不登校・ひきこもり・ニートを考える

不登校・ひきこもり・ニートを考える

やつあたりひきこもり学講座




「さまざまな要因によって社会的な参加の場面がせばまり、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態」


精神科医の斉藤環さんの定義だと次のようになる。


「20代後半までに問題化し、6ヶ月以上、自宅にひきこもって社会参加しない状態が持続しており、ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの」
(斎藤環著『社会的ひきこもり 終わらない思春期』 PHP新書 より)


同じく斎藤環さんの調査によると「社会的ひきこもり」の特徴は以下のようになります。





○調査時の平均ひきこもり期間は39ヶ月(3年3ヶ月)

○圧倒的に男性に多い

○とりわけ長男の比率が高い

○最初に問題が起こる年齢は、平均15.5歳

○最初のきっかけとしては「不登校」が68.8%と最も多い

○問題が起こってから治療機関へ相談に訪れるまでの期間が長い

○家庭は中流以上で、離婚や単身赴任などの特殊な事情はむしろ少ない






ええっと、注意しておきたいのは、あくまでこれは斉藤環さんという精神科医の調査と統計なので、病院に行っていない人は対象外ということとも言えます。


しかし、その他の研究者の意見を聞いても、大きくは外れていないと思われ、十分に参考になるものと言えるでしょう。


『ひきこもり』と『不登校』というのは、必ずしも一緒ではありませんが、関係性は多いにある。


『不登校』をいくつかのパターンに分けるとすると、現在、『不登校』について支援している人たちの『不登校』は、『ひきこもり系』とでもいうパターンが多いように思えます。


ひきこもりにせよ不登校にせよ、一種の『家族障害』、『家庭病』と言ってもよさそうな場合が少なくありません。


家族内で、何らかのユガミやイビツさがあったとき、それが子どものひきこもりや不登校というカタチになって現れるということがあります。


それまで表面に出ていなかった家庭内や夫婦間、親子間の問題が、子どものひきこもりや不登校というカタチで表に出てくる。


やがて、そこから家庭の機能が回復していくということもあれば、距離を取ったり離別というカタチで解決していくこともある。


不満があった親もしくは子が、お互いに受け入れあったり、あるいは親もしくは子ををあきらめるというカタチで、落ち着いていくという場合もあります。


家族というのは、他人である男女が一緒に暮らし、血のつながっている親子というカタチで形成されることが基本形でしょう。


そして親も子どもは家庭を中心に、内外の人と軋轢と受容をくり返しながら、成長していくものなのでしょうね。

家庭や家族は、やつあたりができる数少ない人間関係の場なのですが、どういうカタチにせよ、お互いがお互いに傷つけ合わないようにできればいなと思ったりします。



06/11/7


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