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「渋谷のスクランブル交差点のことは、以前にも来て、井の頭線の通路の方から見下ろしたことはあるけれども、今回は、もっと近くでみて、なろうことなら自分もわたっていたい」ということで、マークと二人で渋谷に出かける。 (more later)
March 22, 2018
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お彼岸なので、ランチに行こうとしても、一行7名ともなると、どこでも断られる。主人が好きな、九段下の某ホテル一階のバイキングも満員で、さてどうしようかと思っていたら、娘が上階のラウンジのお花見弁当なら、7名でもうけてくれるとわかったので、みんなで出かけた。あまり、うつくしいごちそうだったので、写真にとってしまった。汁椀・・・六角形の塗の箱を三つ組み合わせた行事弁当。そして、デザートのんびり食べているうちに、外は雪になっていた。あららら。
March 21, 2018
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「3月21日は、昼と夜の長さがおなじになる日ではあるけれど、それだけではなく、日本の仏教徒(広い範囲で)は、お墓参りに行く日である」と、大げさに言えば、日本の風習を体験してもらうために、孫を、主人の両親と私の両親のお墓のある本郷のお寺に連れていった。今にも雪がふりだしそうな寒い日だったが、娘も、また主人の妹たちやその家族も一緒だったし、檀家のみなさんも、例年ほどではないにしても、たくさんお参りにきていたので、そのあたり、理解してくれたと思う。(それに、私の場合、この日は、お寺に墓地管理料を納める日。お寺からは領収証もでないけれども、「はい、たしかに」と言って受け取っていただくと、それ以上のことはいわないし、間違えて請求書が再び来ることもないという、昔風な管理方式。)お墓参りも、マークには初めてというわけでもないので、二つのお墓にちゃんと参ってくれる。でも、帽子もかぶったままだし、ジャケットも着たまま。ここで、むかしなら、いかめしいおじいさんが、帽子も上着もとるように言うのだろうが、なにしろ、今日は、時々ふってくる小雨が、時に、「雪かな?」と思われるような寒さなので、おじいさんもおばあさんも、そのままにしてしまった。墓地には、もう桜が咲いていて、根本にある水仙の黄色と相まって、華やかな色彩を出していた。
March 21, 2018
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となりのマンションの庭にある桜の花が、すでにかなり咲いている。そんな時期なのに、その下に駐車している車の屋根には、うっすらと雪が積もっていた。短歌になりそうな、ならなそうな情景なので、思わず写真をとってしまった。明日はあたたかくなるそうなので、これは この冬の「なごりの雪」ということになるのだろう。
March 21, 2018
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伊豆から帰って、郵便受けをあけたら、NHK短歌四月号が入っていた。今回は、なんと巻頭秀歌に、高野公彦氏が、歌集「カナダの桜」から一首とって、乗せてくださったので、3月20日の発売日よりも、少し早く、いただけたらしい。月例の詠草に入っていると、あまり目立ちにくい歌だけれども、歌集でつくる雰囲気を考えながら、入れる場所を考えた甲斐あって、歌集にはいったら、急に元気がでてきたような歌。以前、「カナダにも桜がたくさん咲くのよ」と、ダウンジャケットをきて花を見ている写真を友人に送ったら、「桜のきれいなのはわかったけれども、見ている人の服装が、桜咲く頃と思うと、寒そうで、違和感がある」と返事が来て、いつのまにか、花見に真冬のコートを着るのを不思議に思わなくなっていた自分に気づき、一首にまとめたものである。やはり、歌も、自分一人で作っていると、自分の目でしか物が見られなくなるので、「他の人の目にふれることによって、鍛えられる」と、いつも母が言っていたのを思い出した。
March 20, 2018
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昨夜から降り出した雨が、いっそう強くなっていて、今日は、サイクル・スポーツセンターも、コースをしめてしまうと聞かされたので、予定より早くでて、東京に向かうことにした。しかし、マークには、伊豆を去るには、もう一つ心残りがあった。それは、には、「わさびアイスクリームをまだ食べていないこと」である。両親が、新婚旅行で熱海(!)で食べたのを聞かされて、自分もぜひとおもっていたし、昨日も一昨日も、あちこちで、店をみかけたのだが、バスの中からだったし、時間がとれなかったりで・・・ホテルのした。シャトルバスが修善寺の駅につくと、さっそくあたりを見回して、わさびアイスを売っている店がないか・・と探す。が、店はあっても、まだちょっと早すぎてあかない。広告だけは見られるのが、かなり悔しくて、列車の時間ぎりぎりまで、構内の店の前まで待つことにしたら・・・まもなく店が開き、”Wasabi Ice cream" と広告を指さして頼んだのも通じて、ワサビアイスをゲット。でも、すぐには口をつけないで、ながめている。「どのくらいからいのかなあ」と心配になった???サイクルスポーツセンターのお兄さんたちにも、ホテルの方たちにも、売店の方たちにも、バスやタクシーの運転手さんたちにも、みなさんに親切にしていただいて、よい旅行になりました。ただ・・・冷たい雨の降る朝だから、わさびアイスを食べるのは、寒かっただろうなあ・・・。・・・・・・・・・・・この日の早立ちは、跡から考えると、けっこう正解。この後、箱根は季節外れの雪も降り、交通機関の乱れをニュースで言っていた。
March 20, 2018
