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「もう、あれから3年が経ちました・・・・っと。」


古い洋館の前を通る。
ホコリだらけでもう数十年くらい誰もすんでいないような洋館。
だけど私にはまだ、誰かが住んでいるように見えた。

あなたは居ないけれど 面影は消えず


「居なくなってから秋も過ぎたし、もう冬も何回も終わったよ。
私も・・・・もう、大学生になったから・・・」

3年間でいろいろなことがあったんだよ。
文化祭もあったし、研究会にも後輩が少しだけできたし。
受験もしたんだよ。
そして・・・・これから冬になります。

夏が過ぎ秋が越え 真っ白な冬が来る

いつかまた逢えたら・・・車で何処か行きたいね。
それまでには車に乗れるようにしておいてくれると嬉しいなぁ・・・
それがいつになるかわからないけど・・・・あの日みたいな青空だといいね。

「タダイマ。」



僕が行った日のこと覚えてる?
聞いた瞬間、走って木の下に行ったよね。
木漏れ日をさけて・・・・現実も避けて。
いまでもずっと僕は覚えてたんだよ?
小さく震えていた事も。



木漏れ日を避けるように 小さく震えてた


そのわずかな光では 遠くまで届かない




帰ってきたよ。君に逢うために。
ずっと「いつか会えたら」って願ってたんだ。
車にも乗れるようにしたんだ。ホラ、よく恋人達が助手席は専用・・・とか言うじゃない。
ちょっと僕がしたら笑えるけどね・・・
ほら、今日は星が出てるよ。

僕たちを迎えてくれているようにね。

「ロキくんっ!!」 「まゆら!」

「また二人で笑いあえる日が・・・・・来ました。」


日記を閉じるまゆら。
ベッドに戻ると、子供のように寝ている青年。
起こさないようにベッドに入ると また夢の続きを見に寝ました。


☆★あとがき☆★
 これも東さんから頂きました!
とても良かったと私は思います!!さすが東さんです!!


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