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タイで生活しているのですがElephant製の便利そうなハサミを見つけたので、つい買ってしまいました。衝動買い以外のなにものでも無いです・・・買った当時、20バーツ(約70円)だったので・・・黄色いバーがポイントです見た瞬間、おっこれは!と思いました。バーを内側に持ってきて・・・刃を閉じていきます閉じ切ったところで、力を抜くと・・・反ったバーが反発して、刃がみるみると・・・開きますもちろんバーを避ければ、ピタっと閉じた状態がキープできます凄く重宝しています。新しいということもあって、切れ味抜群です・・・良く見たら、これ子供用じゃないですかね。でも、使いやすいのでおすすめです↓楽天トラベルからJALを購入するとマイルが1%付きます【ふるさと納税】洋裁鋏 そり刃 210mm 右手用 【雑貨・日用品・そり刃・はさみ・ハサミ・210mm・右手用】エスコ (ESCO) 200mm はさみ・アラミド繊維(ギザ・短刃) EA540GA-5アクセル ヴァインブレヒト ペンシル beta,pen ナチュラル betapen_NA 【メタルペン】【 プレゼント ギフト 】(2800)アンティークな仕上げのレトロ調の鉛筆削り アンティーク調 鉛筆けずり レトロ スクールバス(カラー)スマホケース 手帳型 ケース サクラクレパス クーピー クレパス クレヨン 文房具デザイン 全機種対応 スマホカバー 手帳型ケース 手帳 ケース 携帯ケース 携帯カバー おしゃれ かわいい 合皮 大人 可愛い 女子 スマートフォンケース デザイン手帳 アイホン 【グローバル】
2022.03.30
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学生時代からシステム手帳を使ってきました。スマホのメモでやればweb上に記録を残せるので端末にかかわらず、いつでもどこでも万年筆などの筆記具不要で便利ですが、どうしても手帳に手書きで書く方が好きですもちろんメモとしてのスマホ利用はしてますが、離散的に思いつくままにメモってしまうので、論理的整合性や合理性をもった正しい文書にするために、最期は手書きでまとめることが殆どです主に仕事で使っているので過去の記録をちゃんと残しておかないと、後で経緯などを見直すときに困ったことになってしまいます。そのため、最低でも10年分くらいは記録管理ができるように記録用のリフィルバインダーを使っていて、これが小ぎれいにまとまるのでとっても重宝していますetranger di costarica”エトランジェ・ディ・コスタリカ”という1985年に操業した若い文具メーカが手掛けるバイブルサイズのリフィルバインダーです。1冊にはスケジュールだけですと3~4年分を詰め込むこともできるのですが、今は2年分のスケジュールと同じ年に書き溜めたフリーメモをバインドしてあるので、1色で2年分となっています。全部で11色あるので22年分は持つ計算です現在、既に6色を使っています。バインダーは片手でも開けられる優れもので必要十分なパーツ構成でしっかり作られています初めから全色を揃えたわけでは無く、昔は年に1冊ずつ買っていました。買い始めた頃は450円でしたが、今は550円に値上がっていますね。あと10年でバックアップバインダーが無くなります。新色が追加されたら嬉しいですが・・。エトランジェ・ディ・コスタリカ バイブルバインダー TRP ピンク TRP-07-09【メール便OK】レイメイ藤井ダヴィンチ 2021 週間ー4 システム手帳リフィル バイブルサイズ DR2114夏 3Dネタ半袖Tシャツ 面白い 超クール男女兼用 レディースメンズ プリントTシャツセカップルペアルック カジュアル コスプレダンス衣装 団体服 万年筆 名入れ ペリカン 万年筆 新品 スーベレーン400 M400 緑縞/ホワイトトータス/ブルー縞/ボルドー/黒 【化粧箱入りボトルインク付】 PELIKAN 名入り 名前入り 1本から プレゼント 父の日 母の日 高級万年筆 高級ペリカン 修正ペン スーパーシェリフ Pelikan 万年筆 修正 インク イレーサー名入れ シャープペン ぺんてる 0.5mmシャープペンシル 万年ケリー[ネコポスで送料無料]文房具 文具 シャーペン 筆記具 男性 女性 名前入り KERRY PentelBREE[ブリー] J 27 ヌメ革 ペンケース NATURE(ネイチャー) ギフト・のし可【送料無料】コロニル1909 シュプリーム クリームデラックス 100ml Colloni(ツヤ革・デリケートレザー用 保革・ツヤ出しクリーム)新発売 財布やバッグのメンテナンスに ディアマントの後継モデル 艶出し ケア用品 バレンタイン
2021.05.08
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マルマンのスケッチブックは誰でも一度は見たことがあると思います。特徴的な色使いが印象的です。正式名称は「図案」スケッチブック です高度成長期が始まったばかりの1958年に丸万商店によって量産が開始され、60年以上も作り続けられているスタンダードにしてレジェンドです1958年は日本で初めて一万円札が作られた年です。聖徳太子の一万円札ですね、どの一万円札より渋くて凄みのある色使いでした。また、東京タワーが完成した年でもあります。最高潮に活気があり、華やかな時代だったのだろうと思いますなお、図案とはデザインのことです。今でこそ古風な印象を持ってしまいますが、当時は逆で、デザインやデザイナーという言葉はまだ浸透しておらず、図案や図案家と呼ばれていたので、「図案」と命名されましたさすがに歴史を背負っているだけあり、名前一つとっても深いです。日本が豊かになっていく時代に、多くの人が様々な図案を描いたのだと思います・・。自分も今から16年ほど前に「図案」スケッチブックを買って使っていました↓当時のはマルマンのURLが入っていませんね。今年、マルマンが100周年を迎えたことで、記念として色々なグッズが発売されています。A6のミニサイズ「図案」スケッチブックですあまりに可愛すぎて見かけた瞬間、買ってしまいました50ページあるので、けっこう分厚く、ハードカバー仕上げになっています。これがまた良いです!中性紙でシボがあるいつもの紙です。この雰囲気が好きな人も多いと思います。自分は万年筆で文字や図を描くのですが、素晴らしく書き心地が良いです限定なので、早めに買う方が良いかもしれません。マルマン 100周年記念限定商品ハードカバー 図案スケッチブック A6このスマホカバーがすっごく欲しいです。マルマン スマートフォン ケース 100周年 記念 限定 多機種対応 図案スケッチブック デザイン 100SC1 [ネコポス1点まで] ※2点以上は宅配便【メール便なら送料240円】<マルマン>100thマルマン×トートバッグS A柄 100TB3マルマン 100周年で調べると色々見つかります。
2020.05.27
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イタリア北部にMontegrappaという万年筆メーカがあります。若いときに雑誌で見たこのメーカの万年筆を探し続け、19年もかかりましたが、やっと見つけられた時の記録を残しておきたいと思いますMontegrappa社は有名なヴェネツィアを州都に持つヴェネト州のバッサーノ・デル・グラッパ自治体(人口約4.4万人)に本社があります。北東にあるモンテ・グラッパ(グラッパ山)が社名の由来です。以下にGoogleマップを貼ります。1996年に発売されたSpecial Reserve 1996世界限定2388本です。これを自分は若い頃に雑誌で見かけました。その雑誌は未だに持っていますこのページに思いっきり目を奪われました(著作権保護のため、ぼかしています)親の影響もあってか学生時代から万年筆を使っていましたが、自分が使ってきた万年筆はセルロイド製の胴軸で地味な物でした。それでもバーガンディ色だったので、派手なほうの軸色だったと思います。そんななか、この雑誌で偶然見かけた万年筆は、装飾品どころか芸術品のような彫刻と佇まいで瞬時に圧倒されましたすぐに探しに行きたかったのですが、値段を見ると120,000円もします・・・当時の日本は空前絶後の不況で、大卒初任給が190,000円くらいの時代でした。(手取りとなると150,000円を下回る位)・・・高すぎますインターネットもあまり普及していなかったため、調べる方法も少なく、あっという間に時間だけが過ぎてしまいました2002年ごろからジワジワと日本に万年筆のブームが訪れ、それまで万年筆を使う習慣が無かった人でも、ちょっと文房具に興味のある人達がこぞって使い始めていました。2004年には『趣味の文具箱』という月刊誌が発刊されるようになり、いっそう万年筆人気は加速し、ごく一部のお店でしか見られなかった万年筆がデパートなどでも見られるようになってきました。ちなみに趣味の文具箱は創刊号から3ヵ月位は買っていました。新鮮なメーカ情報や日本中にいる万年筆の達人情報が掲載されていたり、インクの研究をしたりと、実に興味深い内容でした好きな人達が集まって書いている雑誌なんだなと肌で感じられる内容ばかりでした。この頃になると、webの利便性が飛躍的に向上し、楽天などで買い物をすることも多くなったので、万年筆もwebで買っていました(怖かったので検品をしているお店で)web検索の便利さが分かってきたころなので、この憧れのMontegrappaを「ググって」みました・・・が、情報は出てくるものの、売っているお店は見つかりません仕方が無いので、中古ならあるのかも、という思いで中古のお店を歩いて探したところ、新宿で偶然発見しました。たしか100,000円程度だったと思います。ペン先がMと太く、ニブはちょっと調整が必要に見える個体でした。また、純銀のため、キャップなどにうっすら傷や硫化があり、箱や付属品が一切ないという事だったので、衝動買いせずに暫く様子を見ていたのですが、半年くらいしてお店から無くなりました。こういった記念モデルなのに僅か10年後に中古品で市場に出たうえ、箱なども一切ないというのは、大切に使われていないものと思われ、どうしても買えませんでした。今思うと、Mニブで付属品が無いというコンディションは欧州の蚤の市で買い付けてきた物っぽく感じます。そうこうしている間も、折あるごとにwebで探し続けていました。だんだんと中古品もwebに公開されるようになり、調査は凄く楽になりました。その後も同じ新宿の店舗で中古品が出回り、試し書きをさせてもらったのですが、なぜか試し書きした翌日にweb掲載が無くなったりと不運が続きました限定生産品ですし、こればかりは待つしかないだろうなと思っていた所、ちょうど4年前の2015年にwebで見つけました。日本国内で見つけるのは、これで通算3回目です。それも天下のユーロボックスです。ユーロボックス公式HPコンディションも「試し書き程度」である旨書かれており、ニブもFであったことから、試し書きに行こう!(きっと買っちゃうハズ)というスタンスでさっそうと伺いまして・・・案の定、即決しました。傷もくすみも無く、付けペンで試し書きをしたところ、ニブも非常に良い状態でした。価格も10万円を割っており、大満足でしたユーロボックスであれば、購入後のメンテナンスも安心です。すぐに持って帰ろうと思ったのですが、試し書きでは付けペンでの確認だけなので、吸入やインクフローを含めて確認してから販売するとのことでした。