2004年06月02日
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今日は少し曇り空。でも、お天気は何とか一日持ちそうな感じです。さて、昨日まで、100日記念で今まで紹介したCDを振り返る総集編てきなことを書いてきましたが、今日からはまたレギュラーな「今日の一枚」に戻って書いていきたいと思います。
さて、先日、プチコンサートが終了してから、私の次の演奏会の出演情報が、なかなかUPされていないのは演奏会情報を見お判りいただけると思います。実は、詳細をUPしようと思っているのですが、資料を手に入れることが出来ておらず、詳細が掲載できないため、書いていません。大体、自分が出演する演奏会のチラシなどは、人に配るものであって、自分でしげしげと見るものでもないような気がするので次の演奏会のチラシはいまだに自分の手元にはありません。
次回の私が出演する演奏会は高校時代の恩師、吹奏楽部顧問の先生の退官記念コンサートになります。当時顧問でいらっしゃったI先生は今年で還暦を迎えられるために、来年の4月までの学校勤務となられ、その記念にOBが集合して演奏会を開く、というものです。
私は、普通科だった上に、ヘタレなので、たいしたことはありませんが、実は私の母校の音楽科の卒業生にはＮ響を始め様々なオーケストラや、佼成W.Oなどで活躍する奏者や、フリーで活躍するプロの方が大勢いらっしゃいます。I先生は元々クラリネットがご専門なのですが、当然その弟子もたくさん東京などで活躍されています。
なので、プロの団体に限りなく近い集団に放りり込まれる私は戦々恐々としています。普段馬鹿でかい音で吹いている私も、I先生の前やこのメンバーの中では、そうする勇気もありません。特に、高校時代、木管楽器の響きをとても重視されていたI先生にはサックスの音がやかましいと繰り返し言われつづけたので、いまだにそのときのことが抜けきらない気がします。I先生の前では、フォルテでもそっと吹く習慣がついているかもしれません。普段はそんなことは無く、「どーんといってみよう！」的に吹いているのですが…。I先生の前に座ると、今だに高校時代の思い出を回想してしまいます。
今回の曲目にはレスピーギの「ローマの松」が入っているのですが、この曲は、私が高校三年生の時に定期演奏会で演奏した曲でした。当時私はバリトンサックスだったのですが、1楽章はタチェット、2楽章は演奏個所が約、8小節、3楽章は演奏個所が約4小節、終楽章は音がでかくて目だつと言う理由で頭をカットされ、最後の20小節ぐらいをやっとチューバと一緒に吹かせてもらえる状態でした。20分以上ある曲で、楽器を吹いたのはほんの2～3分程度でした（泣）。でも、今思うと、懐かしい思い出です。今回はソプラノ＆アルトサックスのパートなのですが、練習の旅に当時のことを回想してしまいます。
そこで、今日の一枚です。
レスピーギ「ローマの松」（ローマ三部作）
リッカルド・ムーティ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
東芝EMI（グランドマスターシリーズ） TOCE-3331
このCDはムーティ指揮フィラデルフィア管による、レスピーギのローマ三部作。1984年に録音されたもので、1985年度のレコード・アカデミー賞にも輝いています。世間の評判としては、スタンダードな名演といわれるものでしょう。実は以前、デュトワ指揮、モントリオール響の演奏を紹介しましたが、私の好みはやはりどちらかというとデュトワ盤になります。
「ローマの松」という曲はレスピーギの「ローマ三部作」の第２作目にあたり、第一作目の「ローマの祭」と比べて、さらにオーケストラの編成は大きくなり、なんと舞台のうらにもう一つバンダと呼ばれる、ブラスバンドを用意したり、また、テープによって鶯の鳴き声を出すことを指定するといった珍しいこともなされています。終楽章の「アッピア街道の松」はローマ軍の行進を表したもので木管楽器から、華々しい金管楽器の響きに移りながら、バンダが登場して、エコーのような効果を生んでいます。高校時代、確か、バンダが遠いところから演奏して、音がずれて聞こえるのに戸惑った記憶があります。
演奏は、デュトワ盤が精緻なアンサンブルと流麗な響きを聞かせるのに対し、ムーティ盤は強い推進力と強調されたリズム、きらびやかで華やかな響きが特徴です。ただ、デュトワ盤に比べ、アンサンブル的にルーズな部分も見られるのが残念に感じます。個人的には、（そんなことは絶対にありえないのですが、）音色はムーティ盤で、曲の解釈や、アンサンブルの精緻さは、デュトワ盤という演奏があれば最高なのだと思います。
