シューベルトのセレナーデ


ぴあののうえで
《シューベルトのセレナーデ》




これは広く知られている曲です。私はコンサートで好んでこの曲を吹きますが、
例によって何短調で吹くのがよいのか、いろいろ検討してみました。



ほとんどの楽譜はニ短調なのですが、オカリナ用の楽譜とその楽譜集に付いている
伴奏用CDはイ短調です。今まではあまり深く考えずに、セレナーデだから、男性が

恋い慕う女性の窓の下で歌うのならニ短調かな、くらいにしか想っていませんでした。

実際にコンサートでは、その前後の演奏曲目のオカリナの種類で、同じような音色が
続かないように工夫して、イ短調で吹いたり、ニ短調にしたりしていました。



こんな時いつも教えてもらうテナーの友人に尋ねますと、シューベルトの元譜はニ短調
(♭ひとつ)なのだそうです。となりますと、基本的にはニ短調で吹くのが
良い、ということになります。



さっそく現在予定している2つのコンサートでは、ひとつはトステイの「嘆きのセレナーデ」
をD管で吹くあとですので、アルトC管でイ短調で吹くよりも、元譜どおりの
ニ短調でアルトF管とソプラノF管で吹くほうが、音色もがらりと<変化して、
よりよく似合います。



もうひとつのコンサートでは、シューベルトの「鱒」をアルトA管で吹いたあとに
なります。ここではアルトA管に引き続いてニ短調、つまりアルトF管で吹きますと、
同じような音域と音色になってしまいます。むしろイ短調でアルトC管で
吹くほうが、「鱒」とはガラリと違った、セレナーデの感じが出せて、よく聴こえる
のです。



ちなみにCD、”Takashi's Classic Album ”ではイ短調で演奏しています。

これは、私のアルトC管のほうがアルトF管よりも、息の強さの変化に対して、より
安定した音程の音が出せて、音色も深みがあるから、です。オカリナ用の楽譜と
付録の伴奏用CDがイ短調になっているのは、ひょっとしてそういうオカリナ側の
個性を考えてのことかも知れませんね。











CD、”Takashi's Classic Album ”について、詳しくはHome Page



http://www.geocities.jp/saraband_pro/



をご覧下さい。





曲目は以下のとおりです。





アルバム




Takashi’s Classic Album



  1)夢路より(フォスター)

  2)ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)

  3)シューベルトのセレナーデ

  4)ブラームスの子守歌

  5)サンタ・ルチア(ナポリ民謡)

  6)ローレライ(ジルヒャー)

  7)精霊の踊り(グルック)

  8)四季「冬」よりラールゴ(ヴィヴァルデイ)

  9)ロマンス(モーツアルト)

10)眠りの精変奏曲(ブラームス)

11)主よ人の望みの喜びよ(バッハ)

12)アンダンテ・カンタービレ(チャイコフスキー)

13)インドの歌(R.コルサコフ)

14)パッヘルベルのカノン

15)フルートソナタ第2番第1楽章”Preludio”(ヴィヴァルデイ)

16)シューベルトのアヴェ・マリア






《購入申し込み方法》




定価¥2,000.-で手数料(含郵送費)¥200.-


合計¥2,200.-でお受け致します。





郵便振替で、



口座番号:00810-8-54538

口座名称:サラバンド企画



まで、お申し込み下さい(振替料はご負担下さい)。





ソロ・コンサート用伴奏MD、手書き楽譜をご希望のお方は

ホーム・ページ



http://www.geocities.jp/saraband_pro/




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