「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

12日 準・メルクル&ヌーブルジェ&N響定期


NHK交響楽団第1650回定期
コンサートマスター:篠崎史紀


1・ベートーヴェン
   ピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15
     ジャン・フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ)

*************** intermission **************

2・メンデルスゾーン
   劇音楽「夏の夜の夢」作品61
     半田美和子(ソプラノ)
     加納悦子(メゾ・ソプラノ)
     東京音楽大学(女声合唱)
     中井貴恵(語り)


 2009年6月12日 19:00 NHKホール  2-R11-4

指揮者、準・メルクルのN響への登場は昨年4月の定期演奏会以来
ほぼ1年ぶり(前回はメシアン「トゥランガリラ交響曲)。

前半はフランスの若いピアニスト、ヌーブルジェを迎えてのベートーヴェン
協奏曲第1番、実に伸びやかで自由な旋律の歌いまわしでキラキラと
まるで水面を光が踊るような感じでユニークな演奏です。
指揮のメルクルも度々彼と共演している所為かN響オケからも
軽やかな響きを引き出して好サポートで支えた。
ベートーヴェンの若書きの作品でもあるし、このような解釈も
ありかも知れない。ヌーブルジェのピアノの腕前も確か。

女優で朗読公演にも精力的に活動している中井貴恵さんを語りに
迎えたシェークスピア喜劇「夏の夜の夢」
中井さんの多彩な声音と爽やかな語りで、まるで音楽劇の各シーンが
浮かび上がるような聴き応えのある1時間だった。

声楽陣もファンタジーあふれる歌唱で華を添えた。
メルクルの指揮も丁寧な音楽作りでN響との相性の良さを実感。
★★★★☆


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