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あやぶんでいたお天気もまずまずだったので、いよいよサイクル・スポーツ・センターに行く。日本のアニメ「弱虫ペダル」にでてくる自転車パークなので、ぜひ行きたいと言われたので、アニメに出てくる案内の頁を見ながら場所をネットでしらべ、静岡県の学校が春休みになる前で、貸切レースのない日に焦点を定めて、早くからホテルを予約しての計画だが、天気だけは、どうにもならず、今日は営業はするが、明日は閉園いなるらしい。お目当ての自転車の5キロコースは、本格的山岳コースで、貸自転車だと1時間でだいたい2周半すればよい方だと聞いていたのだが、「朝は多分ダメだし、これから一生来るチャンスがないかもしれない」と思った少年は、1時間で5周もして頑張った。一か所だけ開いていた食堂で昼食後、「どうする?」と聞いたら、「今日しかないのだから、もう1時間乗りたい」というので、甘いオバアチャンは、「じゃ、少しゆっくり行ってきなさい」と送りだし・・・ コースが見えるように大きな窓のついている休憩所の、マッサージチェアから、高見の見物。夫は、ファミリー向けの、ちょっとやさしいコースに行ったのはよいが、そこに到るまでの階段が大変だったと、苦笑しながら帰ってきた。昨日は、日曜だったし、レースがあって、いくらか入場者もいたし、あそんでいる子供たちもいたので、休憩所もにぎやかだったが、今日は、暖房も入っていないし、売店には、「ご用の方は、312(だったか、そんな番号)に電話してください。すぐ係員が来ます。」みたいなサインが出て、電話機が老いてあるだけ。自販機が3台ほど、稼働してはいたが・・・もっとも、こちらはこちらで、混雑を避けようとして、学校が休みでなくて、レースがない日を選んできたのだから、しかたがない。1時間と少しで帰ってきた少年は、「今日はトータルで九周もしたからマンゾク」だという。タクシーでホテルに帰り、シャワーをしたあと、すぐにベッドにもぐってしまった。でも、そのあとで、人心地がついたら、ちゃんと祖父母の前に立って「遠いところなのに、わざわざ、いろいろ調べて連れてきてくれてありがとう。期待以上のところで、楽しかった」とちゃんとお礼を言われたので、すっかり感動。なかなか、そういう風にはっきりした感謝の言葉は、家族の中では言えないものなのに、すらっと言えるのは、それが英語だからかもしれない。もし、日本語で同じ言葉を聞いたら、ちょっとかしこまり過ぎて、子供に似合わないような気になってしまいそうで・・・。
March 19, 2018
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孫のマークを 伊豆のサイクルスポーツセンターに、案内する。昔、「自動車運転の練習」だと、何回も来たことのある亀石峠に近いところなので、土地勘がないわけではないが、公共交通機関を使ってというと、これが意外と不便なところ。かといって、人々が免許証を返納している年齢になったばあちゃんが、レンタカーで箱根に行くのは、賢明ではあるまいとか・・・まあ、算段の結果、たどり着いた。有名なところらしいが、何もないところに突然できた感じがする。晴れれば、富士山が美しく見えるはずのところなのに残念だが、子供には富士山も桜もワイナリーの葡萄の木もどうでもよいらしく、入口の前に立つだけでも、興奮状態にあるらしい。借りたい自転車を決めたり、明日の予定を聞いたり、売店でオリンピックグッズを買ったり、折からやっていたレースを遠望したり、その他もろもろ。休憩場から、コースの一部が見晴らせる。遠くを走っている一団を、望遠で撮影してみるが、なにしろ、あっと言う間に見えなくなってしまうので、なかなか写真もむずかしい。(ぼけているのは、「臨場感」のうちと解釈してください。)担当の方は、日本語が話せないマークにも、面倒がらずに親切に応対してくださってとてもよかったのだが、問題は他にあった。「あしたもあさっても、天気予報が悪いから、コースにはでられないかもしれないよ」という、自分の努力では、どうにもならない条件。「サイクロ・クロスだってやってるんだから、大丈夫だと言ってよ」とマークは言うが、これは、彼に走らせないという意味ではなく、すべったり危険だったりするから、悪天候だと、コースを閉鎖して誰もださないという意味だからムダな抵抗。ツール・ド・フランスだったら、雨の中だって走るのに・・・なんて言っても、どうにもならない。「せいぜい、行いをよくして、明日のお天気を祈ろうね」みたいな、非科学的はことを言いつつ、ホテルに向かった。
March 18, 2018
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祖父母・叔母・本人 の四人で、高尾梅郷の木下沢梅林に行った。世田谷の梅まつりに行ったときは、3月1日で満開だったのに、そして京都の北野天満宮に行ったときは、3月12日で満開だったのに、今日は今日で、高尾山麓の梅郷の木下沢梅林が満開。北野は梅の木が密集しすぎていたのと、平地だったので、見事は見事だったけれども、やはり、梅林は傾斜地にあった方が見栄えがする。とても、手入れが行き届いていて、見事だった。高尾を降りてから、バスへの行列があまりにも長かったので、行きはタクシー。帰りは歩き。往路のタクシーで1200円くらいだった駅までの道は、距離はけっこうあったが、ゆるやかな下りだったし、道沿いの川の水が澄んできれいだったし、あちこちに花も見られたし、いつのまにか歩いてしまった感じだった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんとなく、老夫婦が疲れて見えたのか、それとも、単に気が向いただけなのか、夕食は、孫が申し出て、買い物をするところから全部、作ってくれた。ポテトを櫛型に切って、ローズメリーを振り、少量のオリーブオイルをかけて、オーブンでやいたのが、とてもおいしく、風味用だけだと思っていたローズマリーをつまんで食べてみたら、チップスのような感じでとてもおいしかったので、ケール・チップスの感覚で、スナックように作ってもよいなあと思った。ケールに比べると高そうだけれども、ローズマリーなら、よく苗を売っているからベランダで栽培できるし・・・。
March 17, 2018
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「めったにないことだから」と東京に住む娘が合流してくれて、吉祥寺でショッピング。彼はあまり日本語ができないのだからと、ついつい私がでしゃばって、「You underestimate my Japanese ability」と叱られてしまった。店員さんに「ありがとうございました」と言われても、笑顔一つみせずに無愛想にしているものだから、つい私が中に入りたくなるのだけれども、無愛想にして、それにたいして、先方が不機嫌になるあたりから、付き合い方を学ぶのだろうから、ほおっておかなくでは、学べないのだろう。反省!!!それにしても、カナダにいると、けっこう愛想がよいのだから、たとえ、緊張で日本語が出てこなくても、にっこり笑うだけで、ずいぶん、人々への印象が違うのになあ・・・ でも、一緒に行ってくれた娘(叔母さん)とは、何年に一度か会うだけなのに、まるで昨日会った同士のように、楽しそうにしていた。叔母から緊張をほぐしてもらうのが、一番よいのだろう。
