そろそろ終わりに近づいてきたようですね・・・・「結婚しない鉄道員」・・・
皆さんも飽きてこられたようだし・・・・ちょうど良いかもしれません。
次回作?・・・・いまのところはかんがえていませんが・・・タヌキのお話しを考えています。
あ、もももさんのおっしゃるお話しとは違う話になると思います。
だって前のお話しの続きは難しいんです。
「結婚しない鉄道員」(仮題91)
Kと早朝に話し込んでいた竹夫だが、Kが突然頭を下げた。
「南森さん、お願い・・・・今日、恐山にあたしも連れてってください。」
どうしても姉の行方を突き止めたいという覚悟なのだろう。
「それは・・・神様が会ってくれるかどうか・・・俺の一存で決められる話じゃないから・・・」
もちろん、鈴木社長や桃太郎たち・・・・ほかの人たち相談すべき事項であったが、何よりも恐山に行ってから神様が了解してくれるかという問題もある。
「だけどあたし・・・ぜったいに一緒に行くからね。」
Kの決意は固かった。
まもなく・・・Kは車を降りて食堂へ行く。・・・朝食の支度をするためだ。
なにも彼女が支度をする必要はないのだが、どうやら花子やレディ・マッスルと話しあって・・・ここにいる間は食事の準備をすると決めていたようだ。
竹夫は一人、車に残った。
「話が俺だけにあるなら、なんで神様は出て来てくれないんだ?・・・・そっちの方が話が早いのに・・・」
竹夫は不満を口にした。
しばらくして・・・レディ・マッスルが迎えにきた。
「残念だったね・・・せっかくKさんと二人っきりになったのに、口説けなかったか?・・・・ま、そのうちにチャンスはあるさ。・・・南森さん、ご飯だよ・・・早く食べて・・・そのあと会議だから・・・」
レディは何か勘違いをしているようだった。
食堂に行くと・・・鈴木社長や佐藤所長・・・・それにキコリたち特殊レンジャー部隊の連中が朝食をとっていた。
「ほら・・・・早くご飯を食べて・・・・そのあと今日のことについて会議をしよう。・・・君たちも早めに朝食をとってくれよ?」
鈴木社長は最後に、レディ・マッスルたちにも早く朝食をとるように指示した。
そこへ・・・・浦島太郎がやってきた。
昨日はよほど疲れたのか、浦島太郎はぐっすりと寝ていたから、朝も早くて起すのをためらっていたが・・・
「会議をするんだろ?・・・それじゃ俺、朝飯を食ったら桃太郎と金太郎を呼んでくるよ・・・それまで会議を待っててくれ。」
そう言って朝食をかっ込んでいた。
「それじゃ花子さん・・・一緒に迎えに行ってくれないか?・・・・車でさ・・・」
浦島は、蠣崎まで徒歩で迎えに行くつもりだったらしいので、社長が花子の運転で迎えに行くようにと気を利かせたのだ。
そうすると・・・桃太郎たちがこの営業所まで来る間の時間があいてしまった。
「社長・・・・じつはさっき、Kさんも今日・・・一緒に恐山に行くと言ってるんですが・・・」
竹夫はどうするべきか、鈴木社長に相談した。
「そうか・・・」
社長は少し考えていた。
「彼らが来るまでの答えを出しておこう。・・・・ちょっと待ってくれ。」
そう言うと、昨晩泊った社長の寝室に、ひとりで籠ってしまった。
何か考えがあるのだろうか?
そこへKが近づいてきた。
「南森さん、社長はなんて言ってた?」
「もうちょっと考えたいんだそうだ。」
「ま、あたしの場合・・・・みんなと目的が違うからね・・・」
彼女は姉を探したいという目的だから・・・・ほかの人たちの「この半島を人間と妖怪が共棲できる知己にしたい」という目的とはかけ離れる。
竹夫は何も言う事が出来なかった。
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