鹿馬の耳に燃料気化爆弾@雅没徒裏本家05

鹿馬の耳に燃料気化爆弾@雅没徒裏本家05

FUN(ヘ長調のJ-POP)




♪一生懸命勉強して  やっと入った大学は

 今じゃ廃墟か幼稚園  嘆いてくれるなおっかさん 

 授業を受ける暇もなく 無期限ストライキ バリケード

 封鎖に内ゲバ ロックアウト  ここが我らの学び舎か



原曲は戦前の軍歌?らしく 47抜きの哀歓のあるメロディー



しかし さらに悲惨?な替え歌もある


     連盟哀歌

連盟のためとは言いながら 人のいやがるデンスケを

かついでいく身の哀れさよ いつもあの娘は待ちぼうけ



朝も早よから起こされて 原稿書きやら編集を

いやな会計にゃいじめられ 泣く泣く質屋のかどに立つ



編集編集のあけくれに 終電終バス乗り遅れ

5本のテープを握りしめ 泣く泣く部室で夜を明かす



連盟入ってはや4年 就職卒業ままならず

好きなあの娘にゃ見捨てられ これがおいらのなれの果て



歌詞はあきらかに可愛いスウチャン 

♪お国のためとはいいながら 人のいやがる軍隊に 
召されていく身のあわれさよ  可愛いスウチャンと泣き別れ
 朝ははよから起こされて  ぞうきんがけやらはきそうじ  
いやな上等兵にゃいじめられ 泣く泣く送る日の長さ
 乾パンかじる暇もなく  消灯ラッパが鳴り響く 
五尺の寝台 藁布団  ここが 我らの夢の床
 海山遠く隔てては 面会人とてさらになく  
ついた手紙のうれしさよ  可愛いスウチャンの筆のあと

の替え歌になってているが 
連盟で歌われているメロディーや曲調は  
ああ大学生 のものに近い



イムジン河 (ザ・フォーク・クルセダース) ヘ長調


♪北の大地から 南の空へ  飛びゆく鳥よ 自由の使者よ

 だれが祖国を 二つにわけてしまったの 誰が祖国をわけてしまったの



どうしてこれが発売禁止になるのか と思えるのだが
当時はそれくらい政治アレルギーの強い時代でもあった

ヘ長調ではあるが 特殊な音階のようで 
B♭の音が出てこないので黒鍵は使わない(c/wの 悲しくてやりきれない も同じ)

国際的名曲として世界中の人に聞いて欲しい

♪ふるさとをいつまでも 忘れはしない
イムジン河 水清く とうとうと流る 

被害妄想な政治家?が聞けば政治批判にも聞こえるかもしれないが

全体から受ける印象は もっと大きな人類普遍の願いのようなものが感じられる

東芝EMIはフォーク系の音楽に力を入れていたわりにはこういうことには敏感?で

原発批判の なにやってんだー(忌野が歌ったラブミーテンダーの替え歌)
を発売禁止にしたこともある

言論や表現の自由が政治的理由というよりむしろ
商業的理由によって制限されることは多いようだ


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