絵本::3歳から

■■■ "ただいま夢中"な絵本::3歳から ■■■



サリーのこけももつみ



サリーのこけももつみ

( 著者: ロバート・マックスロキー 訳者 : 石井桃子 | 出版社: 岩波書店 )



ルンバ@3歳11カ月の"ただいま夢中"。

――主人公サリーはお母さんと一緒にこけももを摘みに行く。お母さんは、たくさん摘んでジャムにするのだと言う。けれどサリーは、摘んだそばからこけももをぱくりと食べはじめる。あんまり夢中になりすぎて、やがてサリーはお母さんとはぐれてしまった。一方、冬眠に備えてこけももを食べに来たくまの母子。やはり食べるのに夢中になった子ぐまは、母さんぐまとはぐれてしまう。子どもたちはそのうち、互いに母親を取り違えてしまい――。



濃紺1色のペン画で描かれる登場人物たちは、実に表情豊かで生き生きしている。特に子どもたちの愛嬌たっぷりのかわいらしさといったら。ついてきているとばかり思っていた子が自分の子どもでなかったと気づいたときの母親たちの驚きようもおかしい。作者ロバート・マックスロキーのあたたかな視線があふれる、シンプルながらも楽しい絵本。3・4歳くらいから。(2004/09/19)






おしいれのぼうけん ( 著者: 古田足日 / 田畑精一 | 出版社: 童心社 )



『おしいれのぼうけん』

( 著者: 古田足日 / 田畑精一 | 出版社: 童心社 )



ルンバ@3歳11カ月の"ただいま夢中"。

――もうお昼寝の時間なのにミニカーの取り合いをしていたさくら保育園もも組のあきらとさとしは、担任の水野先生におしいれに入れられてしまいます。真っ暗なおしいれの中で2人が見たのは、恐ろしい
ねずみばあさんの姿。何千匹ものねずみをしたがえて2人を捕らえようとするばあさんから、2人は無事に逃げることができるのでしょうか――?

主人公の男の子2人が繰り広げるすごい冒険に、聞いているルンバも奮い立ったのか、物語の途中で拳を握りしめて立ち上がるほどの熱中ぶり。「子どもを叱る」やり方について、親も考えさせられる絵本です。3・4歳から。(2004/09/08)






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