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ビーチめぐりの第3弾、「高級プライベートビーチ」、「美食家ビーチ」に次いで、ここは素晴らしいよと連れて行ってくれてのがこの風光明媚な断崖絶壁のビーチ残照 「ほら、撮るよ」と言ったら、役者揃いの二人、すばやく、シシリアマフィアの用心棒風に。ドンパチやったら、あっけなく打たれて、叫びながら断崖に落ちていく役風であった。マフィア2人 私はと言えば、海の匂いを運んでくる風が心地よく、石造りの別荘の窓によじ登って、しばし、初夏の日差しを楽しみました。くつろぎ 最近こんな時には、好きなアズナーブルの作詞作曲のこの歌をよく口ずさんでいます。Yesterday when I was youngthe taste of life was sweet as rain upon my tongue.I teased at life as if it were a foolish game,the way the evening breeze may tease a candle flame.海辺の人影 正月をどこですごそうかと迷ったあげく、ブラジル、リオのコパカバーナビーチの予約が今日取れたので、ビーチ巡りの続編が、報告できそうです。今日の一枚 水彩画 「海の小舟」海の小舟 デザイン・アート部門のプログランキング。気に入ったらクリックしてください。
2008/12/12
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団伊久磨氏は独特の人生の楽しみ方と視点をもっている方。その名作随筆集「パイプの煙」の独創的な見解のひとつは、「美食家でなければ、大作曲家にはなれない。」たしかに、草履のようなステーキを食べる英国に大作曲家はいない。友人の江戸悪人(エドワルド)はチリでは有名な鉄の彫刻家。したがって芸術家の第一条件たる「食うことに目がない。」彼の嗅覚は鋭敏。ここには美味しい店があるはずとやってきたのは、漁船が停泊するこのビーチ。漁港についた あった、あった。浜辺に美食レストランがあった。質素で安くて、しかも美味しい。理想的な店。テラスに出された屋外テーブルは客でいっぱい。美味しい店 お目当ては、この甕いっぱいの蒸し蟹。金づちで叩いて、レモンと塩だけで食べる。大きな鋏の中の身はほっこりして柔らかい!蒸し化に 餃子の親分みたいなエンパナダも中身は蟹がいっぱい。食べること、食べること、みな一心不乱。海辺で抱き合うカップルにも目もくれず。勘定書きを見て、みんなが悔しがること。「一匹、たったの40円?えっつ、ほんと?」もっと、食っておけばよかった!かに、かに、かに チリ人は色彩感覚が豊かと言うか、家や船や、日々の生活そのものに色彩を取り込んで楽しむ。夕暮れの光の中で船の彩りが輝きを増していった。滅びの前の、一瞬の命のきらめきのように。漁港 水彩画 「夏の海」ビーチ風景デザイン・アート部門のプログランキング。気に入ったらクリックしてください。
2008/12/06
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「海へ行こうか?」「行こう。行こう!」江戸悪人(エドワルド)、その女友達のイレーヌ。それにパブの若旦那ロドリゴ。飲み仲間は決断が早い。まずは、名にし負う高級リゾートビーチへ。ゲートで人物チェックがあるが東洋人も無事通過。高級ビーチにてここは、高級別荘が立ち並ぶプライベートビーチ。ここを皮切りに4つのビーチを皆ではしごしました。1.「高級プライベートビーチ」2.「美味しいレストランビーチ」3.「風光明媚な断崖絶壁ビーチ」4.「皆で正月をすごす予定の別荘ビーチ」高級ビーチ この背後の海をまっすぐ泳げば日本へたどりつく。「かえろうかなあ。かえりたいなあ。」と思った。登山とテニスで鍛えた身体で体力は十分。ただまっすぐ泳ぐだけと、事は簡単なのだが、問題は、途中にコンビニがないこと。好物の明太子にぎりが買えそうにない。泳いで帰ろうかな チリの海は、パタゴニアからの寒流で冷たい。東洋人は脚をつけるだけで飛び上がる。したがって、空に凧をあげてのんびり日向ぼっこ。「糸を無限に伸ばしていったら、どこまで凧はあがるのか?」これは、誰も研究したことのない永遠の課題だと思った。ノーベル賞はもらえそうにないが、やってみる価値はある!私の壮大な仮設は、下記である。「途中で空気が希薄になり、それ以上は上がらず、80日間世界一周の気球のように、地球を1周して、幾重にも巻きついていく」というもの。しかし・・こういうことを浜辺で考える人間は、要するに暇なんだ。凧揚げ 水彩画 「夏の海」海 デザイン・アート部門のプログランキング。気に入ったらクリックしてください。
