思い出話#5 富士山の雪道



顔を知っているのは店主の人だけで

他はどんな人が何人いくのかすら調べていない

聞いてもいない

場所は富士吉田から、林道上がって(道の名前忘れた)

5合目まで上がるということ

しかも、時間をずらして、後を追いかける単独行

いままでFT400で雪道走ったり、山道入った

こともあるし、はっきりいえばナメていた。

2*年前ということで、携帯電話なんてあるはずもなく

どうやって、先行するグループに合流するのか

もしも、その人たちがコースを変えたらどうするのか

しかも、彼らには、後からいくかも知れません

くらいしか言ってない。

こんな状態で、雪道に入っていった。

最近では、自然破壊を防止するということで

環境保護団体がバイクや四駆を富士山近辺に

入れないように柵をめぐらしているという話も

聴くが、、

その当時は自由に立ち入ることができた。


==

さて、林道であるが

もちろん、最初のうちはなんでもなかった。

だが、のぼりの凍結路、しかも雪が解けて

でこぼこの状態になったまま再氷結したような路面は

未熟な腕では簡単に走れるほど甘くないのである

(そりゃそうじゃ)

何度となく転倒。ダメージをうけ

引き返すことにしたものの

林道の入り口にもどったころだったか

財布がないことに気がつく。

林道で落し物

全財産の入った財布を。。。。




痛恨の一撃をくらった。。。




近くにいた林道から出てきた4駆の人にも

たずねてみたが、落し物は気がつかなかった。

失意のまましばらく捜索するが、、

移動するだけでも困難を伴う雪道を

十分に探せるわけがない。。

富士吉田の警察署に出頭して遺失物の届けを

出したのは日も暮れるころ。。そして

無一文でガソリンだけはのこっていたので

帰宅はできたのだが、

ろくに飯もくえない状態で

身体のダメージ+精神的ダメージ



で、ぼろぼろの状態。。

HP=0であった。。



しかし数日後、富士吉田の警察から連絡が!

神はわが身を見捨ててはいなかった。

いい人はいるもの。

林道に落ちた私の財布を届けてくれた方がいたのです!

「こちらまでとりに来てください」

もう一回ツーリングになってしまった.(^^;)

今回は、まっすぐ警察署まで、、

拾った方は名前も連絡先も告げずに

届けてくださったそうな。。

いたい授業料で貴重な教訓を得た


「自分の技量を知りましょう」


頭で知っていることは、

必ずしも身についた

ことではなかったのです。


雪道を走ることに関しては

それからもずいぶんダメージを

食らうことになります。


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