さすがユーロボックスです1996年に雑誌で見た通り、たいそう立派な箱に入っています。木箱も非常に木目が美しく仕上げられており、経年により飴色に変化していますが、反りや割れ、隙間など一切なく堅牢な状態です。2か所の留め具を外し、箱を開くといきなりワインボトルが出てきます。本で読んだ通りですボトルをめくると、ボトルや冊子があります。(ここに万年筆もあります)インクはSpecial Reserve 1996専用でワイン色、ワインの香りが付いたもの・・・らしいですが、もったいなくて開けてません。なんと仏エルバン社のインクでした。1670年パリ生まれの由緒正しきインクのトップメーカです。シャネルの香水瓶のシーリングワックスなども手掛けています。小冊子は分厚い紙で作られており、この万年筆の出自やワインのこと、詩などが綴られています。ブドウの房がとても良い質感です。インク吸入式ではあるのですが、ちょっと大きめのコンバーターを内蔵したもので、従って吸入量は少なくなります。尻軸のネジを回してもネジがせり上がらないタイプのほとんどはコンバーター内蔵で、イタリア製の万年筆に多いパターンです。なお、このインク吸入用ネジ(ノブ)ですが、赤いものも存在します。(出典:http://paulspenscanada.blogspot.com/2018/11/montegrappa-special-reserve-limited.html)これは大いに謎で、いまだにわかっていませんが、なぜか黒と赤の2種類があるようです。ユーロボックス藤井さんに聞いたところ、黒いのしか見たことが無いと仰ってました。ただ、赤い方の写真をよく見ますと、キャップに”1996”の刻印が無いです。どうして大切な刻印が無いのでしょうか。後から諸事情で増産されたものなのでしょうか。ようく見ると木箱の作りもちょっと違います。なお、冒頭で世界限定2388本と記載しましたが、これも公式情報では無く、1996本という話もあります。しかし、上記でご紹介したカナダのサイトでは実際に2100番以上のシリアル番号が公開されているため、2388本の方が信頼性が高いと捉えています。ちょっと気になるので、これからも調べ続けてみようと思います残念なことですが近年、イタリア製の万年筆は国内で衰退の一途を辿っているように見えます。普通に購入できるものはAURORA、VISCONTI、Montegrappaくらいでしょうか。ただ、VISCONTIやMontegrappaの現行製品群は一貫性が無く、モンブランのような高級品志向を目指しているのか、時計などもリリースし始めており、伝統的な万年筆づくりから遠ざかりつつある印象を受けます。その点、AURORAはブレずに突き進んでおり安定感があります。以前はイタリア最古の万年筆メーカはどこだ?という論争があり、創業はMontegrappaが1912年と早いのですが、元々ペン先メーカであったことから、万年筆として売り出したのは1919年のAURORAが一番最初だ・・・という話で盛り上がったりした時期もありました。現状を見ると、結果的にはAURORAが勝ち残った形でしょうか。OMAS(*1)、DELTAは廃業しましたしStipula、LALEXは全然動向が見えません・・・。*1:OMASは創始者の名でArmando Simoni Club として復活しました。(OMASはOfficine Meccaniche Armando Simoni の頭文字です)AURORA大定番のOPTIMAシリーズです。バーガンディ軸はとても奥行きがあり流麗です。(アウロロイド材)コンバーターでは無いピストン吸入機構のため、透き通ったインク窓があり、ギリシア雷紋もお見事です。独自機構の”リザーバタンク”付きなので、インク切れになってもA4で1ページ分くらいは書けます。書き味はドイツ製に比べると固めで、日本語に適しています。自分もここで買いましたが、検品していますので安心です。【万年筆 名入れ】アウロラ 万年筆 オプティマ No.996/CX バーガンディ【送料無料・名入れサービス・ラッピング無料】「吸入式」【高級万年筆】【 プレゼント ギフト 】【ペンハウス楽天市場店】 (68000)エルバンの香り付きインクは凄く喜ばれます。特にこれはラベンダーやオレンジといった香りが凄くおしゃれで良いです。エルバン J.HERBIN 香りつきインク【デザイン文具】25Wもの出力があり、曇天でも十分使えます。ちょっと重いのですが、旅のお供に良いです。【送料無料】suaoki ソーラーチャージャー 25W お花見 アウトドア 軽量 急速充電 防災グッズ 停電対策 ソーラーパネル 折りたたみ式 防水 カラビナ付き ソーラー充電器 モバイル充電 USB スマホ タブレット 太陽光発電 スマホ充電器 防災グッズ調光、調色機能がある優れものです。書斎などに置くと気分で色を変えられて凄く良いです。LED リモコン フロアライト ヴェレ[WELLE]電気 スタンド 間接照明 ナイトライト スタンドライト フロアスタンド フロアランプ 調色 調光式 寝室 ベッドルーム ダイニング用 食卓用 リビング用 居間用 北欧 おしゃれ スタンド 照明器具 ベッドサイド 床置き
2019.01.05
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あけましておめでとうございます実に拙いブログですが、もうすぐ2年を迎えようとしています。自分の興味があることや、初めて/改めて知ったことなど、誰かとシェアしたり、記録化したいなと思うことを書き続けて来ました。どういった方が読んでくれているのか全然想像もつかないのですが、たまにコメント頂けたりして、嬉しいです仕事がら海外にいることが多く、すぐにレス出来ないことがあります、ご容赦ください。今回も特に季節感など無く、昨日出会ったちょいと面白いグッズの紹介をします。ダイソーで偶然見つけて即買いしました。こう見えても修正テープです。自分は、衝動買いなんてしません・・・というのがモットーですが、100均だけは別で、一期一会を大事にすることにしています自立するのが秀逸なミイラの修正テープです。あまりにキュートなので、買わずにはいられませんでした一般的な5mm幅×6メートルです。足の部分が修正テープになっています。使い心地はごく普通です。カチカチカチ、と軽快に修正テープが出ます。「いいから早く使ってくれよ・・」という悔しさがにじんだ表情にも見え、今にもこちらに向かって歩いてきそうです。ダイソーの文房具は、なにげに優れものが多く、行くたびに商品も入れ替わるので良くチェックしています。マヨネーズとケチャップ型の修正テープです。2つ並べて机に置いたらかわいいですね。修正テープ ケチャップ マヨネーズ 修正ペン 修正液 コレクションテープ CORRECTION TAPE MAYONNEISE KETCHAP おもしろ 雑貨 輸入雑貨腕時計とおもしろ雑貨のシンシア プレゼント【メール便OK】日本製の10号帆布を使ったペンケースで、長く使っていると、とてもいい味が出ます。【ペンケース】帆布製くるくるペンケース 筆箱/ロールペンケース 日本製 帆布【メール便送料無料】ペンケースおしゃれ 筆箱 ペン立て/文房具/手作り/デザイン文具 筆記用具/工具入れ【あす楽対応】【日本製】ディズニー キャラクター USB AC充電器 おしりシリーズ 【 スマホ スマートフォン iPhone usb 充電器 ACアダプタ ac usb コンセント acアダプター ミニー ドナルド ミッキー 】
2019.01.01
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仕事でドイツに行った際、Mullerという定番のスーパーマーケットで買ってきました。消しゴムで消せる色鉛筆です。ステッドラー(STAEDTLER)製です。文房具が好きな人には、なかなかウケが良い文房具メーカーですが、特にドイツ国内では子供向けに文房具を一所懸命売っているように感じます。小さいころから、素性の良い文房具を使い、しっかり勉強させようという姿勢です。自分も万年筆を若い頃から使っていますが、ドイツでは小学校から使わせています万年筆でゆっくりと手書きする際、脳内にてしっかり文章を組み立てるので子供の教育に良いということです。これには、かなり同意見です。似たようなことを一年ほど前にブログで熱く書いたことがあります↓お読みいただくと嬉しいです。(過去ブログ)万年筆の筆記速度、新生活でどうですか。万年筆は大井町にあるフルハルターという有名な万年筆のお店の影響で、”Füllhalter”と言うのだと思っていましたが、ドイツでは”Füller”と呼ばれていました。(諸説あるのだと思います。自分はドイツ語が不得意で良くわかりません)なお、大井町のフルハルターはこの2月に閉業し、我孫子に拠点を移転されました。(親指の関節症がお辛い様子です、残念ですがずっと応援しております)万年筆専門店フルハルター(公式HP)欧州に限らず、北米でも会議等でホワイトボードに字を書かせると、とても雑な人が多いです。字が汚いというより、丁寧に絶対書かない、という感じです。数字なのかアルファベットなのか区別がつかないことも年中あり、”クセ字”というレベルでは無いほどの人を大勢見かけます・・・が、ドイツの方は綺麗な字を書く人がとても多い印象です。偶然、一昨日friedrichさんというドイツ人からの連絡文書でシグネチャーを見ましたが、『f』が非常に流麗で目を奪われました(この方も万年筆を愛用しています)まるでト音記号の様でした。話が逸れましたが、このように子供が文房具を使う為、安全性に十分配慮された文房具がドイツには多いです。この色鉛筆もEN71(*1)という欧州基準をクリアし、使用している木材もCoC認証を受けた環境に優しいものです*1:ENは欧州統一規格です。欧州にはCENやCENELEC、ETSIなど専門に応じた標準化団体があり、これらの団体が発行したものです。なお、これら欧州標準化団体は国際規格(ISO)にfast-trackでvotingできるISOリエゾンです。自分の経験では、CEN、CENELECはかなり強力な団体でISO、IECをも揺るがせる”組織力”を持っています。EN71は"Safety of toys"と呼ばれ、玩具の安全性を規定したもので、素材によってカテゴリーが3分野に分かれており(もろさ、粘性、掻き取れる等)、カテゴリーごとに試験方法が最適化されています。玩具の構成成分について19元素(アルミニウム、ヒ素、カドミウム、鉛・・・)の含有量が上限値以内に収まっているかを調べます。ちょっと面白いのは、玩具に使われている素材が同じであっても、色が違う場合、全ての色に対して検査を実施しないとならない点です。この色鉛筆は、冒頭で述べましたように、普通の消しゴムで消すことができ、便利です。消し跡は残りませんが、芯が硬めであるため、筆圧を上げて色塗りをすると、綺麗に消しきれないこともあります。また、芯折れを防ぐABS(Anti-Break-System)という処理が芯の周りにされています。↓芯の外周をくるんでいます。木目の美しさも気に入っているポイントです良く見ると「35」という数字が見えます。もっとよく見ますと、「5」がどうもおかしな形です。「3」もWかもしれません。それとも、何かのマークでしょうか・・・全部の色をチェックしたところ、青だけ別のマークでした。「A5」に見えそうですが、やはり「A」では無いですし、「5」では無いように思えます。この謎は解けませんでした【メール便可能】ステッドラー ノリスクラブ 消せる色鉛筆<12色セット> 144-50NC12(14450NC12) (M201703)にほんブログ村文房具ランキング