2008/11/30
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チリは、自然が豊かで気候は温暖、テロも皆無の安全な国。温和で勤勉な人が多いのに、なぜか産業が少ない。賃金は安いのに海外からの投資も数える程度。産業は、パルプ産業と銅産業くらい。パルプ植林には日本も参加。それでも素材で輸出して加工しないから利益が少ない。結局、工場を作ろうにも専門技術者やインフラが完備していない。ながいピノチェト独裁政権の恐怖政治の時代に、7000人もの優秀な知識人がひそかに殺害され、特権階級の利権を確保するばかりで、そういう振興を怠った。 ちなみにピノチェトに武器や資金を供給したのもCIA。ニクソンが裏で画策して関与していた。アメリカが世界中から嫌われるゆえんです。南米エクアドルで少年兵士達を連行殺害したのもCIAの武器。南米チリでアジェンデ大統領を殺したのもCIAの資金供給。オサマビンラビンに武器を供給して戦いを教えたのも実はCIA。世界中で、そういう悪いことを行ってきたからアメリカがテロで報復を受ける羽目になった。swan0チリも今年から、ようやく優秀な人材を海外へ留学させたとか。Apple社と提携して学校にAppleの教育システムを導入するとか。そういう意味では、日本は素晴らしかった。明治維新に鴎外、漱石、前島密ほか多数の人材を海外へ派遣。一気に、近代文化を吸収し、大学制度、郵便制度、貨幣制度を導入、基盤たる鉄鋼、重工などの産業を発展させた。「夕暮れの大学構内」滞在するチリ第二の都市は、人材豊かな大学都市。おそらく30以上の大学、専門学校がある。働いてまた大学に行くという30代の勤勉な大学生も多い。しかし大学を卒業しても産業がないので、就職率は10%代とか。テロもない温和なチリの人材を活用したソフト産業や、基幹産業などの海外投資が待たれる昨今です。そんなことを考えながら、大学の構内でスケッチ。今日の一枚 「池の面」 デザイン・アート部門のプログランキング。気に入ったら1日1回クリックしてくださいね。
2008/10/16
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チリの小さなナイアガラは、日が傾くに連れ、水しぶきが、一層淡く柔らかく輝きはじめた。滝の上流を遡ると、瀑布の、突然の落下直前まで、川は満々と水をたたえて、ゆったりと流れていた。波乱の前は、かえって穏やかなのは、人生もまた同じ。これから待ち受けるものを知る由もなしと言った感。チリの自然の心地よさは、ほんとに自然は自然のまま。日本のように、狡猾で愚かな官僚たちによって、コンクリートで破壊された自然は、どこにもない。、南米チリは、今、さつきの風のそよぐ一番良い季節。一面に黄色く染まったお花畑で恋人たちは愛を語り始め、ひとり者は、わが想い出を重ねて、それを写真に収めるのみ。美しい木立の中では、一族郎党が集って憩いの宴があちこち。と思ったら、ここは女性だけのアマゾネスの宴。チリの女性の共通点は尻も胸も、とにかく巨大でたくましい事。近寄るのすら恐ろしくて、遠巻きに眺めるのみ。瀑布の直上の川べりのベンチでは、かなりご年配の方々のお昼の集い。その光景を遠くから描いたら、こんな風になった!でも、これでいいのです。絵画は創作。好きなように楽しむべきものなのです。うん、我ながら、たいへん気に入ったぞ!あとで、モデルの方々にお見せしたら、大笑い。大きなパウンドケーキを1個、プレゼントされ、異国人の温かさに触れた良きひと日となりました。デザイン・アート部門のプログランキングです。気に入ったら、1日1回クリックして応援してね。
2008/10/09
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アンデス山脈は数1000万年前から隆起を始めた。太平洋プレートが南米大陸と衝突して隆起した山脈である。これによって地中深く埋もれていた金銀銅が、表層に露出し、その産出が豊かに南米の国々を潤した。私がここに滞在できるのも、銅鉱山用の発電所を建設するため、いわば、数千年前からの太平洋プレートの移動のおかげである。そのアンデスの最高峰がアコンカグア6962m。日本人としては、1953年に早稲田隊が初登攀。左の雪嶺が名峰アコンカグア。「アンデスの最高峰に登攀!」と言っても間違いではないのですが・・・・・・。正確にいえば「アンデスと言う町の最高峰に登攀」でした。この町の最高峰は、楽園の裏にそびえる聖なる岩山です。岩の山の途中で、鮮やかな仙人掌の花がお出迎え。花は、蝶や蜂を誘うためと聞いたけど、こんなに棘だらけだと、蜜を吸うのも命がけだなあ。小春日和の良い天気に恵まれましたが、登ってみると、意外と山頂は遠かった。登るにつれ、山頂はますます遠ざかっていくよう。やはり聖なる山、途中で一服して、すがすがしい山容をすばやく一枚。高みにくるにつれ、アコンカグアが近付いてきた。ようやく山頂に到着。こうやって撮ってみると・・・なんだか、こちらもアコンカグアと同じ高さみたい。名残り惜しい楽園の聖なる山の一日でした。「山の端や、晩秋の日の 暮れ残る」 デザイン・アート部門のプログランキング。
