おんさま日記 onsama

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日本からの資本流出が1月は過去最高****


2008年 02月 13日 14:55 JST  森 佳子記者 
  [東京 13日 ロイター]  財務省が13日に発表したデータによれば、1月の株式や債券市場を経由したネットの対外資本流出は5兆5927億円となり、現行統計では過去最高となった。外資系金融機関が決算対策のために日本株を大幅に売り越したこと、および、米国が大幅利下げに踏み切るなかで、本邦投資家が南米等の高金利通貨建て資産への投資を活発化させたことなどが考えられる。

 財務省によれば、海外投資家が売り越した日本の株式、中長期債、短期債はネットで2兆3081億円。本邦投資家が買い越した海外の株式、中長期債、短期債はネットで3兆2846億円となった。両方のフローを合わせると、日本から5兆5927億円の資本流出が起きている。この流出額は、財務省が2005年1月から導入した現行統計で月次の流出額としては過去最高。

 「1月、2月は外国金融機関の決算が目白押しで、決算対策のための資金引き揚げが起きた可能性がある」(外銀)という。

 外国人による日本株の処分は1月にネットで1兆4579億円となっており、12月の7259億円の処分超、11月の9441億円の処分超と3カ月連続の売り越しとなった。

 旧統計(短期債を除く)ベースのネット流出額は4兆0347億円で、昨年9月の4兆6056億円の流出に続く規模となった。9月以前に4兆円台の流出規模があったのは、2002年9月の4兆8936億円の流出まで遡る。 

 <高金利通貨建て資産を物色>

 本邦投資家は1月に海外の中長期債を2兆5233億円、外国株を6631億円、外国短期債を983億円ネットで購入した。

 ただ、1月は米連邦準備理事会(FRB)が2度利下げを行い、政策金利は計1.25%ポイント低下して3%となっており、日本人の外国中長期債の買いがアメリカに向かったとは考えにくい。

 「証券会社が販売する高金利ファンドが個人投資家の人気を集めた。ファンドの資産はブラジルの債券などの高金利資産で構成されている」(証券会社)

 ブラジルは基本金利(政策金利)が11.25%で、高金利目当てに海外から資本が流れ込んでいる。「海外からもたらされた過剰流動性のため、物価が上昇しており、さらに金利を引き上げる見通しだ」(証券会社)という。

 ブラジルの通貨レアルは対ドルで1.7490/10レアル。政府はドル買い介入でレアルの過剰評価を抑えている状況だ。

 1月の対外証券投資を投資家部門別にみると、銀行部門の投資額が1兆8102億円の取得超、その他部門が1兆4761億円の取得超、公的部門が17億円の処分超となっている。その他部門には、証券会社、銀行の信託勘定、投資信託委託会社などを経由した外国証券投資が含まれる。

 (ロイター日本語ニュース 森佳子)



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