疲れの原因は、悩んでても解決しません。
ここまで来ても嘘をつきとおす・・・ばれてるのにまだウソを重ねる。
相手はそんな奴です。
「結婚しない鉄道員」(仮題76)
翌朝・・・竹夫は駅に改めて休暇を伝え、その足ですぐに「ウッドベル青森営業所」に向かう。
途中、桃太郎・金太郎・・・そして浦島太郎を乗せて行くことにしていた。
神のところに行くんだと伝えてはあったが、彼らは喜んでいたように思えた。
「最近、行ってないからな・・・・そろそろ新しい仕事をしたいと思ってたんだ。・・・ま、俺らに出来るとすれば鬼退治みたいなことだけどな・・・・」
桃太郎がそう言った。
「鬼退治って・・・鬼も妖怪仲間なんだから、本気でやることはないんでしょ?」
竹夫が言うと、桃太郎が返事を返した。
「妖怪仲間であっても皆が皆仲良しっていうわけじゃない。・・・あまり仲が良くないといっても、神様が管理してるからな・・・・本気でやっつけるわけじゃないけど、神様から鬼は調子に乗りやすいから、少し困らせる程度のことはしてくれって言われてるし・・・・」
その時期が今だという。
そういえば最近、下風呂付近にサルが出ているというが、鬼が調子に乗り始めているらしいから、それを牽制するためにサルを行かせているらしいのだ。
「そろそろその鬼退治に行かなきゃならないから、神様のところに行くつもりだったんだ。・・・神様の許可を貰いに行くためにね。」
桃太郎はそう言葉を結んだ。
「それなら一緒に恐山に行きませんか?」
竹夫がそう誘った。
蠣崎城址の付近まで行くと・・・桃太郎・金太郎・浦島太郎が待っていて、彼らは無言で竹夫の車に乗り込んできた。
ウッドベルの営業所に着くと、鈴木社長が待っていた。
「蠣崎から、桃太郎さんたち3人に一緒に来てもらいました。」
竹夫が紹介すると、一瞬たじろいだ社長だったが・・・それでも以前から存在は知っていたのでにこやかに挨拶をした。
「社長・・・今日はこの3人のおとぎ話の主人公たちに一緒に恐山に行ってもらいたいと思います。」
「ほう・・・そうか・・・実はKや花子では手におえないと思って、レディ・マッスルを連れ帰ったんだがな・・・・桃太郎さんたちが一緒に行ってくれるなら、レディは行かなくてもいいようだな。」
「Kさんと花子さん・・・・それにレディは?」
「南森くんが恐山に行くというと一緒に行くと言いかねないからな・・・今日は3人とも介護施設の方に行ってもらった。」
「それじゃさっそく・・・・この4人で恐山に向かいます。」
「あ、待ってくれ・・・・私も一緒に行って神と面会をしたい。」
鈴木社長も恐山に一緒に行くというのだ。
上司の命令であったから、竹夫に断る理由はない。
こうして、彼らは恐山に向かった。
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