人間が勝てなくなったのは不愉快ではあるけれど、AIのおかげでトッププロも神の領域からほど遠い存在で、囲碁は棋士と言えど簡単に手の善悪を判定することはできず、限りなく奥の深いゲームである事を改めて認識できた。
ところで市販の囲碁ソフトが発達するとプロ棋士に高額の指導料を払う人は確実に減るはずだ。プロ棋士の仕事はかなり減ると思うが、人間同士の不完全だけれどドラマチックな対局や楽しませる指導を売りにできれば完全になくなることはないと思う。
人工知能がプロ棋士を超える前は、「超えたら棋士はたいへんだな。」などと他人事のように思っていたが、実際超えた事によって、皮肉にも自分も含めて棋士以外のほとんどの仕事が不要になってしまう世の中が現実的になった。綺麗な円を書きたい時にコンパスがあればフリーハンドで書く人はいないのと同じで、スポーツの審判から始まって正確さが求められる仕事は風前の灯だ。
※驚異の予言
12/29 NHKで放送された、「人間とは何だ。」の特別編でレイ・カーツワイルという学者が出てきて発言したのだが、要約すると、
<スマホをなくすと自分の一部がなくなったように感じるように、体外にある情報も自分の一部とも言える。人間は生物的部分と非生物的部分(情報、人工物など)でなり立っていて、非生物的部分が急速に増大している。いずれ(
2100
年ころ?)、人間はAIとも融合しバックアップも可能な不死の存在となる。さらに、進化が進むといつの日か宇宙の進行に影響を与える(コントロールする?)存在となる。人間は進化し続ける存在であり、(私の考えは)希望というより観察の結果である。>というもの。さらに、司会者が(このようになることを期待する)、とコメントしていて驚いた。
宇宙~までは考えたことはなかったが、それ以外の部分は当ブログでも書いたことが何度もあり、すでにそれに繋がる技術がどんどん発達しているので現実的な話だと思う。私はこのような方向に進むことを期待しないし、そうならないという立場の学者も登場したが、囲碁AIが人間を超えたようにおそらく避けられない。
ところで、もし人間がAIと融合し高度の知能を獲得し、さらに仕事から解放されたとしたら囲碁が一番人気になるに違いない。もっとも、囲碁ばかり没頭して人間の進化に寄与しない者は知らない間に、消去(あるいはリセット)されるかも知れない・・・
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