March 16, 2018
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13歳の孫が、カナダから一人で来て、祖父母に合流。日本には三回来てことがあるが、一人での飛行機旅行は初めて。バンクーバーにいても、治安の問題があったり、公共交通が発達していなかったりで、年長者につれられて車で動くのがほとんどの彼にとって、飛行機が飛んでいる時間とその前後を合わせて13時間くらい一人でいるのははじめての経験だったので、本人は「そんなに黙っているなんてできるだろうか」と、「黙っている」ことの方に、一番の心配があったようだ。送迎が成田だと、トシヨリにはきついので、羽田便にしてもらって、夫が出迎えに行き、私は電話のある自宅で待機。ケータイ電話を持つのが嫌いな夫と、日本でケータイを使う準備ができていない彼とが出会うのは、何かあったときに心配だと思ったが、学生時代には、アメリカからの観光客の送迎やガイドをアルバイトにしていた夫は、昔とった杵柄と思うのか「まかせとけ!」みたいな感じで出かけていった。しかし、それでも・・・なんて心配したら煩がられるに決まっているので、老婆心を振り捨てて、「夜中になって温めて食べてもおいしい」を主眼とした食事など作ったり、テレビで夏木いつきさんの「俳句の才能査定ランキング」を見て笑ったりしているうちに、日本語で「ただいまあ」と言って、「13歳と79歳の素数同志の孫と祖父」が「なごやか」な雰囲気で到着した。まずは、第一関門突破。めでたし。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・既発表の近作十三の孫と七十九の祖父と素数同士で意地を張りあふ (紀子)自分では気に入っている一首だし、おもしろがってくださる方もあるのだけれども、夫には「なんだ、こんな理屈っぽいのは、短歌じゃねえだろう」絶不評。 考えてみると、こんな風にからかわれたら、モデルはよい気持ちはしないだろうから、不評でもしかたがない。
March 15, 2018
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コスモスの武蔵野支部歌会に、出席させていただいた。今回は「ガラス」と「植物」を組み合わせて詠むという題詠だった。武蔵野支部歌会で、題詠はめずらしいと思ったら、案の定、初めての試み。私は、題を聞いたときに、ちょうど、ガラスと松の入った歌が手持ちにあったので、すぐに出してぎりぎりセーフの出詠。こんもりと松につもりし雪が融けガラスのやうなつららが光るところが・・・ 題詠のときに、「ガラスのやうな」とか、ガラスを直接に詠まないのは、反則だのだそうだ。私たちのバンクーバーでは、ガラスそのものをまともに読むよりも、ちょっとひねって読むことが多かったので、びっくり。 たとえば、バンクーバーの四月歌会は、「土」の題詠なのだけれども、私は「土産」とか「土筆」とかを詠みいれて、すでに二首だしてあるのだが、それなども両方共、反則だった。考えてみると、宮廷で歌人の歌を競わせるための和歌から出た短歌だから、変化球は反則であっても理解できる。よいことを教えていただいた。また、この私の歌に関しては、「松に積もりし」雪だから、もう今は、松の雪はとけてしまっていて、そこから氷柱ができて光っている ように解釈できるという指摘があって、「あっ」と思った。たしかに「つもりし」と過去にしてしまったのはまずかった。積もった過去があって、いまものこっていることと、自分で勝手に解釈していたのに気づき、「あっ!今あることを言う言葉がないですね!」と言ったら、講師の桑原正紀さんが、「そこは、積もれる にすればよかった」とおっしゃって、まったく納得。たとえば、「あの方、若い時美人だったのよ」と誰かが言ったとすると、今も美人であるかどうかは、言葉にはでてこないけれども、言外に「あの方は、トシととった現在では、美人ではありません」ということになるではないか!!!と、そこで考える。もちろん、「積もりたる」にはする。 しかし、「竹にすんなり、松にこんもり」という詩があるくらい、松に積もる雪が「こんもり」というのもありふれている。まずい。また、この雪融け水が、どんな氷柱になっているかもあった方がよい。私が見たのは、松だったけれども、もっと雪がつもりやすい木はないかしら・・とか考えてこの一首大改造。三月投稿の六月号の詠草に入れた。今、ここに掲載するのは、コスモスの六月号が出てからにするけれども、もし、出たとしても、その歌が、もとはこの歌だったとは、おそらく気がつかれないであろうほどの新作となった。よくなったか・・・というと、それはわからない。却って理屈っぽくなったことも十分に考えられるが、自分では気づかなかった自分の歌の欠点がわかるというのは、歌会のありがたさで、感謝、感謝。とても楽しかった。
March 14, 2018
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午前少しホテルでゆっくしり、夫が散歩をしてくる間、たまった事務処理をして・・・東寺に行った。さすが弘法大使さまのお寺で・・・ 今まで行ったことがない方が不思議なくらい、よい雰囲気のお寺だった。(工事中だったにもかかわらず) (more later)
March 13, 2018
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朝ホテルを出て、仁和寺、北野八幡宮、 大徳寺を見て、午後、いったんホテルに戻り、あらためて、夕闇の中を、京都灯明祭り を見てあるいた。夕闇の中を、ひとびとにまじってあるいていると、お祭りの雰囲気十分。「今宵会ふ人みなうつくしき」のような気分になるから不思議だ。夜、ホテルに帰ってケータイをみたら、本日の歩数は、32562歩になっていた。(more later)
March 12, 2018
