「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

06日 フロトー 歌劇「マルタ」VO・ウィーン


   歌劇「マルタ」

ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
ウィーン・フォルクスオーパー合唱団

指揮:アンドレアス・シューラー
演出:マイケル・マッカフェリー

レディ・ハリエット(マルタ):メルバ・ラモス
ナンシー(ユリア):ダニエラ・シンドラム
トリスタン・ミクルフォード卿:マティアス・ハウスマン
ライオネル:ヘルベルト・リッペルト
プランケット:アントン・シャリンガー
リッチモンドの判事:ヨゼフ・フォルストナー

 2008.6.6.18:30 東京文化会館大ホール 4-2-13

「マルタ」または「リッチモンドの市場」と題される
4幕のロマンティツクな喜劇オペラ

登場人物のカラフルな衣装や立体的な舞台装置など含め
親しみやすい音楽とともに充実した公演であった。

シューラーの指揮のもとフォルクスオーパーのオケが
よくコントロールされた演奏で素晴らしい、4人のホルン隊は勿論
ノン・ロータリー式のウィンナ・ホルンでの響き、打楽器陣も小気味良いリズム
を刻む。

歌手ではレディ(マルタ)役のラモスのリリック・ソプラノと
ライオネル役のリッペルトが素晴らしい歌声、むろん
他の歌手たちも。。。 それと合唱団の時として重厚なハーモニー
も見事。

随所にあらわれる「夏の名残のバラ」(日本では”庭の千草”で有名)
と第3幕でのライオネルがマルタへの思いを切々と歌う
「ああ、かくも汚れなく」など聴かせどころも満載、
ウィーンで初演された当時は(1847年)大成功でロンドン、NY
などでも大人気を博したが昨今では滅多に上演されない演目、
貴重な経験をした。
★★★★★


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