「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

28日 ミョンフン&東フィル定期演奏会


東京フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:荒井英冶


1・モーツァルト
   ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
     (ピアノ)キム・ソヌク 

アンコ-ル曲:モーツァルト
      ピアノ・ソナタK.545から第2楽章


***************** intermission *******************

2・マーラー
   交響曲第1番二長調「巨人」



 2010年1月28日19時開演 東京オペラシティ・コンサートホール 3-1列


ミョンフン&東フィルの「巨人」を聴いたのは今回で多分3回目になると思うのですが
ミョンフン氏が6年の歳月を経て到達した仕上げの演奏と述べているように
まさしく渾身の密度の濃い生き生きとした演奏に仕上がった。

18型の巨大な編成は以前の編成と変わらないがオケの精度(弦楽セクション)が
見違えるほどのレベル・アップで些末なミスはあるものの金管楽器も輝いていた。

ミョンフンさんの解釈は非常にダイナミズムにあふれた指揮であり
聴いている側にとっても心地よい緊張感が続いた。
終楽章のフィナーレは近年稀に見る怒涛のクライマック演奏で、お見事。

前半のモーツァルトを弾いたソヌクさんは韓国出身のピアニスト、
癖のない素直な音楽を表現、技術の方も2006年リーズ国際で優勝した腕前
ですから文句なし、これから段々と自分のカラーを出してくるのでしょう。

今夜は終演後の熱狂的な歓声に応えてミョンフンさんばかりでなく
何と楽員たちも再びステージに呼び戻されるほどの拍手喝采。
★★★★★


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