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冬のお仕度 Pastoral Louiseさん

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いっちー(^o^)b @ Re[1]:◆ 珠玉のロマネ・コンティ ◆(11/14) Pastoral Louiseさん >こちらのほうでは…
Pastoral Louise @ Re:◆ 珠玉のロマネ・コンティ ◆(11/14) こちらのほうでは、家を建てることができ…
2009.04.17
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テーマ: Jazz(1978)
BILL・EVANS2.jpg

■スコット・ラファロの死が、エヴァンスと彼の音楽に与えたダメージは、余りにも深く、一年近く経過したものの、未だ音楽活動を再開できない状態にありました。エヴァンスのデビューから、プロデュースを手掛けるオリン・キープニューズは、エヴァンスの状況を憂慮し、彼の「尻を叩く」ようにソロでのレコーディングに挑ませます。
しかし、この試みは、わずか4曲の録音で破綻をきたします。

■エヴァンスらしからぬ構成力の無い、4曲の演奏は、当時「お蔵入り」となってしまいました。この演奏は、エヴァンスの死後、他の音源と抱き合わせて、「イージー・トゥ・ラヴ」として、ようやく発表されています。現在では、生真面目で繊細なエヴァンスが、当時、どのような精神状態で演奏していたかを知る手掛かりとして、貴重な演奏であると言えます。

■「お蔵入り」となってしまったレコーディングの20日後、キープニューズは、前回の失敗を反省し、これまで失敗の少ないバラード曲のアルバムを企画します。録音時間も余裕を取り、1962年5月17日、5月29日、6月5日の三日間に渡り、レコーディングを行いました。今回は、ソロでは無く、スコット・ラファロの後任として、チャック・イスラエルを、新たなベーシストとして迎えた「新トリオ」によるものでした。

■実際の録音に当たっては、演奏に緊張感を持たせるため、バラードとアップ・テンポの曲を交互に録音したようです。実際、この試みは功を奏し、無駄なテイクの無い、充実した演奏でした。演奏された曲目も意欲的なもので、エヴァンスの代表曲となる「ヴェリー・アーリー」と、キープニューズをリスペクトし、彼の名前のアナグラムを曲名とした「リ・パーソン・アイ・ニュー」が初めて録音されました。また、3拍子から4拍子への変化が、スリリングな名曲「ハウ・マイ・ハート・シングス」と、スタンダードの「サマー・タイム」もアレンジの効いた素晴らしい演奏です。
この三日間のレコーディングで録音されたバラード曲は、「ムーンビームス」として、アップ・テンポの曲は、「ハウ・マイ・ハート・シングス」として、それぞれ発表されました。

スコット・ラファロの死から、およそ1年後、エヴァンスと彼の音楽は、復活を果たしました。
この後、エヴァンスは、様々なジャズ・プレーヤーとのセッション、新たな音楽的取り組みを行っていくことになります。
エヴァンスの新たな音楽活動の変遷は、次回にてぽっ



■ムーンビームス

1.リ・パーソン・アイ・ニュー
2.ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス
3.アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー
4.星へのきざはし
5.イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ
6.春の如く
7.イン・ラヴ・イン・ヴェイン
8.ヴェリー・アーリー



■ハウ・マイ・ハート・シングス

1.ハウ・マイ・ハート・シングス
2.アイ・シュッド・ケア
3.イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ(テイク1)
4.ウォーキング・アップ
5.サマータイム
6.34 スキドゥー
7.エヴリシング・アイ・ラヴ
8.ショウ・タイプ・チューン

9.イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ(テイク2) 










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Last updated  2009.04.18 00:40:41
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