2008/06/23
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アンデスの山麓の楽園の続編です。午後の淡い光の中で、楽園は、薄青い光に煙っていました。修道院のそばの教会の中に入ってみると、雰囲気の良いカップルがいました。若者は、何を祈っていたのだろうか。そんな二人に似合うのは、心象がより鮮明な白黒映像のよう。修道院の裏には、見晴らし台へ続く散策路。高く昇るにつれて、楽園の全景が開けていった。遠い視線で何を思っているのか。チリの子は、どこか大人びている。塾や学校の真に身に付かない学問ではなくて、自分の足元をしっかり見つめているような風情。修道院を囲むオアシスのような空間。「帰りたくなき 山麓の夕まぐれ 雪嶺赤く染まりゆく頃」私が好んで飲んでいたチリの白ワインが、独逸のリースリング種の葡萄。CAUSINO MACULというワイナリーのDONA ISADORA (娘 イサドラ)。この山麓には、KUHEN(食事)とか、独逸語の案内が多かった。帰って調べたら、やっぱり。チリの広いワイン産地の中で、あのワインは、たまたま訪れた、この谷の産だった。「星の巡礼路」以来、こういうことが多いよう。今日の一枚 「アンデス山麓の秋」デザイン・アート部門のプログランキング。
2008/06/16
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「アンデス山麓の楽園」を3回に分けて掲載します。サンチャゴからバスに揺られて1時間、目が覚めたら、楽園のような展望があった。ロス・アンデスの町の郊外の広い修道院遠くにアンデスの雪嶺 アコンカグアが輝く地。広大な園内、晩秋の落ち葉の散策路黄葉に映える白い壁の修道院日が暮れるまで、ここでゆっくりと過ごし、夕焼の雪嶺を描きました。「雪嶺の遠い黄昏」午後になると、遠くに霞がかかってきて、一幅の絵画のように印象的な空間でした。デザイン・アート部門のプログランキング。
2008/06/14
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「夜の浜辺」 チリのビニアデルマールにて夜の海辺 posted by (C)俊介誰でも、恋人以外に、誰かもう一人いるかもしれない。この人との間柄があるから、自分の今があると思える人。赤川次郎の「ふたり」は、そんな思いをテーマにした小品。それを大林宣彦が尾道を舞台に珠玉の名作に仕上げた。主導権を競いたがる「父と息子」、「兄と弟」と違って、「母と娘」、「姉と妹」には、優しい「ふたり」の世界がある。写真は、 「母と娘」 チリの海辺にて 母と娘 posted by (C)俊介坂道のトラックのブレーキが外れて、下敷きになった姉、呆然と見詰める妹。突然、頼り切っていた姉との別れがくる。そのうえに心痛で寝込んでしまう母親。亡くなった姉が、鏡の中に現われてほほえむ。「だめよ、貴女がしっかりしなさい。」おっとりと何でも引っ込み思案だった妹。何でも一番の、しっかりものだった姉。次第に、姉の励ましで生まれ変わっていく。ピアノの発表会も背中からの姉の言葉でやりとげ、知らなかった姉の恋人からの花束がとどく。写真は、「母と娘」 チリの海辺にて母と娘 posted by (C)俊介その姉も鏡の中からやがて・・・・、「さよなら」の言葉とともに去っていく。こんな仲の良い「ふたり」に別れはこないでほしいと思った。クリックすると 映画「ふたり」のラストシーンが、ほんのさわりだけ。写真 「悲しみの天使」 アルデンチンのレコレータ墓地にて♪ 昔、人の心に、言葉ひとつ生まれて、 伝えてよ、この声を、草の想い♪大林宣彦作詞、久石譲作曲の主題歌草の想い がとてもいい。さて、この夏もっとも素敵だった「ふたり」人は、何気ない無心な一瞬の表情で、すべてを物語る才能を持っている。このシックな母にして、この子あり。この子は、きっと、素敵な子に育っていくでしょう。母と子 posted by (C)俊介でも、いずれ、いつか・・・、ママとの別れがくる。人間は生まれつき、辛い宿命を背負っているよう。デザイン・アート部門のプログランキング参加中。クリックして応援してください。
