「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

07日 スダーン&オピッツ&東京響定期


東京交響楽団第572回定期
コンサートマスター:高木和弘


1・ブラームス
   ピアノ協奏曲第1番二短調作品15
     (ピアノ)ゲルハルト・オピッツ


************ intermission ************

2・シューマン
   交響曲第2番ハ長調作品61(マーラー版)


アンコール:シューマン/トロイメライ
   (ヴァイオリン)高木和弘


 2009年11月7日サントリーホール 1-17列


音楽監督スダーンの指揮で快進撃を続ける東京交響楽団の演奏会、
今夜もずいぶん中身の濃い素晴らしい演奏を聴かせた。

16型のフル編成での演奏、東響でお馴染みのオピッツを迎えた
ブラームスの1番、装飾音を抑えた弦楽群とキレのある管楽器が
オピッツのピアノに上手く溶け合い50分にもなる長大な協奏曲を
1分の弛緩もなく聴かせてくれた。冒頭のティンパニ(奥田首席)
の硬質な響きから、ただならぬ演奏の予感は感じられたが。

後半のマーラー編によるシューマンもオケはやはりビヴラートを抑えた響きで
2管16型でホルンも2名の編成、通常のオリジナル版を聴き慣れている耳には
随所におやっと思わされるディナーミクの変化や響きが顕れるが全く違和感は
ない。それどころか緊迫した引き締まった演奏が最後の見事なフィナーレ・コーダ
まで続いた。BRAVO!
シューマンはライブ録音され、いずれCD発売されるとのこと、楽しみだ。
★★★★★



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