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2023年03月13日
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カテゴリ: 中国、台湾
 3月2日、カナダ議会の委員会は、外国による選挙への干渉を巡る疑惑について正式に調査を開始するよう政府に求める決議案を可決した。外国とは中国を指すようだ。
 中国もロシアもSNSの活用を含め、特定の対象国の時刻により有利な世論形成を行っているとみられる。中国は一帯一路の対象国と環太平洋の諸国。ロシアはもちろん旧ソ連国。
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カナダ議会委員会
2023年3月3日 ロイター
 カナダ議会の委員会は2日、外国による選挙への干渉を巡る疑惑について正式に調査を開始するよう政府に求める決議案を可決した。
 決議は拘束力を持たないが、トルドー政権に対する真相究明への圧力が強まる。
 中国などが2019年と21年の総選挙に干渉しようとしたとの疑惑が浮上しているが、中国の秦剛外相は「完全に虚偽でナンセンスだ」と否定した。
 カナダ安全情報局(CCIS)のビグノー局長は議会で証言し、19年と21年の選挙結果は損なわれていないとの調査結果を支持すると述べた。
 同氏は中国による選挙への干渉を巡る報道の内容を確認せず、情報を漏えいした人物を調査していると説明した。
  ―  引用終り  ―
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 米国の反中国政策に穴をあけるため、中国からの移住者の多いカナダに、中国政府は目を付けたのだろう。
 一時期激しく中国寄りとなったオーストラリアは、政府高官だけでなく、既に世論形成を含め選挙干渉を行っているに違いない。共産党独裁の中国政府は、普通選挙を民主主義国の弱点とみている。
 秘密警察出身のプーチン大統領のロシアが、かつてのソ連邦諸国や少数民族問題について、マッチポンプ的な諸政策で侵略をすすめた経緯をつぶさに分析したのだろう。

 米英と情報(インテリジェンス)連携の巧みなカナダであればこそ、外国の選挙干渉に早い段階で気づいたのだろう。
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 日本を支配しているのは米国だけではない。
 日本ではいまだウクライナの不当性、ウクライナのNATO加盟の不当性を主張しロシアを擁護する政治家、評論家がマスコミに登場している。ロシアによる日本の内政干渉も中国に負けていないといったところか。問題はロシアの武力侵攻にあることに目をつぶって、帰ってくる気配のない北方四島返還を訴え、いい気なものだ。
 政府自民党の有力政治家も、中国に弱みを握られている者が多いと噂になっている。赤字財政を続けながら、外国人による土地所有を規制しないなど、文字通り売国的な政策を継続する所以だ。公安はたいした力のない左翼、新左翼を追いかけ、右翼は共産主義叩きで日本が保たれるとの幻想にすがっている。公安は、公安の秩序に大きな影響を及ぼしつつある中国、ロシアの活動について、米国と同様に両目をつぶっている。
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最終更新日  2023年03月13日 16時00分07秒
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