「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

01日 スダーン&東響/サントリー定期


東京交響楽団第561回定期
コンサートマスター:高木和弘

1・シューベルト
   交響曲第3番二長調


2・ベートーヴェン
   ピアノ協奏曲第4番ト長調
     アンドレア・ルケシーニ(ピアノ)

アンコール曲
  シューベルト:即興曲OP90-2

*************** intermission ****************

3・シューベルト
   交響曲第2番変ロ長調


 2008.11.1.18:00 サントリーホール 1-18-28

スダーン&東響とのシューベルト・シリーズも佳境に入ってきました。

今回の3番、2番ともノンビブラートで奏されいずれも12型の編成。

双方の交響曲の作曲年月は4ヶ月ほどの違い、先に作曲された

2番を後半に持ってきたのは恐らく曲の性格上、劇的且つ変化に富む

故か。

12型にしては弦も良く鳴るし管楽器も絶好調でシューベルトの

交響曲をこんなに夢中にさせるスダーン&東響オケに脱帽としか

言いようの無い素晴らしい演奏。 今夜も前回の定期公演のCDを

限定発売していたが むしろライブ演奏でこれだけの高度な演奏の

記録の数々を眠らせる手はないのではないか。

シューベルト全集CDとして改めて全世界に発信してはどうか。

中間でのルケシーニをピアノ独奏に演奏されたベートーヴェンの4番

フォルテ・ピアノなら しっくりくるけど、今夜のモダーンピアノの音色と装飾を

押さえたオケとに若干の違和感を覚えた、仕方のないことかも知れないが。

ルケシーニのピアノは技巧的というより感情表現を面に出した情感豊かな

演奏。

★★★★★


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