2008/05/19
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今日と次回に取り上げるテーマは、「ふたり」誰でも、恋人以外に、誰かもう一人いるでしょう。惜しみなく自分を投げ出して、自分も幸せになれる人。互いに全てを理解しあい屈託なく無心になれる人。この人との間柄があるから、自分の今がある。そう思える人がいたら・・・・・・・・あなたは、とても、しあわせな人です。じっくり、その幸せに思いを巡らしてみて下さい。波 posted by (C)俊介私が初めてそんな「ふたり」に接したのは、露伴の娘、幸田文が書いた名作「おとうと」だった。写真は、「姉と弟」 チリのヴィニアデルマールにて。姉と弟 posted by (C)俊介ほんの小さなきっかけから、不良の仲間入りしたおとうと。そのやくざなふるまいの下の傷つきやすい心を姉は知っている。家族の思惑を理解しつつも必死に「おとうと」をいたわる姉。姉と弟 posted by (C)俊介そのおとうとは結核になって病に伏し、やがて先立ってしまう。死期を間近にした、弟と姉との「ふたり」だけのやりとり。、切ないほど美しく、まだ中学生だった私の胸にささった。 会ったこともない人の心に触れ、初めて心の中を駆け抜けた感動。文学がこんなに心をゆさぶることを知った初めての体験だった。写真は、「斜光の中のふたり」 チリのヴィニアデルマールにて斜光の中のふたり。 posted by (C)俊介あなたにも、そんな人がいたら・・・・・・・・じっくり、その幸せに思いを巡らしてみて下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。たとえ、今となっては切ない出来事であっても、それは、あなたの、かけがえのない心の財産。絵は、水彩クレヨン画 「過ぎた夏の思い出」水彩画 夏の思い出 posted by (C)俊介デザイン・アート部門のプログランキング。良かったらクリックしてください。
2008/05/13
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訳すると「ルネッサンス村」というビーチを発見。なんとなく名前に惹かれて行きたくなった。予約したコンドミニアムはこんなとこでした。チリの法律は3週間のヴァカンスを企業に義務付け。そこは、裕福層がその長い休暇をすごす別荘地帯でした。♪月がとっても青いから、遠回りして帰ろう♪昔、そんな歌があったけど、明るい月に誘われて、シャワーを浴びたら、ぶらりと、スケッチブック片手に夜の街を散策。ライブハウスの歌を聴いていたら、突然踊り子が侵入。激しいベリーダンスはなかなかの圧巻。しかも、個性的なお二人でした。時々刻々変わる姿を捉えるのは、なかなか難しい。裸婦素描ではムーブメントという描き方。なんとか、好きな形を網膜に捉えようと必死。途中から、客も一緒になって踊りだす。ラテン系の男性は、なかなかの踊り上手。のびやかな四肢が、しばし、皆を魅了。白いターバンが気に入って一枚描いた。終わって休んでたら、踊り子がやってきた。「私を描いてたでしょう?絵を見せて。」心優しい私はもう一枚描いてプレゼント。「気に入った?」と聞くと「はい、素敵よ!」と頬にチュッと、屈託ない踊り子さんでした。気に入ったら1日1回クリックしてください。
2008/04/08
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今日はチリのワイナリーを少し紹介。アンデスの雪嶺から吹き降ろす冷風。これがチリワインの味わいを引き締めている。ワイン祭りの夜は、奮発して高い葡萄畑の館を予約。門から、館まで葡萄畑の中の長い一本道。夕日が差し込む素敵な雰囲気の館でした。朝日をあびて、しずかな雰囲気、貸切の朝食。旅のくつろぎを感じるのはこんな時。プールがあったので泳ごうと格好良く飛び出したけど・・・大変!「美脚」めがけて無数の吸血薮蚊が襲来して、すぐに退却。乾燥した土地なのに、どこから?チリの葡萄は、手間のかからぬ蔓なしの一本建て。葉の下に、小粒の美味しい葡萄がぎっしり。館の人に断ってほおばったらたら美味いこと美味いこと。それ以来、普通の葡萄が水で薄めたジュースみたいになった。葡萄が紅葉すると、こんな紅の絨毯になるそうです。この頃収穫する完熟した葡萄から取れるのが腐貴ワイン。岡山のサントリーワイナリーで一度試飲したけど、たしかに悪女風の濃厚な味わいでは、ありました。