2018.03.16
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HERZの革ノートカバー(B5)を15年ほど愛用しており、中には普通のノート(ツバメノート)を入れて使っています。↓先日のブログにも載せました。(過去ブログ)HERZ革ノートカバーのエイジングノートという特性上、重要なページだけを寄せ集められないため、大事なページに付箋紙や耳たぶを付けるのですが、ノートが何冊もたまってくると、後から探しにくくなってしまい、探すのに時間がかかることが多いですまた、ノートにメモしたちょっとした事でも、後から調べ直して追記したり、場合によっては図面案(ユースケースなど)のラフスケッチなどを加筆して、ページ挿入したいことも多いです。その際、旧アイディアで残しておかない方が良い物(混乱のもと)などは、ページ抜き取りが同時に発生します。これらはノートだと、どうしても捗りません。こういった日常の悩みから、やはり自分の用途ではノートよりページの抜き差しが自由なバインダーがベストです。今まで使ってきたノートカバーは革でその触り心地や佇まいが凄く気に入っているのでバインダーも革製が良いのですが、探してもほとんど売られてなく、個人工房などで少量生産されているだけです。それならば、と、今使っている革ノートカバーに収まりそうなサイズの薄型バインダーを探したところ、コンパクトなバインダーが2つほど見つかりました前に一度探したときは、見つからなかったのですが今はいいものがあるんですね「リヒトラブ(LIHIT LAB.)」のAQUA DROPsツイストノートと(写真右側 青いバインダー)「キングジム(KINGJIM)」のテフレーヌ(TE FRE NU)です。(写真左側 オレンジのバインダー)ツイストノートは日本では珍しい29穴のルーズリーフです。東急ハンズや少し大きめの文房具屋さんになら置いてありますが、街で見かけることは少ないです。北米などでは3穴のバインダーが主流で、それには対応していますが、国内で使う分には、29穴はマイナーで用紙がふんだんに選べないというデメリットがあります。しかし、リヒトラブが全力でリリースしており、保管用のバインダーまでもラインナップしていることで自分としては納得し、”使い続けられる”と判断しました一方、テフレーヌの方は、普通の26穴なので用紙の入手性は抜群に良いです。このバインダーも面白い工夫がされていて、26穴のうち、8つの穴のみリングがあり、真ん中部分にリングが無いことから、筆記時の妨げにならない、という斬新なコンセプトです。確かに26穴全てにリングは要らないですよね。手がリングに触れないので、テフレーヌ、だと思います・・なかなかやりますね実際に、どちらを採用するか決めかねたので両方購入してみたのですが、いざノートカバーに合わせてみると、テフレーヌは入らないことが判明しましたwebでサイズを見た時は、表紙・背表紙をカッターで少し切れば入るだろう、と考えていたのですが、現物合わせをしたところ、切るレベルでは無理でした縦はギリギリ収まるのですが、横がどうしても、はみ出てしまいます・・・よく観察してみたところ、原因はリングのサイズにありましたテフレーヌの方は、リング径がずいぶん大きく、ツイストノートと比べると明らかに差があります。この時点でテフレーヌをノートカバーに仕込むことは諦めました。その半面、ツイストノートの方は、非常にしっくりくるサイズでしっかり収まりますただ、想定通り、表紙・背表紙がほんの少し長いので、カッターで5mmほど切りました。ノートカバーにセットすると、ぴったり収まります元々ついてきたルーズリーフは30ページ分でしたが、まだまだ容量はありそうです最後のチェックポイントとして日常での取り扱いやすさ、についてですが、ノートカバーにつけたままの状態で、ルーズリーフが抜き差しできるのか試したところ、全く問題なしでした↓29穴のルーズリーフは、見慣れた26穴よりシックな佇まいでなにやらイイ感じです今回、リング径の問題にまざまざと直面しましたが、結果的にツイストノートのサイズ感であれば、少しカッターで切るという加工させすれば、普通のB5ノートとほぼ同サイズ化できるので、あらゆるノートカバーに使えるはずですせっかくなので15年ぶりにもうひとつくらい革ノートカバーを買ってみようかと思います。このシリーズですが、色がたくさんあるので、内容によって使い分けるのにも大変便利ですし、カラフルで楽しいです。AQUA DROPs ツイストノートセミB5判 中紙30枚罫種類:6mm罫×36行中紙枚数:30枚【リヒトラブ】N-1608-□THOMAS WAREのブライドルレザーです。やや薄めですが、張りがあって美しく使えます。1840年から続く伝統の英国革 ノートカバー 本革ノートカバー b5 b5ノートカバー レザー ノートカバー ギフト プレゼント ノートカバー ギフト プレゼント ノートカバー yenback【50sp03】SEDGWICKのブライドルレザー製バイブル手帳です。珍しいと思います。素晴らしいです。システム手帳 【変形型 バイブルサイズ】【ブライドルレザー&素ヌメ革】 / 本革 システム手帳 バイブル 革 / バイブル 聖書 フランクリンプランナー コンパクトサイズ 6穴 バインダー / 日本製 手作り / おしゃれ / 名入れ 可能 / 送料無料 / 手帳 2019TWO
2018.02.10
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鉛筆そっくりなミニミニシャープペン(国産品)です。天然木の軸を使っているので軽くて、文庫本や手帳のお供に持ち歩けるのがとても良いです下の長い”鉛筆そっくりシャープペン”については以前ブログに載せました。(過去ブログ)鉛筆そっくりなシャープペン自分は本を読んでいる最中に感じたことや気づいたこと、本の内容に抱いた対抗意見や補完・補強すべき不足点を本に書き込む癖があります。そのため、本+ペンは常にセットで持ち歩いています。このシャープペンにはクリップが付いており、本や手帳に留められるので実用的です。国産というということもあり、品質は安定しており、塗りも良く、加工精度が高いのでペン先の嵌合も綺麗です。軸は天然木製です軽くて、握ったときの柔らかさや暖かさが素晴らしく、木の香りがします長さ10cm、重さ2.7グラム、軸径5.6mmです。他の鉛筆と比べてみます。上から、SIERRAシャープペンSTABILO micro8000鉛筆OHTO ミニミニシャープSIERRA 16cmSTABILO micro8000 15cmOHTO ミニミニシャープ 10cm実はSIERRAシリーズもミニシャープペンを発売しています。これは色ラインナップも豊富で魅力的だったのですが、消しゴムがお尻についていなくて、鉛筆への模倣がちょっと足りない・・・と思ってしまいましたただ、ペン先は真鍮になっており、いい仕事していますスペックですが、長さ10.7cm、重さ5グラム、軸径7mmです。この軸径ですが、じつは普通サイズのSIERRAと同じサイズになっています。両方を使うのであれば、握ったときの違和感が出ないこちらの方が良いとも言えます。自分は万年筆のニブから伝わるインクフローの筆記も好きですが、木軸を通じて感じる筆記も好きですやはり直筆が一番、自分には合っており、書いているうちに頭の中が整理されていきます。・・と、キーボード入力のブログに認めるのも不思議なものですどこででも気軽に筆記を楽しむペンでした。おススメです。OHTOミニミニシャープ 木軸 消しゴム付 クリップ付き 0.5mm エンジCT/グリーンCT/ナチュラルCT/イエローCT OHTO-APS-350ESOHTOの普通サイズもあります。こちらは真鍮材を使っており、佇まいは素晴らしいですが、カラーラインナップに赤と紺が無いです。OHTO シヤープペンシル 木軸 消しゴム付 0.5mm エンジ /グリーン/ナチュラル/ブラウン/イエロー OHTO-APS-280E【SEED シード】アニマルバランス 動物型消しゴム【事務用品 オフィス 文房具 デザイン文具 ステーショナリー アニマル 動物 おもしろ パズル 消しゴム キッズ ギフト バランスゲーム】【デザイン おしゃれ 海外 輸入 デザイン文具ならイーオフィス】【ポイント5倍】アニマルクリップホルダー Sheep&poodle【動物 文房具 ひつじ デスク 文具 おもしろ雑貨 整理 プードル 犬 シープ 北欧 かわいい おしゃれ インテリア雑貨 おもしろグッズ モノトーン 女性 アニマル アイデア 便利 ギフト クリスマスプレゼント】
2017.10.29
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本を読むことがけっこう好きで、持ち歩くことも多いため、ブックカバーを付けています。はじめは革にしようかと思ったのですが、見て周るうち偶然見つけた、この「和柄」に目を奪われました他にも柄はいくつかありましたが、どれも新鮮な色柄で、なかなか決められませんでした。自分がこれまで身に着けているものには存在しない色柄です。しかし、それでいて何処かで見たことのある懐かしさが漂うので、是非一度、持ち歩いてみたい!と強く思いました。たしか自分が小さいころ、婆さんが着ていた浴衣もこういった和柄でした。生地には詳しくないので良く分かりませんが、すべすべした生地ではなく、すこしざらついており、この触り心地も実は凄く気に入っていますまた、色合いは特段素晴らしく、複雑な色が織りなす光の反射が実に美しく見ていて飽きません。機能的にも優れていて、ブックマーク代わりになります。そのうえゴムバンドで止められるので本が傷みません。ただ、裏地の素材はあまり好きじゃないです表の生地とギャップがあまりに激しいです。ブックカバーとして使っていれば、裏地は全く見えないので気になりません。仕事仲間にフランス人の女性(70歳)がいるのですが、その方がこれを見て、それはとても気に入ったようでしたので、ご夫妻にプレゼントしました。このブックカバーはもう7年ほど前に買ったもので全く同じものは無いようですが、むしろ今は流通量も増え、こだわりの魅力的なものが増えていましたので選びがいがありました。(その分、値段も高くなってます)ずいぶんお世話になった方ですし、もうすぐ仕事を勇退するという話も聞こえてきたので、これまでのお礼の意味も含め、なるべく日本文化の良いものを選びましたなんと、京友禅の正絹製ですブックカバー 和柄 文庫本サイズ 京友禅 麻の葉に羽子板文様 正絹 文庫本カバーまた、旦那さん用にもプレゼントしましたこちらは普通の綿です。ただ、あげてから分かったのですが、本のサイズが違ってブックカバーとして使えないそうです。そのため、A6サイズ(105×148mm)のノートをあげました。メモ帳として普段から持ち歩いて使ってくれているようです。冒頭にも書いたのですが、自分の新しい発見として、どんな色柄でも和柄だと、物珍しく且つ伝統的な色柄なので自分の好みが出しゃばらず、けっこう受け入れてもらえます。もらったら、とても嬉しいと思いますのでプレゼントにすごく良いと思います。蒔絵しおり(ブックマーカー)【メール便可】ブックマーク 栞 外国人へのお土産(おみやげ) 海外への日本土産 プチギフト 和のプレゼント 京都 漆器日本みやげ 和風マウスパッド 寿司 日本製【メール便可】
2017.08.26