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カテゴリ:カテゴリ未分類朝早く出発して、境の 大山古墳(仁徳天皇陵)を見に行った。主人が、12月に一人で行ってきて、「とてもよいからぜひに・・・」と連れだしてくれた次第。想像通り、大きく、立派だった。一周してから、博物館に入って、出土品などを見た。東日本大震災の3月11日だからか、国旗をはじめ、三本の旗、そろって半旗。特に心に残ったのは、埴輪の目。言ってみれば、ただの穴なのに、人の埴輪も、鹿の埴輪も、考えている目に見えるので不思議だ。VRで、空中から陵を見下ろす体験をして、さらに境市役所の展望台から遠望して・・・マンゾク。近くまできても、陵にそうそうは近づけないのだから、こうして、遠望ですませれば、世界遺産の保存もできようというもの。それにしても、目でいろいろ見えるだけで、自分の体が、ふわーっとたよりない浮遊物体に思えてくるのは、面白い経験だ。
March 11, 2018
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親子ほども年齢のちがう友人と、迎賓館の見学に行った。小学生の頃、校外学習で「国会図書館」としての赤坂離宮を見学に行って以来、外を通ったことはあっても、中に入ってはいない。ながいことの懸案がかなえられてうれしい。今回、「ああ、時代だなあ」と思ったのは、入場のときの禁止事項の中に「ドローンの持ち込み」の項目があったこと。もし、三年でも前に来たら、こういう項目はなかったのではないだろうか。・・・そして、娘のような年齢の友人とするおしゃべりも、また楽しかった。
March 10, 2018
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高校時代の同級生の料理教室(料理パーティー)に行った。参照 https://nimoku.exblog.jp/あらかじめ、メールで届いている何種類もある料理のレシピの中から、自分の希望のものを名乗り出るシステムなので、私は、家でも応用できそうで、ヘルシーな干し柿と菜の花の白和えを、H氏、M氏と担当。カナダではとても食べられないような、上等なお豆腐をつぶして白和えに使うときには、「えいっ」と掛け声が必要な気持ちだったが、結果は春らしくて、口当たりのよい一品となった。食事の後の洗い物も、普段は孤独な作業だけれども、みんなで話をしながら、洗う人、拭く人、しまう人と分担してすると、ゲームのようで楽しい。だからって、参加のおじいさま方が、毎日お料理をするのがこんなに楽しくて、楽なものだと思ってしまうと、ちょっとなあ・・。
March 9, 2018
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ケアホームに入っている短歌の先輩のTさんに会いに伺った。ケータイにも出ないし、メールにも返事が来ないし、噂では、かなり状態が悪いということだったし・・・・「行ったらご迷惑かしら」と思ったけれども、とりあえず、受付でどうしていらっしゃるかだけでも聞いてきたい・・・受付では、「ぜひ、会って行ってあげてください。」と言ってくださったので、部屋に行った。想像していたのよりも、ずっとつらい状態だったが、一時間近く部屋にいてから・・・すぐに世の中に戻る気持ちになれなくて、大雨だったのに、川の土手で少し頭を冷やしてから、電車にのって帰宅。どこか自分が自分でないような気がしていたのだが、気づいたら、案の定、傘をどこかで紛失していた。
March 8, 2018
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片づけていたら、文鎮が見つかった。表には、「至誠」裏には、 元陸軍大将 河邉正三 四〇、三、二とある。ネットで見たら、これとまったく同じものが出品されていたし、さほど高価なものではないらしいが、どうしてこういうものが、家にあるのかはわからない。この方の亡くなったのは、昭和三五年三月二日 とわかったので、これはなくなられてから五年後に、記念品として配られたものかもしれない。大きい紙に字を書くときなど、文鎮は複数個あるにこしたことはないので、私が字を書く間は、実用品として使おうと思っている。
March 6, 2018
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コスモスの東京歌会。選者の先生数名と、51名の会員とを合わせて60名近い出席者。本日の高点歌は、残業の続く二月のキッチンの隅にすいすい育つ豆苗 キッチンの隅に置いてある豆苗は、料理にちょっと添えたりしても美しいので、普段だったら、すぐに摘んでは食べ、積んでは食べするのだろうが、残業の続く二月には、毎日帰りも遅いし、家で料理をするときも、余裕を持っての料理ではないので、豆苗を摘むこともない。その結果、ふと気づけば、豆苗がすいすいと育っていた・・。忙しくて、心のゆとりがなかったことにふと気づいた時の歌と、私は解釈したのだけれども、そういう解釈ではない方もいたようだった・・・が、とにかく、私も好きで選んでいたし、全体では20票が入っていた。作者は、20代後半か30代前半の女性。私の提出歌は、変声期のしはがれ声に呼ばれたり後ろ四十度上あたりから私なりに工夫して、実感したところを詠んだつもりだったが、当日、プリントされたのを読んでみると、なんとまあ、どうということのない歌だろうと、恥ずかしくなり、状況を解って下さる方もなさそうだから、1票も入らないかと思ったら、そうでもなかったらしく、13票もいただいていた。夫に見せたら、「りくつっぽくて、短歌じゃねえだろ」と言われた。ま、いささか、その気配ありとの自覚もあるのだから、しかたがない。
March 4, 2018
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主人が、桃の花を買ってきてくれた。おひなまつりだし・・・と。桃だけではちょっとさびしいので、冷蔵庫からレタスをちょっと失礼して、添える。そして、整理しているうちに、どこかから出てきた小さなお内裏さまをおいて、我が家のひな祭り。
March 3, 2018
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母の住んでいたマンションにいると、ずいぶん、年月がたっているのに、ときどき隠れていたものが現れる。先日も、小物のはいっている引き出しを掃除してみたら、ちいさなお内裏さまが出てきた。すくなくとも、20年はじっと引き出しの中にいたのだから、今年はゆっくりと日の目を見てほしい。それにしても、ちょっとめずらしいお雛様。何か由来があるのかもしれない。
March 3, 2018