一口にワインといっても葡萄の種類はあまた。私の好きなのは、まろやかなメルロー種。濃厚な赤はカベルネ・スービニオン種。チリに来て、休みはいつも旅行をしてワンゲルで鍛えた脚で歩き回りました。海のリゾート、ビニアデルマール。世界遺産の坂の街、バルパライソ。自然国立公園の湖と雪嶺のプコン。まだ紹介してないところがあるので少しづつ。チリの人はチリが一番好きと誰もが言う。自然がそのままで、国の管理は自然を残すこと。日本は逆に「国」と言う名の不良官僚たちが、いかにダムと道路と岸壁でまほろばの国を破壊したことか。道路財源などで巧妙に甘い汁を吸った建設業界の社長や、自民党議員と共に自然破壊罪で本気で絞首刑にしたい!チリの豊かな自然保護を見て、つくづくそう感じました。水彩画 「奥多摩の春」気に入ったら1日1回クリックしてくださいね。
2008/04/01
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チリの北は乾燥した砂漠。南は雨の多い樹林地帯。その中央部に適度の湿度を保った谷が無数にあり、そここそが、世界に冠たるチリワインの産地。その中心のサンタクルーズでは、葡萄の収穫前のワイン祭りがあるというので、楽しみにしていた。3月15日、バスを乗り継いでようやくたどりつくと、四方八方、見渡す限りの葡萄畑。町の中央の公園には、著名なワイナリーの出店がいっぱい。700円の券を買うと、ワイングラスを渡してくれる。この小粒の葡萄酒用の葡萄が、このうえなく美味でした。各ワイナリーの名物ワインが5回まで選り取り見取り。これは、ワイン好きには、こたえられませんばい。昼間は舞台で少年少女のダンスコンテスト。塾なんかに行ってる心貧しい子はチリにはいないよう。だいたい駅前の一等地に塾がある国が異常なのです。夜になると、収穫した葡萄を踏み潰す「葡萄娘」を選ぶ美人コンテスト。チリは、ワインの産出国だけでなく、ミスユニバースの産出国でもある。小さな町なのに、甲乙付けがたい美女があまた!こんな美女を「収穫」できるチリの男性は果報者。芝生ではどこもワインを楽しむ輪ができていた。椅子がなければ芝生に座る。これがチリ人の屈託のなさ。豊かなチリの自然は豊かな果実を育くむ。すでに収穫期に達した完熟した果実も。賞味しようとする向こう見ずがいたら、命を賭ける覚悟が伴いそう。そばに、小さな娘さんがちょこんと座った。チリの人は視線があっただけで、すぐ友達になれる。持参した小粒の甘い葡萄を勧めたら、にこっと微笑んだ。チリの人は、みな、屈託なく人懐っこい。さて、4ヶ月のチリでの発電所の仕事を終えて、4月2日に日本へ帰国します。20日間、休暇をもらいました。日本にいないと、日本的なものがとても恋しくなる。今は、無性に夜桜のきれいなところを旅したい気分です。岡山の新庄村の義経千本桜も良かったし、お城いっぱいの高遠の桜も見てみたい。それとも角館にしようか、故郷大村のお城もいいなと思案中。誰か夜桜の素敵なな場所があったら教えて!水彩画 「桜の園」at 東京小石川植物園気に入ったらクリックしてくださいね。
2008/03/31
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黄昏の似合う景 続編です。秋の日はつるべ落としと言うけど、チリの夕暮れは、とても長い。晩夏の光には、どこか悲しみが宿っている。音楽で言えば、短調のピアノ協奏曲。モールアルトなら23番、第2楽章。今日の一枚は、チリのリゾート、ビニアデルマールの過ぎ行く夏の思い出水彩画 「夏の終り」気に入ったらクリックしてくださいね。
2008/03/27
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「人毎に言うほど、たそがれは、優しいお人好しではありません。」中島みゆきの歌の一節、上手い表現です。今日のテーマは黄昏が似合う情景。チリのビニアデルマールの海辺で見つけました。このお城のような建物はホテルらしく、世界音楽祭の歌手が泊まっていたよう。淡い黄昏の光が包み始める時が最も優しい色合いとなる。日暮れて影となるまで見つめていました。黄昏の光の変化が見ていて飽きない情景。向かい側のレストランから描こうと入ったら、メニューに珍しく寿司と書いてあった。思いがけない寿司にありついて、気持ちよく描いた一枚。「海辺の情景」気に入ったらクリックしてくださいね。
2008/03/23
