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茎は細長く、堅く、始めは緑色を帯び。通常は後に黒紫色になる。多数の節があり、節ごとに出る葉の基部の鞘に包まれる。
1年目の茎には節ごとに葉がある。葉は細い楕円形で。厚くやや堅く、つやがある。葉は年の終わりには葉鞘との間で脱落する。
新しい芽は古い茎の基部から横に顔を出す。また、茎の先のほうから新しい芽が伸び、その根元から根を生じる形で新しい個体が出来ることもある。
大きさが十分であれば、葉の無くなった茎は、次の年に花を咲かせる。花は、茎の先端に近い数節から出る。各節からは、短い花茎が出て、そこから数個の花を咲かせる。
花は赤紫がかった白の花弁で、良い香りがする。唇弁以外の五弁は、いずれも同じくらいの大きさの卵状楕円形、先端はややとがる。
唇弁は外見はほかの花弁と似たような形で、ただし蕊柱との間の奥のほうにくぼみが入り込み、短い距を作る。側弁の基部が下側の外でこれにつながっている。花が咲いた後も茎は数年間生き残り、場合によっては大きな株になる。
このページのセッコクはあまり高くない桜の木に着生した物や、枯れ木に着生した物をお寺の境内で保護してありました。その分写真も近くで写せセッコクの素晴らしさがよくわかります。
境内には枯れてしまった木に着生したセッコクがあちこちにあり写真もかみさんと二人で100枚以上写したがアップはこのくらいにしておきましょう。始めてみたセッコク、時期もちょうど満開のとき冥土の土産が又一つ増えました。5月22日撮影、