2年目~3年目



運がよかったのか、営業を頑張ったせいか
願っていた固定的なお客様から仕事いただけるようになってきました。

しかし、毎月の給与、家賃、電気・電話代、交通費など
出て行くものはどんどん出て行きます。
でも売上金の回収は予定通りにはなかなか行きません。

毎日は忙しく感覚的にも「いい感じなのに」預金残高は減っていく。
「勘定合って銭足らず」現象そのものです。

すると当然のことに自分の給与は後回し
しかし、どんな状況になっても
「社員の給与だけは絶対に遅配はしない」と心に誓った。

そんなある日、思いがけない話が舞い込んできた。
事務所のビルのオーナーから周辺の再開発計画に乗ることにしたので
オフィスを立ち退いてもらいたい!

何????折角落ち着いてきたのに!!!
思いがけない提案で「立退き料を払うから○○月までに出て行ってくれないか」
オーナーも申し訳なさそうに、立退き料を目いっぱい積んでくれた。
その金額に!!!二度びっくり!!!

これにより、僕らは新しいビルへ移転しました。
新しい環境で、設備も変えて、気分一新だぁ!

でも元来慎重な僕は、オフィスを贅沢にすることはできず
半分のスペースをちょうどその頃独立起業した兄の会社に利用してもらい
家賃負担を半分にしました。

3人の仲間と起業した兄の会社のやり方を隣から見せてもらい
大人の会社の儲けに対するエネルギーの凄さに圧倒されたことを覚えています。

その後兄の会社も拡大し、今では何と数百人を超える規模の会社に成長する会社になりました。
(続きがあって、兄の会社はM&Aを繰り返して今ではとんでもない規模の会社になってしまいました)

この時学んだのが、兄たちは3人で共同経営のような形でスタートしたのだが
最終責任者(兄)の権限がだんだん大きくなり、創業仲間のほかの二人は3年ほどの間に会社を去っていきました

横から見て学んだことの一つは
「ベンチャーでは最高責任者は一人だ」ということだ。

話し合い、合議制は一見格好いいけど、無責任にもなりかねない
最終責任者が本当の意味でリスクを覚悟して決断してこそ
気合の入った仕事ができるということを陰ながら教えてもらいました。

一方、僕の会社は少しづつ商売が増え、いい感じで展開していたが
とにかく毎日が真剣勝負で、これでいいんだろうか?
どうすればもっとよくなるか?ばかりを
毎日寝てもさめても考えいていた。

この頃も一番勉強(読書などで)した時ではないかと思う。
周辺の友達からは、体に気をつけろよ、体壊したら終わりだからな!
とアドバイスを受けたが、自分は全く平気
キザな言い方をすれば「
楽しくてしょうがない」くらい充実していた毎日だった。

でも商売は難しく簡単には安定飛行に乗れない毎日だった。
だからこそもっともっと勉強し、自分の欠けているものを探し出し
商売を確実にすることばかり考えていた。


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