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本棚を何気なく見ていたら、真っ黒の背表紙を発見しました。この佇まいは・・・モールスキン(モレスキン)です昔から文房具は好きなので、確か復刻版が発売されてからすぐに買ったんだと思います。たぶん、90年代の終わりごろだと思います。イタリアのメーカ(Modo & Modo社)が復刻させました。今は社名ごとMoleskin社に改名したようです。当時、こういったあまり一般的では無い文房具を売っている所が少なくて、探し歩いて銀座の伊東屋でやっと見つかったような記憶です。暫くは何も書かず放っておいたのですが、そのうち、当時好きだった機械式時計の日差チェックをメモるようになりました。1週間に1回、電波時計と見比べて誤差を計測し、7で割って日差にしていました。機械式時計のOHにかかる費用がかさんできて、いまでは、ほぼすべて手放してしまいましたこのインクはもう何十年も使っているペリカン ロイヤルブルーです。バカの一つ覚えのように常に同じインクを買い続けています。モンブランにもこのインクを入れますさすがにインクも褪色しています。また、紙自体もずっと18年間本棚保管なのに外側が黄色く焼けたようになっています。これは、ほぼ全ページそうなっていました。不思議です。//2017.8.21 OOOさんからコメントで教えていただき、追加調査しました。「酸性紙+屑紙混入なので余程の冷暗所、低湿気じゃないと黄変化」してしまうようです。20世紀半ばまで酸性紙しか世の中には無かったようです。(和紙はもちろん別です)ところが、自分のノートと同じように劣化が激しく、そこで開発されたのが『中性紙』である、とのことでした。いま、モレスキンのHPを見たところ、日本のHPでは「中性紙」と書いてあります。ただ、海外のHPでは「acid free paper」(無酸紙)という書かれ方です。厳密には違う表現だと思いますが、酸性紙では無くなったようです。自分が持っているのは、復刻直後だったので中性紙が使われていなかったのでしょうかね。今、一番使いやすいと気に入っているLIFEのノートには「中性紙」とその説明まできっちり書かれていましたまた、屑紙混入は重量で分かるとも教えてもらったので、いかにもそれっぽいのを持ったところ、やはりもの凄く軽いです。嘘みたいな軽さです。ただ、これは確かどこかの空港で機内の暇つぶし用に買った本だったと思います。荷物にならないように、わざと軽く作っているのでしょうか・・?すごく勉強になりました。ありがとうございました。//書いていて思い出しましたが、そもそも万年筆で書き心地の良い紙を求めて、モールスキン(モレスキン)に辿り着いたのでした。当時は、本当に伝説のノートという扱いでしたのでどのような書き心地か、興味津々でした書いた印象はけっこう感動した記憶があります。筆圧の無い万年筆だからこそ得られる、極上の書き味というものがあると自分は思っていますが、まさに万年筆で書くためにあるような書き心地でした。その後、世の中はちょっとした万年筆ブームが訪れ、専門誌(趣味の文具箱)などが発刊されるようになって、必然的に「書き味に拘ったノート」が出回るようになりました。今では、数百円で十分満足の行くノートが手に入りますところで、モールスキン、という呼び方に違和感があるかもしれませんが、当時は雑誌でもどこででもモールスキンと呼ばれていました。このノートについてくる冊子にも自分で「モールスキン」と名乗っています。このノートはオリジナルと同じく、冒頭には拾った人へのメッセージが書けたり、ポケットが作られています。凄く作りが良いです。シールが付属されてきます。今では見ないタイプですが、MOLESKINとロゴが入っている純正品です。すっかりゴムは伸びきってしまいました。笑っているみたいです大したこと書いていませんが、手書きのノートはやはり良いですね。
2017.08.21
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万年筆を使うにあたって、重量バランスはとても重要です。マラソンをするのに靴が重要な要素であるのと同じく、重量の前後バランスが筆記に対して重要な要素となります。もちろん、ペン自体の重量も筆記に大きな影響を及ぼします。万年筆というものは、昔は便利な筆記具の高級品という位置づけでしたが、今は単なる高級品になってしまいました。いつしか”用の美”が欠落し、華美な装飾により、筆記困難なモデルも散見されるようになりました。それはそれでひとつの文化であると思いますが、ここでは、基本性能である筆記に関する重量の情報を書いてみたいと思います。まず、万年筆で筆記できる仕組みですが、ほぼすべては「毛細管現象」です。これにより、インクがペン先(ニブ)まで伝ってきます。ペン先にはインクが円滑に導けるように空気を取り込む仕組みが作られています。切り割りの根元に丸だったりハートだったり穴が開いていますが、あれのことです。空気を取り込んだ分だけインクがペン先に向かう、ということになります。よって、そんなに速く筆記できません。ここはとても大事で、速く書く必要は無いですよね?・・と心に余裕を持ちたい次第です。ゆったりとした筆記で初めて非常にデリケートなペン先のしなりやすべりを感じられ、心地よい筆記となります。この辺りを感じ取れるようになると、筆記そのものが楽しくなると思います。これが自分の考える万年筆の醍醐味です。出先でちょっと思いついたアイディアや何十年も忘れていたことをふと思い出したとき、万年筆を通じて書き綴るのはいいものですまた、自らの五感を使って筆記したものは忘れず、記憶に残ります。(もし忘れかけていても、あとで読み返したとき容易に記憶がよみがえります)筆記にはペン先が紙と接触する角度が非常に重要です。(過去ブログ)万年筆の筆記角度についてそれを実現するために大事な点として、ここでご紹介する「重量」ですが、大きく分けて以下の2点がポイントです。 1)万年筆自体の重量 2)重量の前後バランスたとえば、軽くて振り回しやすい万年筆ですと、引っ掻き回すように指先で筆記できてしまうのでボールペンの様な角度でも何とか書けてしまいます。しかし、これでは万年筆が持つ本来の性能が発揮できず、筆記の醍醐味は半減してしまいます。重量の前後配分については、筆記の角度を保つために後ろ荷重の万年筆がおススメです。荷重が後ろに感じられることから、必然的に筆記角度が寝るので万年筆に適切な角度(45°)が得られます。また、必要以上にペン先に力を掛けなくなるため、しなりやすべりの心地よさが感じられるようになります。だまされたと思って実践してみてください。しかしながら、長い会議などで何時間も万年筆で筆記していると、さすがに優雅でも疲れてきます。そんなときはペンキャップを外して使えば良いです。軽快で俊敏な筆記もまたよし、です。万年筆が具体的にどれくらいの重さなのか、手持ちの3本を測ってみました。ライトウェイト『モンブラン 22』既に50年近く使われている万年筆です。(自分は途中から引き継ぎました)モンブランの最高傑作はこの二桁シリーズにあると考えています。前後重量に偏差なしです。モンブラン 22(樹脂) キャップなし8[g]モンブラン 22(樹脂) キャップあり14[g]ペン先(ニブ)はFですが、インクフローが素晴らしいことから、とても軽快で筆がすべり、滑らかな筆記が得られます。しかし、軽すぎるので万年筆での筆記を身につけるには不向きであり、一番最初に持つ万年筆としてはおすすめできません。ボールペンのように書いたり、引っかいたりする癖がついてしまう可能性があります。ミドルウェイト『ペリカン M450』このサイズにK18のペン先をセットし、バーメイル&トータスシェルを復活させた名品です。発売された瞬間に買いました前後重量はキャップを付けることで大幅に後ろ寄りになります。ペリカン M450(樹脂+バーメイル) キャップなし12[g]ペリカン M450(樹脂+バーメイル) キャップあり25[g]ペン先(ニブ)はFですが、しなる感触が分かります。それでいて滑らかな筆記です。モンブランがすべるような滑らかさなのに対し、ペリカンはしなりながらの滑らかさです。どちらも甲乙つけがたいですが、胴軸とのバランスによって生まれる奇跡の筆記です。傑作です。最初の一本には、こういった後ろ荷重が調整できるキャップを選び、10年ほど使い込むと万年筆の筆記が理解でき、良いように思います。ヘヴィウェイト『モンテグラッパ スペシャルリザーブ1996』ここ10年ほどは装飾品メーカのようになってしまったモンテグラッパの往年の傑作です。前後重量に偏差なしですが純銀なので全体的に重いです。モンテグラッパ 1996(シルバー925) キャップなし38[g]モンテグラッパ 1996(シルバー925) キャップあり52[g]これは重量級です。ペン先(ニブ)がEFということもあり、筆記は堅めです。重量があることから筆記は鈍重ですが、他には無いしっかりとした筆記が楽しめます。決して観賞用では無く、普段使いできます。ただし、キャップを付けると胴軸の重さに加え、相当な後ろ荷重になり、長さもあることから、筆記の自由度はかなり下がります。そういった点ではキャップは装飾の要素が強く、キャップ付きの状態でおススメできる筆記方法やシチュエーションが思いつきません【万年筆の選択について】自分はかれこれ万年筆を30年近く使っています。その間、色々なメーカを試しましたが、やはり良品を何十年も使って、ペン先が自分になじみ、自分も使い方を理解できてこそ、到達できたものもあったと思っています。従って、可能な限り長く使える良品を選定したほうが良いと思います。好きなブランドやデザインを買うのも良いのですが、万年筆は”古いテクノロジーの物”ですから、使い手を選んでしまうという弱点を理解して購入された方が良いと思います。決して、狭き門であるというようなことを言いたいわけではなく、スケートやスキーのように慣れるまで少しのコツが必要と言う点をお伝えしたい次第です。また、いわゆる「さらさらと書く」ことについて、万年筆は長けていますが、画数の多い漢字をしっかり書いていくには、向かないペン先(ニブ)もあります。その点を踏まえて、購入することがよりよい万年筆との出会い、付き合いになると考えています。一般的に漢字を書くなら細いペン先=EF(ExtraFine)が適しています。しかし、もちろん書き味は硬くなり、万年筆らしさはあまり無いです。そのため、もともとペン先が柔らかめのブランドで漢字も書ける細めのペン先=F(Fine)を選択すれば両方の良いとこどりができると思います。新品でしたら、Pelikanがベストだと思います。M405は軽く軽快な筆記が行え、キャップを付けることで後ろ荷重もあるていど可能です。入門から生涯に渡って十分使える万年筆です。【万年筆 名入れ】ペリカン 万年筆 スーベレーン405シリーズ M405 ブラックストライプ 【ギフト化粧箱入りボトルインク付】 【送料無料・名入れサービス・ラッピング無料】【高級万年筆】【Pelikan】【Fountain pen】【ペンハウス楽天市場店】 (35000)※自分もペンハウスでは過去2回購入していますが、検品後に出荷するため、安心できます。ペリカンM800はサイズが大きくなり、径も太いです。ペン先が18Kになり、サイズアップするためしなやかさが増します。ペリカンを代表するモデルで、モンブラン149と並んで世界ナンバーワンと言える一本です。但し、手の小さい人ですと、ペン自体を扱えなくなるのでこのサイズは醍醐味が味わえません。万年筆好きにとって、Pelikanを否定する人は、おそらく一人もいません。その反面、モンブランは10数年前に経営方針を変え、無駄に広告を増やし、高級路線になったため、否定派は多いです。もし、モンブランを購入するなら、中古品のなかから選んで買うと良いと思います。未使用に近い、もしくは癖の無い個体もたくさんあります。euroboxさんはwebで見ると全然掲載されていませんが、お店に行くとたくさんストックがあり、試し書きさせてもらえるので、よく行きます。eurobox(ユーロボックス)さん 公式