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山と湖の町チリのプコンは、湖畔にある。晩夏の候とはいえ、まだ日光浴を惜しむ人々が。富士に似たヴィアリカ山がくっきりと映える晴れた日に、湖畔のトレッキングツアーに参加した。まずは、スペイン人に制圧される前に、ここに住んでいた原住民の人々の住居。縄文人の住居とそっくり。冬は寒そう!よくこれで耐えたもの。つぎは、渓流の滝めぐりトレッキング。途中で、可愛い乙女と友達になった。「組織管理」学科専攻の大学生とか。プロジェクトリーダを育成する学科だそう。笑顔がとても似合う人懐っこいカロリーナ嬢。やがて、ふとしたことから・・・ふたりに愛が芽生えて、温泉一泊旅行。山峡の静かな露天風呂でふたりだけの時をすごした。山の湯や まだ尾根駆ける 夏の雲と、伊豆の踊り子風の恋物語が生まれるはずもなく、彼女には、恋人がすでにいました。チリに多い未婚の大学生カップル。僕にはこんな素敵な思い出は、これっぽっちも・・・・・・・・・・・・・・・・・あったなあ。露天風呂好きは日本人だけかと思ってたら、火山の国チリにも、露天風呂があまた。水着を着けないで入れるのは、ひとつもないとか。あれだけ豊満な胸を競い合っていると言うのに、思ったより真面目でした。不思議な国民性です。さて、深夜の山奥の露天風呂ツアーがいいよと言われてバスで夜道を走ること1時間、やがて立派な露天風呂。4人は、やはり大学生カップルの姉妹。歯学科専攻の優秀な女子大生も。「私達の街にも、ぜひ遊びに来てね」と、チリの若者はきさくで親切でした。今日の一枚は 「湖畔の水浴」気に入ったらクリックしてくださいね。
2008/03/21
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富士に似たヴィラリカ山は、登山口から4時間、なだらかな万年雪を踏んで最後に急騰すると山頂とか。チリは若い国のせいか、中高年より若者の登山者ばかり。朝7時にはガイドの店に多くの若者が集結していた。チリでいつも感じるのは、愚かな日本の官僚や自民党のように、土建業からの賄賂と天下りの見返りに、無駄なダム、無駄な道路、無用に豪華な市庁舎を全く作っていないこと。自然保護も徹底していて、砂浜に海の家のような建造物も禁止。白樺湖の村民は村所有の湖畔を別荘地として切り売りして儲けたけど、チリではもってのほかの犯罪行為。酔って騒ぐ若者を防ぐ為に浜辺では麦酒を売ることも禁止。これが、なんとPUCONの市庁舎、木造造りで粋でしょう。役所自体が、いかに住みやすい町にするか本気で腐心しているよう。そんな市長さんが今にも笑顔で現れそうな雰囲気でした。さて、途中、激流もある渓流のカヌー下りも人気のツアー。早朝5時に着いて、どのツアーに参加しようか迷った。チリに来て、山登りは4ヶ月ぶり、自分の体調がわからない。結局、みなに迷惑をかけず、ひとりでできる山岳国立公園の奥の秘境の湖トレッキングを選んだけど、これも結構、奥が深くてきつかった。大きな湖のそばの樹林を分け入って、更に登ること3時間。ようやく、最初の湖が見えてきた。暗い樹林を急登して、ようやくたどり着いた静寂の境。更に奥へ登ると、緑濃い池が現れた。「Lago Verde 」日本ならさだめし「緑が池」。一緒に話しながら歩いた仏青年がいた。フランスでは企業の夏休みが4週間あるとか、南米を今回は縦断すると言っていたが、突然、この湖飛び込み、気持ちよさそうに泳ぎ始めた。しかし・・・私は、なんとなく不安を覚えた。予想したとおり、突然、水面に変化が現れました。”やがて一陣の風いずこよりともなく沸き立ちて静謐なる水面、にわかに波立ち始めぬ。日の光まばゆくして、湖の乱れるさま、いと物狂おしく、怪しきさまなりし。”この仏青年、話好きの好青年でしたが、若禿げ、肥満、下腹に弛みがあり。きっと、竜神の怒りに触れたのでしょう。午後は一便しかない最終バスにも、結局、戻ってきませんでした。いまごろ、たぶん、この美しい湖の底に・・・。ともあれ、奥深い秘境の湖探検、楽しい6時間でした。次回は、山峡の露天風呂ツアー。豊満なチリ美人が出てきます。乞うご期待!気に入ったらクリックしてください。
2008/03/12
