「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

10日 ミョンフン&東京フィル/オペラシティ


東京フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:三浦章広


1・ブラームス
   交響曲第3番ヘ長調


********* intermission **********

2・ブラームス
   交響曲第4番ホ短調


2009/11/10/19:00/東京オペラシティ・コンサートホール 3-C1列


7月に演奏された前半のチクルス同様に18型(18-16-14-12-10)の大編成での布陣、
前半チクルスでは弦の低音が強調されたきらいがあったが今夜の後半チクルスでのプログラムでは
弦楽器全体の音色が強調された趣で重厚なブラームス演奏。
特に期待の交響曲第3番はやや遅めのテンポでまさしく英雄的な曲想で楽しめた。

後半の交響曲第4番はミョンフン指揮の演奏会を初めて聴いた時の曲目がこれで
オケは同じく東京フィルで2003年頃だったろうか、(オーチャードホール)
今日の演奏は全体は伸びやかなテンポのなかに突如としてスリリングなテンポの
変化を挟んだりと実に多彩な演奏で面白く鑑賞した。

東フィルのオケは弦楽器群は大編成ながら非常にまとまりの良い演奏、さらに木管群が
大健闘で素晴らしい働きを見せた、がホルン隊は後半は多少息切れの感、
とは言っても全体に躍動感に溢れた、ブラームスの4つの交響曲の性格の違いを
くっきり浮き彫りに表現した見事なブラームス・チクルスと言えるのではないか。

ミョンフンが指揮すると東京フィルは俄然活き活きと演奏するのです。
来年4月に常任指揮者に就任するエッティンガーが何年でこの域に達するのか
見ものですね。♪
★★★★☆


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