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遅ればせながら、話題の映画「硫黄島からの手紙」を見てきました。ご存じの方も多いと思いますが、前作「父親達の星条旗」に続く硫黄島二部作の二作目日本から見た硫黄島です。「父親達の星条旗」はアメリカから見た硫黄島、前に見に行ったとき私のブログでもお話ししました。物語は2006年、硫黄島の地中から何かが掘り出されたところから始まります。そしてシーンは一挙に戦争中、1944年というから昭和19年6月、栗林中将(渡辺謙)が硫黄島に赴任してきました。軍人としてアメリカに留学した経験のある栗林中将は、死を覚悟して戦地に赴任してきました。アメリカの力を知っていたからなのです。赴任してまず、今までの作戦を見直し、無駄な体罰を禁止し、若い兵士の西郷(二宮和也)を驚かせます。今までは海岸に土嚢を積み、闇雲に穴を掘っていただけ、ちょっとでも話をするとたちまち体罰を受けていたのです。疲労と絶望の日々、しかし栗林中将は違っていました。一人で島のなかを歩き回り、島中に大きな地下要塞を掘るのでした。古参の参謀の中には反対する者も現れるのですが「残してきた子供達のために、一日でも長くこの島を守る」と言います。また部下の一人、バロン西こと西中佐(伊原剛志)もアメリカを知っていました。彼はロサンジェルスオリンピックの馬術で金メダルを取っていました。西中佐は栗林の良き理解者となったのです。戦況が悪化し、翌年の二月、いよいよアメリカが硫黄島を攻めてきました。必ず帰ってくると身重の妻に誓ったパン屋の西郷、妻の花子(久しぶりの裕木奈江!)に手紙を書き続けます。届く当てもない手紙を、栗林も家族や息子の太郎に手紙を、時には漫画のような絵を書き続けるのです。ある時、負傷した若いアメリカ兵を殺そうとしているのを、西が止めて、手当をさせます。皆の前で、アメリカ兵に話しかけます、始めは恐怖に震えていたアメリカ兵も、オリンピックの写真などを見せられ、笑顔すら見せるのでした。その後、アメリカ兵が亡くなり、遺品から彼に宛てた母親からの手紙が見つかります。西はその手紙を訳して皆に読み聞かせます。自分たちの母とかわらない、アメリカの母の気持ち、鬼畜であり、劣っていると教えられていたアメリカ人が、実は自分たちと同じだったのです。戦況はドンドン悪化していき、戦闘シーンも友人が次々と自決するシーンも出てきます。現代以外は色を抑えたブルーグレーっぽいトーンの画面。悲しくてポロポロと涙が止まりませんでした。監督はもちろんクリント・イーストウッド(アメリカ映画を全編日本語で撮る事自体、画期的ではないでしょうか。しかし、この映画が英語では、やはりおかしいですよね。)父親達の星条旗を取ろうとして調べていくうちに、栗林中将に興味を持ったイーストウッド監督。栗林中将が心優しい父親であったことに驚いたそうです。そして、日米両方の立場から映画を撮ることにしたそうです。彼の大きな心は、国を越えて戦争で犠牲になった、あるいは現在の戦争で戦っている若者やその家族に向けられています。戦争に行った兵士、残された家族、その悲しみは何時の時代も変わらない。この映画は渡辺謙の映画の様に思ってましたが、見てみると二宮くんの映画ですね。ご存じの通りジャニーズの嵐のメンバーである二宮くんは演技には定評がありましたが硫黄島の手紙の演技は良かった!戦争に行かされ、淡々と受け入れているようでしたが、実は生き抜こうとしている。妻を思い、まだ見ぬ子を思い、そして友を思い・・・正直言ってやはり若い、まだ23歳、設定には随分若いです、でも、もっと若い人たちが大勢戦争で亡くなっているんですよね。この悲しみを知っているのに、いつまで経っても戦争は無くなりません。二宮くんは「戦争は残酷で何も残してくれない。残ってしまったものは、消えない傷跡だけだと思います」と言っています。所々、ラストサムライでも感じた違和感もありますが、日本人以外の方に解りやすくなっているのではないか、と思います。良かったら、見てね。
2007.01.15
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相変わらずの更新ですが、皆さんお元気ですか。私はなんだか忙しく過ごしました。元旦は暖かで、すごーく久しぶりに着物を着て近所の氏神様に初詣をしました。家族でのんびり歩いて、と思ってましたが、相方の歩くのが速い、相方にすれば、普段よりゆっくりだったみたいですが、私は着物なのでちょっと大変でした。着物と言ってもアンサンブル(前夫の母から貰ったエンジの大島のアンサンブル)なので晴れ着のようじゃないし、着物で早歩きは慣れてるはず、なんですが・・・歩くわ、しゃべるわで、もうちょっとでハァハァ言いそうでした。お雑煮は相方が愛媛出身なので、おすましにしたんですが、娘が「白味噌がよかったのに~」と言い、相方が「オレは何でもエエのに、白味噌は甘いから好きや~」って言われた。相方は気を遣って言ってくれたんです、でも、ホンマに甘い白味噌大好きみたい、な~んや二日は娘達は前夫の両親、つまりお祖父ちゃんお祖母ちゃんの家に行ったので、二人だけやわぁ、と思っていたら、相方が午前中に「打ちっ放しに行ってくるわ」と出かけたきり帰ってきません。年末に録り貯めしてあったTVを見ても帰って来ぃひんし、流石の私も午後五時半ごろメールを送ったんです。そしたら、打ちっ放しでも、小さい玉の打ちっ放しやった。それでも、一時間ぐらいせんと帰ってこなんだ。お正月なのに怒ってしまった・・・三日は私の母を迎えに行き、四日は朝から着付けで京都市内へ、夜に母を送り、五日も早朝6時前に同じ所で着付け。その後いつもの店に出勤して、その日から毎日出勤でした。成人式には50名の方のお支度をさせていただきました。当日は朝の5時30分から開始でした、私は6時からだったので、よかった~前日が嵐のようでとっても寒かったので、早朝、道が凍結しないか心配しましたが、少し遅かったのと、気温も6度で、ほんまによかったです。今回は主にメイク担当で、沢山のお嬢さんのメイクをさせていただき、着付けが混んでくると、着付けもさせていただき、本当に充実した一日でした。ヘアーもしたかったけれど、前日に準備のセット(前日にお嬢さん方のヘアースタイルをほぼ作っておきます)をたくさんさせて貰ったしそれで満足です。今日はほっこりして・・・いやいや、家が汚くて掃除洗濯!でした。でも、午後からのんびり、コタツでうたた寝してしまった。気が付けば長々と書いてしまいました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます~大したこと無い話で、ゴメリンコ!です~
2007.01.09
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明けましておめでとうございます 昨年は有り難うございました。 色々と話を聞いていただいて、嬉しく思ってます。 また、昨日は皆さんに暖かいコメントをいただき、 私は本当に幸せモンです。 有り難うございます! お休みが多くて、のろのろとしか進めませんが どうか皆さん、今年もよろしくお願い致します。 平成19年元旦
2007.01.01
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