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ようやく長い梅雨が明けた!今夜の夜行に一人飛び乗って明日早朝、富山へ。パステル、水彩いろんな画材で重くなったリュックを背負って折立峠から北アルプスの中心へ入ります。まず、美しい草原の峠太郎平と白い花崗岩の薬師岳。そこから混雑する雲ノ平を避けて尾根道を黒部五郎へ。そして、天候がよければ、主峰、槍ガ岳山頂へ。20代に登った時のリバイバル写真がこれ。 晴れていれば、雲上の楽園で無上の至福を感じれることでしょう。絵は、数年前に登った「南アルプス」 日本アルプスは登ってしまえば、見晴らしの良い尾根道は、汗もかかない楽しい散策路。Ipotにたくさんのジャズとモーツアルトを吹き込んだので、それを雲上の尾根道で聴くのも楽しみにしています。では、出発!
2006/08/03
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素敵な出会いがあると、たびたび、初恋のように心がときめき、夢中になった。最初は、独身の頃、白樺湖の法政大学の広大な敷地の山小屋。雨で蓼科登山が中止になり、たまたまその山小屋を訪れた。学生オーケストラの演奏や合唱団の歌が聞こえていた。雰囲気の良い若い人々にあふれた山小屋の夏休み。 素晴らしい出会いが、木の香のする片隅のバーにあった。出会いの相手は、人ではなかった。それは、誰かが寄贈した、たくさんの世界の推理小説!水割りを飲みながら、何気なく、その中の一冊を読み始めた。いつしか、雨の音も今自分がどこにいるかも忘れた。心は、英国のどこかで起こった殺人事件に没頭していた。たしかエラリークインの「Yの悲劇」だったと思う。この出会いは強烈で、初恋のようにときめいた。山から戻ってからすぐに山のように買った。かずかずの推理小説からスパイ小説の名作まで。数十冊、机の上に積み上げた。仕事が終わると一目散、毎日のように、心は、世界中の怪事件の解決に没頭した。クイーン、クロフツ、ジョン・ル・カレ。カトリーヌ・アルレーの「死者の入り江」は、深夜、読むのが怖いほどの秀作だった。油絵「巴里の夜」 ウイスキーをボトルのキャップで飲むと、舌で転がせば甘くて酔いが心地よい。酔うほどに推理小説の主人公になって、心は世界中の街角を徘徊はじめ、恐怖の夜をすごし、犯人を追い詰めた。あのときめきの出会いをいまだに忘れられない。積み上げた本の数だけ、毎夜、新しい恋人に出会うような幸せな日々だった。しかし1カ月後にドクターストップ。恋の病なら、まだ良いが、毎夜、ウイスキーのストレートを半ボトル飲んだので胃に穴が開きかけていた。今でも、あの一ヶ月は、ほんとうに幸せな日々だった。本は、人々を、さまざまな世界へ旅立たせる。その無限の歓びは、はかりしれない。さて、楽天での交流がきっかけになって、私のスペインの水彩画が、そんな本の挿絵になりました。 リタイヤして丹沢近くの町に住んで見つけた喜びと憧れのスペインへの思いがあふれている本です。よかったら、本屋で注文してお買い求めください。 【里山暮らし、ときどきスペイン】 太陽出版 定価1,260円(税込)詳細は、下記のホームページへ。里山暮らし、ときどきスペイン 楽天ブックスでも買えるそうです。キャンペーン中は、送料無料とか。自分の行く末をいかに生きるかの示唆になるかも。
2006/06/20
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とにかく、絵をたくさん描きたいから毎週水曜日は、18時半の電車に飛び乗る。目指すは清瀬デッサン会。10年以上続いた由緒あるデッサン会私は終了1時間前に到着するけどクロッキーなら1枚5分10枚は描ける パステルは、水がいらない。油絵のように乾く時間がいらない微妙な色彩が思うままに作りやすい指の腹でこすり広げるだけで面が描ける固定ポーズの裸婦なら30分で1枚捕らえた印象をすばやく描ける 着衣のクロッキーを描くには、六本木などで行われるインターナショナルパーティがいいみんな喜んで5分間モデルになってくれるアフリカの王侯服のような黒人も美しいファッションの異国人も描けます英会話の練習にもなって、一石二鳥 と言うわけでパステルと言う画材が最近気に入っている世界堂にあるヌーベルの24色パステルは、わずか、2400円みなさんも、ぜひワンセットお勧めです。少しおもしろくなったら、発色の良いファーベルのセミハードのパステルを。それでも倍程度の費用で済みます大事なことは、セットで買うより、自分の好きな色を24色選ぶことスキー服の内ポケットに色を選んで10本程を入れておくと雪の風景も瞬時に、記憶にとどめられる”パステル画は言葉のいらない日記帳”小さなスケッチブックに「言葉で書けない想い」が描けます
2006/01/22
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わが住む武蔵野のけやき通りは紅葉が始まっていた。そんな秋の午後、油絵の会にでかけた。今日は、人物モデル。上野の「プールブー」からきた専門のモデルさん。ヌードだと思って、特別の衣装をもってこなかったとか。おかげで、自然な服のくつろいだ姿が描けた。倉敷にいた頃は、裸婦を描くのは、滅多になかった。東京近郊に住んでいると、毎週、水曜日に裸婦デッサンが描ける。したがって、着衣のモデルを久しぶり。気持ちよく描けて楽しかった。着衣の方が、はるかに描きやすい。着衣を描くこつは、ただひとつ。服の下に、どこに肩があり、骨盤があるか、骨格を忘れぬこと。長く、裸婦デッサンを描いているから、服の下の肢体が、ほとんど見えるようになった。でも、困ったことが、ひとつ。ぼんやり、見つめていると、いつの間にか、画家の目になって・・・見えてくるんです。だから・・・・電車の中で、私の前に座っているお嬢さん。ご用心を!
2005/11/19
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武蔵野美術大学の教授の指導で油絵を描いた。レンブラントやドラクロアの時代の古典画法。この時代は今とまったく異なる絵の描き方だった。最初に白と黒か褐色だけで下絵を仕上げていた。いわば白黒写真のような絵を描いてからあとで色彩を載せていたという。確かに色に惑わされずに正確な形と陰影を捉えられた。レンブラントの絵を見ながら、古典技法をマスターしつつ描いた。描くのは、鏡の中の自分の自画像。自画像はひさしぶり。思えば、今まで、たくさんの人の顔を描いてきた。アムステルダムのジャズクラブで。リスボンのナザレの猟師町の居酒屋で。スペインのパンプローナの牛祭りの町の公園で。サンフランシスコのシリコンバレーのディスコで。大抵は、一人でぶらりと出かけた異国の町。心地よく酔っ払って、求められたら気前よく描いていた。その総数は1000枚を越えるだろう。1000人もの人と束の間ながら片言で話をし心を通わせた。みな、少し若く描いてあげたほうが喜んでいた。自分を描いてみてよくわかった。やはり若い時の顔が今よりいい。教授には10歳くらい若く描いてますねと言われたけど・・まるで青年時代のような顔になってしまった。でもしわをいれる気がしなかった。自分では、このくらい若いつもりで生きているんだから。まあいいか。
2004/12/03
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