型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2022.01.15
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カテゴリ: 今だから
自分が若かった頃はどうだったかと考えることが増えました。
昔なかった年中行事はハロウィンです。
今の成人式とは何の意味があるのでしょうか。
節目の30歳、40歳になってもこれと言って何も変わりません。

成人になると、賃貸借契約、携帯電話契約、雇用契約、クレジットカードの作成、
示談契約、薬剤師や司法書士の資格契約、10年有効のパスポート契約、
性別変更、国籍の選択、民事裁判の原告・被告になれる、出会い系サイト経営ができる、
民生委員、人権擁護委員になれる、不法行為・契約の責任追うなどができます。


成人は世界的に18歳らしいので日本でもそれに合わせて4月から変わります。
ただ、成人時には学生であることも多く、多くの人にとっては責任が増えるだけで、
成人を迎えたからと言って劇的に変わる人は限られています。
つまり、実質は皆で祝うほどのものでもないと思われます。

自分が成人を迎えた時は何の実感もなく嬉しくもありませんでした。
当時は、何歳になってもまだまだ子供、人として一人前になる道のりは長いと言われ、
事実30歳になった頃にもまだまだ知らないことが多いと自戒したことを思い出します。
しかし近年、少子化が言われるようになり世の中の意識は変わり始めました。

子供や若者が必要以上に大事にされ始め、世の中の中心が子供や若者に変わりました。
大学は全入学時代を迎え、入試のハードルがずいぶん下がりました。
学びも必修よりも選択制になり、何につけ選択して生きていく子供や若者に対して、
親や大人は万障を廃して希望を叶えることが美徳とされるようになりました。

子供や若者が望むことを叶えてあげたいという親の気持ちはわかりますが、
世の中においては同じことを求めても叶わないことも教えなくてはなりません。
そこには面接、試験、オーディション、コンクールなどの勝ち抜く方法が蔓延し、
負けた時の悔しさから負けず嫌いの自己中心的な考えが頭の中を占めるのです。

もちろん勝ち抜かなければ食っていけませんから逞しく生きていくことは必要です。
その結果、いつまでも子供のままでいたい衝動に駆られたり、責任は取りたくなく、
感謝は表現しても謝ることはできず、大人としての信頼が深まらない傾向があります。
また、競って1位であればよくても、それ以外の大勢はやるせない傷心に浸っています。

大人は強者を決めることよりも、弱者を救ったり可能性を広げてあげるほうが、
何倍も必要なことであって、夢を持たせるのであれば叶う術を教えることです。
子供のまま大きな夢を追い続け、なかなか叶わないから大人になれない、
そんな若者をよく見ますし、逆に大人はそんな若者にうまく取り入るのです。

今の成人式は20年目の誕生記念を着飾るお祭りで、むしろ非現実感が強いです。
大人が子供に目線を合わせて教育することはよくやることですが、
公然と子供のような価値観で言動し同化している大人も増えていると感じます。
忘れてはならないのは、人生の経験から得る機微は大人の象徴だということです。





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最終更新日  2022.01.15 01:17:11
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