好みが分かれるところもあると思いますが、どちらも間違いなく名演です。「ローマ三部作」を聴き比べてみたい方、イタリア人指揮者によるレスピーギ（イタリア人）の演奏を聴いてみたい方にオススメの一枚です。
さて、先日、プチコンサートが終了してから、私の次の演奏会の出演情報が、なかなかUPされていないのは演奏会情報を見お判りいただけると思います。実は、詳細をUPしようと思っているのですが、資料を手に入れることが出来ておらず、詳細が掲載できないため、書いていません。大体、自分が出演する演奏会のチラシなどは、人に配るものであって、自分でしげしげと見るものでもないような気がするので次の演奏会のチラシはいまだに自分の手元にはありません。
次回の私が出演する演奏会は高校時代の恩師、吹奏楽部顧問の先生の退官記念コンサートになります。当時顧問でいらっしゃったI先生は今年で還暦を迎えられるために、来年の4月までの学校勤務となられ、その記念にOBが集合して演奏会を開く、というものです。
私は、普通科だった上に、ヘタレなので、たいしたことはありませんが、実は私の母校の音楽科の卒業生にはＮ響を始め様々なオーケストラや、佼成W.Oなどで活躍する奏者や、フリーで活躍するプロの方が大勢いらっしゃいます。I先生は元々クラリネットがご専門なのですが、当然その弟子もたくさん東京などで活躍されています。
なので、プロの団体に限りなく近い集団に放りり込まれる私は戦々恐々としています。普段馬鹿でかい音で吹いている私も、I先生の前やこのメンバーの中では、そうする勇気もありません。特に、高校時代、木管楽器の響きをとても重視されていたI先生にはサックスの音がやかましいと繰り返し言われつづけたので、いまだにそのときのことが抜けきらない気がします。I先生の前では、フォルテでもそっと吹く習慣がついているかもしれません。普段はそんなことは無く、「どーんといってみよう！」的に吹いているのですが…。I先生の前に座ると、今だに高校時代の思い出を回想してしまいます。
今回の曲目にはレスピーギの「ローマの松」が入っているのですが、この曲は、私が高校三年生の時に定期演奏会で演奏した曲でした。当時私はバリトンサックスだったのですが、1楽章はタチェット、2楽章は演奏個所が約、8小節、3楽章は演奏個所が約4小節、終楽章は音がでかくて目だつと言う理由で頭をカットされ、最後の20小節ぐらいをやっとチューバと一緒に吹かせてもらえる状態でした。20分以上ある曲で、楽器を吹いたのはほんの2～3分程度でした（泣）。でも、今思うと、懐かしい思い出です。今回はソプラノ＆アルトサックスのパートなのですが、練習の旅に当時のことを回想してしまいます。
そこで、今日の一枚です。
レスピーギ「ローマの松」（ローマ三部作）
リッカルド・ムーティ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
東芝EMI（グランドマスターシリーズ） TOCE-3331
このCDはムーティ指揮フィラデルフィア管による、レスピーギのローマ三部作。1984年に録音されたもので、1985年度のレコード・アカデミー賞にも輝いています。世間の評判としては、スタンダードな名演といわれるものでしょう。実は以前、デュトワ指揮、モントリオール響の演奏を紹介しましたが、私の好みはやはりどちらかというとデュトワ盤になります。
「ローマの松」という曲はレスピーギの「ローマ三部作」の第２作目にあたり、第一作目の「ローマの祭」と比べて、さらにオーケストラの編成は大きくなり、なんと舞台のうらにもう一つバンダと呼ばれる、ブラスバンドを用意したり、また、テープによって鶯の鳴き声を出すことを指定するといった珍しいこともなされています。終楽章の「アッピア街道の松」はローマ軍の行進を表したもので木管楽器から、華々しい金管楽器の響きに移りながら、バンダが登場して、エコーのような効果を生んでいます。高校時代、確か、バンダが遠いところから演奏して、音がずれて聞こえるのに戸惑った記憶があります。
演奏は、デュトワ盤が精緻なアンサンブルと流麗な響きを聞かせるのに対し、ムーティ盤は強い推進力と強調されたリズム、きらびやかで華やかな響きが特徴です。ただ、デュトワ盤に比べ、アンサンブル的にルーズな部分も見られるのが残念に感じます。個人的には、（そんなことは絶対にありえないのですが、）音色はムーティ盤で、曲の解釈や、アンサンブルの精緻さは、デュトワ盤という演奏があれば最高なのだと思います。
好みが分かれるところもあると思いますが、どちらも間違いなく名演です。「ローマ三部作」を聴き比べてみたい方、イタリア人指揮者によるレスピーギ（イタリア人）の演奏を聴いてみたい方にオススメの一枚です。
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