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先日は、失礼しました。「南米より富士の雪嶺」ですが、どれだけ似ているか皆さんの印象を知りたかったので、4月1日には少し早かったのですが、悪戯いたしました。ごめんなさい。「南米より富士の雪嶺」は、実はチリ中央部のヴィラリカ山。高さ2,830mの美しい単独峰。チリの人に愛されているいまなお噴煙をあげる活火山です。PUCONという大きな湖の町にあります。PUCONは、いわば、自然のままの白樺湖の傍に富士山があるような美しい町です。夏の湖の岸辺は、法定3週間のヴァカンスを取った日光浴の人々。PUCONの町から登山口まで30分ほど、山頂は、町のどこからも眺められます。町にはこの山の頂上を目指す登山者のためのツアーガイドの店が軒を連ねていて、いっぱい。靴も服もリュックも貸してくれる店もありました。そのほか、国立自然公園の中の秘境の湖探検、激流くだり、カヌー、山峡のマウンテンバイク、それに露天風呂ツアーとアウトドア派のメッカ。私は、最近2ヶ月登山できなかったので、この火山のふもとの国立公園奥地の秘境の湖トレッキングを6時間楽しみました。日が暮れると、深夜8時から11時までの山峡の露天風呂ツアーか、こんな山小屋風の居酒屋があまた待ち受けていました。このPUCONという町はアウトドア派には魅力ある町でした。早朝、湖より描いた「チリのヴィラリカ山」デザイン・アート部門のプログランキング。気に入ったらクリックしてください。
2008/03/10
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滞在中の南米チリは、海をへだてて日本に面している。太平洋を遮るものなく,数万キロメートル。特にチリ中部のPUCONの町では、よく晴れた日には、壮麗な富士の頂が明瞭に現れることがある。キャノン40Dの超望遠レンズで撮った、驚くほど鮮明な富士の雪嶺。雲の影 壮麗富士は 限りなし黄昏ともなると、雪の肌がほんのり恥らって紅色に染まる。まさに北斎描く赤富士の景観。最近は、太陽黒点の電磁波に乱されて、こんな鮮明な刻は一瞬とか。太平洋に、日付変更線があるため、蜃気楼の映像は、一日遅れると言う。酒場で麦酒に酔いながら描いた 「南米チリの富士の嶺」 妻逝きて帰る巣のなき鳥となり遠い海市の淡き影追う「海市」:蜃気楼の別名。季語デザイン・アート部門のプログランキング。気に入ったらクリックしてください。
2008/03/10
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「チリでは、夏の海は、どこがよかとね?」「そりゃあ、ビニアデルマールにきまっとるたい。」チリの人は異口同音に答える。早速、金曜の夜、切符を買ってバスで出発。6時間うつらうつらしたら、早朝、潮の香りがしてきた。今日は、その浜辺で撮った白い波頭と、残照の人影。「夏の海のファンタジー」Twilight time Boys be ambitiousBoy shall always watch something far awayChallenge once moreGo ahead over the waves Scattered memories of shining sunAt end of summer, always shining waves scatter something like sorrow. 気に入ったらクリックしてください。
2008/03/02
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村祭りのあった夜は、その村の瀟洒なホテルに泊まった。経営者はドイツ人、この地方はスペイン人ではなくてなぜかドイツ系の入植者が多かったという。自国の文化のない未開の地、大工もいない。水道もない。そんな土地に初めて住み着こうと努力した人々。電話一本ですべてが整う今からは,想像もできない。そんなことを考えながら眠った翌朝、その村の有名なリゾート地、ラグーン(湖)へ。美しい湖畔でした。チリは給与が1/3から1/5 ,貧しい国と思ってたが、物価も土地も安く、はるかに豊かな生活の国。湖畔には、広い別荘に憩う人々の生活が垣間見れた。わずか600年前に苦労して入植した多くの国々の子孫は、今は屈託なく国籍を超えてチリ人というアイデンティティに、なんの不思議も感じないで、のびやかに青春を謳歌。チリとして独立するときに、母国と戦ったせいか、あまり出自を気にしないし愛着もない。貴方はスペイン人?と聞くときまって「いいえ、チリ人です」と答える。私たちを描いてと、頼んできたカップル。男は、みな描きやすい、いい顔をしている。この国の人々は、希望に大きく胸が膨らみ表情も,豊かで伸びやかです。絵を描くって、ほんとにいいものと気づきました。どんなに、一点を凝視しても、怒られない!どこをじっくり眺めても決して、罰せられない!浜辺では、小さい子等のダンス選手権が始まった。ダンスの先生がスタイル良く、なかなかの美形。今日の一枚 「浜辺のチリ美人 華留良嬢」湖畔の夏に、いろんな人に出会えた一人旅でした。チリはバスが安くて、市内が100円、夜行バスでも8時間乗って2000円。バスに乗り方も分ったので、これから時々、いろんなところを紹介できそうです。
