水至清無魚

水至清無魚

図書室

■■■ ★★★ 図書室 ★★★ ■■■
最近、こんなの 読みました
Q&A ( 恩田陸 | 幻冬舎 )
Q&A ( 恩田陸 | 幻冬舎 )
祝日の都内郊外のショッピングモールにて、重大死傷事故発生。死者69名、負傷者116名。未だ事故原因を特定できず―。その真相が、被害者やその家族、消防隊員などへのインタビューにより次第に明らかにされていく、という話です。後半はインタビュー形式ではなくなるものの、一貫して二人の会話だけで構成されており、まさに小説の醍醐味!映像化不可能!ってかんじ。 いろんな立場の人が登場することで、事件そのもの以外の現代社会の病巣・・・企業の危機管理とか、児童虐待とか、高齢者問題とか・・・もあぶり出し、そんな社会のやりきれなさ、危うさを、見事に捉えていました。(2005.2)
【楽天ブックス】前田建設ファンタジー営業部
【楽天ブックス】前田建設ファンタジー営業部
空想科学の世界に登場する建造物を、現代の技術と材料で作るには?これを大真面目に具体化していき、その過程を会社のホームページで公開、書籍化されたのがこれ。物件名は「マジンガーZの格納庫」。プールがパカっと割れて水の中からマジンガーZが出てくるアレよ。もと土木現場所長から新入社員までの四名のスタッフが、他部署や協力業者さんたちも巻き込んで、真剣に施工条件や技術面を検討し、図面を作り、見積りまで、実際の実施物件さながらに進行していきます。写真やイラストを使って、土木用語や機械、工法などの解説も添えられていて、実際の大規模構造物を設計、施工する際の手順がわかるようになってるので、土木無知なヒトでも大丈夫。「やっぱりものを作るのっていいよな」と思わされます。(2005.3)
イニシエーション・ラブ ( 著者: 乾くるみ | 出版社: 原書房 )
イニシエーション・ラブ ( 乾くるみ | 原書房 )
舞台は、今振り返ればバブルが泡立ち始めた1980年代の東京。男女がトレンディードラマに自分を投影させながら、合コン、遠距離恋愛、ホテルで過ごすクリスマスといった型を楽しめた頃。当時の風俗を懐かしみつつも、実はテーマは女のしたたかさ、なのかな?私は事前に書評を読んじゃって、予備知識や先入観を持ってしまったんだけど、何も知らずに読めばよかったと後悔。(2005.4)
硝子のハンマー (  貴志祐介 | 角川書店 )
硝子のハンマー ( 貴志祐介 | 角川書店 )
第1部は、密室殺人が起こるまでを第三者的目線から、容疑者が逮捕されてからをその担当弁護士と彼女に手を貸す防犯アドバイザーとの掛け合い中心に描かれる。さまざまな視点から、密室殺人を覆そうとするくだりが緻密に描かれてはいるが、混乱する部分もありやや退屈な印象。第2部は一転して犯人側から描かれ、ここでやっと本領発揮といった感じ。普通の青年が犯罪に手を染めていくまでの過程には引き込まれた。ただ、システム的部分に正確さを追求した結果か、全体に地味な印象で、「黒い家」や「天使の囀り」で感じた、人間の暗部をえぐり出す、ズシンとくるパワーはなかったよう。(2005.4)
ICO(イコ)
ICO(イコ)( 宮部みゆき | 講談社 )
2001年に発売されたPS2の同名ゲームのノベライズ。昨年やっとPS2を買った我が家ですが、そのとき私が一番ハマッたのがこれでした。名作です。主人公のイコは、頭にツノが生えてしまったために、掟に従ってイケニエとして城に連れてこられる。籠に閉じ込められた不思議な少女と出会ったイコは、2人で城を脱出しようとする・・・というストーリーなんだけど、よくあるRPGものと違って、アイテムやマップがなく(途中で棒きれや刀を入手するが)、従って操作がシンプルで、少女と手をつなぐことが重要となっているのです。イコと少女は言葉が通じないため、会話もほとんどありません。映像や音楽もとても雰囲気があって綺麗でした。このゲームに惚れ込んだ宮部みゆきが、ゲームの世界を文字におきかえ、重厚なファンタジー小説に仕立てたのです。ゲームの中に残った謎や、イコの生い立ちなど、「そう解釈したのか~」と感心させられ、豊かな想像力と筆力はさすがとしか言えません。けれど、さすがにゲームの完成度やオリジナル度をしのぐのは無理だったかな?という気が。(2005.5)
沖縄上手な旅ごはん
沖縄上手な旅ごはん ( さとなお | 文藝春秋 )
いま、食べ物について書かせたらこのヒトが日本一なのではないだろうか。「うまひゃひゃ さぬきうどん」で見せた、おいしいものを求めてどこまでも突っ走るパワーは健在というかますますヒートアップしているようで、ご本人のHPもかなり充実してます。その情熱はんまいものの宝庫・沖縄でも開花。究極の那覇2泊3日プランから、必食の激うま店めぐりなどなど、今すぐにでも沖縄行きの飛行機に飛び乗りたくなる内容。単に「うまい」では済まさず、食材や地元の人々、文化にも着目しており、本当に「おいしいものを愛している」姿勢が見事で、情報も信頼できます。やはり美味しいもの好きな奥さん、娘さんとのかけあいを含めた文章も面白く、旅行記、エッセイとしても一級品。(2005.6)
沖縄上手な旅ごはん
沖縄上手な旅ごはん ( さとなお | 文藝春秋 )
いま、食べ物について書かせたらこのヒトが日本一なのではないだろうか。「うまひゃひゃ さぬきうどん」で見せた、おいしいものを求めてどこまでも突っ走るパワーは健在というかますますヒートアップしているようで、ご本人のHPもかなり充実してます。その情熱はんまいものの宝庫・沖縄でも開花。究極の那覇2泊3日プランから、必食の激うま店めぐりなどなど、今すぐにでも沖縄行きの飛行機に飛び乗りたくなる内容。単に「うまい」では済まさず、食材や地元の人々、文化にも着目しており、本当に「おいしいものを愛している」姿勢が見事で、情報も信頼できます。やはり美味しいもの好きな奥さん、娘さんとのかけあいを含めた文章も面白く、旅行記、エッセイとしても一級品。(2005.6)
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