オンナを磨くココロと体の使い方

オンナを磨くココロと体の使い方

新生児との付き合い方 その1

子育ては究極の自分磨き



育児経験者の方はみんな子育てがそんなにラクラクなものではないのは良く分かってるよね。現代の女性は自分自身をブラッシュアップさせる喜びを知ってる人が多いから、「ああ、すっかり子育てマシーンになって、「私自身」はどこへいってしまったの?」「ああ、早く育児を逃れて何かしたい」と、オムツのすだれの下でモンモンとした人も多いと思います。私もそうだったなー。「育児」と「自分磨き」って何だか対極している印象があって、「子どもなんて作ってたら、自分磨きしてる時間がなくなる」って思ってたから、なかなか子どもを作る気になれませんでした。イヤイヤ~、なんとも幼稚な人間でした。
がしかし、ほとんどのママが気がついてると思うけど、育児は「究極の自分磨き」です。育児中の自分のイライラをよーく観察してみると、ほとんどが、自分のエゴ、わがまま、幼児性から来ているイライラなんだよね。「私はどーなるの!」みたいな。つまり、それを乗り越りえる事で、本当の大人の女性に成長する事が出来るんだよね。(そういう観点で見ると、世の中なんて格好だけで、大人じゃない人だらけって思うよね。だからめちゃくちゃになっちゃうんだよ)だって、自分の成長に必要なことって結局、「自分のエゴを押さえていかに人のために尽くせるか」ってとこに行き着くとか思うんだけど、そう観ていくと、その訓練(?)には、育児って絶好のチャンスでしょ?そんなわけで、まず、オムツのすだれの中、モンモンとしている自分を見つけたら、「ウーン、私、頑張ってる頑張ってる!ホントの大人の女性にまた一歩近ずいてるワァ~!」とウットリしながら子育てしてほしい、そういう角度で子育てを見直してほしいってことをはじめに提案しながら本題に入りたいと思いマス。

ヒトは不完全な状態で生まれている


動物の赤ちゃんは、生まれてから数時間で立てたり歩けたりするよね。それと比べると、人間はずい分不完全な状態で、生まれてるんだよね。人間の赤ちゃんは、すべての動物の中で見れば、誰もが未熟児で生まれているようなものなのです。ここをちょっと忘れちゃってるんじゃないかなって思うようなお母さん達がいます。もう出来上がった人間のつもりで接するから、「何でこんな手が掛かるのかしら」ってイライラしちゃう。まだ出来上がってないから、手が掛かるんだよね。でもこれは意味のあることなのです。一人では生きていけない状態が長い分、親が面倒を見なければならない期間が長くなる分、親と子の絆が深まっていく。それが、やっぱり他の動物達とヒトとの大きな違いなんじゃないかな。

発育の速度と危機感


歯が生えたり、歩けるようになったり、子どもの成長はうれしいけど、早いのがいいとは必ずしも言えないの。
どうして、歯が生えるのか、歩けるようになるのかというと、歯が生える必要がある、歩く必要があるからそうなるんだ。体が、その歯を使わなければ、食べられない物を必要とするところまで達したから、生えてくるのが正しくて、体が育って、歩いていろいろな世界を体験する必要があるところまで達したから歩けるようになるのはいいんだけど、そうじゃないのに、歯が生えちゃったり、歩いちゃったりすることがよくあります。それはある種の危機感が子どもが感じているケースが多くあるんだ。どうみてもまだまだ、ふにゃふにゃで、歯が生えてることがアンバランスな赤ちゃんから「こりゃまずい、このままでは死んでしまうぞ。早く歯でも生やしていろいろ食べられるようにならないと!」そんな感じを子どもの表情や体から受け取る事がある。逆に「良く熟してるなあ~」って思うような赤ちゃんは歯の生え方も遅いように思うな。特に生後13ヶ月は、じっくりじっくり、何事も遅いくらいのほうが、後々丈夫なことが多いみたい。いろんなことが平均より遅いと、回りから「まだなのぉ?」とプレッシャーを掛けられますが(お姑さんとか、多いんだよねぇ)気にせず、のんびり構えようね。