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母の持ち物の中にあった、会津八一の「鹿鳴集」カナダの短歌の友人が、知らないといっていたので、上げることにした。昔の本なので、変色しているから、もらう方もうれしくないかもしれないし、私としても、母の遺品とおもえば、少し名残おしいが、東京におきっぱなしにしておくのは、本にも気の毒なので・・・悠々とした、大きい歌が多くて私も好きだが、こういう歌は男の方に読んでほしいし、私が死んでしまえば、どうせ、家族の他の人々にはごみだろうし・・・。
March 2, 2018
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世田谷の羽根木公園の「うめまつり」朝には、大雨で、どうなるのかと思っていたのだが、集合時間には、こ~~んな青空。下の写真は、60年くらい以前に高校で同級生だったおじいさんたち と おばあさんたち。この中に、梅まつりの実行委員長さんがいるご縁であつまった。・・とにかく、このうちの誰かが、とても心がけがよかったとしか思えないお天気の回復ぶり。幹事さんの話しだと、「朝は大雨だったけれども、計画に変更があるかどうかの問い合わせをしてきた人は一人もいなかった。」という。私は、もう少しで「予定通りですか?」と訊ねるところだったのだが、控えてよかった。さっするところ、今朝の大雨のころには、まだみなさん、寝ていらしたのではないかしら。週末には、露店が出たり、舞台でショーがあったりするのだが、やはり、平日の方が梅を鑑賞するにはよい。茶室から見る山の起伏もなだらかで、心休まる。
March 1, 2018
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本日は、高校時代の同級生達27名で 世田谷区の羽根木公園「梅まつり」に行くことになっている。この梅まつりは、中学と高校が一緒だったS氏が実行委員長をしているご縁で、昨年もみんなででかけた.・・・・・ ところが、今日は、春の嵐。今 つけているテレビでも、「関東で荒天」と字幕が出て、天気現況ばかりやっている。集合は午後2時なので、それまでには雨が止んでよい天気になるという予想だが、梅の花がしっかりと、しがみついていてくれますように。
March 1, 2018
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バンクーバーの新聞を読んでいたら、近郊に カナダでは初の「認知症の人たちのための村」が、来春、オープンされるというニュースが出ていた。この”Village" の中では、それぞれが、それなりに自立して暮らせる理想的な村づくりで、小学校の跡地を使う由。オランダには、そういう「村」がすでにあるそうなので、「カナダで初」とは言っても、モデルがあって、成功させる目算があるのだろう。私も、認知症になったら、そういうところに入りたいが、家賃というか、基本的な支払だけで、一日2万円近くすると読むと二の足を踏む。たとえ、入居のときには、今まで住んでいた家を売ったりして、なんとか、やりくりがつくと見通したとしても、もし、うっかり、予定よりも長生きをしてしったりしたら、どうにもならないヘロヘロの状態で、退居しなければならないことになるのかと思うとオソロシイ。しかし、そのくらいの費用がかかるのは、よくわかるし。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・http://vancouversun.com/news/local-news/canadas-first-dementia-village-to-open-in-langley-next-year
March 1, 2018
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早くから出かけていた夫が・・・ 東京駅前の中央郵便局で行列して買ってきた記念切手と 有楽町の交通会館で、同じく行列して買ってきたモグモグタイムのお菓子。(写真の時間は、まだ日本時間のまま!)八十歳まであと何か月もないのに、これだけ野次馬根性が健在であれば、けっこう長生きしてくれそうな気がする。
February 27, 2018
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近所のマクドナルドの駐車場に、配達用の車が並んでいた。そうだ・・・。日本のマクドナルドは配達もするようになったんだ・・・カナダの友達に、この車の写真を送ったら、びっくりするだろうな。
February 26, 2018
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所用で丸の内に行く。カナダよりは暖かいけれども、まだ寒い。銀杏並木はまだ裸木のままで、一見さびしいが、冬のさなかとちがい、よく見ると葉が出てくる気配もあり、寒いながらも「春隣り」という感じ。日が射して、道路に影ができているのを見ると、「ああ、東京にきたなあ」と思う。
February 26, 2018
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文京区の大圓寺で、夫の父の37回忌、夫の母27回忌の法要。これだけの年月がたってからも、79歳から67歳まで二男三女の五人の子供たちが、全員元気で、仲良く集合できるのだから、うらやましい。本殿には、仏像彫刻家であった父が、終戦後すぐ、四十代のころに彫った大きな観音様二体も在して、穏やかに七十年の時をかさねた良さを感じさせられる。住職は、それを「ありがたくなる」と表現なさったが、なるほど、そういう言い方があったかと感心した。(彫刻をしたのは、舅であったが、彩色は彩色で、専門家に出したそうで、向かって一番右の仏さまの時には、貼り付けるべき金箔が手にはいらず、たまたま持っていた金粉を吹き付けたのだと聞いた。その金粉が、七十年を経て、渋い光を放ち、よい味を出していると思った。)
February 25, 2018
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カナダで所属しているゴルフクラブのニュースレターに、コースに雪が積もった写真が出ていて、コース閉鎖とのことだった。ひろびろとした雪原に化したゴルフコースは、プレイこそできないが、美しい。午後になって、孫が、自宅の庭につもった雪の写真を送ってきた。ベランダの雪の深さを計ったら、25センチあったと由。
February 24, 2018
