小渡樹(おどたつき)の部屋

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首領への道



 清水健太郎にとっては出世作と言えるのかもしれない。

 このシリ-ズは任侠劇画を描き続けて30年の村上和彦氏の同名の作品をVシネ化したものである。村上氏は脚本・監修を担当、さらには作品中にも時折顔を覗かせる。盃事の儀式の媒酌人として姿を見せる事が多い。

 村上氏は「任侠・盃事のすべて」という本を出されている。是非、本の方もハウツ-ビデオとしてVシネ化して欲しいものだ。

 「首領への道」に話を戻す。大阪十三を本拠地とする島田組。その島田組の若い衆・桜井鉄太郎が跡目を継ぎ、日本屈指の親分になり、全国単位で活躍するというのが主なスト-リ-。

 桜井の舎弟にして白虎会会長・越智俊英の桜井の右腕としての活躍が物語を引き締める。桜井を清水健太郎、越智を白竜が熱演。

 私はこの作品は劇画の方を15年前に読んでいたので、原作の方の印象が強すぎて、観ていて入り込むのが難しい。

 だが、シリ-ズも20巻以上になるのは、それだけ人気があるという事で、Vシネにおける水戸黄門シリ-ズのようなものなのかもしれない。

 この快進撃はどこまで続くのかと思ったのだが、最近清水健太郎が薬物でパクられた。

 そういえば、田代まさしも一方通行を逆走してパクられた。

 せっかくVシネという活躍の場を得たというのに・・・

 どいつもこいつも・・・


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