キュー・スキル・レイティング・システム

キュー・スキル・レイティング・システム

この種目はボウラードとローテーションの要素を併せ持っており、
アメリカのプロプレイヤーの「アレン・ホプキンス」の考案により発表された。

ボウラードと違い20点満点となるフレームを10回行うことにより1ゲームとする。(200点満点)
記録の目安としてはそれを10ゲーム行ったときの合計得点である。
(下記表参照)

◇ラックの組み方:15個の球を使用し、順番に関係なくラックする。

◇ブレイクショット:ブレイクのみ ノーコール なので、スクラッチや手球場外以外は1コ1点とする。

*ラックを割ることができなければファールとなるが、ミスキューにより
少ししかラックが割れなくてもそのまま続行すればファールとしない。
ファールの場合はスコアから 1点を減点 とし(必要があれば再度ラックし)
ブレイクをし直して、そのフレームをやり直す。

◇ブレイクでスクラッチしたときはファールなので1点減点。
手球場外の場合は 2点減点
その後は…
●ボウラードと同じくブレイクエリアの自由な位置に手球を置いて、
ブレイクエリアに入ってない的球を狙う。
●フットorヘッドスポットに手球置いて、台上の どの的球を狙ってもよい

*もしファールのブレイクで的球がポケットされてもテーブルに戻さず、 もちろん点数はなし。
つまりそのフレームでの 最高得点の可能性が小さくなる

セーフのブレイク(ファールでないブレイク)によって、ポケットされる的球が
あってもなくてもそこからそのフレームは開始される。

◇ブレイク直後の配置:ボウラードではブレイク直後の配置がどんなに悪くても
そのままの状態でスタートしなければならない。 そのかわり1フレーム2回のチャンスがある。
しかしこのゲームでは1フレームのチャンスが ブレイク後のミス1回だけ である。
だが、ブレイク直後の配置が困難と思われるときに、 1点のペナルティ(減点)を
支払う
ことと引き換えに、一種の「救済措置」がある。

●手球をブレイクエリア内の自由な位置に移動して、ブレイクエリア外の的球を狙う

●手球をヘッドorフットスポットのいづれかに移動して、 台上の自由な的球を狙う

●手球の現状位置に トライアングルラック をかぶせ、そのラックの枠の範囲内の
任意の位置に移動して 自由な的球を狙う

◇その後の進行:15個の的球のラックを散らすことから始め、最初は球の番号に
関係なく、コールショットにより1コ1点でポケットしていく。
台上に残る球の数が 残り5個 になった瞬間から、それらの 番号の小さいもの から
当てなくてはならなくなる。バンク・コンビ・キャノンなどを駆使して
他の的球をポケットすることは自由である。
最初に当てるべき球は決められているし、どの球をポケットするかはコールショットによる。
残り5個の段階から難度が増すので、得点も 球1コにつき2点 となる。
15個全部をミスなくポケットすれば、最初の10個が1点ずつの計10点、
それと残り5個が2点ずつの計10点、あわせて20点が1フレームの満点となる。
10フレームで1ゲームとなり、20点×10フレで200点満点となる。

◎ゲームのコツ
実際にやってみるとわかると思うが、ある程度ゲームに慣れないと、残り5個に
なった瞬間に行き詰まるだろう。
ブレイク直後から トラブル箇所の早期解消 が必要で、どの5個を残すかもよく考え、
残り5個になった時の手球の位置を十分に計画することが大事である。

残り5個になった時点で、ようやくナインボールでいうと序盤が終わったのと
同じになるわけで、そこから要はマスワリしなければならないのである。
ボウラードのように2回チャンスがあるわけではないので、 1球に対する緊張感
より大きく感じられるだろう。

このゲームの難しさは下の表(10ゲームの平均得点)を見てもらえば分かるが、アマチュアのA級でも
1ゲームのアベレージが100点未満からとなっている。
つまり、残り5個の状態を一度も迎えることなく、毎フレームを9個までの得点でも
十分にA級と言えるのである。
それは時には早期のミスがあったとしても、それをリカバリーできるフレームの
存在をも意味する。
しかし毎回9個とは、ボウラードに置き換えて考えてみれば、ほとんどがストライク寸前
ということであり、15個の球のラックではより多くの障害物が発生し、
綿密なポジションプレーが必要となるのである。
さらに残り5個からは順番を追って的球にヒットさせる必要があるため、
ときには距離のあるポジションプレーをしなければならず、 綿密さと豪快さを
両立させたプレー
を要求するハイレベルなゲームであることが分かる。

トッププロ 1801~2000点
プロ 1601~1800点
SA級 1201~1600点
A級 901~1200点
B級 601~900点
C級 301~600点
ビギナー   0~300点


☆エイシのプレーしてみた感想
ブレイク後の救済措置があるので手球場外のマイナス2点は痛いが、
最悪スクラッチのマイナス1点でも的球がきれいに散らばっていれば
高得点が臨めるので、 6~7割の力のブレイク をするのがよいかと思われます。
実際俺は かなりハード に気持ちよく割ってます。(笑)

あと、ボウラードと違い1回のミスで1フレームが終わってしまうので、
とにかく最初は簡単な球でも先に落として稼ぐべきだと思います。
1球に対する緊張感がありますし、残り5個の時点からナインボールの
中盤以降の感じにもなりますので、ボウラードよりもいい練習になりそうです。
このゲームで点数が上がってきたらボウラードもグーッとスコアが伸びそうですね。

球’s 2001年1月号(vol.17)P24,25抜粋・引用


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