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昨夜もそうだったが、今夜も、時差ぼけを忘れて、日本の女子カーリングの試合のテレビ中継を、一人で見ている。用事はたまっているし、疲れているしで、「カーリングを見るどころじゃないわ」なんて言っていたのは、だれだろう!ついつい、息をとめたり、声が出てしまったり、緊張したり、リラックスしたり。・・・とか書きながらみているうちに、日本がイギリスに買って、銅メダル獲得。最後は、相手チームのショットによっては、どちらが勝つかわからないのを、じっとみている緊張感は、見ごたえがあった。(あれは、ミスショットだったのかな?)すごい!!ーーーーーーーーーーーーーーーーーバンクーバーのオリンピックのときには、選手として活躍した、本橋さんが、立場を変えてしっかりと要になっているのも、そして、若い人たちを育てているのにも、感動。
February 24, 2018
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夜、テレビを見ていた孫が「あ、昨日の人がでている!」というので、目をやると、谷村新司氏が、歌番組で、インタビューに答えていた。・・・実は、昨日、九段下の某ホテルのレストランでランチをしたときに、その奥にあったバーでなにやら書き物をしている男性をみかけ、とても雰囲気のある感じだったし、ホテルでも大事なお客であるような扱いが見えたので、「きっと、いい仕事をしている人に違いない」と思っていたら、義妹がメモで「谷村新司さん」だと教えてくれたという出来事があった。 そういわれれば、たしかに・・・・「町でみかけた有名人」というところか?氏がお仕事中なのはあきらかだったから、そちらを見ないようにしていたのだが、あとで、電車に乗ってから、「あそこにいたguy は、これこれしかじかの人よ」と教え、帰宅してからはネットで、「昴」を探して聞かせたりしておいたので、その成果が、今日のテレビですぐに見つけたというところに出たのだろう。今、画面で、にこにこと冗談まじりの話をしている人が、昨日、しずかに仕事をしていた人と同じだということは、彼にとって、「背中で学ぶ」類の勉強になったにちがいない。「谷村新司さん、ありがとうございました」
February 22, 2018
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21日に、出発地(成田)が雪だったために、少し到着の遅れた飛行機に搭乗。動きだした飛行機は、融雪場(クレーンのから、融雪剤を飛行機に掛けて解かすところ)へタクシーして、融雪剤を被ってから、さて出発。雪がまた少し、降り始めていた。で、機中で22日になり、その間、もっていった宿題は一つもできなかったけれども、眠ったり、ぼやぼやしたり、意識して席を立って歩いたりしているうちに、成田着。(映画は何度か、はじめの方だけは見たのだけれども、いつのまにか眠ってしまって、記憶なし。製作者のみなさま、ゴメンナサイ)・・はしたものの、遅着のため、ゲートがとれなくて、しばし機内待機。 外に出る時間が、交通ラッシュの時間にかかり、またまた遅延。とはいえ、ワタクシメは、近来にない好調。今回は、低周波治療器を持ちこんで、時々、肩足腰をマッサージしてきたのが、有効だったのか、いつもこんな時に感じる「もやーっ」とした疲れを感じることがなかった。もしかすると、低周波治療器が、エコノミー症候群対策として、私に合っているのかもしれない。
February 22, 2018
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21日、「今日のフライトは時間通りかなあ・・」と、サイトをチェックしたついでに、メールをあけたら、大学時代の先生(当時は助手だったけれど)の訃報が入っていた。84歳でも、11月いお会いしたときには、生徒たちよりも、シャープでお元気だったのに・・・早速、同期の幹事さんに、そのメールを転送した。「本日、日本行の飛行機に乗るので、途中では連絡がとれないので、お伝えだけします」ということで。22日夜、東京でメールをあけると、あちこち、メールが行き交った様子で、虚血性心不全での急逝だったそうで、もう家族葬も済んでいた。寂しいし、惜しい方が亡くなられたとは思うが、そして、奥様をはじめご家族は、お力落としだとは思うけれども、数時間前までは、ふつうにしていらしたとうかがうと、うらやましくないと言ったら嘘になる。じつは、18日にも、私と同年齢のいとこが急逝。彼も、友人たちとの会合のあと、間もなくの急逝と聞いたので、こちらも、実は、うらやましくないと言ったら嘘になる。
February 22, 2018
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季節外れの寒さと、冷たい雨。春の彼岸は、日本では、お墓参りをするのが習慣だし、その頃、お寺に行くと、お墓参りの人がたくさんいて、花を飾ってあるお墓も多い・・・ということをカナダで生まれ育った孫に教えようと、それでもあえて、今日は墓参。他の墓参客も、天候のせいか例年よりもずっと少なくて、お彼岸の賑わいを孫に見せられなかったのが残念だったが、「雨天決行」とあらかじめ夫からメールが出されていたので、参加予定の八名全員そろってお墓参りをすることができた。
February 21, 2018
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夫と息子とその息子と、四人で近所のレストランで夕食を共にした。ママさんは、今夜は、仕事で参加できなかったが、明日の出勤が遅いので、朝は空港までのドライブを引き受けてくれている。やはり、こちらのトシのせいか、なんとなく、以前よりも労わられているような気がするのは、気のせいかな?
February 20, 2018
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ここ数年、気がせくとき、いつも自分に言い聞かせる言葉は、「普通が一番はやい」日本のテレビドラマで、「Doctors 最強の名医」にでてくる沢村一樹の演ずるドクターの言葉。コンピュータが不機嫌なとき、あちこちいじらずに、ふつうにして、ちょっと他の用事でもしてくるとか、主人が、先に支度ができているのに、一緒にでかける私の方が、まだ支度ができていないときとか車のエンジンがうまくかからないとき、一息入れて、ふつうにおちついてかければ、一発(・・・のことが多い)とか、約束の時間におくれそうになって、おもわず、アクセルをふみこみたくなるときとか、いくらでも例が挙げられるそのマジックワード。大げさに言うと、「平常心」ということか?
