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2022年09月13日
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テーマ: ロシア(103)
カテゴリ: 中国、台湾
 2022年5月、ロシア国内で爆発や火災が相次いでいると報じられた。
 ロシア国内の反体制派やウクライナが関係しているのではないかと語られていた。
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 8月16日、ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島の弾薬庫で、「破壊工作」による火災が発生し、爆発が起きたとロシア国防相が発表した。
 8月18日、ロシア西部ベルゴロド州の弾薬庫で、火災と爆発が発生し、近隣住民が避難したとロシアの報道があった。
 弾薬庫はウクライナとの国境から約50キロの地点。
 8月20日、ロシア・モスクワ郊外で、乗用車に仕掛けられた爆弾が爆発し、ウラジーミル・プーチン大統領に近い右派思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏(60)の娘のダリア氏が死亡した。
 9月5日、アフガニスタン首都カブールのロシア大使館前で、自爆テロとみられる爆発があり、大使館の2等書記官と警備員の計2人を含む6人が死亡、少なくとも10人が負傷したことが報じられた。
 9月に入りウクライナ軍は、ロシア軍の進出地に対して攻勢を開始。
 ウクライナ軍の砲撃により、ヘルソン市近郊のドニプロ川に架かる重要なアントニフスキー橋は、車両の通行ができない状態が続いている。
 9月5日、 ウクライナのヘルソン州で実施予定のロシア編入の是非を問う住民投票について、ロシアが設置した行政当局者は、治安情勢を理由に「一時停止」されたと述べたと、ロシア国営通信タスが報じた。
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 ロシアはウクライナ侵略戦争以前から、武器類の持ち出し、保管が適切でないことから、武器・弾薬庫の爆発事故は他国に比べ多く報じられていた。ため込んでいた武器・弾薬も並外れて多かったのだろう。ウクライナの街々に落とされた爆弾・砲弾、次々と登場するソ連時代の装甲車両がその証左となる。
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 ウクライナ侵略戦争により経済、国内政治で旗色がよくなさそうなプーチン氏と、新型コロナ対策の不備と経済の急速な失速で旗色がよくなさそうな習近平主席が、ウズベキスタンで開催されるSCOの場で会談することになったと報じられた。
 反米国家会議のSCOは、自国内の民主化に不安を抱く全体主義志向の国の集結の場と化しつつあるように見受けられる。
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カザフ訪問へ…プーチン氏とも会談の可能性
読売新聞 2022年9月5日 21時30分
【北京=田川理恵】
 インターファクス通信によると、中央アジア・カザフスタン外務省報道官は5日、中国の習近平シージンピン国家主席が14日、カザフスタンを訪問することを明らかにした。新型コロナウイルスへの感染を強く警戒しているとみられる習氏が国外に出るのは、新型コロナ感染拡大前の2020年1月にミャンマーを訪問して以来となる。
 習氏は、翌15日にウズベキスタンのサマルカンドで開幕する上海協力機構(SCO)の首脳会議に出席するものとみられる。SCO首脳会議には、ロシアのプーチン大統領が出席する見通しとなっている。習氏とプーチン氏は、ロシアがウクライナに侵略する前の今年2月初旬に北京で対面会談している。それ以来、初めてとなる対面での中露首脳会談が開催される可能性がある。
 中国は対露制裁を行う米欧を非難している。台湾問題を巡っても米国との対立が深まる中、習氏は外遊を通じてロシアとの連携を強化する考えとみられる。中露が主導するSCOにはインドやパキスタン、中央アジア各国が参加する。欧米とは一線を画す立場の国々との協力も確認する見通しだ。
 中国は10月に、5年に1度の共産党大会を控えている。習氏がこのタイミングで外遊に踏み切るのは、異例の3期目入りに向けた党内の調整などが順調に進んでいることの表れとも言えそうだ。
 カザフ外務省報道官は、習氏がカシムジョマルト・トカエフ大統領の招請に応じたと説明した。中国は、エネルギー資源が豊かなカザフとの関係を強めてきた。巨大経済圏構想「一帯一路」の要衝とも位置づけ、重要視している。
  ―  引用終り  ―
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 上海協力機構SCO)は、中華人民共和国・ロシア・カザフスタン・キルギス・タジキスタン・ウズベキスタン・インド・パキスタンの8か国による多国間協力組織。SCOの最高意思決定機関は加盟国の国家元首から構成される「元首評議会」 。元首協議会は毎年加盟国の首都の一つで開催する規定となっているSCOサミットで召集される。
 1996年4月26日中華人民共和国の上海の会議で設立されたため「上海ファイブ」と名付けられた。本部(事務局)は北京。
 元首評議会の下部に「政府首脳会議」が位置付けられている。中国の元首評議会出席者は習主席、政府首脳会議出席者は李克強総理。
 2001年6月、ウズベキスタンが加わった後、上海協力機構となった。
 安全保障、軍事面では、SCOは加盟国によるテロ・宗教問題・分離主義についての意見交換の場となっている。加盟国による軍参謀総長会議や国防相会議も行っている。
 正規加盟国の領域は発足当初、中国、ロシア、旧ソ連圏の中央アジアといったユーラシア経済共同体の国々のみだった。2004年モンゴル、2005年インド・パキスタンのオブザーバー加盟などによりユーラシア大陸の5分の3のエリア、総人口30億人超を占める地域協力組織となった。





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最終更新日  2022年09月13日 06時00分11秒
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