読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2009.08.06
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カテゴリ: 今月読んだ本
今、福岡にある 国立博物館 には、興福寺から阿修羅像が来ていて、連日たいへんな人が詰め掛けているようです。

なにしろ、お住まいの奈良の 興福寺 から、めったに外出されたこともない阿修羅さんが、はるばる九州まで足を伸ばしてくださったんです。トラックに長時間揺られ、さぞかしお疲れになったことでしょう。
おまけに、初めて来た福岡の地では、たいへんな豪雨になり、博物館が臨時閉館するという騒ぎ。阿修羅さん、びっくりされたことでしょうね。

というわけで、興福寺の阿修羅さんといえば、国宝中の国宝。仏像中の仏像。おそらく、日本でいちばん有名で人気のある、ハンサム仏像さんと言ってもいいでしょう。なんと、 ファンクラブ まである仏像さんですよ。
九州にご滞在中に、一度はお目にかかりたいと思っていた私です。
しかし、どう考えても向こうはモテモテ過ぎて、お客が多すぎ。二人きりで目と目を合わせるなんて、とても無理。なるべく人が少ない状況で、お会いしたい!
考えた私は、あの豪雨の上がった翌日。まだ大雨予報が出ていたという日に、阿修羅さんとのデートを決行いたしました。
この日を逃して、二度と阿修羅さんと親密に語り合える日は来ないであろうと思ってね。

そして、これは大正解。大雨予報は出ていましたが、幸い大降りにはならず、待ち時間ゼロで館内へ。あっけないくらいすぐに阿修羅さんとお目にかかることができました。阿修羅さんの正面のりりしいお顔はもちろんのこと、左右のお顔も、お顔のない後姿も、ぐるりを何度もまわりながら拝見したのでした。

阿修羅さんもハンサムでよかったですが、いっしょに来られていたお仲間たちも、それぞれ個性的でした。この人たち(と、言いたくなるくらい人間性を近くに感じられる少年たちです)なんだか時代を超えて、同じ思いを語りかけてくるみたいに見えるんだわ。不思議ですねえ。
もうお会いすることもないかと思いますが、興福寺までの帰路のご無事をお祈りいたします。そして、これから先の何千年も興福寺でお元気にお過ごしくださることを。

あ、そうそう。阿修羅さんに会いに興福寺に行こうと思っていらっしゃる方、阿修羅さんは9月いっぱいまで九州にご旅行のため、お留守です。お忘れなくね。



7月に読んだ本です。

「風花」  川上弘美

「ダーシェンカ あるいは子犬の生活」  カレル・チャペック

「太ったんでないのっ?!」  阿川佐和子・檀ふみ

「れんげ荘」  群ようこ

「女たちは二度遊ぶ」  吉田修一

6「神様から一言」 荻原浩

7「ぜいたく貧乏」 森茉莉

「サウスバウンド」  奥田英朗


1. Mike's luckey day
2. Karen and the artist
3. The Barcelona game
4. Marcell and the Shakespeare letters
5. Marcell goes to Hollywood
6. Thr black tulip





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Last updated  2009.08.06 18:02:45
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