4月13日(土)
デルフィ博物館の後、世界遺産・デルフィの遺跡にバスで移動。
デルフィとはギリシア中部パルナッソス山麓にあったポリス(都市国家)のことです。
紀元前
8
~前
6
年ごろは全世界の中心と呼ばれ、古くから予言の神アポロンが崇拝されています。
かつては宗教の中心として栄え様々な宗教儀式が行われ、芸術やスポーツ競技の中心地でもありました。
古代デルフィの遺跡は
1987
年、「デルフィの考古遺跡」という名称でギリシャの世界遺産に登録されました。
神託を求めて人々が訪れたデルフィ遺跡。
渓谷の急斜面にしがみつく様にして残る遺跡。
紀元前 12 年ごろはアポロンが信託を授ける神となり、全盛期にはギリシア国内はもちろん黒海沿岸やイスパニア方面からも巡礼者が訪れ、アドリアヌス皇帝と共に繁栄しました。
アポロンのお告げをもとに、国家の指導者も国の大事なことをこの地で決定していました。
(▲ カスタリアの
泉
バスの中から撮影)
お告げを受ける者は、 カスタリアの
泉
で体を清める。
巫女や神託を聞きに来た人々が最初に訪れ、身を清めた場所です。
この泉の名前の由来は、アポロンが一目惚れしたニンフのカスタリアが追いかけるアポロンから身を隠したことに由来しています。
アポロンに捧げる、いけにえのウサギ、豚、鶏などを持って、この道を登る。
多くの人が待つ、アポロンの神殿で順番を待つ。
順番が来たら、聞く。
例えば、
「生まれてくる子供は、男の子か、女の子か?」
「BOY or GIRL?」
すると、「 BOY NOT GIRL
」という神のお告げ。
帰って、男の子が生まれると、
「 BOY! NOT GIRL
」
女の子が生まれると、「 BOY NOT GIRL!」と受け取る。
戦争に勝つか負けるかなども、このような答え方なので、お告げは当たったという。
このように、戦争など政治もここの占いによって行われ、そのお礼に沢山の貢ぎ物がされ、デルフィは大いに栄えた。
紀元後、土砂が崩れ街のすべてが埋まってしまい、長い眠りに就きました。
その後、発掘が始まったのは 1829 年のことでした。
この遺跡は、アポロン神殿を中心とする神域と都市遺構から構成されています。
この遺跡を見ると古代の人々がどれほど神託の力を信じていたかが見えてきます。
現代の文明の力を使っても巨大な石を使い建設するのが難しそうな渓谷の急斜面にしがみつくように建つ遺跡はとても印象的です。
■4
月 10
日(水)関空
4
月 11
日(木)ドバイ経由アテネ。コリントス運河
■4月12日(金)
オドントス登山鉄道に乗れなかった。
デルフィの町を散策
■4月13日(土)デルフィ博物館
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