこへ、「死神」が現れましてねえ・・・・私「助けてくれ!」って頼みましたよ。
「死神」でも神様は神様ですからねえ・・・・・・・・・・
そしたら、きゃつは・・・・・・・・・
「これでようやく、あの世に連れて行けるなあ・・・・・・・・・・」
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