[DEPARTURE]~その1~


久しぶりの国際線、しかもビジネスクラスをゆったりを満喫しようとTVや音楽は飽きるまでとっておこうと思った。そしてサングラスをかけ雲の動きを見つづけた。台北まで3時間、夕日の沈むのをずっと見送った。

台北に着いた時は、すかっり暗くなっていた。この便は名古屋→香港であるが、台北経由なのだ。ちなみにこの事は出発1時間前に知った。1時間後の出発まで、空港を散策する。見たところ日本人に似ているがここは紛れもなく外国なのだ。やけに活気のある免税店では客引きまでやっている。きれいなお姉さんが手招きをする。夜になり客の少なくなった空港とはいえ、やりすぎではないだろうか?ココが街中なら勘違いしてついていってしまいそうだ。
チャイニーズティも悪くないなぁと思い見てみると、「3BUY-1FREE」と3000NT$の表示が・・・そうか3個買えば1個無料ってことかあ、わかりやすい英語だなあ、しかしNT$とは一体いくらなんだろうと考えていると、お姉さんが寄って来てしきりに勧める。こちらはまだ全行程の20%ぐらいしか進んでいないのにおみやげは要らないよ~帰りに買うね、と言いたいのを省略して「No thank you」と言っておいた。
台北からは空席だった隣りに美人の女性が座った。すぐに食事が出る。まずはワインリストから渡され、飲み物を選ぶ。あまり飲み過ぎないように出発してから台北まではミネラルウォーターばかり飲んでいた。「Beer,please」緊張していたが通じた。彼女はワインを頼んだらしい。ワインを一口飲むと、いきなり中国語で話し掛けてきた。困った顔をしていると今度は英語で話し掛けてきた。『どこから来たの?』『日本からだよ、でも英語は得意じゃないからゆっくり話してね』と言うと「ワカリマシタ」と答えた。
『あなたの仕事はデザイン関係?』『ううん、クルマだね』『あら、私の会社はFORDなのよ』と自動車業界の話しで盛り上がった。(正確には一方的に話したのをうなずいただけだろうなあ、しかしなぜ最初にデザイン関係と聞いたのか、僕がオシャレだっただからだろう、と思ったが途中で『ちょっとソレ見せて』と指差したシートのポケットに入っていた「NAVI」のせいかもしれない。普段はめったに買わないが、たまたま名古屋空港で暇つぶしに買ったものだった。
香港で「Bye」と彼女と別れた。しかし彼女、いくら愛社精神があると言っても【LAND ROVER】のTシャツを着て【VOLVO】とたくさん書いてあるリュックはいかがなモンか・・・。

香港国際空港はやたら広かった。20分ぐらい歩いて目的のラウンジに到着した。エレベーターを降りるとそこにはホテルのロビーのような豪華な空間が存在していた。誰かが『香港のラウンジで食べるヌードルはウマイ』といううわさを聞いていたので僕もチャレンジした。結果は・・・キャセイのビジネスで香港にお立ちよりの際に確認ください。
23時過ぎだと言うのに、空港にはたくさんの人がいた。ほとんど日本人に見えるが、すれ違いざまに聞こえるのは日本語ではない。中国人か、韓国人か。だが、あまり外国と言う感じはしない。しかし、僕らが乗るヨハネスバーグ行きの出発ゲートは雰囲気が違っていた。
25番ゲートの周りは黒人やインド人、イスラム系の人までいろいろな人間が並んでいた。一瞬、びびった。すでにココは東アジアの匂いがしなかった。なんとなく辛味のある香辛料の香りがした。

香港のラウンジ


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