おとなカレッジ

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お産の進行

babu2 おぎゃーっと生まれるまで

赤ちゃんはどうやって生まれてくるのか?私達は、「知らない」事に対してもの凄く不安になるものです。しかし、「知っていれば」逆に不必要に怖がったりする必要はなくなるのです。ここでは、お産の仕組みや流れについてご紹介しましょう。

まず、お産の始まりのサインですが、次の3つがあります。

1・おしるし・・少量の血液が混じったおりもので、子宮口が開き始めたり、子宮が収縮して卵膜が子宮からはがれ始める事による出血。通常、おしるしがあって数日以内に陣痛がくると言われている。おしるしのない人もいるので、あまり気にしなくてもよい。

2・陣痛・・・・赤ちゃんを子宮の外に押し出すための子宮収縮。弱い整理痛のような痛みが繰り返しやってくる。痛みも増し、間隔も狭まり、初産婦で約10分、経産婦で約15分おきになれば、本格的にお産が始まるサイン。産院に電話をして指示を仰ぐ。

3.破水・・・・赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れ、羊水が外に流れ出すこと。たいていは陣痛がピークにさしかかる頃に起こるが、陣痛が始まる前に起こることもあり、その後陣痛が始まる事が多い。


3つのうち、どれが最初に来るかは人によって違います。私の場合は、「おしるし」がなくて、いきなり破水しました。破水した場合は、細菌感染などの危険もあるため、入浴はせずに、すぐ産院に連絡をして指示を仰ぎます。

*慌てず騒がず、冷静に、入院グッズをもう一度チェックしましょう。

さあ、いよいよ入院です!問診、血圧、体温測定などを行い、内診で子宮の開きぐあいをチェックします。

1.準備期・・・子宮口は0~3センチくらい開き、陣痛は8~10分間隔

この時、赤ちゃんが骨盤に入りはじめる。お母さんの骨盤の形に合わせて、横向きになり、ちょうどいい位置を見つけると、あごを胸につけ、ひざを曲げ、出来るだけ小さくなって、頭の一番大きい部分を骨盤にしっかり入れる。骨盤の辺りの圧迫感が増し、陣痛は30分間隔から15分、10分と短くなる。

2.進行期・・・子宮口は4~7センチくらい開き、陣痛は5~6分間隔

この時、赤ちゃんは90度回転し、お母さんの背中側を向くように陣痛の波に合わせて身体全体を回転しながら骨盤内を下りていく。はっきりと子宮収縮を感じ、背中や腰の辺りに痛みを感じたりする。

3.極期・・・・子宮口は8~10センチ(全開)まで開き、陣痛は1~2分間隔

この時、赤ちゃんは、骨盤の出口の恥骨に後頭部をあて徐々に胸から離し、子宮口が全開大になる頃、恥骨を通過する時に、あごをぐっと上げて、そのまま進む。陣痛は絶え間なく起こり、股に何かが挟まっているような違和感を感じて、いきみたくなるが、子宮口が全開大近くなるまでは、いきみ逃しする。

4.分娩・・・・・いよいよ誕生の瞬間!

この時、赤ちゃんは、後頭部を恥骨にあて、てこの力を利用して頭をグイっと押し出しし、のけぞるような姿勢で膣から頭を出す。頭が出たら、再び90度回転をして横向きになり、肩を片方ずつ出してそのまま胴体、足とスムーズに出てくる。通常、子宮口が全開大になると、赤ちゃんの頭で卵膜が押されて破水する。陣痛の波に合わせて、排便をするよな感じでいきむ。赤ちゃんの頭が膣口から見えたままになったら、いきむのを止め短い呼吸に切り替えると、「ぬるん」という感じで頭が出てくる。ここで、待望の赤ちゃんとご対面♪

5.後産

赤ちゃん誕生後に再び子宮の収縮が始まり、医師や助産師の指示で軽くいきむと胎盤が出てくる。胎盤や卵膜が子宮内に残っていないか、頸管や膣に裂傷がないかをチェックする。会陰切開をした場合は縫合する。産院によって異なるが、産後しばらく分娩室でそのまま様子を見る。


陣痛の痛みは人によって感じ方が異なるため、陣痛を乗り切るやり方も様々です。私の場合は、とにかく背中と腰が割れんばかりの痛みでした。横になるよりは、イスに座ったり起きていた方がマシでした。人によっては、膣と肛門の間が痛く、ゴルフボールでマッサージをしたら楽だったそうです。また、チョット下痢したような痛みを感じて、自宅のトイレで出産してしまった初産婦さんもいました。ありえないような、本当の話です。



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