February 18, 2018
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日本を離れているせいか、日本語放送やネットで接する日本語の言葉に、ひっかかることがある。最近は、「進化」が気になっている。私の感覚では、「進化」という言葉を、「著しい進歩」という意味で使うのはピンとこない。例えば、金メダルの羽生選手でも、「進化」したわけではなく、才能と努力の結果、すばらしい進歩をしたけれども、あくまでも、羽生選手は羽生選手であり、羽生選手の息子ではない・・・人類が世代を超えていくうちに、四足歩行から二足歩行になって、手が使えるようになって・・・というのとは意味が違うと思うのだけれど。でも言葉のプロのアナウンサーさんたちが「羽生の進化」と言っているのだから、「語源はこうだけれども、こういう風に使うのが普通」という言葉にすでになっていて、そのうち、「進化」は著しい進歩のことだとなっていくのだろう。試みに広辞苑をひいてみたら、第一義は「進歩し発展すること」とあるので、もう、実際に変化してきているのだろう。ただし、反対語に「退化」が上がっているところをみると、まだ、語源は健全だ。普通の意味の「進歩」だったら、反対語は、「退歩」だろうから。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つけたし:私の解釈では四足歩行だった原始人が、何世代も得て、二足歩行ができる体形になっていったのが進化 人間に肩甲骨があるのに、翼がないのは 進化 でもあり、 退化 でもある。あかちゃんが幼児になり、四足歩行から二足歩行に代わっていくのは、進化 ではなく 成長そして、今は二足歩行の私が、山道を歩くときに杖を持つのは 用心。ふつうに歩くのにも杖が必要になるのは、 老化 または 退歩。もっとも、意地をはって杖と使わないで二足歩行をして、転んでしまうのは 不用意意地をはらずに、杖を使って、転ばないで移動できるのは、 賢明そういえば、友人のI医師は、老人が夜中にトイレに行こうとして、1)ねぼけまなこで歩くのは、危険 ないしは 無謀2)眠っている家族を起こして、トイレに付き添ってもらうのは わがまま3)みっともなくても四足歩行にして、ころばずに行くのが 賢明 四足歩行なら、たとえ転んでもたいした怪我はないし・・と言っていた。
February 17, 2018
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余命がいくばくもないところで、あらためて振り返る。神職にあった長明であっても、仏の教えに心をひかれ始めたらしい。反省とともに、南無阿弥陀仏 ととなえてみたりして、悩む様子。僧 蓮胤として書き結んでいる。これが壇之浦の闘いの二年後と考えてみれば、無理もない無常観だと思う。たくさんの字を書いて、多少は筆先の訓練にはなったかもしれないが、それよりも、いろいろ思うところの多い練習であった。印刷術ができるまでは、本は一冊ずつ、このように書き写されていったのだろう。
February 14, 2018
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世にこびず、欲を出さずに暮らしていることのすがすがしさが、ここにも繰り返し、書かれている。しかし・・・・と、だいぶ意地悪ばあさんになってきた私は思う。これだけ改めてかかなければ気がすまないのは、これ、長明さんの「迷い」ではなかろうか。「鳥でなければ、鳥の心はわからない」と、書かれているように、600年後の私などには、本当にはわからないのかもしれないけれども、私としては、この年齢になって読むと、あまりにもわかりすぎて、心塞がれる思いがする。
February 13, 2018
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昨夜は京都のホテルにとまり、今日は、仁和寺・北野八幡宮 大徳寺 などを見学。仁和寺は、金堂の工事とあわせてか、仏様は、東京にご出張中だったが、寺のたたずまいを見ただけでも、こういうものに感銘できる年齢まで生きていられたことに感謝する重みがあった。北野八幡宮は、梅が満開。それはすばらしいのだが、梅の木が押し合いへし合いしている感じで、さらに、人出も多く、人も押し合いへし合いしている感じで、ちょっと違和感。梅林というと、山の斜面の傾斜地にあることが多いが、それをそのまま平地に置いてしまうと、こういう感じになるのかなとか思った。・・・などと悪口は書いたけれども、見事ではあった。そのあとは、大徳寺に。大徳寺納豆などで、名前は知っていたのだが、趣きのすばらしいお寺だった。仏様や建築の写生をしている学生さんたちがいたりして、「大事にされている感じ」がよかった、禅寺の、おちついた感じは、「別に極楽にいけなくてもいいから、普通に生きよう」のような気持ちにさせてくれるところがある。夕方から夜にかけては、「灯明祭り」ということで、東山の路に灯明をともし、夜のお詣りができる行事があったので、出かけていった。東山のお寺を、ぞろぞろと歩きつつ、そして満員のバスに揺られてホテルに帰りつつ、ふとスマホについている歩数計を見たら、三万歩を越していた。あまり疲れたので、体力がなくなったと、心の中でなげいていたが、まあ、そのくらい歩けば、疲れてもよいと納得。
February 12, 2018
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徒然草」で、吉田兼好は、よき友、三つあり。一つには、物くるる友。二つには医師。三つには、知恵ある友。 と書いているが、「方丈記」の鴨長明は、ここで富めるをたふとみ ねんごろなるを先とす。必ずしも情あると、すなほなるとをば乗せず。ただ、糸竹、花月を友とせんにはしかず。とある。糸竹 は音楽のことらしい。 弦楽器と管楽器か?で、花月 風流のことだと解説がある。和歌は風流だろうが、現代の短歌は風流ばかりとはいえない・・・が、まあ、現代的に解釈して、「音楽や文学、その他の趣味を共通とする友をできればそれにこしたことはない・・・とすれば、短歌を通じて、たくさんのお友達に恵まれた私は、成功者であります。 あ、音楽を通じてのお友達もいるし。「情ある」「すなほ」などは、まあ、程度問題だろう。「富める」に至っては、まず、その定義を明らかにしてから、考えることにする。
February 11, 2018
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ニュースと天気予報専門の局の放送を、カーラジオで聴いていたら、日本のある公立小学校で、アルマーニの一式を制服にするというニュースをやっていた。日本のネットニュースで、このことは、昨日から知っていたが、カナダの放送局のニュースの時間に放送するような、国際的話題!!!それで、父兄から反対の意見が上がっているとか、学校では、アルマーニの店が近くにあるから決めたといっているとか・・・私が子育てをしている時代に、区域の学校がそんなことになっていなくて、助かった!すぐに小さくなってしまう制服に、そんなにお金をかけるなんて信じられない。
