日本語で話そう

March 31, 2013
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例によって呑気な私、1週間前の予約で大丈夫と高を括って、チャイナタウンのいつものレストラン菜香に予約の電話を入れた。
ところが、副都心線とみなとみらい線直通化の煽りを食って、中華街はものすごい人気で9人分の予約が取れない。

急いで、中華街で中国茶の専門店を営む友人に泣きついて、いくつか中華街の知り合いを当たってもらい、老舗の同發を無理やり予約してもらった。

カイル君夫婦、彼の妹、弟夫婦、両親とウサギ夫婦の9人。

4年前に我が家にステイしたブルース・ウイルス似のお父さんを思い出して、たくさん食べるかもしれないからと伝えて置いた。

豚と鶏肉の蒸し物から始まるコース、4品来たところでそろそろお腹いっぱいになって来て、「この後何が出る?」と聞いた。

5品目の青菜のにんにく炒めを運んできたおばさんウェートレス。
ぶっきらぼうに「しらない!」

ひゃはは、普通のレストランなら即、首である。
中華街は大陸系、台湾系の人たちのコミュニティ。この中には小学校から高校まである。
この町の中で暮らす限り、日本語が話せなくてもやって行かれれる。何年日本に住んでも。

彼女もその言い方が客に失礼に当たるなんて思っても見ないのだ。

みなとみらいの高級ホテル内のピカピカの黒檀や螺鈿のテーブルが有るレストランでもおいしい中華が食べられるけど、周りに飛び交う中国語の中で雰囲気に浸るのはやっぱりチャイナタウンならのだいご味。

次の日本人スタッフに同じ質問をしてみた。
「後、チャーハンとふかひれスープです」

なるほどなるほど、
ところが、出てきたのは小龍包。食べ方を丁寧に説明してくれるから、みんな汁を逃がさないように上手に蓮華に受けるのに必死だ。

「これで終わり?」
「春巻が来ます。」

夫がつぶやいた。
「聞けば聞くほど増えるから怖くて聞けなくなってきた」

やっと「フライライスです」、という怪しげな言葉と共にチャーハンとふかひれスープが来た。コラーゲン入っているし、アメリカでは禁止されているから食べられなくて貴重だよ。残さず食べろ食べろと、オーナーらしきおばさんが薦める。

ああ、おなか一杯。

これは私のオーダーミスか。高級でもいいから皿数を少し、というべきだったか。

食べながらも楽しく思い出話しをする。
彼ら、4年前に付き合ってくれたウサギの次女がそこにいないことを残念がっていた。
彼女のジョークと親しみやすいキャラクターがよほど印象に残っていたのだろう。

初期の私のホームステイ受け入れを助けてくれた長女から、いつしかそれは次女に受け継がれていったのだ。

弟のお嫁さん、マリーンの英語が早すぎて
「早すぎて分からないから通訳して」と言ったら、カイルくん、ゆっくり英語で通訳してきた。
通訳って日本語で答えるんじゃないか?

「だって、早すぎるからって理由だったから」

相変わらずの減らず口、いつまでたっても日本語で答えない彼、久しぶりの家族との再会、みんなのお箸の使い方奮闘劇をうれしそうに眺めていた。

大量に余ったチャーハンと鴨のスモーク焼き。
「持ち帰れないかな」カイル君のお父さんが言った。

この頃レストランでは見られない、日本人のもったいないの精神はアメリカのドギーバックの方がずっと意識が高いのである。アメリカ人の友人は皆これをやっている。いやいや単に家に帰って料理するのがいやなだっかもしれないが・・・。。


最後にお決まりの杏仁豆腐がやってきて、そんなに高級じゃないけれど、2時間半の楽しくて、ワイワイガヤガヤの食事会。

昨夜はドギーバックのチャーハンと私が「卵だから気を付けて持って帰ってね」と冗談言いながら渡した「仙台銘菓かもめの卵」食べたかな?



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Last updated  March 31, 2013 01:39:42 PM
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