~秋~

「あぁ、今になって会うの恥ずかしくなってきたぁ!!」
家の前で頭を抱えて叫ぶ青年がいた。


―2週間後。

桜並木の桜の木には赤く色づいた葉が。
少し肌寒くなってきていた。

桜の木の下には1人の少女がいる。
誰かを待っているよぅだった。

「要(かなめ)、もぅ来ないのかな・・・」そう、彼女はつぶやいた。
悲しそぅな表情を浮かべている。

青年 要は「璃華(りか)どぅしてるかな・・・」と桜の木の下にいた彼女を心配していた。
そして あの桜並木に足が向かっていた。

いつものよぅに桜の木の下で待ってくれている璃華。


ふと、璃華がこっちを向いた。
「要っ!!」

璃華が俺の方へ走ってくる。
嬉しい気持ちもあった。
でも、きっとフラれるから、悲しい気持ちで いっぱいだった。


「ぅわぁっ!」要はビックリして叫んだ。
璃華が抱きついてきたのだ。
「どぅして2週間も来てくれなかったの?」
大きな瞳で悲しそぅに俺を見つめて璃華は言った。

真っ赤になって俺は
「・・・ごめん。」とだけしか返せなかった。
「【ごめん】だけじゃ分かんないよ。」今にも泣き出しそぅな璃華。

「…俺は返事を聞くのが怖かったんだ。」恥ずかしそぅに要は言った。

璃華はポロポロと泣き出してしまった。
「私も要が好きだよ。出逢った時から ずっと好きだった。
でも私は人間じゃないから要を好きになっちゃいけないって言い聞かせてた。
けど、やっぱり好きなの。」


俺は璃華を抱きしめた。


そして本当に璃華を愛しいと思った。


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「ゴホッ。ゴホッ!」璃華は苦しそぅに咳き込んだ。
「璃華?!大丈夫か?」要は慌てた。
「…うん。大丈 ―ゴホッ!」うずくまる璃華。


―数分後。

「大丈夫か?」心配そうに見つめた。
「うん。もぅ平気。」真っ青な顔で璃華が言った。
とても平気そぅではなかった。

要は尋ねた。
「もしかして病気?」
一瞬、璃華は驚いた顔になった。
「…う、うん。」目を合わさずに璃華は言った。
「でもね!もぅすぐ治るの。だから大丈夫だよ。心配しないで!」
璃華は笑って そぅ言った。
でも、これは嘘だと。ただ強がっているだけなんだと分かった。


要は悲しそぅに璃華を見つめていた。
璃華はそれに気づいて少しずつ話し出した。
「ごめんね。私、要に嘘ついちゃった。【もぅすぐ治る】って。」
「うん。」俺は璃華の話をちゃんと聞いてあげよぅと思った。
「本当はもぅ駄目なの。もぅすぐ死んじゃうの。ごめんね。」寂しそぅに空を眺めて話した。

「璃華は死なないよ!」 俺は璃華を抱きしめながら、そぅ叫んだ。
「でもね要、後1年の命だったから神様は私を人間の姿にしてくれたんだよ。」
「何で笑って話すんだよ。俺は。俺は・・・」涙を流さずにはいられなかった。


愛しいキミと両想いになれたのに、もぅすぐ別れなくてはいけない。

辛くて悲しい現実。



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