February 10, 2018
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少々、長いので、字の調子を変えずに書くのがむずかしかった。ここで、長明は、ほんの少しの仮住まいのつもりが5年になってしまい、「仮の庵もややふるさととなりて」とある。おどろくことはない。私なんて、ほんの三年くらいと言われて来たカナダの暮らしが40年になってしまい、「仮のすまいも、ほぼふるさととなりて」である。その間にいろいろなことが起こったけれども、世の人とちがって、自分は自分のためにやっているのだし、何の不自由もないからと、納得している。(・・・あるいは、納得しようとしている。)むずかしい時代に生きるための、知恵かもしれないが、「静穏」で「自由」で、人に会うこともなく、10歳の少年だけが友達という暮らしは、やはり寂しそう。
February 10, 2018
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孫を預かっていたころ、絵を描いてあそぶために、家具屋のIKEAで買ったなが~~~いロール紙が、ずいぶん残ったままになっていたので、思いついて方丈記を書き始めたのだが、とうとうここでその紙がたりなくなり、幅を半分にして、長さの方に貼り合わせたりの工面で書き上げた「春は藤波を見る」春は藤波を見る。紫雲のごとくにして、西方ににほふ。夏は郭公を聞く。語らふごとに、死出の山路を契る。秋はひぐらしの声耳に満てり。うつせみの世を悲しむかと聞こゆ。冬は雪をあはれぶ、積もり消ゆるさま、罪障にたとへつべし。・・・ときて、その後は、いかに悠々自適な生活であるかを述べ、結びは芸はこれつたなけれども、人の耳をよろこばしむとにはあらず。ひとり調べ、ひとり詠して、みづから情を養ふばかりなり。となる。すばらしい生活だが。。。 何をするにつけても、この世の中は大変だと、ずっと書き続けたあとでここを読むと、なんだか、「無理をしていない風にみせるための無理をしている」ような印象がなきにしもあらず。
February 9, 2018
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とうとう、孫のお絵かき用だった紙の使い残しが無くなったので、今回から、友人の遺品としていただいた半切の紙を使いだす。きっと、もうずいぶん経過した紙なのだろう。少し変質して、和紙のはずなのに、すぐ、パリッと折れるように破れてしまうのだが、そこをなんとか折り合いをつけつつ書いてみた。ここに至って、60歳の長明さんと、10歳の少年の友情がめばえたらしい少年にかえったような、野外活動は、実に楽しそう。夜は一人で思索にふける。年金がある時代でもないのに、いくらお金を使わない生活だといっても、心細くないのかしら。「財産はない」とあちこちでにおわせているが、「ない」の尺度が違うのかもしれない。あるいは・・・本当のことを書いているわけではなく、「こういう風に暮らしてみたい」という望みを書き残しているのではないだろうか。
February 9, 2018
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忙しくても、晴れたらすかさず外に出ておかないと、体調を保てない・・・ということで、今日はちょっと時間をかけた散歩。晴れとはいえ、雲が多い。まず、海沿いの土手の散歩道にでる。まるで、遠近法の見本のような写真だが、ま、何もないこういう道。左側が湿地で、その先が海。右側は、住宅街だったり、ゴルフ場だったり、自然公園だったり・・・そろそろ春だなあ・・と痛感される芽吹きがみられる。どこにでもいるダックだけれども。。。これも、普通ならめずらしくもないけれども、このダイク道では、あまりみかけない鳩。近くでみると、なかなか美しい。向こうから、ジョギングしてきた人が、すれ違い様に、「もう少し行くと、イーグルがたくさんいるわよ」といった。「まあ!」と歩いていったら、裸木の枝に3羽。望遠でとって、あとからトリミングしつつ拡大すると、この程度にはなる。もう少し歩いていくと、先方から自転車で来た女性が、「もうすぐ行くと、baby coyote がいるのよ。とにこにこして教えてくれた。「どこ、どこ・・・」と湿原の方を見ながらいくと、なにかが動いた。あ、あれ・・・。 これは、ゴルフ場で一昨年生まれた子だ。 ベビーなんていうとオコラレルゾ。しかしまあ、体とまったく同じ色の草が茂っている湿原に入っている。よく見ると、なにか食べているようだ。こういう時は、さらに近寄ってみることはしない方がよいあるいているうちに、風がでてきて寒くなったので、2時間くらい歩いて帰ってきた。
February 8, 2018
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長明が、方丈の庵で住み始めたときの様子。簡素に、しかも、仏像や楽器も置き、室内装飾もそれなりに整え、自給自足に近い暮らしを始めたらしい。読み物として読むと、実にうらやましいが・・・1月の末に読むと、とても寒そうな家である感が「なきにしもあらず」「家は夏を旨として建てるべし」という趣旨の随筆を残したのは、兼好だったか??
February 8, 2018
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作者は、祖母のものだった大きな家に住んでいたのだが、そこからだんだんに小さいところに移り、とうとう、広さは、方丈。高さは7尺の家。それも不都合ができたらいつでも引っ越せるように、覆いをかけて縫い目ごとに鉤をかけたり・・・。しかも、分解すれば、車二台でどこにでもひっこせるし、材料費もやすいし・・・と、なにやら、現代のテント村の風情。この家の広さが方丈だということは、長明は、ここで、方丈記を書いたのだろうか?平家物語、源平盛衰記の時代でもあるし、ちゃんとした建物を建てても、戦場になって焼かれることもあろうし、方丈記にも、辻風や地震が出てくる段もあるくらいだから、家を建てる人が、合理的であるというよりは、むしろ、堅固なたてものをたてる気力がなくなってしまうのではないかと思う、とはいえ・・・ 六十になったというだけでもこれだけ、生命の終わりを意識している長明さんは、あきらめがよいような、そうでもないような・・・・。
February 7, 2018
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