2017.07.01
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最近ではボールペンのインクも消せるようになりました。しかし、万年筆のインクは依然として、書き直しがききません。・・・というわけでもなく、実は、万年筆のインクも消せます。その名もスーパーシェリフこう見えてPelikan純正の品です。これの白いキャップの方を消したい部分に塗り塗りすると・・・ ↓↓↓↓↓いとも簡単に消えます(よーく見ると、うっすら見えますけど)そのあとは、青いキャップ側のペン(ロイヤルブルー)で書けば、まるで誤記はなかったことに!・・・と思って実演に入ったのですが、スーパーシェリフが古くて(13年前に伊東屋銀座店で購入)、青ペンの方はインク切れになっていました実演できなかった青ペン側の存在意義ですが、実はスーパーシェリフで消してしまうと、それ以降は、インク消しの成分が紙に染み込んでいて、万年筆のインクを受け付けなくなります。書いても、にじんで透きとおってしまいます。(↓な感じです)それに対応すべく反対側に青ペンが居るのですが・・・すみません耐用年数オーバーのようです。実演できませんでした。(T_T)結果的に、Pelikanスーパーシェリフは仮に青ペン側が10年経過して使えなくなっても、インク消しの白ペン側はまだ使える!ということが分かりました。さすがPelikan社ですなお、この青ペン側はPelikanのロイヤルブルーに適合した色味になっているのでそれ以外を使っている場合、この青ペンは色味に違和感が出るかもしれません。↓軸の色に赤青緑とありますが、中身はみな同じです。ペリカン 修正ペン スーパーシェリフ「ブランド」【Pelikan】【 プレゼント ギフト 】【万年筆・ボールペンのペンハウス】 (200)
2017.05.13
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消しゴムです。高級消しゴム、です。『SEED SUPER Gold』(シードスーパーゴールド)凄い名前です。え・・・?という感じですが、まぎれもなく、消しゴムです。ごく普通に使えます。重さも普通のと変わりませんしかし、触感は別格ですなんと言ってもスリーブが金属製(アルミ)だからです。さらに、天然ゴムが配合されているので匂いが違います。使った感じは、ちょっと粘る感じがあるものの消え方は特に変わりませんが、(よく消えます)やはりスリーブが金属なので消す作業でしっかり感が半端無いです。ただ、スリーブが硬かったり、角がとがっていると消しゴムが折れます。これの対策として、同社の主力商品Radar(下方にて詳説します)ではS-150までの小さい消しゴムのスリーブは四隅をカットしてあります。トンボのMONO消しゴムでも同じ対策をしています。この四隅をカットするというアイディアは、2001年に”伊藤家の食卓(懐かしい)”で放映され、それを参考にしたという話ですが、SEEDのHPで1990年代発売の消しゴム一覧に四隅がカットされた画像が載っています。SEED消しゴム博物館(公式)使った消しゴムの画像が最近のだったというだけでしょうかね?現在、普及している消しゴムは「プラ消し」などと呼ばれており、プラスチック(ポリ塩化ビニル)を主原料としています。SEED(シード)という会社は1958年にプラスチック消しゴムの特許を取得し、日本初の国産プラスチック消しゴムを販売したこの道のスペシャリストですシードのプラ消しは、誰しも一度は見たことがあると思います。右からS-60、S-80、S-100・・・この数字は値段を現します。発売した1968年はS-20で20円でした今はS-60と3倍の値段になりました。ちなみに、左から2番目だけS-JUMBOですなぜかわかりませんが、ここだけは値段になっていません。実際は定価で2,000円です。そしてどう見ても目立つ一番左は『S-10000』です。定価10,000円サイズ:W276×D141×H43(mm) 重量:2285gというモンスターです消しゴム自体の成分はS-60と同じもので成形しているとのことです。何かと凄いです。しかし、残念ながら後発(1969年発売)の『トンボ MONO消しゴム』の方がシェアは高く、57%という圧倒的なシェアです・・・なお、消しゴムが生まれる前まではパンで消していたそうです↓プレゼントや忘年会とかの景品におススメです。 消しゴム シード SEED スレンディプラス SLENDY 薄型ホルダー 【けしごむ】【デザイン文具】【デザイン おしゃれ】【スティック】 / 名入れ対象(有料)
2017.05.06
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ペリカン万年筆の立役者Gunther Wagner家の家紋には3匹のペリカンの雛が描かれています。1863年にペリカン社の経営に参画し、当時の欧州では珍しいと言われていた商標を取得した際、雛は4羽でした。今では、時代の流れとともに雛の数が減り、ついには一羽になってしまいました。これはインク瓶のキャップですが、最大の違いは、雛の数より親鳥のくちばしの先です。元々は母鳥が雛鳥に自分の血を分け与えている姿であると言われています。そのため、くちばしが母鳥の胸付近に刺さっています。これが最新のトレードマークからは無くなりました。何故でしょう。↓フラッグシップ・モデルの『トレド』には母鳥が胸をつついている様が彫られています。ペリカン 万年筆 特別生産品 イエロートレド M910【高級万年筆】「吸入式」【化粧箱入りボトルインク付・送料無料・ラッピング無料】【万年筆・ボールペンのペンハウス】
2017.04.25
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インク吸入式の万年筆にインクを吸入をするとき、インク瓶の底にニブが当たるのはニブにダメージが及ぶため、何があっても避けないといけません。正しいインク吸入は、ペン先を漬けるのではなく、首軸までどっぷり漬けこんで吸い上げるのが基本です。そうしないとフル容量吸い上げられません。その為、インク瓶にはインクを吸いやすいようにくぼんでいたりと工夫が施されています。(写真はモンブラン のインクボトル(旧))こちらのインクボトルは、サイドが斜めになっているのでインクが減ったらサイドを底にして倒立させます。(写真はペリカンのインク ボトル )しかし、インクが減るにつれて瓶の性能をフルに活用しても、首軸までインクに漬けるとニブが底付きしそうで怖い思いをします。インク吸入式万年筆ユーザあるあるです。定期的にインクを買って、常にインク瓶を満タンにしておく方法もありますが、自分のおススメはニブに優しいプラ容器にインクを詰め替える、です。実にシンプルでありきたりな話です(笑)容器選びの際は、ペン先と首軸の直径に近いサイズの円筒形プラ容器を選びます。↓自分が使っているのは、このようなものです。(キャップは開けずにねじで外します)容器は満タンに入れても12.5mLなのでインク瓶62.5mLを6-7回ほどに分けて補給すればよいわけです。この容器は仕事で海外に行くときに持ち運ぶ際も重宝しています。飛行機内に持ち込める液体は100mL以下ですが、62.5mLあたりになると空港の保安検査場で検査官によっては「ノーリキッド!」と言われ、取り上げられたりすることがあります。(本当は100mLまでOKのはずなのに、疑わしきは除去されてしまう)このサイズは何かとちょうど良いです。ただ、自分が知る限り、ドイツでは日本で発売されていない30mLなるサイズ(1液量オンス)のインク瓶が街の文房具屋で売られてます。キャップは62.5mL.のボトルと共通部品です。この30mL瓶は、これまで一度も国際線のセキュリティで捕まったことが無いです。ドイツで仕事のときは手ぶらで行って、インク切れしたら現地調達し、余りは持ち帰ってきています。62.5mLサイズ↓ロイヤルブルーが無難におススメです。ペリカン ボトルインク 4001/76 62.5ml【万年筆 インク】【Pelikan】【 プレゼント ギフト 】【万年筆・ボールペンのペンハウス】 (1000)
2017.04.19
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神戸プロペラスタジオのマグネット式ブックマーカーです。(写真左の緑色)ハンズやロフトとかで見かけることも多いと思います。いいところは、磁石でぱたんと挟むだけですから、本や手帳を傷つけません。プロペラスタジオ公式HP意外と薄いので挟み込んでも大丈夫です。そして、絵柄がかわいくて、なんだかホッとします裏返すと・・・まったくもって、カワイイです右側のブックマークはDELFONICSのマーキング・クリップです。こちらは30個も入っていますのでどしどし使えます。ただ、つけたり外したりを繰り返すと、紙が痛むかもしれません。自分は大事なページに付けっぱなしにしてます。目立ちますし、それでいて薄いので重宝します。たまに気に入ってくれた人がいたら、あげています。30個もあるのでこういうステーショナリーは、しんどい仕事のスケジュールがひしめき合っている手帳や、専門分野の小難しい感じの本にどんどんマーキングすると、ほんのちょびっと和らぎます【プロペラスタジオ】マグネットブックマーカー 2個セット MAGー013 MAG-013 【あす楽対応】DELFONICS デルフォニックスマーキングクリップフラワー・DA28【ネコポス・メール便可】
2017.04.11
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新年度を迎え、年に一回のイベントです。バイブル手帳のリフィル交換。交換しても、数年分はこの過去リフィル保管用のバインダーに入れておきます。1年を振り返ると本当に毎年毎年、色々あります読み返してみると、まったくもって感慨深いです色々あることに感謝・・・ですかね。意外にいつも頑張ってるなぁ自分と思いつつ・・・時間が無駄に掛かってしまいます。このバインダー一冊には3 - 4年分が入ります。色に意味は無いですが、カラフルで清楚な感じがすごく気に入っています。10年以上の歴史が、こんなにも濃縮されてコンパクトなバインダーに収まってしまうのかと驚愕しつつ、大切に保管して、たまには往時の自分も振り返ろうと思います。色違いを大人買いで一気に揃えると整然と並んでなかなか良いと思います。エトランジェ・ディ・コスタリカ バイブルサイズ 6穴バインダー バイブルバインダー レッドエトランジェ・ディ・コスタリカ バイブルサイズ 6穴バインダー バイブルバインダー オレンジエトランジェ・ディ・コスタリカ バイブルサイズ 6穴バインダー バイブルバインダー Lブルー
2017.04.09
