高校2年生。17歳。
ごく普通の女の子だった。
そぅ、あの日までは・・・
「武藤くんってカッコイイよねぇ~。」小柄で可愛い女の子が言った。
「私は、鏡(きょう)の方がカッコイイと思うけど。」
背が高く、小顔の女の子は素っ気無く返した。
鏡(きょう)は人気モデルで、その少女の憧れであった。
これは背の高い少女 川本 紗知(かわもと さち)の物語である。
「あ!武藤くんだv」小柄で可愛い友人の佳織(かおり)は
走って行ってしまった。
佳織は武藤くんが好きで追っかけをやっている。
私は特に何も思わないけど
武藤くんは学校の中で一番カッコイイと言われている。
性格はどぅか知らないけど・・・
―放課後。
はぁ~、遅くなっちゃったなぁ。
とぼとぼと歩いている紗知。
「ちょっと。」
振り向くとそこには女の人が居た。
「何ですか?」
「あなた、モデルになる気ない?」名刺を差し出している女の人が言った。
信じられなかった。
私がモデルなんてなれるわけないし、怪しいと。
でも、その女の人の名刺には
あの大手モデル会社の名前が書かれていた。
「私、モデルなんてやったこと無いんで。」
「そぅ。じゃぁ・・・」何か考えているよぅだった。
諦めてくれたのかな。
その予想は大外れだった。
「1度、モデルの仕事やってみて。」
「はいぃ???」
この人は一体何を考えているのだろぅ・・・
私にモデルの仕事をさせてみる?!
そんな事させて良いんですか?
「1度やれば分かるから。」にっこり笑う女の人。
怪しい・・・
「マネージャー?」暗闇には男の影が。
「あぁ、鏡くん。」
ぇっ!!!
暗闇から現れたのは、あの人気モデル 鏡であった。
「その子は?」
「モデルにならないか誘ってるんだけど、信じてもらえなくて・・・」
「そぅ。でも俺のマネージャーだから信じて。」微笑む鏡。
「う、うん。でもモデルの仕事なんてしたこと無いから。」
紗知は鏡と同じ世界に行けるのなら行きたかった。
でも、モデルなんて私に出来るわけが無かった。
「じゃぁ、俺達についておいで。仕事分かるから。」
「見学だけでも良いから来てくれるかな。」鏡のマネージャーが言った。
「はい。」
私はそぅ返事して ついて行った。
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