「高校の同期生が500人いて・・・・今回集まるのは7人?・・・すごく寂しいじゃないですか?」
そんなご意見をいただきましたが・・・・そうじゃないんですよ。
これが、地元の高校ならさびしい話なんですけどね?
私、実は地元の高校に入らず、越境入学っていうんですか?・・・・青森市にある高校に行っちゃったんです。
私の住んでる下北半島からは・・・当時・・・10人ほどの同期生が行ってたはずなんですけど・・・・大学へそれぞれ行って・・・・地元に帰ってきたのが5人ほど・・・・
その5人と、仕事の関係で「むつ市」に勤務する同期生が2人・・・・それで7人なんです。
もちろん青森市で「同期会」を開催すれば、200人近く集まるようですけど・・・私もなかなか出席できないので、今回、地元にいる同期生を集めてみたのです。
そんなことですから・・・決して少ないわけじゃないんですよ?
それじゃ・・適当に・・・どうぞ!
「適当に・・・」(23)
「マジャール」は勝ち誇ったような顔をしました。
「そうだろ?・・・・・お前をわざわざ、このサンライズランドに連れてきたのは・・・・このマジャール!・・・・選ばれし者のお前に、この国を救って貰おうとしたからこそ、ここに連れてきたのだ。・・・・決してあいつらがお前をここに連れてきたわけじゃない。」
「マア君」たちが黙ってしまうと・・・・・それを合図にしていたかのように・・・周りの茂みから次々と武装した兵士たちが現れてきました。
「さあ・・・それでは・・・・バランガ様のところへ行こうじゃないか?」
「マア君」達は、兵士に小突かれながら連行されていったのです。
それを・・・・・・じっと木の上で見ていた人物がいました。
「近頃・・・・サンライズランドが騒がしいと思ってたら・・・・・そうか・・・伝説の選ばれし者が現れたのか・・・・・あいつも手の込んだことをしおるわい・・・さて・・・これからどうなるのかのう?・・・イヒ、・・イヒヒヒヒヒ・・・」
不気味な笑い声を残して、・・・・この木の上の人物は、まるで魔法でも使ったように、フッと姿が消えてしまったのです。
この人物が・・・次に現れた場所・・・・・それはあの「洞窟」の入り口でした。
「マア君」が最初入ろうとした洞窟・・・「フローラ」が入れられている「虜囚の塔」の近くにあるあの洞窟なんですが・・・・・
そこには「マア君」が突然消えて・・・途方に暮れる「モグラ君」と「一本づの」がたたずんでいました。
「ホホーッ、一本づの・・・・久し振りだなあ・・・」
その時その存在に気付いた「一本づの」は、驚きのあまり・・大きな声で、叫んだのです。
あのいつも落ち着いている「一本づの」が叫んだのです!
「ジャ、ジャメイヨ!!」
そうなんです・・・・・あの、「モグラ君」をモグラに変えちゃったと言われる魔法使いの「ジャメイヨ」・・・
この国の王様、「な子ら宇都ビッチ2世」と魔法対決をし、破れて北の国境に追われた「ジャメイヨ」だったのです。
「モグラ君」はその声で、一気に緊張します。
「ほう・・・そっちにいるモグラが・・・・もしかしたらマクラウドビッチの王子・・・マクラウドビッチ3世か?」
「そうだ!・・・・俺が、お前にモグラに変えられたマクラウドビッチ3世だ」
「こりゃおかしなことを言いよる・・・・確かにわしは、人間をモグラに変える魔法を使えるが・・・・お前になんぞ使ったことはない・・・・誤解じゃよ」
「うそつけ!!・・・父上に恨みのあるお前が・・・・逆恨みをして、俺をモグラに変えたくせに!」
「マアなんとでもいうがよい・・・・ところでな・・・・」
ここで、「ジャメイヨ」は、そこにあった大きな岩に腰掛けました。
「お前たち・・・マア君という少年を知っておろうが?」
「マア君」の名前が思いがけず出たので・・・・「モグラ君」たちが驚くと・・・・・
「やっぱり、お前たちの仲間じゃったんだな?」
「マア君がどうしたんだ?」
さっき、ここで姿を消した「マア君」の情報を少しでも聞きたくて、二人は前にのめりだしていました。
「ここへ来る前・・・・ほれ・・・あの川のそばで・・・・マジャールに連れて行かれてしまったぞ」
「マジャールに?」
「ああそうじゃ・・・・」
「それでどこに?」
「そこまでは知らんが・・・・きっと王宮じゃろ・・・・」
「助けに行かねば!」
「モグラ君」が勢い込んで、今にも走りだそうとするのを・・・・
「まあ・・・待て待て・・・・あわてるでない・・・・お前たちが行ったところで、あの王宮の主には勝てるはずもなかろう・・・・それより先に・・・・・もう一人仲間がおるはずじゃが?」
そう・・・「フローラ」が、ここからちょっと先に見える「虜囚の塔」に軟禁され、カモの僕のドラゴンに弄ばれているはずでした。
「王宮に今すぐ行かなくても・・・・そのフローラとかいう妖精を助け出してからで良かろう?」
「モグラ君」と「一本づの」はお互いの顔を見合わせ、「うん」と頷いたのです。
「わしが助け出してやろう・・・・・一緒に来なさい」
こうして、「ジャメイヨ」、「モグラ君」、「一本づの」の3人は・・・・「虜囚の塔」に近づいて行ったのです。
その建物は・・・・洞窟からみるとそんなに大きくは感じなかったのですが・・・・近づいてみると頑丈な石造りの西洋のお城風・・・・蔦があちこち絡まっている・・・少し不気味な建物だったのです。
つづく
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