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電車の中や街でフレッシャーズを大勢見かけます。新生活がスタートしたであろう彼らを見ると、自分も初心忘るべからずと、改めて思います。そこで、ステーショナリーについてリコメンドしたいと思います。タブレットやスマホで代用できると考える人も多いと思いますが、初動段階では筆記の方が優れている点が多いと経験的に考えています。筆記を通じて脳で考え、文章を構築し、指先を伝って文字に表します。それを視覚で捉え、脳にフィードバックし、脳に描いた目的が伝わる文章になっているか咀嚼し、要点を押さえなおす。これが重要だと思います。大して考えないうちからサクサク書き進められるタブレットなどの弱点は、この「じっくりと考える」所作を省略しがちである点です。ただし、初動段階などでは無く、もはやじっくり考える必要はなくなっている手慣れた業務であれば、既存の文章を変えると余計見にくくなったり、別角度からの表現と読み間違えられるような齟齬を引き起こしてしまうので、タブレットで様式美にこだわった方が適切だと思います。ここでは改めて、筆記の重要性とそれを行使するタイミング、および行使の方法を整理してみました。【揃えたいもの】1)付箋紙2)シャープペン3)消しゴム4)ルーズリーフ5)万年筆6)インク7)蛍光ペン8)ペンケース誰でも持っているものばかりです。1)-4)及び6)-7)は消費財です。もう想像が付く頃ですが、5)万年筆が今回の要です。そして万年筆での筆記をどのタイミングでするか?・・が問題です。万年筆はインク・フローの関係で筆記速度が上げられません。脳の思考速度と一致した筆記速度があればよいと思うので筆記速度を上げる必要は無いと考えています。ここが重要です。しかし、情報はあっという間に流れて行ってアイディアを消失することもあるため、a)まずは、シャープペンで付箋紙にどんどんメモる。b)これを仕分けして貼り、相関関係や時相を合わせます。c)ここからが万年筆の登場です。「対象および優先順位または、それらの連関情報」を整理し、表現方法を考えます。メモった数多の付箋紙から、自分の興味を蛍光ペンで色分けマーキングします。マーキング内容から、その特徴点を抽象化し、重畳させ、自分の主張を補強します。(もしくは主張を変える)あわせて、補完関係や動的な連関を見出し、さらに主張を補強します。このように万年筆での筆記を通じて、脳内をフル回転させ、論理的な文章に表します。自分ですら気づけていない、脳内の思考を筆記を通じて暴く訳です。自分が思ってもみなかったことは偶然現れません。全てが必然です。しかし、静的に文章に表すことで意外な関係が見いだせることが多々あります。また、その場で無くとも、翌日に発見があることや翌年に発見できることがあります。文章は恒久なので、何度でも見直せます。最初、情報はひとつであっても、対象への興味を持つことで増殖させることが出来ます。(最高の形は、自ら創造するに至ること)上手な増殖には、たゆまぬ興味以外に整理が必要です。整理することで情報は洗練され、成長します。そしてついには、当該の情報を自ら行使できる形に成長させます。(自分のものになりつつある状態)行使によって、伝聞情報が自分の経験と結びつき、行使タイミングや使い方といった実体験に基づく活用術になります。(自分のものになった状態)溢れかえる情報を段階的にブレイクダウンし、自分の咀嚼可能なサイズに細分化し、行使を通じて知識化していくことが社会人にとって最も大事な取り組みのひとつだと自分は思います。(形式知化と呼ばれる作業です)最初の万年筆は軽めが良いと思われがちですが、筆記角度の訓練をして、良いものを長く使うことをフレッシャーズにはおすすめです。万年筆のペン先(ニブ)は使うたびにほんの少しずつ削れて、その人にあった形に変化していきます。ぜひ、一緒に成長してください。その一本を選ぶのはいつでもいいですが、早い方が良いと思います。個人的には筆記の質の良さからドイツ製のPelikanをおすすめします。世界中、どこで使っていても認められるブランドで万年筆として、モンブランと共に最高性能と言えます。万年筆については、以下にも書いています。興味があったら読んでみてください。(過去ブログ)万年筆での筆記の仕方 その1(筆記角度)(過去ブログ)万年筆での筆記の仕方 その2(重量バランス) ※茶縞は限定品で出るたびに大人気です。漢字を書くには国産がベストという声もあります。自分はまだ国産万年筆にあまり詳しくないですが、調べた記録(現在進行形)を以下にリンクします。(過去ブログ)国産万年筆本物は手に取って筆記した方が良いです。文房具好きの聖地「伊東屋」HPへ万年筆というと、モンブランが有名ですが、最近のモンブランは、ちょっと華美です。ブランド側が広告を大量にうち、値段をつり上げ、無理やりブランドバリューを持ち上げているのが万年筆ファンとしては、残念です(モンブランが無理やりブランドバリューを上げるのは、これで二回目です)紙は国産がぶっちぎりの高性能です。
2017.04.06
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月光荘という銀座の画材店ですが、10数年前からタンニン鞣しのヌメ革ペンケースを売っています。こちらの写真は普及タイプです。発売当初は試しに作ったようでトレードマークのホルンが逆側に押されていました。自分は買いそびれました。(X_X)鉛筆にキャップをした状態でも格納できるように一般的なペンケースより2cmほど長いです。(約21cm)これが秀逸です鞄の中にしまって持ち歩くものであるため、さほど汚れは付かなそうですが、やはり使い始める前に日光浴をさせるのがヌメ革には必須事項です。きちんと最初の段階でケアしないとエイジングが均一に進みませんので、汚れに弱くなります。(それはそれで味だとも思うのですが)月光荘は創業大正6年で、国産では初となる油絵の具を発売した由緒正しき老舗です。描くことに関しては何から何まで揃います。(鞄まで!)ちなみに今現在の自分は油絵は描きません。学生時代に書きましたが、下塗りが乾くのを待つだけでずいぶん時間がかかるので・・。見るのは変わらず好きです。モネとか・・。月光荘は、ちょっとした小物も感性豊かに作られていて、使っているうちに馴染んでくるものが多いです。手作りが多いことから、同じ商品でもちょっとずつ違います。市場に出回りまくっていないことと、おんなじものが無いって点で自分は好きです。ペンケースって毎日開け閉めしますし、世界中に持ち運ぶので10年も使っていると革が剥がれてきたりしましたが、その都度直して使っています。入れるものが多くて中身をパンパンにしているのでコロッとしてて愛嬌あります。
2017.02.05
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ついこの間のことだと思っていたら、もう12年も前のカタログなんですね。当時はスマホとかも無く、こういったカタログを通勤電車でよく読んでいました。ペリカンのカタログは比較的入手しやすかった記憶ですが、今より万年筆は街で見かけないものでした。クラフトマンスピリッツを主体に描かれています。製造工程なども書かれています。ちょっとレアです。丸の内の丸善に行ったところ、もう2017年版のカタログが置いてありました。近年のペリカンはずいぶんとおしゃれなカタログになりました。時代の流れですね・・。ただ、ここ10年ほどで過熱気味だった万年筆の人気がひと段落したように感じます。特にイタリア系の万年筆は、もともと国内市場にはそれほど流通していなかったのですが、爆発的に広がり、驚きでした。しかしDELTA、OMASは事実上の廃業ですし、Stipulaなどは流通しなくなりました。残念です。また、もう20年近く前ですが昔のペリカンは、こんな立派な化粧箱に入っていました。とても重厚な作りで”GUNTHER WAGNER”と書かれてます。堂々としたものですが、実は紙で作られています。開くとこんな感じです。フタも寸分違わず閉まりますし、実によいつくりです。細かい部分までこだわっています。創業時のマークですね。雛が4羽もいます。こちらは、インクが付かない化粧箱です。 10年ほど前のペリカンは、一貫してこの色柄にこだわっており、カタログから化粧箱、インクまですべて同じデザインでした。 この箱もやはり紙で作られていますが、 芯材が入っているので触ると軟らかくてぷくっとしています 開くとこのように居心地の良さそうな空間です。 これも天井部分に芯材が入っていて、 とってもモチモチと柔らかく、よい仕上がりです もちろんフタも寸分たがわず閉まります。 今はこのG-5という名称は無くなってしまい、 G1ケースと呼ばれています。最近のペリカンは初期の歩留まりが悪いと聞きます。ネットで買う場合、検品している専門店が絶対的に安心です。↓自分もここで2本買いましたが、しっかりしたものが届きました。【万年筆 名入れ】【 送料無料 名入れ無料 】ペリカン 万年筆 スーベレーン M400 [緑縞 ホワイトトータス ブルー縞 ボルドー 黒]【正規品】【ギフト化粧箱入りボトルインク付】【 Pelikan 吸入式 高級万年筆 ラッピング無料 ブランド 】【ペンハウス楽天市場店】 (35000)馬場万製(手縫い)の分厚いヌメ革で6本差せますが、きっちりした仕切りがあるので1本でも大丈夫です。ニブと一緒にヌメ側も育っていく、素晴らしい逸品です。【ペンケース 革】馬場万 Pent〈ペント〉by馬場万 ヌメ革ペンケース6本用 ナチュラル【送料無料・ラッピング無料】【 プレゼント ギフト 】【万年筆・ボールペンのペンハウス】 (45000)ラミー万年筆 サファリ 万年筆 / 万年筆 カジュアル 万年筆 【メール便送料無料】 / 名入れ対象(有料) / 誕生日プレゼント ギフト 文房具 デザイン おしゃれ 記念品 送別 お祝い 記念日 プレゼントペリカン社の雛に関する歴史や、母鳥の事実も興味深いと思いますので以下に書いたことがあります。もし良かったら、読んでみてください。(自ブログ)ペリカンロゴ 雛の数と衝撃の歴史
2017.02.03
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実にカラフルなシャープペンです。ほとんどの人が「鉛筆」と見間違えますプレゼントにも話題作りにもいいです。鉛筆でいいじゃないか、という声も聞こえますが、これなら鉛筆削りが不要ですところで、鉛筆を削る、という所作には一定のリズムがあり、なにやら少々楽しい雰囲気があり、その良さは認めますしかし、こういうのもまあいいじゃないですかどれを選ぶか考えるだけでけっこう楽しいです軸は本物の木で作られています。お尻の消しゴムも機能します。万年筆もよいですが、こちらは複数集めて、色がらで楽しむという特別な遊び方ができますちなみに、ここまで話題に上がらなかった土台は犬の形をしたクレヨンですこのシャープペン、しっかり作られていて全然壊れませんし、自重が軽いので、落としても傷がつきにくいです。ぜひ、全色展開してください。きっと、ペンたてが楽しくなります。いまはピンク軸まであるんですね。ちょっと鉛筆っぽさから離れてしまうような・・・《メール便可》スリップオン シエラ 木軸シャープペン Lサイズ (0.5mm芯)これは斬新。「犬の形」をしたクレヨンではなく「バルーンアートで作った犬の形」(笑)nuop design バルーンドッグクレヨン 4色セット
2017.01.30
