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2026.04.04
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朝、家を出たときからぼくのしっぽはずっとフリフリしていたにゃ。
今日は若松北海岸をまるごと探検する特別な日で、海の匂いを思い出すだけで胸がふくらんで、足取りまで軽くなってしまったにゃ。
バスが海の近くに入ると、窓の外が急にまぶしくなって、ぼくは思わず顔をぐっと近づけてしまったにゃ。

玄界灘の海は本当に表情が豊かで、青いところ、深い緑のところ、光が反射して銀色にきらめくところがあって、まるで海そのものが大きな絵を描いているみたいだったにゃ。
波の動きで色がゆらゆら変わるから、見ているだけで時間を忘れてしまって、心までゆっくりほどけていく気がしたにゃ。
風が吹くと波の先っぽが白く光って、海が「ようこそにゃ」とやさしくあいさつしてくれているように見えて、ぼくは思わずしっぽを大きく揺らしたにゃ。
水平線はゆるやかに丸くて、空と海がぴたりとくっついているように見えて、ずっと眺めていたくなる景色だったにゃ。

若松北海岸・千畳敷イメージ
※AIさんが描いた「若松北海岸・千畳敷」

海をひとしきり眺めたあと、ぼくは千畳敷へ向かったにゃ。
ここは干潮のときだけ姿をあらわす特別な場所で、海の下から四角い岩が何百枚も並んだように広がっていて、そのスケールに思わず足が止まったにゃ。
岩はまるで大きな畳を敷き詰めたみたいで、自然がつくったとは思えないほど整っていて、不思議な気持ちになったにゃ。
近づいてみると、岩の表面には長い年月で削られた跡がくっきり残っていて、ツルツルのところとゴツゴツのところが交互にあって、触るたびに違う表情を見せてくれたにゃ。
ひんやりとした感触が気持ちよくて、まるで海の記憶がそのまま残っているみたいだったにゃ。
潮だまりをのぞくと、小さな魚がスイスイ泳いでいたり、カニがせわしなく横歩きしていたり、貝がゆっくり砂の中に潜ろうとしていたりして、ぼくは夢中になって観察したにゃ。
潮だまりの水は太陽の光でキラキラ輝いて、小さな宝石箱みたいで、時間を忘れて見入ってしまったにゃ。

若松北海岸・千畳敷イメージ
※AIさんが描いた「若松北海岸」

岩の形が迷路みたいに入り組んでいて、ジャンプしたりしゃがんだりしながら進むたびに新しい発見があって、まるで本当に冒険している気分になったにゃ。
波が岩にぶつかる音がドーンと響いて、そのたびに自然の力の大きさを体いっぱいで感じて、何度も「すごいにゃ」とつぶやいてしまったにゃ。

千畳敷のすぐ近くには宿屋があって、海のすぐそばにある静かな癒しの場所なんだにゃ。
海のすぐそばだから、部屋の窓からも波の音がやさしく聞こえてきて、まるで海と一緒に暮らしているような気分になれるにゃ。

ここに泊まると夕日をゆっくり眺められるんだにゃ。
夕方になると窓の外がゆっくり金色に染まって、岩の上に光がやわらかく広がっていくのを眺めながら食事ができるにゃ。
お魚の煮付けや新鮮なお刺身、湯気の立つ味噌汁の香りがふわっと広がって、潮の香りと混ざる瞬間がたまらないにゃ。
にゃんこがほっぺをふくらませて「おいしいにゃ」と何度も言いたくなるような、そんな幸せな時間がゆっくり流れているにゃ。
宿の人もとてもやさしくて、まるで自分の家に帰ってきたみたいなあたたかい気持ちになれるにゃ。

千畳敷にある宿で夕食イメージ
※AIさんが描いた「若松北海岸・千畳敷にある宿で夕食」

千畳敷から少し歩くと、岩屋海岸に着いたにゃ。
ここは千畳敷ほど有名じゃないけれど、岩場と砂浜がほどよくまざった静かな場所で、波の音もやさしくて心が落ち着くにゃ。
砂浜の上を歩くと足がふかふかして気持ちよくて、岩場に行くとまた違う音がして、海って場所によってこんなに表情が変わるんだにゃと改めて感じたにゃ。
人が少ないから、海をひとりじめしているような気分になれて、贅沢な時間が流れていたにゃ。

そのまま海沿いの遊歩道を歩くと、風の音と波の音だけが耳に届いて、ぼくはしっぽをゆらゆら揺らしながらのんびり歩いたにゃ。
途中にあるベンチに腰かけて眺める海はまた違う色をしていて、同じ海なのに何度でも新しく見えるのが不思議だったにゃ。
遊歩道は海の匂いが濃くて、歩くだけで心の奥までスッと澄んでいく感じがしたにゃ。

若松北海岸・岩屋海岸
※AIさんが描いた「若松北海岸・岩屋海岸」


午後になって、ぼくは遠見ヶ鼻の灯台へ向かったにゃ。
坂道はちょっと大変だったけど、海から吹く風が気持ちよくて、にゃんこ耳がシャキッとするくらい心地よかったにゃ。
灯台に着いたころ、空がゆっくりオレンジ色に変わりはじめて、海も岩も全部がやわらかい金色に染まっていったにゃ。
夕日が沈む瞬間、海が光を飲み込むように静かになって、ぼくは息をするのも忘れてしまうほど見入ったにゃ。
空の色はオレンジから赤、そして紫へと移り変わっていって、まるで空が大きな絵本のページをめくっているみたいだったにゃ。
遠見ヶ鼻の近くにも宿屋があって、ここに泊まると灯台と夕日が一緒に楽しめて、旅の思い出がさらに深くなるにゃ。
夜になると波の音がやさしい子守歌みたいに響いて、海のそばで眠るってこんなにも心地いいんだにゃとしみじみ感じたにゃ。

若松北海岸・遠見ヶ鼻の灯台
※AIさんが描いた「若松北海岸・遠見ヶ鼻の灯台」

灯台のすぐそばにはみさき神社があって、昔から海の神さまがこの場所を気に入って見守っているという伝承があるんだにゃ。
鳥居をくぐると潮の香りと木の匂いがふんわり混ざって、なんだか背すじがピンと伸びたにゃ。
ぼくはそっと手を合わせて「また来るにゃ」とお願いしたにゃ。
神さまはきっと海の向こうからやさしくにっこりしてくれたと思うにゃ。

若松北海岸・みさき神社
※AIさんが描いた「若松北海岸・みさき神社」

最後に、かんぽの宿の展望スポットに立ち寄ったにゃ。
ここからは千畳敷も遠見ヶ鼻もまとめて見下ろせて、海の広さとつながりがよくわかって、胸がいっぱいになったにゃ。
風が吹くたびに海の色がゆっくり変わっていって、ぼくはしばらくその場から動けなかったにゃ。

帰りのバスの中で、ぼくは今日見た景色をひとつひとつ思い出していたにゃ。
若松北海岸は来るたびに表情が変わるから、何度でも冒険したくなる特別な場所だにゃ。
次はどの季節に来ようかと考えながら、ぼくはしっぽをそっと丸めて目を閉じたにゃ。





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最終更新日  2026.04.06 20:47:19
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