2008/02/21
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近くのQuillonの村でフェスティバルがあるそう!リュックにスケッチ道具だけつめて、ぶらっとサンダル履きで,でかけました。初めてのバスでの一泊旅行。着いてみたら森の中の牧場で、のどかな村祭り。まずは村の農産加工品や工芸品の店めぐり。子供も大人も、乗馬を楽しんでいた。15分200円と格安!私も初めてのったけど・・・・病み付きになるのもなるほどと思い当たるふしが。振り落とされないように馬の胴体を脚で締めると、馬の筋肉の躍動する動感が下肢に伝わってきて、獣と呼吸をひとつにして直接、肉体で語り合う。そんな不思議な、動物との交流感がありました。牧場の牛を串で焼いた良い香りがあたり一面に。地ビールと共に「硬い」肉をほうばりながら、まずは、たくさんの出店見物を楽しみました。地元の野苺や紫のブルーベリーやプラムを漬け込んだリキュールの店。ひとくち、飲ませてもらったけど、甘い。クールそうな奥さんに似合わず、あまりに甘くて、まるでシロップのようなリキュールでした。チリはワインの産地。ボルドーに病虫害が蔓延したときも、ここは無傷だったので、一大躍進をとげたとか。ここQuillonのワイナリーの若奥様がにっこり微笑む。一杯、二杯と試飲して欲しくなった、ここの白ワイン。思わぬ展開があって、一本ただで入手できました。この時、奥にいた髭の男がなかなかのいい顔。一枚描かせてもらって楽しめたので、カメラに収めて、現物は、お礼に当人へプレゼント。日が傾きかけると、舞台の上で演奏と歌が始まった。もう帰ろうかと、ぼんやり舞台を見てたら、なんと歌ってるのは、さきほどの髭の似合う良い男。しかも、先ほどの絵を取り出して、あの東京の「若者!」が描いたと紹介されて、会場のみんなが、大拍手。それからが、たいへん。私を描いてと可愛い娘さんにねだられたり。南米に3Kならぬ3Cと言う言葉があるそう。チリ、コロンビア、コスタリカ。南米の3大美人国とか。ミスユニーバースを、あまた算出する美人の産地。幼いのに、その片鱗のある娘さんでした。最後に、このおじさんがやってきて、お礼ははずむから「私の家族全員を一枚に描いてくれ」と。と言うわけで、欲しかったQuillonのワイナリーの白ワインを入手。余談ですが、夫婦ってどうして、こんなに、似てくるものなのでしょうか・ひとり、ぽつんと入っていった見知らぬ村の祭りでしたが、思いがけず、みんなに手を振られて牧場をあとにしました。見知らぬ小さな村の小さな村祭りでしたが、名所旧跡めぐりと違った味わいがありました。気に入ったらクリックしてくださいね。
2008/02/12
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滞在している街の公園に大きなテント村ができた。チリのユニークな工芸作家の展示即売バザール。たくさん、買い物を楽しみました。これは、木片をよじった風鈴や竹の風鈴。風に吹かれて回ると、とても綺麗でした。原住民の方々の伝統の手織り純毛。しかも草木染の作品。黄八丈に似たいい色のマフラーなど味わいある色合い。男ながら冷え性の脚に純毛の靴下2足、ふかふかの肌触り良いマフラーを買いました。これはキャンドルピース。1個、欲しかったけど、重いので断念!このバザールは、作った本人に出会える楽しみがある。このおばさんは、細い繊維を織って美しい作品を作っておられました。でも、途方もなく時間のかかる、その根気のよさに脱帽!この手法に愛情をもっているから出来るのでしょう。この繊細な作品の美しい形と色合い。敬意を表して、一点買い求めました。抱き合う二人の表情の可愛いこと!このセクシーな焼き物は、マグネットピン。2個、買いました。はい、あなたへのお土産!はて?この人は何の工芸家だったっけ?何か、他の事を考えてたらしく・・・忘れました。感動したのは、この自然石をグラインダーで削って作ったという、これらの彫刻作品。その美しいこと。3800ペソと言うのは、約800円!「綺麗なキャンドルでしょう。おひとついかが。」はい、はい買いますとも。何個でも。もちろんです!楽しいバザールで、数回、楽しみました。というわけで、買い求めた主な作品です。バックの白いのが純毛手織りのマフラー。キャンドルの色合いも気に入っています。どれも、素敵で、かわいいでしょう?気に入ったらクリックしてくださいね。
2008/02/04
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