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これまで何度も検討して、留保してきた件「国産万年筆が欲しい」です。毎日使っていないと自分の筆記に馴染まないので、たくさんの万年筆を保有することができません。毎日使うなら、持ち歩くことも考えると、せいぜい2本がいいところです。年単位で考え、夏服と冬服の入れ替えをするイメージで4本までならなんとかなるかもしれません。このようなことを考えているので、万年筆の購入には数年かかることが多いです。気を付けないと人生が終わってしまいますもちろん、自分の終焉の前に万年筆がディスコンになってしまうことも多々あります購入を決めた頃には市場に無くなっていて、新古品などを探し歩くことになってしまいます。限定品では、なかなか見つからず、18年以上かかってやっと見つけて、入手するケースもありました国産万年筆はラインナップの息が長いので品切れの問題が比較的無いかなと思います。そのため、検討の優先順位が低く、後回しにして、今に至っているのですが、そろそろ、その溢れんばかりの魅力に心奪われても良いように思っています。Pelikanの茶縞やスティピュラの超軟ニブにも惹かれますが・・・。国内万年筆メーカは大きく二つに分類されます。1)大手メーカ パイロット、セーラー、プラチナ、ぺんてる2)こだわりメーカ 中屋万年筆、ナミキ、大西製作所、エボヤ後者は完全に職人芸なことが多く、製作者側が万年筆に人並外れたこだわりを持っているパターンです。必然的に、購入者側も万年筆をこよなく愛して筆記するような人が多く、需要と供給が一致します。また、使用素材もエボナイトやセルロイドといった往年を彷彿とさせる素材ばかりです。そのなかでも自分は中屋万年筆に憧れています。プラチナで職人をやってきた人が独立したという経緯を持ち、今でもペン先はプラチナが作っています。その歴史は・・・創業まで遡ります。1919年 中屋製作所創業↓1924年 プラチナ万年筆に社名変更↓2000年 プラチナ勤務職人の渡辺貞夫氏が独立し 中屋万年筆を屋号としました。都内の丸善や伊東屋で開催されるフェアが”プラチナ&中屋万年筆”という名前で開催しているのをみても、良い間柄が続いていると窺い知ることができます。互いの本社ビルも徒歩1分と近いですからねそして中屋万年筆はペン先、胴軸など選択肢の幅が実に広く、特にペン先については筆記の角度や筆圧なども選択できます。(ペン先には55工程もの作業が伴います)このような万年筆メーカは世界に無いです。当然のようにニブ幅も海外モデルより選択肢が広くなっており、超極細、極細、細、細軟、中細、中、中軟、太、極太、ミュージックの10種類です。細軟の筆記線は”0.28mm-0.34mm”とちょうど良さそうです。また、筆圧を掛けると軟らかい分、ニブが開き太い線が出せます。さらにさらに”軟ペン加工”という加工をペン先に行い、よりしなりやすくすることもできます。関係ないですが、NAKAYAのマークはBEAMSのマークにちょっと似てます万年筆での筆記にこだわりがある人であれば、細かく注文して自分に馴染みやすい一本を手に入れることができ、かつ、世界に一本(と言えるかどうかは確率論ですが)の万年筆になる訳です。素晴らしいです。大切な人や子供への贈り物にも最高に良いです。(筆記スタイルを伝授する必要があります)そして、実は海外モデルを買うのと変わらない値段です。これだけ細かく選択できて、部品交換以外のペン先調整が永久無料というメンテナンス性を考えると破格の値段に思います。・・・値段云々だけの問題では無いです。生涯を共にする万年筆を所有するに際し、完璧なケアをするから”安心して使い続けて下さい”という意志の表明だと思います。実に天晴れです。(中屋万年筆の公式HP)↑「ピッコロ」です。サイズは130mmと小ぶりですが、キャップを付けるとちょうど良いです。↑漆塗りの溜塗りという技法のようですが、威風堂々としており実に趣き深い色合いです。
2017.01.26
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万年筆での筆記は45°~60°の角度でペン先(ニブ)を紙にあてるとちょうど良いと言われています。これはボールペンやシャープペンに比べ、ずいぶん寝かせて書いている印象を受ける角度だと思います。書きやすい角度は、個人差がありますので、自分の好きな角度で書けば良いと思います。ですが、冒頭触れたようにメーカ側の製作は45°~60°で書かれることを想定して作られているため、ボールペンのように急角度で書こうとすると本来の筆記が得られないことになります。(特に硬く感じるはずです)それでも10年ほど使っていれば、ニブの方が書き手になじんでくるのでいつしか書きやすい万年筆になります。これこそが万年筆の醍醐味だと思います。万年筆を選ぶとき、多くの人は書き味を重要ファクターにすると思います。また、対面販売でしたら、お店の人は、いかに書き味が良いかをリコメンドしてくると思います。ですが、どんなに優れたニブであっても、ボールペンを書くように立てた状態で試し書きしていたら、万年筆の持つ本来の性能は体感できません。ということは、試し書きで10年後にどうなるのか分からない万年筆を選定しなければならないということになり、これはちょっと不利な博打です。という事で結果として、やはり45°~50°の筆記を普段からすることをおススメします。そうすることで早い時期から、その万年筆の全性能の半分以上を引き出すことができます。また、試し書きで感じた筆記の感触は、その万年筆の特徴を体感していると言い切れます。(つけペンでのためし書きでも大丈夫)また、ニブそのものも長持ちします。ちなみに60°になると、かなり急角度であり、ニブポイントが狭小になるため、インク・フローの良い万年筆であっても文字は細く、書き味は硬くなります。私見ですが、Pelikanの万年筆はしなるような筆記が味わえますので、ぜひ、45°で筆記してみてください。そのしなりが感じられると、書くことが優雅になります。万年筆に於いて筆記という所作は、ゆっくり考え、筆を進める場面で使った方が、潤いのある時間が過ごせると思います。ちょっと押しつけがましい意見になり、すみません。あくまで「そうありたいな」という自分の理想論です。ただ、思考の速度と筆記の速度は、近い関係にあると思っています。サイズ的には男性も女性もM400で普通に使えます。胴軸=緑がPelikanの代表色でしたが、2000年以降は色展開も増え、どれも良いです。これまでに万年筆を知っている人や筆記に時間をかけられる人には2サイズ大きいM800がおススメです。世界一と言われる書き味がここにあります。できればニブはMがいいです。(細かい漢字の筆記には不向き)
2017.01.22
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万年筆による筆記の良し悪しは80%がペン先(ニブ)によると思います。残りの10%はペン自体の重心と自重に依存するニブへの圧のかかり方(角度による)が筆記に影響を与え、あとの10%はペンの直径が自分の指にフィットしているかによってニブのコントロールが変わり、筆記に影響を与えます。・・・あくまで持論ですが。同じインクを入れても、ニブポイントのサイズ(EF/F/M/B)やペン先の切り割り幅、ペン先の素材・形状、ペン芯側のインク溝状態によってインクの流れ方(インク・フロー)が変わり、筆記の感触が変わるのだと思いますが、色まで変わるのです。左をロイヤルブルーとすると、右は濃いロイヤルブルーですよね。やはりペン先によって、EFの方が細い分だけインクが濃縮されて濃くなります。ちなみにこの紙は、色々試してやっと見つけた万年筆の筆記にベストな逸品です。もちろん裏移りなんてありえません。また、たんにつるつるな訳では無く、ほんの少しだけひっかかりがあり、筆記していることをしっかり感じ取れる仕様です。ライフ 単品 ノーブルリフィール R100 バイブルサイズ 5mm方眼【 プレゼント ギフト 】【ペンハウス】ダヴィンチシリーズも良く、自分はカレンダーでいつも使っています。嫌な会議の予定を書き込むのも筆記が楽しいと少し和らぐ気がします。【システム手帳リフィル Davinci】【メール便対象】ダ・ヴィンチ バイブルサイズ 横罫ノート(6.5mm罫)(DR277)【ゆうパケット/ネコポス便送料無料】プラチナ万年筆 Preppy プレピー(Fサイズ:細字)PSQ-300 [0.3mm相当 かわいい ポップ カラフル カラー透明ボディ スリップシール機構 入門編]ペンケース 【名入れ 無料】 ミネルバボックス レザーロールペンケース / 筆箱 ペンケース 革 デザイン おしゃれ 文具 ペンケース 名入れ プレゼントブックダーツ BOOKDARTS 50個入り 缶タイプ【デザイン文具】【YDKG-tk】【デザイン おしゃれ】【輸入 海外】おもしろ プレゼント おもしろグッズ / ストレスボール ストレス解消 カオマル ブラウン カラーズ 【 +d / アッシュコンセプト 】CAOMARU カオマルカラーズ プレゼント デザイン おもしろ文具 シリコン 顔 かおまる / WakuWaku
2017.01.15
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40年前に父親が使っていたシャープペンが出てきました。1971年~発売されていた『ぺんてる5』です。知る人ぞ知るシャープペンシル界の重鎮です。せっかく出てきたので、大事に使っていたのですが、使い始めて一年ほど経過したとき、真鍮のローレット部分と樹脂とを接続しているネジが割れてしまい、使えなくなってしまいました形見でもあるので、なんとか使い続けたいと思い、どうしたものかと考えるうち、そのまま五か月くらい経ってしまったのですが、KERRYという名前で、同じ型のシャープペンが今でも販売されていることが分かり、部品取りに使えないかとwebで購入してみました。現物合わせの結果、破損部分(赤丸)のネジはKERRYになったとき、径が変わっておりネジがあいませんでした。また、同じくペン先側(水色丸)のネジも径が合いません。成形用の金型が変わったようです。期待していただけにちょっとショックだったのですが、キャップをはめてみると、はまることが分かり、キャップをオリジナルのぺんてる5、ペン先~ローレット部分をKERRYにすることにしました。こうして自分にとって大事なシャープペンが復活しました。本当に良かったですこれでまた使えるようになりました佇まいはまるで万年筆です。1970年代初頭ですから、世の中はアナログからデジタルへ遷移していった頃です。機械式の時計も電池式デジタルになり、万年筆はボールペンに変わった時代です。やけにテンションが高く、日々盛り上がっていた時代だと思います。そんななか、鳴り物入りで作られたこのシャープペンは、往時の良さを存分に残し、メカニカルペンという先進性を付与した名作でした。重厚かつソリッドなボディは筆記にがっしりとした安定性を与えてくれます。筆圧も程よくかかり、これくらいの重さ(22g)がある方が筆記は快適に捗りますKERRYシリーズになり、現代社会に合わせた色が拡張されています。どれも金属的な光沢をもっており、実に美しいです。舶来品のシャープペンも良いですが、元々SHARPが生み出したシャープペンシルですから、(早川式繰り出し鉛筆)国産メーカも良いと思います。入学祝などに最適です。 そして、つい勢いで買ってしまったのが、海外仕様0.7mm芯バージョンです。(ドイツやスイスの文房具屋をみると0.5mmより0.7mmの方が主流です。)今は日本の文房具屋やcoopとかでも0.7mmの芯は当たり前に売っているので芯の入手性は問題ないです芯が太いと、とても書き味が滑らかで優雅な筆記ができます。自分が買ったときは黒しかなかったと思うのですが、今は紺色もあるんですね。逆輸入品ですと「赤」というレアカラーもありました。おそらくケリー史上、一番美しい発色の軸色です。かなり欲しいですまた、ペンテル5は現代版でも”どこかノスタルジー”な素材の組み合わせで、10年ほど前まで発売されていました。ただ、これもグリップ部分の樹脂とアルミの接続部分が割れて使えなくなってしまいましたこれの復刻版は出てない様子で残念です。