生後13ヶ月が勝負


整体では、育児の中でも、生後13ヶ月が人間の一生の基礎を作る大切な期間で、この期間に潜在意識に与えられた歪みは、大人になっても働き続けると言われてるんだ。そのために整体式の子育ては、「生後13ヶ月は子どもの奴隷になる」こと!じゃあ、どういうところを大切にしなければいけないかというと、ひとことで言えば「快感を守って、のびのび育てさせてあげる」ということなの。
不快な刺激や緊張は発育の妨げになるんだよ。
具体的には
・刺激から守る
・赤ちゃんの要求をキャッチして応える
っていう2つ。
なんだか、当たり前そうに聴こえるけど、もう少し詳しくお話しするね。

赤ちゃんにとっての刺激


 生まれたての赤ちゃんにとって、自分を取り巻くすべてのものは「刺激」です。
生まれるときの衝撃はモチロン、胃袋にはいってくるオッパイだって、それが腸や膀胱に溜まっていくのも、それを排泄するもの刺激。新生児は視力がハッッキリしていないけど、それは生命に危険のある刺激を排除するためのすばらしい体の機能なの。整体子育てはこの「刺激を守る」ってことについては本当に徹底していて、足音が響くから、赤ちゃん寝床は畳に布団はダメ、ベットにすべし、とか、生後3ヶ月は薄暗がりで育て、両親以外は面会させないとか、お風呂も温度から、入り方も細かくあるし、離乳食は晴れた日の朝、木製のスプーンを37度に温めて・・・とか、とんでもなく細かくあるんです。「そこまで言わなきゃ出来ない勘の鈍い母親が多いから」とキツイ一言もあったりして。私自身の経験も含めて、まあ、そこまでやらなくても、ここを押さえておけばずい分いいんじゃない?ってとこをご紹介します。キビシーほうを知りたい人がいらっしゃいましたら、お教えしますですよ。大変だけど、すごく参考にはなるはず。

「光」と「速度」


生まれたての赤ちゃんをあえて刺激にさらす親はいない・・・はずなんだけど実際はけっこういるのよね。神経質な子になっちゃいけないから、最初から刺激に慣らすとかいって、ウルサイとことかにヘーキで寝かしてたり。あれはダメよ。余計神経質になるか、刺激を排除するくせがつき過ぎて鈍い子になっちゃうよ。あと、うるさいロックを聞かせるとパタッと寝るとか、テレビの砂嵐見せると寝るっていうのも同じこと。あれは、正しい眠りじゃなくて、自己防衛のために、パタッと寝てるの。快感じゃないのよ。まあ、そんなことは特別でそうないと思いますが、意外と見落としがちな刺激として「光」があります。目がぼんやりとしてしか見えない赤ちゃんも、光は入ってきちゃうの。10ヶ月も薄暗いお腹の中にいたからカワイソウと、新生児に「ほら、お外よ~」と外を見せたりしたくなりますが、本人にとってはあまりうれしくないハズ。直射日光を避けるのはもちろん、どちらかというと薄暗い位のほうが望ましいです。そのほうがご機嫌も良く、よく寝ます。それからもう一つお家の照明器具もチェック。日本の照明ってだいたいが天井についてるタイプでしょ?あれ、普段は気がつかないけど、一日中上向いて寝てる赤ちゃんにとっては結構眩しいんです。照明器具に1枚布をかけて光をソフトにしたり、赤ちゃんの部屋は上からの照明はつけずにフットランプとか、スタンドなど光源の位置を調整するといいよ。いづれも、生後1ヶ月くらいの間のことでーす。それ以降は徐々に普通にしていってOKよ。


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