2017.01.12
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先ほど、壊れた万年筆の修理ログを書いたついでにwebを見ていたらPelikan スーベレーンM400のブラウン・トータス軸が復活したことを知りました。これはニュースです前回、突然の復活発売したときにはあっという間に売れてなくなってしまいました。今回も3,000本なので人気のニブは品薄でしょうか。(私見ですが、人気あってもEFはよしてFにした方が書き味がいいです)欲しい・・・。実に欲しいですトータスシェル自体は1931年の100シリーズからあり、その後マザーオブパールや金メッキ、マーブル、リザードといった装飾性を上げ、1938年の101Nでブラウン・トータスがデビューしました。その後も400→400N→400NNとブラウン・トータスは断片的に作られてきました。2000年に入って生産中止になった代わりに、ボルドーやトータスシェルの縞が標準色になったり、紆余曲折がありましたが、Pelikanの良いところは、必ず伝統的な縞を再発売するところですかね。(出すと売れるから?)経営自体はマレーシアのGoodaceという会社が1996年にPelikan株式の70%を取得して、事実上経営しているようです。ただ、筆記具の本部機構はあくまで従来通り独ハノーファーであり、Pelikanの本社はスイスのフォイジスベルクである、とのことで三か所に経営機構が分かれているのでしょうか。そんな散在したなか、協調的な意思決定がなされるとは思えず、マレーシアのお偉いさんがいつ伝統的な万年筆を方針転換するかドキドキものですならば、いっそのこと今が最後のチャンスと考えるべきではなかろうか・・・。しかし、万年筆を使用ベースで保有できるのは3本が限界だと思います。それ以上になると、ニブが自分に馴染んでくるまで書き込めませんし、観賞用になってしまうと意味が無いように自分は思います。使って初めて用の美が得られるものだと考えています。茶縞に限らずトータス軸の良いところは、蛍光灯の下で使っていても、白熱灯の下で使っていても、屋外で使っていても、いつみても美しい点にあります。今の時代、一日も早くオールLED化をしろ、白熱灯の生産量は国に報告なさい、などと政府に言われてしまう時代ですが、個人的には白熱灯の下で筆記するときが一番落ち着きます。衝動買いするほどの値崩れは、決してしないだろうけど、後から後悔しても、「ほぼ新品」というのが市場に20,000円程度で出回るのは間違いないので慌てず考えます。買っておいてインクを一度も入れず、子供が大きくなったらあげるように完全な状態で保管する、という手もありです。さて、どういたしましょうペンハウスは出荷前に検品しているので常に安定感があります。自分も過去、二回購入していますが、全く問題なく使えています。(尻軸抜けなどの仕方がない経年劣化はあります)
2017.01.09
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万年筆(Pelikan M450)にインクを吸おうとピストンを戻していたら、尻軸ごとすっぽり抜けてしまいましたPelikanの万年筆では、10年~経過してくると、けっこうよくある現象です。尻軸と胴軸の接着剤が経年劣化して起きます。胴軸内のピストン吸入機構がシンプルであるため起こる問題とも言えます。万年筆のなかには、胴軸にコンバーターを仕込んだだけのようなものもあり、特にイタリアの万年筆メーカによく見られます。これも否定的に見る訳では無く、修理時にアッセンブリー交換で済むというメンテナンス性の良さがあります。(ただし、ディスコンや部品の変更など調達性の問題はあります)また、コンバーターの欠点として、インク吸入量が圧倒的に少ないというデメリットもあります。Pelikanやモンブランはインク吸入に於いて、本当にシンプルな吸入機構で今日まで進化をし続けており、自分はそういった点も含めて好きです。今回のように尻軸が胴軸から抜けてしまうのも、可動部品であるため、日々使っていれば最低限のメンテナンスや調整が発生するのは仕方がないと考えています。ちなみに15年ほど前までは、こういう修理をPelikanの正規ディーラーは無料で行ってくれていました。(任天堂ばりの厚遇でした)それが2007年ごろを境にガラッと対応が変わり、すべてが有償修理となってしまいましたそういった背景もあり、これくらいのことなら、交換部品もいりませんので、自分でやるのが良いと考えます今回、尻軸抜けを起こして壊れたのはM450です。今は廃版になってしまいましたが、バーメイルとトートイスのこのシリーズは必ずまた復活します。元々は1950年代前半(まだスーベレーンという名称が無かった頃)に500シリーズとして金張り(rolled gold)キャップにトートイス軸がデビューし、同じ時期に600シリーズとして14金キャップのトートイス軸がデビューしたときにまで遡ります。※トートイス軸は1934年の100シリーズがルーツです。非常に由緒正しきシリーズなので、次回作に期待です。(この画像は修理後です)通常リペアではシェラック(ラックカイガラムシの体表を覆っている分泌物)という樹脂状の接着剤で、胴軸と尻軸をくっつけますが、天然由来とはいっても接着剤であるため、次にピストン交換などが必要になって尻軸を抜く際、「加熱によるシェラックの軟化」が必要になります。しかし、これが胴軸を痛めます。胴軸のトートイス柄は、この世に2つと同じものが無いため、できる限り同じものを使い続けたいと自分は思っています。そこで接着以外の方法にて修理しますやり方は簡単で、尻軸側にテープを巻きつけて直径を太くし、胴軸との嵌合力を上げることで接着と同じ効果を得ることができます。たったこれだけですただ、テープの材質にこだわらないと、すぐにダメになったり、樹脂の内側を溶解させるなど大惨事になってしまいます。このテープですが、とってもスーパーなものが日本にはありますフッ素系樹脂フィルムをつかったテープで耐薬品や耐熱、圧に柔軟な対応をしてくれるうえ、樹脂へのダメージがゼロなのでとても有用です。ここで、厚さはとても重要で0.08mmを一周巻きつけるのがジャストサイズです。中興化成工業 チューコーフロー(ASF110FR)貼り付けの際、もともと胴軸と接着していた接着剤が残っていると思いますが、このテープなら柔軟に包み込んでくれるため、綺麗に剥がそうとせず、その上から巻きつけてOKです。また、このテープは何度でも剥がせますし、慌てず作業すれば30秒程度で終わります。(とはいえ、3回も巻き直したら、新しいテープにした方がいいです)さらに、何度失敗してもやり直せますし、どこにも傷を付けません。落ち着いて修理作業してくださいそもそも尻軸が抜ける理由はピストンの固着によることが多いため、このタイミングでピストンゴムをグリスアップしてあげると凄く有効です。劇的にインク吸入がスムーズで快適になりますグリスアップの際は、液体に強く密閉性が高いシリコングリスが使われますが、大定番の時計裏蓋防水パッキン用を使います。ここで、せっかくですからピストンゴム以外にピストン吸入機構のロッドにも塗布します。こういう細かい作業が一層滑らかなピストン吸入を実現します。ひと手間かけましょうこれは絶対にお勧めします。セイコー(SEIKO) シリコングリス TSF-451これらのオーバーホールにより、インク吸入が新品時の滑らかさ以上にスムーズな動きとなり、とても快適ですピストン吸入の万年筆を普段使いしている人だけの密かな楽しみだと思います。使うたびにだんだん重たくなっていたピストンが嘘のように軽くスムーズになります!さて、修理の方ですが、以下写真のように尻軸側の嵌合部に巻きつけるだけです↓あとは胴軸にゆっくり差し込めばおしまいです。【注意事項】尻軸のピストン機構を完全に締めこんだ状態『ピストンが吸い上げきった位置』で挿入しないと、同軸と尻軸に隙間ができてしまいます。もし隙間ができてしまったら、慌てずに尻軸をゆっくり抜いてピストン機構を締め上げてリトライです。接着していないので慌てる必要は無いです。何度かやれば、絶対できますこのあと、超スムーズになったピストンで何度かインクを吸入して、尻軸側からの漏れやインクの吸入量などをチェックします。作業の際、胴軸の尻軸側までインクが流れ込んできてしまったら、一度、ぬるま湯でインクを洗浄し、しっかり乾燥させてください。慌てずにひとつずつ観察して作業すれば、だいじょうぶです。そもそも超シンプルな作りですのでこうして簡単な修理なんかしていくと、愛着がよりいっそう湧きますね▼2020/5/15 追記-------------------------youtubeにピストン分解の説明がありました。(M1000なので胴軸へスリーブをはめ込み部分がねじ込み式になっています)6:27あたりからピストンの動作が見られます。10:30あたりからピストン機構の巻き上げのセット方法に関する説明が始まります。10:32でいったん尻軸ネジを巻き上げ切った状態にしています(ピストンが一番後ろに下がった時の状態です)。その後、尻軸ネジを緩めて10:45あたりで緩め切った状態にしています(ピストンが一番前に出たときの状態です)。そして、10:52から、この状態でピストンロッドを吸い込んでいくさまが説明されています。ここが一番重要なポイントだと思います。この万年筆は11年ほど前にPen houseで買いました。万年筆をネットで買うのに躊躇いもありましたが、このお店は発送前にひとつずつ検品するので安心でした。10年以上前からある専門店なので万年筆のペン先の話や重量バランスの話など、勉強になることも多く書かれています。【送料無料】ペリカン 万年筆 スーベレーン M800 【正規品】【ギフト化粧箱入りボトルインク付】ラッピング無料/名入れ無料【ペンハウス楽天市場店】アルテマ 日本語の宙に浮く地球儀〜21cm〜地勢図 FL21GEO【ビックカメラグループオリジナル】ヴィトラ Vitra Sunflower Clock サンフラワークロック Wall Clock ウォールクロック 掛け時計 デザイン:George Nelson ジョージ・ネルソン カラー:バーチ デザイナー ビトラ パントン イームズ 【RCP】【smtb-KD】先日50代の方に万年筆を贈ることがあったのですが、その方は『何は無くともモンブランがいい』と仰っていました。手の大きさがあまり大きくないため、あえて146にしましたが、とても良かったです。ボディバランスという面では149より146が優れていると思います。【万年筆 名入れ】モンブラン 万年筆 マイスターシュテュック ル・グラン 146 ブラック【高級万年筆】【メーカー保証付・送料無料・名入れサービス・ラッピング無料】「ブランド」【 プレゼント ギフト 】【ペンハウス楽天市場店】 (71000)ホワイトハウスコックス【Whitehouse Cox】型番:S1023(ブラック) ペンケース ビジネスツール ブライドルレザー 牛革 男女兼用
2017.01.09
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